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2008'09.08 (Mon)

旬のネタ

*これは、過去にアップした記事で、一定期間トップページに出しておきたい旬のネタを載せておくエントリです。日付や内容は随時変更します。

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2008'05.25 (Sun)

ガレとジャポニズム展

サントリーミュージアム天保山で開催中のガレとジャポニズム展を見に行った。
今日(5/25)は高階秀爾氏の講演会「海を渡った日本の蜻蛉」があったので、それを目的にいそいそとお出かけ。
自分にとっては得意分野なので知ってる話が多かったけど、面白いなと思ったのは日本と西洋の違い。日本がはかなさとか死と再生、移り変わりといったことに美学を感じているのに対して、西洋は「永遠の美学」であるということ。日本に関してはよく聞くんだけどそれに対して西洋は?っていうのをあんまり考えたことがなくて、なるほどねーと。あと、こうもりの話題が出たときに、西洋では不吉だったり悪いイメージしかないけど日本ではそうでもない、これは日本というより中国の考え方なんだけど…という前置きで「蝙蝠」という漢字から「蝠」=「福」となってこうもりは縁起のいい生き物だと説明があった。鹿は「禄」と音が同じだからやっぱり縁起がいいとか。これはこの先自分で勉強したいなと思ってることなんだけど、中国から日本への影響と、日本と中国との違いってのを知りたいな。それから、大好きな山本芳翠の話題が出てきたのが嬉しかった(ジュディット・ゴーティエと西園寺公望との共著「蜻蛉集」について)。
ミーハーな私は終了後にサインを貰いに行ってしまいました。
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高階氏の著書を何冊か読んだことがあって、それで自分の美術に対する考え方が変わったりしたこともあって尊敬してるんです。もっときれいな本もあったんだけど、今日のテーマがガレだしなーということで世紀末な本を持って行ってみました(紀伊国屋新書刊「世紀末芸術」:1963年初版、私が持ってるのは72年版)。高階氏には、これまた古い本を…と言われちゃいましたが。再版の話もあるとおっしゃってましたがどうなるんでしょうか。高階氏は昔から活躍してる方なのでお年を召しているはずなんだけど若々しくてダンディな方でした(黒のシャツに赤いネクタイという素敵ないでたち)。1時間半の講演中もずっと立ちっぱなしだったし。
さてさて、楽しいお話の後は展示を見に行くことに。ガレ展は今までにも何度か見に行ってるんだけど、そのときどきで展示側の意図だったり自分の見るポイントだったりが違ってくるので飽きないです。
さすがサントリーの得意分野なのか見せ方が上手。ちゃーんとぐるっと360度回り込んで見れるようになってるし、照明もいい具合。今までガレの透明ガラスにエナメルとかエッチングで絵を描いた作品はそんなに気にしたことなかったんだけど、きれいだったなー。晩年のお得意のこってりした作品もいいけど、透明感があってクリアなのもいいな。あと、中盤くらいにあった手のひらサイズの作品がかわいかったー。黒のアモールが意外と小さいのなーと思ったり。ひとよだけはでかいよな。前に見たはずなのに、なぜかもう少し小さい印象があった。
ガレ以外で面白かったのが初代宮川香山の陶器。なんとなく前にどっかで見たか聞いたかしたことある気がするけど、あれはやりすぎだろう…。いや、そんなところが気に入ったんだけど。なんかこう、西洋人受けを狙った日本風ってああいうのを言うのかなあと思ったり。あと、誰か忘れたけど鉄製の水入れがよかったな。これも前にどっかで見た気がするけど、ああいうの好き。
今回のテーマがジャポニズムってことでガレが影響を受けたであろう日本の作品も並んでた。初期は日本の意匠をそのまんま写し取ってるだけみたいなのが多いけど、だんだんと模写ではなく日本の精神をきっちり消化してガレのものにしてるところがよくわかる。モチーフは日本的かもしれないけど表現の仕方はちょっと違うよね。
売店でこんな本があったので買ってみた。
442221179Xエミール・ガレ―ガラスの詩人 (「知の再発見」双書)
Philippe Thi´ebaut 藤井 麻利
創元社 2004-11

