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2005'11.30 (Wed)

ミュージカルにはまりそう

先日近所のTSUTAYAで1枚1500円のDVDが2枚で2500円というコーナーにこれが置いてあったので、つい買ってしまいました。
B000BTCN5Kザッツ・エンタテインメント
フレッド・アステア ビング・クロスビー ジーン・ケリー

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B000BTCN5Uザッツ・エンタテインメント PART2
フレッド・アステア ジーン・ケリー

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最近激しく散財してるような。いいのよ、もうすぐボーナスだし~。(投げやり)
このシリーズはちょっと前にBSハイビジョンで放送してたみたいですが、うちはハイビジョン見れないんだもーん。そんなタイミングで期間限定の低価格盤が出たら煽られずにはいられませんってば。
このDVDを買った一応の建前は、ガーシュイン関係映画のワンシーンでもいいから見られたらなということ。MGM縛りだから"Shall We Dance"とか"A Damsel In Distress"とか生前に関わったものは無理なんだけど、死後に作られたものが幾つか出てきました。まずジュディ・ガーランドの「ガール・クレイジー」と「ストライク・アップ・ザ・バンド」、アステア&ロジャースの「ブロードウェイのバークレー夫妻」(1曲使われただけですが)。あとはメインじゃないけど「巨星ジーグフェルド」にもラプソディ・イン・ブルーが流れてたな。これって最近廉価版で出てるのを見かけて、ジーグフェルドなんてまさにガーシュイン時代の人だから気になってたんだけど、こんなの見たら血迷ってしまいそう。やたら豪華なセットが凄い。「ジーグフェルド・フォーリーズ」でアステアとケリーが一緒に踊ってるシーンもガーシュインだと思ってたんだけど、ここに収録されてた部分だけではよくわからなかったな。うちにアステアとケリーのデュエット曲が入ったCDあるんだけど、そこで使われたんじゃないのかな?(追記:CDを確認してみたら、同じ曲でした。DVDでは歌ってる部分がカットされてるからわかりにくかっただけでした)
あと、本筋とは関係ないけど、シナトラの若い頃って可愛いね~。ビング・クロスビーの若い頃も線が細くて美形だわ~。この二人の関係も面白いよね。アステアvsケリーみたいに仲良く張り合ってる感じ。この二人が共演した「上流社会」もいつか見てみたい作品のひとつです。ところで「True Love」ってこの映画の曲だったんですね。何年か前にエルトン・ジョンが誰かとデュエットで歌ってなかった?コール・ポーターの歌だとは知らなかった。
この頃の映画って出演してる役者さん本人のパーソナリティを最大限利用してるよね。アステアの映画でも本人を思わせるような設定のストーリーや役柄だったり、今回収録されていたシナトラの映画のワンシーンでもクロスビーには負けないぞと歌ったり、もっと大きな声で歌ったら?とクルーナー(声を張り上げずに歌う人)であるクロスビーをからかうような歌を歌ったり。あの歌の掛け合いはかっこよかったなあ。クロスビーもシナトラを紹介するときにフランクなんとかいう若い奴が…って名前を忘れたフリをしてて面白かった。
案内役のスターも素敵。主にアステアとクロスビーに注目してました。そんなに俳優さんに詳しくないので、名前は聞いたことあるけど…とか見憶えはあるけど…みたいな人も結構いた。
今回のアステアは70代。50代のアステアが素敵☆なんて言ってたけど、70代でも素敵ですね~。顔だけ見てるとほんとに老けちゃっていいおじいちゃんなんだけど、ちょっと歩いて喋るとまだまだ往年のエレガントさは健在です。こんなおじいちゃんいたら惚れちゃうよ~なんて思ったり。過去の名場面もさすが。帽子掛けと踊っても様になる人はなかなかいないよ。
そして、相変わらずジュディ・ガーランドが可愛いな~。クラーク・ゲーブルにラブレターを書きながら歌う姿がプリティ。「メリー・リトル・クリスマス」も聴きほれます。コンビでよく映画に出ていたというミッキー・ルーニーのことは名前しか知らなかったけど、こういうおっちゃんなのね~。
とりあえず日本語字幕で見たけど、よくよく英語を聞くと(または英語字幕に切り替えて読むと)字幕に現れない面白い表現をしてることがあります。私が気が付いたのは、ジーン・ケリーがアステアとの1度だけの共演について語ってるときに、字幕では「もう一度一緒に踊りたい」になってるところ、実際は「もう一度共演したかったらジンジャーって名前に変えないとね」と言ってるみたいです。あと、帽子掛けと踊るシーンの説明でも、字幕ではただ「帽子掛け相手に見事に踊った」というのに対して実際は「彼はいつものようにダンスパートナーをよりよく見せた」と言ってます。こういうのってアステアをよく知る人にはニヤリとさせられる表現なのに、字幕に表れてないのがもったいない。全部の英語を聞き取れるほどの英語力はないので気にして聞いてた部分だけですが、他にもきっとあるんだろうな。
あと、凄いなあと思ったのが、泳ぐミュージカル?こんな分野があったなんて!知りませんでした。有名な男優さんも一緒に泳がされたとか。だんだんセットも豪華になってくし、いやー楽しいわ。
パート1を見終わったところで時間切れ。パート2は翌日に持ち越しです。つまりここまでの感想はパート1についてのみ言及してます。
買った直後は血迷って衝動買いしちゃったかなあと思ったけど、十分楽しめたのでよしとするか。
パート3は置いてなかったので買わなかったけど、どうしようかな。こうなったら全部揃えたい気がしつつもパート3はガーシュイン度が低そうな予感。
B000BTCN64ザッツ・エンタテインメント PART3
ジーン・ケリー エスター・ウィリアムズ ジューン・アリソン

