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2010'02.09 (Tue)

アールヌーヴォーのリバイバル

先日アールヌーヴォーリバイバル展についてちょこっと書いたけど、よく考えたら具体的な内容に言及してなかった。私も見に行ったわけじゃないので全貌を把握してるわけじゃないけど、私の中でアールヌーヴォーリバイバルというと1960年代のサイケ、ポップアートとの関連が思い浮かぶ。
以前から「ミュシャもどき」に惹かれて雑貨屋とかで怪しいグッズを手にしてきた私ですが、音楽の世界で1960年代後半あたりにミュシャもどきが量産されていたことを知って、ここ数年は怪しいレコードジャケット目当てにCDをあれこれと買ってます。最初はミュシャっぽいもの、アールヌーヴォーっぽいものに限定していたけど、聴いてみると意外と音楽も自分の趣味に合うことがわかって、最近ではアールヌーヴォーっぽくなくても面白そうなデザインのジャケを見かけると買ってしまっているという体たらく。楽しいからいいんだけどね。
アールヌーヴォーリバイバルという言葉を知ったのはいつだっけなあ。以前美術館付属の図書館で読んだアールヌーヴォー関係の本で言及されてたけど、それ以前から共通性は感じていた。1960年代にアールヌーヴォーが再評価されたという意味でのリバイバルはある程度アールヌーヴォーに興味がある人なら知ってることだと思うけど、それが実際にアートの世界に展開されてたという点はあまり一般的には知られていないというか、美術史的に深く突っ込んだ考察ってあまりないんじゃないかなあ。アールヌーヴォーといったらとりあえず19世紀末〜20世紀初頭の話で終わっちゃってるような。そうじゃなくて、リバイバルした時代に実際にどう反映されたかが知りたいのよー!
でもあれか、私が読んでる文献が古いものが多いからいけないのだろうか。最新のアールヌーヴォー論みたいなのってないのかな?それともアールヌーヴォーという切り口じゃなくて、1960年代に関する資料をあたってみるべきなのか。でもどこから手をつけていいのかわからない…。誰かー、面白い文献があったら教えて!
さておき、ポップアートにしても最初から特定の制作意図を持って作られたものがアートであって、ロックフェスのポスターとかレコードデザインとかのかなり商業寄りの世界までカバーしてることはほとんどないような気がする。たぶん趣味の世界でコレクターはいるんだろうけど、芸術と商業の間に立ちはだかる壁は高いと言いますか。19世紀末のアールヌーヴォーこそ数十年という歳月の後、芸術の一端として認められるようになったけど(それでもポスターとか商業的な部分は下に見られがち)1960年代の商業アートはまだまだ…ってことなんだろうか。なんていうかな、ひとつひとつが作品として価値があるかというとそうでもないのかも知れないけど、ある時代のある分野を切り取ったときに見えてくるものがあると思うし、そこに興味を覚える。でもこういうのって美術の範疇じゃないのかなあ。社会学とか?
ふと思い出したけどこんな本を買ってたんだっけ。60年代カウンターカルチャーの本。表紙こそアールヌーヴォーっぽいけど中身はどうなんでしょ。音楽中心の内容っぽいけどまだ読んでない。
4944124376アナキストに煙草を (Garageland Jam Books)
メディア総合研究所 2009-11-05

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私はアールヌーヴォーに対しても、1点1点を切り離して見るんじゃなくて、あの時代に同時多発的に世界各国で発生していたどこか共通点のある事象というところに関心があるので、1960年代末の事象についても時代背景も含めて知りたいなと思う。今はたまたまアメリカやイギリス中心でしか見てないけど、他の地域ではどうだったんだろう?日本では?
日本についてはアールヌーヴォーとはまったく切り離した形で少しその時代に触れたことはあるけど(渋澤龍彦とか横尾忠則とか細江英公とか、あの辺の人が若かった時代…?)どっちかというとシュールだったりアングラだったりってイメージであんまりアールヌーヴォーとの繋がりを感じたことがなかったけど、60年代アメリカやイギリスを知るにつれ、なんとなく底に流れているものは似通っているかも…と感じるようになってきた。デザイン的な観点に関わらずその時代のアートについてももう少し積極的に触れるようにしていきたいな。
偉そうなことを書いてるけど、じゃあ今現在リアルタイムで何が起こっているのか?それを正当に評価できるのか?と言われるとまったく自信がない。アールヌーヴォーのテイストって実際、今でもゲームやらアニメやら漫画といったところにも展開してるけど、それって時代の反映なわけ?どうなんだろうねー。あとなぜかデスメタルの世界でも(笑)