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図録も迷ったんだけど重いのでやめた。蜻蛉集のことがもっと突っ込んで書いてあったら欲しかったんだけど、今回はガレがメインなのでそこまで期待するのは無理か。
著者のフィリップ・ティエボーさんはオルセー美術館の主任学芸員で、ガレに関する資料をめくってるとよく見る名前。今回の展覧会の図録にも寄稿してました。ティエボーさんはガレへの日本からの影響について否定はしないけどはっきりとした資料もなしに類推だけで語るのはやめて欲しいっぽいね。私も下の本を読んで、同じように感じた。
4122016096エミール・ガレ―人と作品 (中公文庫)
由水 常雄
中央公論社 1989-04

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たしかにまるっきり模写な作品もあるけど、それは商業的な意図があって作られたものが多いんじゃないかと。芸術的な作品については、もともとガレの精神の中に日本と共通するものがあったってのが一番重要なことであって、それを表現するのに日本の美術に触れることで勇気付けられたりということはあったかもしれないけど、日本に傾倒してたわけではないんじゃないかなと。
蜻蛉集についてはこの本が面白そうだから読んでみたいんだけど。分厚いのと高いのとで迷ってる。蜻蛉集と関係ない話も多いし…
4876986835日仏交感の近代―文学・美術・音楽
宇佐美 斉
京都大学学術出版会 2006-05

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ところでミュージアムの入り口にこんなのがあった。立体版「椿姫」。もちろんミュシャよ。サラ・ベルナールよ。
08-05-25_16-12~01

写真からサイズが類推できるといいんだけど…ほぼ実物大?でかいよ。なんでこんなのがあるんだよ。いつから?前に来たときは気づかなかったけどなー。
いろんな角度から撮ってみた写真を続きに載せときます。

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2008'04.27 (Sun)

微妙な記事

だいぶ前に堺市のミュシャ館が移転するらしいという計画を発見したんだけど、それについてなにやら物申している記事を発見。(MSN産経ニュース
どうもこれがあんまり好意的でないような雰囲気で。
この記者がどういう立場の人かよくわからないんだけど、大阪特派員とあるから大阪の人ではあるんでしょう。堺市に住んでる人なのか?
3ページに分かれている記事で、最初の方は特にどっちとも言えない口調なんだけど(それでもあんまり好意的には見えない)3ページ目、締めの言葉がこれなんだよねえ。正直何が言いたいのかよくわからない。

君雄氏の死から18年、この間、ドイも経営破綻(はたん)した。これは想像だが、ミュシャは堺市には招かれざる客だったのかもしれない。美術館の成功は、故人と遺族の思いの結実だ。世界的な芸術家とその作品に敬意を表すことにもなる。ミュシャと晶子の別居、いや、「同居の発展的な解消」に幸多かれ、と祈らずにいられない。(小林毅)


私もドイコレクションが堺市に寄贈されることになった経緯はあんまりよく知らないんだけど、ミュシャ人気の割にいつ行っても人が少ないのは残念だなーと思ってる。
こんなブログをやってる割に関西在住のくせにミュシャ館へはそれほど頻繁には足を運んでないので偉そうなことは言えないんだけど。
ところで私は最初の頃こそ与謝野晶子に全然興味がなくて、ミュシャ館へ行っても与謝野晶子の展示はスルーしてたことが多かったけど、最近ちょっとその時代の日本に関心を持つようになって与謝野晶子にも興味を持ち始めたところだったので、こういう風に言われるのは寂しいなあ。
堺市の問題はやっぱりPR不足だと思う。私はこんなブログをやってるくらいで日々ネットでミュシャに対する言及記事をチェックしてるんだけど、ミュシャが好きって人は多いよー。あと、「常設展示」ってのが地味に感じられるのかもなあ。私もそうだけど大きな美術館での期間限定の企画展を優先してしまうから。2〜3年前に全国を巡回していたミュシャ展なんてとんでもない人出だったじゃん。なんでみんな堺へは行かないんだよ。いつでも見られると思ってると痛い目を見る可能性もあるし、好きならサポートしなくっちゃね。ということで今年も最低でも1回は堺へ行くぞ(志が低すぎる?)。
でも今のミュシャ館はどうも市のやる気のなさから微妙な感じになっちゃってるのが残念だ。企画力って大事だからね。展覧会だけじゃなくて市民が参加できるイベントもやらないとね。市立の小さな美術館だって色んな市民が参加できる企画をやって地域に根ざした運営をがんばっているんだから。最近出来た北野田フェスティバルの方がなんとなくそういう方向性を担ってるのかな?と思うけど、そうなると堺市文化館(ミュシャ館があるところ)の立場が…(北野田のあそこはただの展示室でコレクションがあるわけでもなさそうだけど)
ミュシャ専門美術館ってところも弱いのかもなあ。ミュシャだけをたっぷり見られるのはいいんだけど、どうしても広がりがないというか。そういえばドイコレクションってミュシャだけじゃないはずだけど堺市に寄贈されたのはどこまでなんだろう。前にマイトレ版(ポスターの巨匠たち)でミュシャ以外のが展示されてるのを見たけど。そういうのも利用して、もし可能ならよそからコレクション借りてきて、もっと多面的な見方をできるような展覧会があったらいいのになあ。
単独作家の美術館で成功してるところってどこがあるんだろう。私が割と気に入ってるところというと小磯良平の記念館だけど、あそこも年に1〜2回は外部のコレクションを使って特別展をやってるよね。だいたい地元作家をサポートしようという気概で持ってるところが多そうだな。あとは観光地か。