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そうそう、そのTSUTAYAでレンタルコーナーも覗いてみたら、見たいと思ってたジュディ・ガーランドの「スタア誕生」がありました。うーん、これのためにTSUTAYAの会員になるべきか否か。他にも気になる映画はあるにはあったけど、私が興味ある分野って狭いからなあ。あっという間に用済みになりそうなので悩むところです。アステアものが少なかったのも躊躇する原因の一つ。検索してみたら軒並み取り扱いなしなんだもんなあ。けっ。その辺の品揃えが良かったら入ってもいいんだけど。

関連して気になるDVDといえば、ハロルド・アーレンとかコール・ポーターのドキュメンタリーも気になってます。特にアーレンの方にはガーシュインも登場するらしい。クレジットに名前があるんだけど、どんな扱いなのかしら。例のホームビデオだけならわざわざ買うこともないのかなあ。違う映像が見られるなら見たいよ。ミュージカルの名場面目当てにしてもいいかも。色んなスターが出演してるみたいだから。
B000AHQEXAGood Music! Good Price!シリーズ ハロルド・アーレン 虹の彼方に
アーヴィング・バーリン アイラ・ガーシュウィン ジョージ・ガーシュウィン

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B000AHQEWQGood Music! Good Price!シリーズ コール・ポーター・ストーリー ユー・アー・ザ・トップ
ビング・クロスビー フランク・シナトラ リンダ・ロンシュタット

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ポーターといえば、最近制作された伝記映画もあるんですよね。まあそっちは機会があれば。この人の後半生は大変だったみたいですけど、この映画ではどこまで描かれてるんでしょうか。ラブ・ストーリーならその辺は省略されてるのかな。
B0008EMLG4五線譜のラブレター 特別編
ケビン・クライン アーウィン・ウィンクラー アシュレー・ジャド

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2005'11.26 (Sat)

ミュシャ展の感想

今までの感想はあまりにも簡略化しすぎかなと思ったので、改めて細かい感想を、思いつくままに箇条書き。サントリーミュージアムで思ったことと、他の場所も含めて何回か見てきて思ったことと、書いてるうちにごっちゃになってしまいましたが、まあ、総括ということで。