なんだかまとまりのない文章だなー。で、この文章を書き始めたきっかけはジャケ買い成果紹介のためだったんだけど、長くなったのでそれは後日ってことで。
追記:ふと過去ログを見てたらこんな文章を発見。約3年前か…、随分とその時代に否定的だなあ。

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2010'02.09 (Tue)

旬のネタ

*これは、過去にアップした記事などで、一定期間トップページに出しておきたい旬のネタを載せておくエントリです。日付や内容は随時変更します。

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2010'02.08 (Mon)

オルセーのアールヌーヴォーリバイバル展

先日ちょっと話題にしたオルセー美術館のアールヌーヴォーリバイバル展はどうやら既に終了しているらしい。2月の頭で終わってた。
どうせフランスまで見に行けるわけでもなし、だからどうってことはないんだけど、どうやら図録があるらしい。それ、とっても欲しいんですけど…
普通に検索したら紀伊国屋のウェブショップが出てきたけど新品としての扱いはなくて、提携している古書店からの入手になるらしい。金額見たらちょっとひるんだ…。それに確実に手に入るとは限らないみたいだし。
海外で通販してるかな?と思いつつオルセー公式サイトのミュージアムショップを見たら、カタログの通販してるじゃないですか。やだなー、そういうことは早く言ってよ!(誰に向かって言ってるんだ)
3575_xxl.jpg
さて、ここで立ち止まって考えてみた。当然欲しいのは欲しいよ。でも当たり前だけどフランス語なんだよなあ…。ってことは解説が読めない。うーん、悩む。読めても実際に読むかどうかは怪しいけど、気持ち的には読める言語で書かれていて欲しい。
とりあえず海外からでも購入できるかどうか確認するためにカートに入れてみた。アカウントがワールドワイド仕様だったのでいけそう?そして価格チェック。本体は50ユーロ弱だけど送料も同じくらいするのね…。今のレートだと合計で1万強ってところか。某古書価格では2万以上してたし、それを考えると安いなー(金銭感覚が麻痺してます)。世界で通用するカードさえ持ってれば購入は可能な模様。さて、どうする?
ページ数とか絵の数的には1万くらい出してもいいかなーと思うんだけど(中身は見てないのでスペックだけ見て判断)今日見つけたばかりの情報だから少し待ってもいいかも…という思いもよぎったり。今後英語版が出る可能性はないかなー。
この展覧会がワールドワイドに展開する可能性があるなら英語版も期待できるんだけど、オルセー美術館の一企画展示で終わっちゃうならそれまでだし。今すぐではなくても今後日本でも似たような視点の展覧会か、せめて同テーマの本が出たら嬉しいんだけど。果たしてそんな望みはあるのだろうか。こういうカタログがたまに一般書籍としてアマゾンとかで流通することがあるけど、そうなる基準って何なんだろ?
キュレーターがフィリップ・ティエボーさんなところもマニア心をくすぐる。オルセーでアールヌーヴォーといえばこの人だろうから当然なんだけど。

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2010'02.07 (Sun)