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2008'03.24 (Mon)

ロートレックとミュシャの本

こんな本が出てた。
4270003111ロートレックとミュシャ ~世紀末パリのダンディズム~
藤 ひさし 高草 茂
ランダムハウス講談社 2008-03-20

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ネットで情報を見たとき、ページ数の割に値段高いし、表紙画像の雰囲気から子供向けの絵本みたいなやつかな?と思った。んで、本屋で実物を見て、だいたい想像は当たってたかなと思ったけど、子供向けと言っても対象年齢は中学生くらいかな。ちょっとびっくりしたのはDVD付きだったこと。高いのはこいつのせいか…
著者が映像作家とか書いてあるからロートレックやミュシャの絵を使ったインスタレーションかと思ったら、普通に作家紹介ビデオでした。各20分くらいずつ。美術館で流れてそうだ。
ロートレック編を見て日本の影響をことさらに強調してるなあと思った。いつも思うんだけど、こういう日本の影響って言われてもあんまりぴんとこないのは私が日本人だからなのか現代人だからなのか。それ以前の西洋にはなかった表現らしいんだけど、その辺の感覚がないんだよね。当時の人には目新しかったのかもしれないけど、そこに斬新さを感じられない。普通じゃんと思ってしまう。もっとその時代や過去の西洋美術を知らないと実感できないのかも。続けてミュシャ編を見たらイントロの使いまわしにコケた。それくらい別個のを用意しようよー。
本文はロートレックとミュシャの対比、同じテーマに対してロートレックはこう、ミュシャはこう、みたいな構成だったけど、DVDでは特に比較してるところはなくて、それぞれの画業を時系列に紹介してくみたいな流れ。サロンデサンのところでお互いの名前が出てくるけど、それ以外では特に接点もなかったのか、言及はなし。
この本を見てて気付いたんだけど、1900年ってのはどちらにとっても区切りの年だったのかなーと思う。ロートレックは1901年に死亡しちゃうし、ミュシャはパリを離れて祖国のための活動に方向転換してる。
あと、ミュシャってやっぱり象徴主義の人だよなあと思った。ゴーギャンやロダンと親しかったってのは知りつつも特に意識したことがなかったけど、どっちも象徴主義の人だよ。ゴーギャンやナビ派なんかが使ったクロワニズムもそれほど濃くはないけどミュシャの絵に使われてるし。ロートレックも輪郭線だけ見ると近いのか。ロートレックに象徴主義的な面があるのかどうかは知らないけど、ミュシャは精神的には十分そっち系だよね。ポスターだけ見てるとあんまりわかんないけど、挿絵とかパステル画とか、後期の油彩画も多少そういう側面があるんではないかと。この辺、突っ込んで研究してる人いないのかな。少し触れてる文章は読んだことあるんだけど、象徴主義全体の流れと絡めてる文章があったかどうかは憶えてない…うちにある本をちゃんと読めば言及してる人がいるんだろうか。(ちゃんと読め、と自分に突っ込んでおく)

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2008'03.10 (Mon)