東京のときの感想とかぶるけど、下絵と完成品の距離が近かったのは○。サラの一連の作品群も作品の隣ではなかったけど目の届く範囲内にあったし。
そういえばあれだけサラ物を並べておいてトスカがなかったな。
New York Daily Newsだっけ?新聞記事になんて書いてあるのか気になる。英語なら何とかなるかも、と頑張って読もうとしたけど字が小さいし分量も多いので途中で挫けました。照明も落とし気味だから読みにくいのよね。あんまり長時間占領しても他の人に悪いし。
装飾品(アクセサリーとか)とかケースに入った展示物は置き場所がばらけすぎてて見逃しそうになります。
今回の発見点。LUの缶をよーくみるとデザイン化されたロゴが入ってました。裏の方(壁側)なのでがんばって覗き込まないと見えませんが。
桜(桜草じゃない、睡蓮と対になったやつ)の装飾が細かい。
ギヨ・ペルティエ鉄工所のポスターの装飾が楽しいなー。
ビザンチン・ヘッド(特にブロンド)のまつげ萌え。
金髪JOBは暗いなー。でもしゃがんで下の方から見ると綺麗。
リュイナール・シャンペンはなんであんなにあごがぼってりしてるんだろう。隣にあった下絵はそうでもないのに。
スラブ叙事詩展のポスターは近づきすぎると失敗します。
並べ方のせいかもしれないけど、スラブ叙事詩(下絵)と写真が少なく感じた。
ロダン風の彫刻(裸婦像)のお尻が何故か気になった。
少女の頭部(彫像)は真後ろから見ると間抜けだ。
ネックレスに使われてる色石ってなんなんだろうなあ。
うちわのデザインはそのまま厚紙にでも貼って扇ぎたい気分になる。
主の祈り下絵は暗すぎて見えん。パステル画の一部も同様。入り口すぐの挿絵も同様。でも、そこでしばらくじーっと眺めて何か見えるまで待つのも楽しい。ただし額縁にガラスがはめ込まれてるのもあって反射して見づらいのが難点。
お気に入りの「冬景色」が目立たない場所にあるのが不満。
パステル画はまとめて展示されてるけど、何かの下絵として描かれたものとそうでないものは区別して展示すればいいのに。
タイトルって誰が付けたんだろう。なんとなく合ってないような気がするものもあった。
消失したという喜劇と悲劇の完成品(壁画)、せめて写真でも残ってたらなあ。
ベルト・ド・ラランドは愛人とあるけど、本当に今でいう「愛人」の立場だったんだろうか?マルシュカと同時に付き合ってたのかもしれないけど、結婚後は縁を切ったのでは?違うの?ちょうどパリからアメリカへ渡る前後のことで、あの辺りの時間的な関係がよくわからん。
財団コレクションだけで「決定版」というのは無理があるような。他の美術館にもたくさん名作はあるんだよ。約10年前の「生涯と芸術」展はいかにも総力を結集しました感があってスケールの大きい展覧会だったよなあと思う。その前の没後50周年展もね。後者はまだミュシャのことをよく知らない頃だったので見に行ってないんですが、図録を見ると何で行かなかったんだろうと悔やまれます。行ってたとしても当時の自分の年齢的にどれだけ堪能できたかは謎ですが。

Edit |  23:31 |  ミュシャ一般  |  TB(1)  |  CM(0)   このページの上へ

2005'11.25 (Fri)

蛇ブレスはしばらくNYに滞在

ニューヨークのThe Jewish Museum(ユダヤ美術館?)でサラ・ベルナール展というのをやるそうです。面白そう!こんなの日本ではやらないよねえ、きっと。でも以前天保山でやったベル・エポック展はかなりサラ度が高かったので、あれで我慢しておこう。
でですね、その展覧会にメディアの蛇ブレスが出展される模様。つまりその間は堺を留守にしてしまうんですね(来年4月まで)。だからこれから堺のミュシャ館へ行ってもあのブレスは見られないと。それはちょっと残念。
でもサラ・ベルナール展のためなら仕方ないです。そこに出さなくてどうするってくらい重要な作品ですから。蛇さん、NYで頑張ってきてね~。NYの人たちを虜にして帰ってくるんだよ~。と海の向こうに声援を飛ばしてみる。
あ、あと、その関係で、先日紹介した堺でのミュージアムトークもしばらく(といっても10日ほどですが)お休みだそうです。担当の方が不在にしてしまうので。入場無料期間が終わる頃には戻ってくるそうですが、無料期間中のトークもあるよと言った手前、ここでお知らせしておきます。でも美術館は開いているので鑑賞だけなら思う存分できるはず。
話は戻ってサラ展ですが、出品物はかなり多岐に渡るようです。衣装、ジュエリー、舞台関係の小物、絵画、彫刻、家具、写真などなど。さらには彼女の声を録音したものとか出演した映画もあるってことは、動いてるサラや喋ってる(歌ってる?)サラを見たり聞いたりできるってこと?いいなあ。
ミュシャ関係ではポスターは当然ですが、百合の冠があるっぽい。あれって写真でしか見たことないんだよなあ。シェレによるサラのポスターもあるらしいけど、どんなんだっけ?ロートレックもあるらしい。クレオパトラのブレスレットって何のことだろう。メディアのこと?よくあれのことをクレオパトラのブレスと紹介してる人がいるけど、ずっと不思議に思ってるんです。そういう説もあるの?それとも別にそういうブレスが存在するのかな?
紹介文を読んでるだけでも興味が尽きません。いろんな点で画期的な女優さんだったんですよねえ。ああ、NY…。せめてカタログだけでも見たいなあ。探せば見つかるかな。一応"worldwide"な書店で販売するって書いてあるし。
と思ったら、アマゾンに出てるのを発見。予約受付中とな。うわ、どうしよう。
0300109199Sarah Bernhardt: The Art of High Drama. (Published in Association with the Jewish Museum, New York S.)
Carol Ockman Kenneth E. Silver Janis Bergman-Carton
Yale Univ Pr 2005-12-28