美の巨人たちの感想

先日放送された美の巨人たちの感想をなんとなく書いてみる。
あまり期待してなかったんだけど意外と面白かった。新しい事実ってほどでもないけど些細な部分でへーと思ったことがあったので。
聖歌隊で奨学金を貰ってたけど声変わりで奨学金を打ち切られてから極貧生活だったとか(パンにチョークで印を入れてどうのこうのってパリ時代の話としてどこかで聞いた気がするんだけど違ったっけ?)、ウィーンで舞台装飾の仕事をしてて首になった後に似顔絵で生計を立てていたとかって話はあんまり普通の本には書いてないことだよね?クーエン伯爵から援助を打ち切られた理由は不明ってことになってた気がするんだけど、自殺だったのか…。へーと思ったのはこの辺かな。(うちにあるたくさんの本のうちのどこかに書いてあるのかもしれないけど絵だけ見て文章はろくすっぽ読んでないから…)
再現ビデオの片隅にスタンラン!殺菌牛乳のポスターが見えた。サラの綺麗な写真がたくさん出てきて嬉しかったけど再現ビデオのサラは微妙…。ジスモンダを演じるサラの写真があったけど、あれって遠国の姫君じゃ?違ったっけ?大きな百合の冠にぶりっこポーズのやつ。
カルナヴァレ美術館が出てきたときは例の孔雀部屋が映るのかと思ったのに、ジスモンダを所蔵しているってだけで紹介が終わっちゃったのが残念。
ジスモンダ分析は面白かったけど、その裏にあった成功の理由は?というところで依頼を受ける前に雑誌の仕事で舞台を既に見ていたという事実を取り上げるのかと思ったら全然言及されなくてがっかり。ちなみにビザンチン様式だからとかリトグラフの隆盛だとかサラ側の事情だとかが理由として挙げられてた。
孫のジョンさんが出てきたけど、ミュシャと会ったことないはずなのになんで優しい人で…とか言えるんだ、と突っ込みを入れてしまった。単に翻訳の問題かもしれないけど。親族を通じて聞いていたということなら理解できるんだけど、さも実際に会ったことがあるかのように話すんだもん。(ミュシャはだいぶ遅くに子供をもうけたせいもあって孫の顔を見るまで生きてなかったはずなんだけどね)
雑誌の記者がミュシャのところにインタビューに行ったらゴーギャンがいたってのは時期的にどうなんだろーって感じだけど。アトリエを共用してたのってジスモンダよりも前じゃなかったっけ?まあその部分に関してはそこまで厳密に考えなくてもいいかーとは思ったけど。
バックナンバーの撮影裏話が面白い。オルセー美術館でやってるアールヌーヴォーリバイバル展にものすごく興味があるんですけど。見たいー!
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/data/100206/
番組の最後にあった視聴者プレゼントが欲しい!とりあえず応募してみた。(懸賞に応募なんて久しぶりだ)

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2010'02.03 (Wed)

今週末の「美の巨人たち」はミュシャ!

2/6(土)TV東京系列で22:00〜放送予定の「美の巨人たち」はミュシャのジスモンダがテーマです。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/
BS JAPAN(デジタル衛星放送)でも2/7(日)17:30〜放送予定。
見よう!

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2010'01.11 (Mon)

年末年始に見かけたアールヌーヴォーっぽいものいろいろ

ということで、名古屋の人にはたぶんおなじみ、栄のガスビル。前から知ってたけど写真に撮ったのは初めて。
091230_132907.jpg 091230_132922.jpg
どこをどう見てもギマールの地下鉄入り口だ。
お次はブルジョワというブランドの化粧品。
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写真が下手なので2パターン撮ってみたけどどっちもイマイチ…。黒っぽい背景の方が色目は実物に近いけど、ちょっと白飛びしちゃった。
このブランドはチークとかアイシャドウとか、ちょっとレトロなデザインを多用していて以前から気になってたんだけど、どんぴしゃでパリの世紀末なデザインを持ってきたこのシリーズを発見してつい飛びついてしまった…。他に凱旋門とかエッフェル塔とかがあった。とりあえずアールヌーヴォーファンとしてはギマールにいっとかないと。
しかーし、ひとつだけ不満が。これってプラスチックのケースにシールが貼ってあるだけなんだよね。せっかくかわいいデザインなんだから直プリントにするとかさー、もうちょっと質感にも拘って欲しかった…。
もうひとつ、国際コイン・デザイン・コンペティション2009のがあって、その一次選考に残ったものの中にミュシャが!
http://www.mint.go.jp/event/1stjudge2009-jp.html
これは日本の造幣局が主催のコンペなのかな。ミュシャの生誕150年記念としてチェコの人がデザインして応募したらしい。
最後は、どこから突っ込んだらいいんだろう…と頭を抱えたComic Conでのコスプレ発表会。ミュシャの四季を再現してる。
http://www.youtube.com/watch?v=pb2aQMdkUIg
Comic Conというのはアメリカ版コミケみたいなものだろうか。日本のコミケも行ったことないけど、コスプレってこんな風に舞台で発表するものなの?