20世紀の巨匠たち2回目

大丸ミュージアム梅田でやってる「20世紀の巨匠たち」展へ2度目の鑑賞に行ってきた。
前回は初めて見る名前が多くて全員の作風を把握し切れなかったので、もう一度見てみたいと思って、梅田に出たついでに。デパート系の美術館は夜遅くまでやってるのがありがたいね。夜7時に行ってもまだ閉館まで1時間ある。内容次第では十分余裕がある。
覚書ということで記憶があるうちに一人ずつひとこと感想でも書いてみよう。
1.ルイス・ハイン
アメリカでも20世紀の始めごろは子供たちが労働させられてた時代(たぶん主に貧しい移民の子なんだと思う。学校に行ってないので英語も分からないとか書いてあったし)。そんな現実を撮影して世に訴えたそうな。でも見てるとちょっとほのぼのしてしまう写真もあったり。
2.マン・レイ
シュルレアリスムの人。有名な人体弦楽器(そんなタイトルじゃない)とか。「白と黒」ってのがよかったな。マルセル・デュシャンを撮った写真とかあの辺はわかったようなわからないような。
3.エドワード・ウエストン
幻想的な風景(子供が妖精みたい)はタッチが綺麗(マチエールというのか、写真の場合なんて言うんだろうなあ)。岩とか木の枝(ケルプ)とか自然のもので面白い形のものを捉えてる写真も面白い。
4.アンドレ・ケルテス
はぐれ雲だっけ?日常のひとコマを切り取ったような写真がいい。レンガの壁を撮ったのも面白いし、船が写ってるやつとか屋上から撮ったような写真とか、偶然なのか考え抜いての構図なのか。
5.ロバート・キャパ
戦争の写真が多い。撃たれる兵士の写真はなんと言っていいのやら。ピカソの写真はどこかで見たことあるような、と思ったら本の表紙に使われてた(タイトル忘れたけど文庫本でピカソに関する本だったと思う)。「パリ」というタイトルの写真がアンソールの絵みたいだなあと思った。
6.W.ユージン・スミス
同じく戦地の写真をたくさん撮ってた人。水俣の写真も撮ってたらしい。こういうドキュメンタリータッチな写真ってどこまで演出入ってるのか、やらせなしで決定的瞬間を捉えているのか、気になる。
7.ウイン・バロック
気に入った。クローバー(たぶん)が敷き詰められたような野原に寝転ぶ少女(たぶん)の写真がよすぎる。鳥の写真もよかった。なんだろう、普通に撮ってるんだと思うんだけど不思議な雰囲気があっていいなあと。最後の方にちょっと前衛な写真もあったけどそれも面白かった。この人が杉本にちょっと似てるかもと思った人だ。
8.ウイリアム・クライン
日本の街を撮った写真がたくさん並んでた。前衛ダンサーがキモすごい。株取引所とか国会かどこかの議場の写真とか、撮り方がおもしろいな。
9.アービング・ペン
解像度が粗めな感じの写真が多かった。小さい写真を引き伸ばしたような。ざらっとした質感がおもしろい。ここでもデュシャンが被写体に。
10.アンセル・アダムス
めっちゃ綺麗。階調が激しく繊細。なんかそういう現像方法だか手法を開発した人なんだとか書いてあったけど細かいことは忘れた。なんであんなに見えるんだろう。この人の写真集作ろうと思ったら印刷大変だろうなあ。白樺の写真が一瞬ソラリゼーション(またはネガフィルム)かと思ったけど狙ってるんだろうか。最後にあった小さい写真の構図が面白い。あれ偶然なのかなあ。
11.エルンスト・ハース
クリエーションシリーズ(邦訳もあったけど忘れた)が凄い。展示の中でこの人の前はほとんどモノクロ写真で、カラー写真はほとんどないんだけど、この人のカラーは凄いね。フラミンゴ(だったと思う)の飛翔の瞬間がダイナミック!雨の降るところとか、滝とか、マグマとか、どう撮ったらああなるんだろうなあ。すごいなあ。
12.ヘルムート・ニュートン
都会のアダルティな写真(適当な説明)。ちょっと眼のやり場に困るような…。でもクールなんだよね。室内はいいけど路上のってどうやって撮ったんだろうなあ。
13.アンディ・ウォーホル
有名人の小さい肖像写真が並んでた。これだけではコメント不能。ポップアートは文脈を知らないと難しいわ。
14.ロバート・メイプルソープ
女性ボディビルダーの肉体美に惚れる。花の写真も素敵。この人はすごい写真を撮ってて物議をかもしたらしいけど、今回展示されてるのは全然おとなしい写真なんでしょう。