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どうでもいい余談。
よく"The Divine Sarah"という表現を見るんですが、つい"Bernhardt"ではなく、"Vaughan"の方を思い浮かべてしまう私。分かる人だけ分かってください。でも正直、"Bernhardt"を知ってしまうと、"Vaughan"には申し訳ないけど格が違うなと感じてしまいます。というか比べちゃ駄目よね。ジャンルが違うもん。
もうひとつ。何故か最近はまってる趣味はユダヤ系と関係があるものが多いです。ガーシュインもそうだし、レヴァントもそうだし、ファインスタインもそう。で、サラもそうだったし、ミュシャはスラヴ系だけどゲシュタポに尋問された経験ありだから一応関係ある?

Edit |  20:38 |  ミュシャ一般  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

2005'11.25 (Fri)

ロッド・スチュワートでしっとり過ごす夜

「ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック」シリーズ第4弾が出ました。
B000BM6ILCザ・グレイト・アメリカン・ソングブック Vol.4
ロッド・スチュワート ダイアナ・ロス クリス・ボッティ

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ロッドは私が洋楽を聴き始めた頃から好きで、でもその頃はまさかこういう系統を歌うことになるとは思いもよらず。昔からのファンには賛否両論のようですが、私は嬉しがって聴いてます。
タイトルの通り、アメリカの偉大な曲を集めたアルバムでして、要はスタンダードナンバーを歌いまくってるわけです。ジャズというよりはポピュラーソングって感じかな。ここで見逃せないのは、シリーズ第1弾~4弾のアルバムすべてに1曲はガーシュインが入っていること。スタンダードソングなんて山ほどあって作者も山ほどいるのに、それだけ選ばれてしまうのって凄いよね。もしかしてロッドが個人的にガーシュイン好きなのかなあ。それともプロデューサーの好み?好みに関係なくいい曲を選ぶと結果がそうなるんだったら凄い。もう少し細かいことをいうと、それらガーシュイン作品は全部アイラの作詞です。作詞がアイラで作曲が他の人の曲も2曲あった。密かに嬉しい。全4枚を見直してみると他にはロジャース&ハートが多いですね。バーリンやポーターもあるけどそんなに多くない。
今回のアルバムでツボだったのは「I've Got a Crush on You」。ダイアナ・ロスとのデュエット、というのは別にどうでもよくて、フェイクというか合いの手みたいなのがいかにもロッドらしくて。スタンダード歌っててもやっぱりロッドはロッドなんだなあと思った瞬間でした。あと、ジャケットやブックレットの写真をよくよく見ると、高級そうなスーツ着てるよね。これもらしさか。
「Thanks For The Memory」と題された今回のアルバム、いかにも〆っぽいタイトルなんだけど、果たしてこれがシリーズ完結編になるんでしょうか。スタンダードを歌うロッドもいいけど、こう立て続けに出さなくてもなあという気持ちもあるので、次があってもいいけど、間に違うものを挟んで欲しいなと思います。
ところで、ボーナストラック目当てで日本盤を買ったけど、やっぱりアルバムの最後は「Thanks~」で締めくくりたいよなあ。「Cheek To Cheek」もいい曲だけど、余韻に浸れないのが今ひとつ。どうせ全曲リピートで聴いてるから関係ないっちゃー関係ないんですが。