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2010'01.08 (Fri)

生誕150年記念アルフォンス・ミュシャ展(仮称)

今春から来年にかけて全国を巡回するミュシャ展が開催される模様。
今のところ不確定な情報なんだけど、とりあえず現時点で出てる情報を書いておきます。(ちなみに情報源はmixi。どなたかが書かれた情報をそのままコピーしたもので主催者からの正式な発表ではない。ただし三鷹に関しては公式サイトに情報が出てます)
4/10〜5/16 岩手県立美術館
5/22〜7/4 三鷹市美術ギャラリー
7/17〜8/29 北九州市立美術館
9/18〜11/7 高崎市美術館
2011年 大阪、いわき、金沢(時期や会場等の詳細不明)
企画会社 http://www.stepeast.com/ (このサイト、firefoxだとまともにリンクがクリックできない…いまどきこんな作りでいいのか)

現時点ではこれ以上の情報はなし。今後、正確な情報が出てきたらまとめ直します。たぶん年度末くらいには来年度の予定が各美術館のサイトにアップされると思うので、それまで待とう。岩手は4月からの予定だから2月くらいには情報が出ないかな?と期待してます。展覧会公式サイトみたいなのはできないかなー。主催ってどこかの新聞社なんだろうか。こういう制作会社が関わってる展覧会ってイマイチよくわからない…
内容は海外の特定の美術館のコレクションをまとめて持ってくるタイプの展覧会じゃないのかな?それらしい記述がないし。せっかくの生誕150年記念なんだからどーんと目玉作品を持ってきて欲しいものだけど。ポスターとかリトグラフは国内にたくさんあるし、油彩や資料系のものもある程度は堺にあるし、国内でまかなえないこともないけど、普通にミュシャの全貌を紹介するだけだったら過去にいい展覧会がたくさんあったからなあ。まだ前回の大規模なミュシャ展からそれほど時間も経ってないし(ミュシャ財団所蔵品展とか、モラヴィアとかチェコの美術館から持ってきたやつとか。私にとって5年前くらいはつい最近の出来事)また同じようなのでは面白みがないから、何かこれは!という作品があったら差別化できていいと思う。財団が絡んでるなら財団の所蔵品を借りてくるんだろうか。それよりチェコにあるマニアックな作品を持ってきて欲しいわ。もし万が一プラハ国立美術館にあるスラヴィアなんて来てくれたら泣いて喜ぶのに。大阪まで待ちきれずにどっか行けそうなところに行っちゃうよ?展示作品そのものはありきたりでも興味深い見せ方をしてくれたらいいんだけどなあ。そもそも展示会の規模はどの程度なのか。制作会社のサイトには200〜300坪とあるけどこれって広い?
大阪はどこに来るのかな?この手の展覧会をやりそうなところがあまり想像つかない…。サントリーミュージアム天保山はその頃にはもうないしなあ。こんなん国立国際とかじゃやらないだろうし。デパート系は会場サイズ的に微妙だし。堺?でも堺は堺のコレクションがあるし。もし全面協力するならそれもありかな。でもそうだったら堺のサイトに何か出ててもよさそうだしなあ。今回は関係ないのかな?
ところで岩手の美術館に関する議事録を見て苦笑い。ミュシャのところもだけど、黒田の扱いが…ひどいわ!まあわからなくもないけど…一般的な知名度なんてそんなものか。さみしいな。
http://www.pref.iwate.jp/download.rbz?cmd=50&cd=22854&tg=4