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2008'01.23 (Wed)

1年越しの配送

アマゾンからミュシャの本が届いた。注文したのは去年の2月なんですけど…


いつものようにアマゾンで何か面白いものないかなーと検索していて見つけた本。タイトル以外の詳細は不明だけどミュシャの本ならとりあえず手を出すのが基本。値段もそんなに高くないし。さっそく注文した。でもなかなか届かない。
1844517306Alphonse Mucha Masterworks (Masterworks)
Flame Tree Publishing Co Ltd 2007-03-01

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アマゾンでは、注文可能な状態になってるくせにいざ注文してみると入手困難だからキャンセルだと言われることはよくあって、でもキャンセルしたくせにまだ注文可能な状態になってることも多くて。どんな管理してるんだよと思わなくもないけど、マイナーな輸入物だとしょうがないのかなあと自分のどマイナー趣味はわかってるので諦め半分でダメモトで注文を繰り返すことも。
以前、ある輸入CDが欲しくて注文したけど何度もキャンセルされて、それでもまだ注文できる状態だったからしつこく注文し直してたら何ヶ月後か忘れたけど無事発送された経験があるんで、他で手に入りそうにない場合は気長に待ってみるのもいいかと。
今回はキャンセルにはならずに1年近く発送予定日を引き伸ばされ続けてた。たまたま期限付きのギフト券を利用してたこともあって、こっちからキャンセルするのは損した気分なので、こうなったらとことん待ってやる、一体どうなるんだろうなあと、自分のことなのに野次馬気分で眺めてた。私の注文は継続してたけど商品ページ見ると注文できない状態になってるのも謎だ。
そうそう、アマゾンからはときどきオススメ商品紹介メールが届くんだけど、この商品を紹介するメールが届いたこともあって、人に薦めといてこれかよと思ったこともあったりなかったり。
肝心の中身ですが、装丁がかわいい。図版はかなりトリミングされてるので完全な形で見たい人にはちょっとどうかなと思うけど、細かいことを気にしなければ見ていて楽しい本です。クローズアップも多いし。図版はパリ時代のミュシャがほとんどなので、それほど目新しい内容はないかな。文章の方は「Life & Work」と「Le Style Mucha」の2章立てになってて、一応ミュシャの生涯については最初から最後までざっと書いてあるみたい。余裕があればそのうち読みたいけど、どうなることやら。

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2007'12.21 (Fri)

イルゼの手彩色

ニューヨークのスワンギャラリーというところでこんなものがオークションにかけられたらしい。
イルゼに手彩色のものがあるなんて!うわー、いいなー、見てみたいー。写真を見る限りずいぶんと色鮮やかだなーと思う。
このギャラリーのことは知らないけど、他に同時期のポスターをまとめてオークションにかけたみたいだね。リスト見てるだけでも楽しい。
しかし値段すごいな。ポスター1枚だけなら何百万もしないけど(ものによる)、手彩色で100枚以上あるとそんだけしちゃうもんなんですかねー。でもこういうのんって油彩とかリトグラフに比べると扱いが難しそうだし、なかなか個人で手を出す人っていないんじゃないのかなー。それとも買う人は細かいこと気にせず買うもんなんだろうか。結局、落札予想価格よりは低くなった模様。(予想が30〜40万ドルで、結果は26万ドルで落札)どこのどなたが落札したんでしょうね。
出品リストはここからどうぞ(View Online Catalogue)。110〜131がミュシャです。リストに最終的な落札価格も載ってる。文字のみのリストで見ると誰のなんて作品が出てたか見やすい。
左側のメニューの「SALES RESULTS」を見ると落札価格を一覧表示できます。セールの名前は「Dec 19 2007 Sale 2133, RARE & IMPORTANT ART NOUVEAU POSTERS」。
うーん、どれも結構なお値段で。ちっこいパンフレットみたいなのこそ100ドルしないけど、それ以外は軒並みゼロみっつな価格なのね。
ところでイルゼは「hand-colored proofs」ってあるけど、モノクロ刷りに手で彩色したってこと?それとも線画も全部手書きなのだろうか。写真だけ見た感じだと線は印刷(リトグラフ)っぽいんだけどなー。
と思って英文解説を読むとどうやら上の推測はあたりっぽい。このお仕事はミュシャにとってなんだか随分と大変だったようで。締め切りが厳しくてベルトコンベアみたいに作業を進めていったとか。1ページごとに線画が完成すると次の工程(印刷作業)に回して、というのをどんどんやって、出来上がった線画印刷に彩色して色決め作業をしてたらしい。カラーリングが気に入らなかったらまた印刷された線画を使ってやり直したとか。今みたいに簡単にコピーできる時代じゃないので、普通だったら手書きの線画に色を塗って気に入らなかったらまた線画から書き直しってところを、先に印刷することで効率を上げてたんだそうだ。ざっと斜め読みしただけなので、間違ってたらすんません。
リストをざっと眺めて、値段的に気になったのはカサンフィス。サイズだけ見ると小さそうなのになんで5000〜もするのだろう。ロレンザッチオはあの大きさで1万ドル超えはまあありそうか。四季も高いけどこれは4枚揃っててちょっと珍しいからだろうか。パーフェクタとかウェイバリーの自転車はやっぱでかいから高いのかなあ。ルビーのシルクに印刷されたやつも高いけどこれも珍しいからかしらねー。写真だけ見ると随分色が薄く見えるんだけど。
値段はそうでもないけど気になるのがLot.129の債券か何かの証券らしきもの。Unsoldとあるので落札されずに終わったらしい。値段が合わないと思われたのかなあ。他にも幾つか不落札があるのね。
なんて、素人が適当なこと言ってオークション眺めるのも楽しいです。