Edit |  20:33 |  音楽  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

2005'11.24 (Thu)

ミュシャ展@天保山

行ってきました。朝イチで行くつもりが寝過ごして、美術館に着いたのが12時くらいでした。でもほどほどの込み具合で、妙に人が固まってる場所と全然人がいない場所があったので、空いてるタイミングを見計らえば、割とゆったりと見て回れました。
とりあえず簡単な感想は、並び順が不満。もう少し年代順を意識して欲しかったなあ。最初に数点初期の作品があったあとはいきなり四季がお出迎えで、あとしばらく装飾パネル、ポスター類があって、その後サラ・ベルナールものがあって、また後の方で初期の挿絵があったりするのがどうもわかりにくい。展示数に対して壁が足りなかったと見えて色々工夫して壁を増やしてたみたいだけど、最後の方の展示の仕方はイマイチだなあと思った。なんなんだあの柱は。最後の方は力尽きてあんまりじっくり見ずに流してしまいました。やっぱり240点って多いよねえ。次に行くときは後半を重点的に見よう。
もう出口に近いかなと思ったあたりで妙に騒がしいと思ったら、会場出口(チケットがないと入れないところ)に特設のグッズ売り場ができてました。てなわけで、以下、お土産レポートです。


クッキーボックスが買えて満足。あとは東京で買おうか迷ってやめたジスモンダのポスターと、黄道十二宮のメダル・ストラップ。あと、携帯の文字盤隠しシートとミニバッグを購入。バッグはぺらくて文字がプリントされてるだけで350円もして高いなあと思ったけど何となく気に入っちゃって。図録がちょうど入る大きさで、図録とセットで買うと50円安くなります。
他にお土産で気になったのは、夢想のトートバッグ。名古屋では黒地のしかなかったのに今回は白地のもあって、絶対白の方がいい!と思ったけど既に黒を買っちゃってるからなあと思いとどまりました。そんなに安くないしね。あと、これは前も見たかなあ、羽根ペンが売ってるのを見てアホかと思いました。Tシャツも微妙だよなあ。着れないって。今回もオリジナル版画売ってました。東京のときと同じところかな?相変わらず高いなあ。あと某販社で売ってるのとは別に財団が関わってるらしいジークレーとシルクスクリーンを併用したとかいうのも売ってた。売り場はちょっと手狭なので、これから混雑してくると大変だろうなあ。
あとは美術館の入り口すぐのところにある通常のミュージアムショップにも色々置いてありました。書籍類が充実してたかな。でも、アールヌーヴォー関係と一緒にアールデコ系も置いてあるのを見て、前回の売れ残り?とか意地悪なことを思ってしまう私。アールデコCDもあった。ミュシャグッズで目新しかったのは切手と食器(スプーンとか)かな。

*過去の巡回展について書いたもの
高松の感想(たいしたことは書いてない)
東京の感想(本編お土産編
名古屋の感想(グッズ売り場しか見てません)

ついでに帰りに梅田でやってた某販社の展示即売会に寄ってみました。特典のカレンダーは品切れで貰えず。オリジナルも展示してあって、ベネディクティンが見れたのがよかったかな。怪しいフィギュア(彫刻というのか銅像というのか)もありました。今回は販売員さんに捕まってしまったんですが、その怪しい像のパンフレットとか見せてもらえてそれなりに楽しんできました。そしてジークレーはやっぱりいまひとつだなあという結論に。細かい線が甘いのは販売員さんも認めてました。金箔もねえ、ライティングによっては意外と気にならないことはわかったけど、だからといってやっぱりない方がいいよなあと思った。リクリも置いてあったのでしっかり観察してきたけど、うーん、いかん、ジークレーを見た後に見るとなんとなくよさげに見えてしまいました。でもやっぱり色使いとかは好きになれないんだけどね。あとはどこまで正確なものかわからないけど財団の考え方みたいなのも聞いてやっぱり納得できないなあと思ったり。粗悪な模造品によるイメージダウンを避けるために財団でライセンス管理してるとか(表現は正確ではないです)そんな話なんですけど、それでなんであの像がOKなわけ?とっても怪しいんですけど…。わからん、いったいどういうイメージならOKなんだ。

Edit |  00:10 |  ミュシャ一般  |  TB(0)  |  CM(4)   このページの上へ

2005'11.20 (Sun)