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2010'01.07 (Thu)

ベルギー近代絵画のあゆみ

正月休みで帰省中に名古屋松坂屋で開催していたベルギー近代絵画のあゆみ展に行ってきた。ベルギーには結構好きな作家が多いので楽しかった。
ベルギー王立美術館コレクションによる展覧会で、主にベルギーの作家の作品が展示されてた。フランスの作家もちょろっと。
近代絵画ということで19世紀後半から20世紀前半にかけてのベルギー絵画の流れが紹介されてた。印象派の少し前、フランスのバルビゾン派から影響を受けたテルビューレン派や、クールベに影響を受けたレアリスム、印象派だけどフランスとは少し違う傾向の作品、新印象派もあって、リュミニスムというのがあって、最後にフォーヴィズムで終わり、という構成。象徴主義はまとめて取り上げる形ではなかったけどクノップフがあった。一応○○派とかいう括りもあったけど必ずしもそういうカテゴライズでまとめてあったわけじゃなくて、主に時代順に並んでて、その中に大きな傾向として○○派みたいなのがあったという紹介の仕方だったのかな?
個人的によかったのはリュミニスムかなー。初めて聞いた。光を表現した絵画ということになるんだろうか。たぶんエミール・クラウスという人の作品で運河に浮かぶ船とかを描いたものがあって、その光の表現の仕方がおもしろかった。
あとは象徴主義とはちょっと違うのかもしれないけどちょっと神秘的な雰囲気が漂うアンリ・ル・シダネルの「黄昏の白い庭」という作品。ただ庭を描いただけの風景画なんだけど、静かで不思議な雰囲気が漂ってた。
あと、印象派はフランスでは光に偏りすぎて輪郭がなくなってしまったけど、ベルギーではあくまで輪郭は保持し続けたという違いが面白かったかな。
カテゴリはさておき、以前から好きだった作家さんたちがちらほらあって喜んでた。ベルギーといえばクノップフでしょ!小さな少女の肖像画、ただの肖像画のはずなのにあの不思議な感じはなんなのだろう…。林を描いた風景画も一味違う。アンソールもベルギーだっけ?有名な人の顔がいっぱいな絵とは違う静物画だったけど。アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデは点描画があった。ボナールの絵はチラシにも使われてた「逆光の中の裸婦」もいいけどミシアとナタンソンの絵に興味が…。
あと、どの絵だったか忘れちゃったんだけど、ふと藤島武二の絵を思い出したものがあった。絵の具はかなり厚めに塗ってあるんだけど重く感じない絵。武二の絵のタイトルは忘れちゃった。
途中でフランドルがどうのこうのという解説があったんだけど、そうか、ベルギーってフランドルなのか…。これを書きながら、2〜3年前に見に行ったベルギー関連の展覧会があったっけと思い出して、そのときの図録を引っ張り出してみた。あれもベルギー王立美術館の作品展だったんだ。思いっきりフランドルって出てるじゃん。物覚え悪すぎ。そのときは中世から近代までざっくり紹介してたけど今回はフランスの近代絵画の流れとの比較に焦点が当てられてて、それはそれで面白かったけど、なんだか物足りないなーと思ったのは幻想系がばっさりカットされてたせいかもと、後で思い当たった。違う角度からベルギー絵画を眺める機会になったと前向きに捉えておこう。リュミニスムを知っただけでも収穫だ。
気に入った絵もあったけど、なんとなく図録を買う気にはなれず。だから展示品リストを眺めながら思い出して書いたけどだいぶ忘れてるかも。

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2009'12.28 (Mon)