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2007'12.10 (Mon)

ルイ・ルルー美術館でミュシャ展

京都は相楽郡にルイ・ルルー美術館というのがあるらしい。ルイ・ルルーって誰?全然知らない。ガラス工芸作家らしいです。
その美術館内のギャラリースペースでミュシャ展をやるらしい。展示数は17点と書いてあるので、こじんまりとした展示みたいですね。作品は美術館の所蔵品らしい。期間は12/1〜2008年の3/2。
それだけのために行くにはちょっと遠いところだなあ。美術館の建物とかは綺麗そうなんだけど。他に近所に面白そうな何かがあればいいんだけど、どうなんだろ。

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2007'12.07 (Fri)

新宿伊勢丹でミュシャ&ガレ

Googleアラートというサービスに登録していて、ミュシャのニュースが出たらメールで通知が来るようにしてるんですが、今晩こんなニュースが。
伊勢丹新宿店『甦るアールヌーヴォーの輝き』展 開催
なんだなんだ?と思って伊勢丹のサイトに飛んでみると、どうやら販売も兼ねたイベントっぽいですね。だってお値段が付いてるんだもの。いやー、ゼロの数が多いなあ。
期間は12/13(木)〜18(火)。陶器やアンティークジュエリーもあるみたいですね。見るだけならタダなので、近かったら行きたいところだけど、私は無理だ。

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2007'12.05 (Wed)

日本の100人〜与謝野晶子

探し物をしに本屋へ行って見つけた本。
デアゴスティーニから刊行中の「日本の100人」というシリーズ。「歴史を作った先人たち」という副題つき。与謝野晶子の号があったので手に取ってみました。
与謝野晶子のことはあんまり詳しくないけど堺市のミュシャ館へ行くと与謝野晶子文芸館が併設されてるのでついでに寄ってみることがあるのでなんとなく親近感はある。
堺へはこないだ行ったばっかりだし、明星がらみで藤島武二のことでも書いてないかなーと思ってページをめくると、人物相関図の中に何故かミュシャの名前が。
その後に半ページ使ってミュシャのことが「明星」に影響を与えたアーティストということで紹介されてました。お目当ての藤島武二については名前がちらっと出てきたり随所に明星の表紙写真が差し挟まれてる程度にしか載ってなくて残念。
ちなみにミュシャはご本人の写真が載ってるだけでそれ以外の絵はまったく出てきません。でも一応取材協力のところにミュシャ館の名前があった。
そもそもこの本が目に付いたきっかけは、同じデアゴスティーニから出ている「ARTISTS JAPAN」というシリーズで。こちら、全60号で日本の有名画家を紹介する本らしいんだけど、藤島武二が出ないかとチェックしてるのになかなか出てくれません。最終号までの刊行予定ってどこかに出てないのかな。さっき公式サイト調べてみたら50号までは載ってるけど、武二の名前はない。黒田も小磯も青木繁もとっくに出てるのになあ。

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