フレッド・アステアに浸る日

今日はアステア映画3連発!
1937年公開の「踊らん哉」(Shall We Dance)
1942年公開の「スイング・ホテル」(Holiday Inn)
1956年公開の「パリの恋人」(Funny Face)

最近高まりつつあるガーシュイン熱に浮かされて「踊らん哉」と「パリの恋人」を入手してしまいました。「スイング・ホテル」はアービング・バーリンなんだけど、アステアがビング・クロスビーと競演してるというのに惹かれて。

B00008VHDE踊らん哉
フレッド・アステア マーク・サンドリッチ ジンジャー・ロジャース

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「踊らん哉」が見たくなった原因はこないだ見た「ジョージ・ガーシュウィン・ストーリー」。その中で犬の散歩シーンについて言及されていて見たくなったの。犬が可愛い。随分前に見たきりだったので詳しい内容は忘れてました。ストーリーはたわいないとはいえ十分楽しめました。色んなところに散りばめられた笑いもよかったし。脇役もよかったです。誤解が重なってわけわからん状態になってたけど、結局真相は伝わったんでしょうか。アステアが歌ってる部分だけ取り出すと3作中これが一番好きかな~。あと、寝ぐせがキュートでした。ダンスは「Slap That Bass」!これに限るでしょう。この曲と踊りはめちゃくちゃ好きです。

B00009PNEDスイング・ホテル
ビング・クロスビー マーク・サンドリッチ フレッド・アステア

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「スイング・ホテル」はクロスビーとアステアの共演目当てだったんだけど最初に見つけたDVDは5000円もするので躊躇してたところ、1000円の廉価版を見つけたので買っちゃいました。
スイング・ホテル
アステアが敵役みたいな位置付けだったのが意外でした。実際、見てたらついついクロスビーの方を応援したくなりますね。一応二人とも主役なんでしょうが、どちらかと言えばクロスビーの方がメインっぽい。有名な曲「ホワイト・クリスマス」が生まれたのもこの映画なんですよね。
B000666TN0ホワイト・クリスマス(紙ジャケット仕様)
ビング・クロスビー

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この映画のリメイクというか2番煎じで作った映画「ホワイト・クリスマス」の方が有名ですが。そちらの映画も以前見たことがありますが、詳しい内容は忘れた。
B000BEYC5Yホワイト・クリスマス スペシャル・エディション
ビング・クロスビー マイケル・カーティズ ダニー・ケイ

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「スイング・ホテル」は冒頭からクロスビーの歌とアステアのダンスでヒロインを取り合ってる場面があるのに苦笑。アステアの歌だっていいと思うよ。私は好き。クロスビーのダンスは…えー、まあ、悪くはないんじゃないかと。一番の見せ場はクロスビーがリンダと一緒に「ホワイト・クリスマス」を歌うところかなあ。ツリーの飾りはあんな風にうまいこと鳴らないぞと突っ込みを入れつつ、そういえばもうすぐクリスマスだなあなんて思いながらしみじみしてました。アステアの見せ所は爆竹ダンスでしょうか。なんとなくこの映画のアステアはやさぐれてる風なのが新鮮でした。

B000B84MDWパリの恋人
オードリー・ヘプバーン スタンリー・ドーネン フレッド・アステア

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「パリの恋人」はたぶん見たことあるはずなんだけど、あんまりよく憶えてなかった。オードリーは確かに可愛いけど、ちょっと性格がなあ。賢いけどバカみたいな。アステアはちょっとプレイボーイ風?会っていきなりキスしちゃったり。それもさらっとやってのけてるところにしびれました。今まで見た映画ではだいたいダンサーとか役者とかそんな役ばっかりだったけど、今回はカメラマンという設定なのも新鮮。カメラマンのくせにバリバリ踊ってるんだけどね。一番のお気に入りは暗室の中のシーンかな。派手に踊るわけじゃないけど作業がリズミカルなんですよ。あとは後半でアステアがつけひげで変装してるところが楽しかった。あの会場の雰囲気であの歌と踊りは浮くんじゃないかと心配しながら見てたけど大丈夫なのね。

30代と40代と50代のアステアを一気に見たわけですが、役柄のせいもあるかもしれないけど、50代のアステアが一番素敵かも。こないだ見た「バンド・ワゴン」も50代のアステアだったけど、あれも素敵だったなあ。実はおやじ好き?