2009年を振り返る

毎年やってるので今年も一応。
去年以来このブログもすっかりペースダウンしてしまったけど、それでもなんとか月一くらいのペースで展覧会には足を運ぶ日々を送ってます。展覧会は相変わらず19世紀〜20世紀の辺りに偏ってるけど、今年は日本の文学との繋がりに焦点をあてた展覧会が結構面白かったかな。現代美術系もちょろっと。アートに対する興味が減退してるわけじゃないんだけど、このところすっかり出不精になってるもので。めっぽう朝には弱くなってしまったし。朝に弱いのは前からだけどここ最近は特に。それでも最低限行きたい展覧会は一応クリアしたつもり。遠出したいなーと思ったものは大概パスしちゃったけど。
今年のミュシャ的トピックスというと関連図書がちまちまと出たことかなあ。国内では薄手の冊子だけど週刊なんちゃらシリーズが幾つかあったしユリイカもあったし、洋書では海外の展覧会の図録があった。新しいミュシャの本が出るのは嬉しい。没後70年という関係もあるのかな。堺でも記念展が開かれたし。
今年のショックはサントリーミュージアム天保山休館のニュース。不景気の影響はこんなところにも…。たぶん見えないところでも色々あるんだろうけど。
音楽については去年以来CD買いまくり生活が続いていて、サイケだのアシッドフォークだの英国ロックだのにはまる日々。ジャケ買いに拍車がかかってタワレコ店内徘徊が週末のお楽しみとして定着しつつある。ラテン系とかカントリー系のギターに興味を持ってみたりソウル系も少し攻めてみたり。あとはこっそり始めた音楽系の習い事。それを始めたことでいろいろと音楽に対する見方も変わってきたかな。言うは易し行うは難し、だよね。
タワレコとともに梅田の紀伊国屋書店も通ってるなあ。本を買う量はそれほど増えてないけど。読書はちまちまとはしてるけどなかなか進まなくて、結局今年読めた本って何冊なんだろ?
ここ2〜3年、英語力がどうのって書いてる気がするけど、最近すっかり英語系ニュース(主に音楽関係)を読むのが習慣になってる。ウェブ翻訳とか辞書サイトのおかげで難しい単語も調べるのが楽だしね。あと、BSとかテレビで海外ニュースをやってるときも英語に耳をすませてみたり。実用的な目的というよりは趣味の面で英語が分かると幅が広がるからね。誰かが日本語化してくれるのを待つんじゃなく自力で情報に接することができるって大きいよ。ネットが普及したおかげもあるんだろうけど、昔はテレビや雑誌に取り上げられないと知ることができなかった色んな人の活動が追いかけられるんだもんね。もちろんネットは万能ではないけど、選択肢が増えるのはいいことだ。そして馴染みのない言語をウェブ翻訳すると和訳だとめちゃくちゃになるのが英訳だったらまだ読めるってことがときどきあることを最近認識した。
しかし、ウェブばっかり見てるせいで紙の文書を読む機会が減って、今年も積読が増える一方…。来年こそは読書机&椅子を導入したいな。そのためには部屋の片付けor模様替えが必要なんだけど、それがなかなか…。パソコンを置いてなおかつスペースに余裕がある状態にできたら理想的なんだけどなあ。それとは別にくつろぎスペースも確保したいし。整理整頓したらもっと広く部屋を使えると思うんだけど、それができないのが現実…。今年、少しだけ片づけが進んだのと、整理整頓グッズを色々と揃えてるので、来年も引き続き片付け続行して理想の環境に近づくぞ!
あと、今年始めたこととしてはtwitterだろうか。存在だけは以前から知ってたけど、海外で有名人がやってたり、ニュース配信に使ってたりするのを見て、登録し始めたらはまった。とはいえ主に見る専門で自分から発信することは稀なんだけど。このブログ用に作ったアカウントは告知用なのでフォローしたりされたりという使い方はほとんど想定してないけど、それ以外に趣味情報収集用のアカウントを持ってて、そこでは200人くらいフォローしてる。ほとんど英語だしフォローした人たちの発言に目を通すのが精一杯なので、それを使って積極的に誰かとやり取りをしようという気にはならないんだけどね。コミュニケーション用途に使いたいなら情報収集用アカウントとは別アカウントにした方がいいかも…。
ってな感じで、来年の抱負は整理整頓して積読を減らすということで。あれ?去年と同じ目標かも…。あとはなー、そうだなー、今年は少し出不精になってしまったのでもう少し積極的に出歩きたいかな。休みの日でも朝からちゃんと起きて、夜更かしは控えめに。

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Edit |  16:27 |  ミュシャ雑談  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

2009'12.20 (Sun)

クリムト、シーレ ウィーン世紀末展

サントリーミュージアム天保山で開催中のウィーン世紀末展に行ってきた。
事前情報でクリムト、シーレ率が低いと聞いていたのでさほど期待せずに行ったので、それなりに楽しめた。
世紀末のウィーンってどんなところだったんだろ?というのが理解できればいいなーと思ったんだけど。うーん、展示作品の内容というよりは解説が物足りない感じで、どういう意図でこれが展示されているんだろうというのがいまひとつわかりにくかった。
展示リストが置いてなかったのでうろ覚えだけど、大きく5つくらいパートに分かれていて、最初がアカデミックだったり保守的だったりする絵画がどーんと。これがワンフロア占めていて、その次にクリムトコーナー、シーレコーナーがあって、ついでにココシュカなんかもまとめてあって、その後にポスターとかウィーン工房とかの工芸系があって、最後に表現主義があるという感じだったかな。
最初のコーナーはもう少し解説が欲しかったなあ…。女流画家が多かった気がするのは何か意図があったんだろうか。
クリムトは前評判どおり、え、こんだけなの?ってくらい少ない印象。点数でいうと多分シーレと似たようなものだったと思うけど、クリムトの方が食い足りない印象なのは、展示されてた作品がアカデミック寄りなのが多かったからかな。ポスターにも使われてたパラス・アテナくらいじゃないだろうか?本領発揮してるものって。シーレは一貫してシーレなので「シーレを見た」という実感があった分だけ少なく感じなかったのかも。
ウィーン工房のところもこれぞウィーン工房!って作品がないのがな…。モーザーのポスターがないなんて!後の方で油彩画はいくつかあったけど…。絵だけで工芸品が全然ないのも物足りない。スペースの都合もあるのかもしれないし、今回作品を提供してるウィーンミュージアムとやらがそこまでカバーしてないのかもしれないけど。建築系も少なかったし。
表現主義ももっと濃いのはなかったんだろうか。ドイツ表現主義の印象が強いけどウィーンの表現主義ってそれほど濃くないんだろうか。
てな感じで、なんだか物足りない展覧会でした。もう少し展示の意図が理解できたら楽しめたのかなあ。ウィーンの世紀末がどんな雰囲気だったのか知りたいのに、よくわからずに終わった。ただ、今まで世紀末ウィーンというと特定作家以外はなんとなくしか知らなくて絵画作品もあんまり数は見たことなかったので、いろんな作品に触れることができたのはよかったかな。これをきっかけにできればいいかなと。
解説が充実してるなら図録買うのもありかなあと思ったけど、売店に行ったら別のウィーン世紀末を解説してる本があったからそれにした。こっちの方が手軽だし。
4808708663もっと知りたい 世紀末ウィーンの美術―クリムト、シーレらが活躍した黄金と退廃の帝都 (アート・ビギナーズ・コレクション)
東京美術 2009-08

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ミュージアム最後の1年の予定表があったのでもらってきた。次のマンガ系の展覧会はどうでもいいけど(入場制限とか厳しそうなんだもん。そのめんどくささを乗り越えるだけの気力はない)、それ以外は全部行ってもいいくらいだ。現代アートと、印象派と20世紀美術と、ポーランドと。あれ、デザイン系の展覧会はないんだ…。そして最後の最後の展覧会は…グランヴィルコレクション!そうでなくっちゃ!もう展示できるだけ展示しちゃって!

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