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2005'11.19 (Sat)

大満足のスラブ叙事詩セミナー

昨日東京から帰ってきたのが日付が変わる頃だったので、ミュシャ展とはしごするのは断念して午前中はゆっくり休んで、午後から神戸へ出かけました。ミュシャ展は明日か23日に行こう。
神戸では阪急のサービスセンターに寄って前売り券とラガールカードをゲット。


係員さんが親切にラガールカードでも割引あるよって教えてくれたけど、前売り券も欲しかったんだもの。別に前売り券を買っても損にはならないのでいいんです。パンフレットもサントリーに置いてあったのとちょっと違ってたのでついでに貰ってきました。違いはサイズが一回り大きいのと、ぺラッとした紙1枚なところくらいですが。比較のために並べて撮ってみました。下の2枚がサントリーので、一番上(右)のが阪急のです。
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駅にポスターも貼ってありました。しかし「会場までのお出かけは、便利な阪急電鉄で!!」って大阪港まで阪急は乗り入れてないでしょうに。
電車の中でも激写!(人が少なかったので…)
05-11-19_13-45.jpg

そういえば、サントリーのHPでミュシャ展特製グッズが紹介されてますね。あれ、なんか増えてません?クッキーボックスは絶対買うぞー。カレンダーはどうかなあ。携帯の画面を隠すやつってどうなんだろう。
ところで、またまたアレなタイミングで展示即売会やってるんですねえ。梅田で。カレンダーもらえるらしいDMが届いてたので行ってみようかどうか考え中。一度この目で確かめようと行ってみたけど、もう少しよく観察してみたいなあと思って。カレンダーにつられてることも否定はしません(笑)

さて、肝心のセミナーですが、とても面白かったです。前半は大学院生の人のスラブ叙事詩について調べたことの発表とそれについての島田紀夫先生の講評、後半はスラブ叙事詩以前のミュシャについて島田先生が語ってくれました。
大学院生の方は実際にチェコまでスラブ叙事詩を見に行ったそうですが、そこで貰ってきたと思われる解説書のコピーを頂けたのがラッキー。あとでゆっくり読みます。
発表では、ミュシャがスラブ叙事詩の構想を抱き始めた頃から、実際に着手して完成させるまでを時代を追って説明してくれました。まだまだスラブ叙事詩について解明されていないことも多くて、これからの研究が期待されます。あと、展示に関するぶっちゃけ話も面白かったです。チェコの片田舎のお城に展示されていることは周知のとおりですが、展示のされ方はかなり適当らしいこと、並べ方は時代順でもなければテーマごとに分けられてもいない、絵の大きさに対して展示スペースが十分でないために全貌が見渡せないこと、特に上の方がはっきり見えない、カメラで撮影するにもスペースの関係で全体をしっかり納めることができない、といった話でした。また、歴史画とか説明的な絵画というのは20世紀の美術界から見ると時代遅れで、芸術的な評価というのはどうなされるべきなのか、といったこともお話されていました。
後半はミュシャのパリ時代、特にサラ・ベルナールを描いた作品についての島田先生のお話でした。まずミュシャはジスモンダで一夜にして成功したシンデレラ・ボーイのように語られてきているけれども、実際はそうではなかったという証拠があるというお話。ミュシャがジスモンダのポスターを頼まれたとき、実はジスモンダはそれ以前にも上演されていて、その再演のためのポスターだったんですね。そして、最初の上演時にミュシャが描いたその舞台に関するデッサンが何枚か残っています。さらにはもっと前のサラ・ベルナールの舞台「クレオパトラ」のデッサンも残っています。つまり、例のクリスマスにポスターを依頼される前からミュシャはサラと何らかの繋がりがあったし、ジスモンダの舞台の内容にも精通していたということです。これは別につい最近わかったことではなくてもう20年くらい前からわかってることなんですけど、どうしても伝説的なエピソードの方が広まってるために、いまだにあまり知られてないような気がします。
あとは他のサラのポスターについて軽く解説をしてくれました。その中で、サラの百合の冠をかぶったポスターが日本で「明星」という雑誌に流用されてたという件で、ミュシャの息子ジリ・ミュシャ(イージー・ムハ)がそれを見て大変喜んだという話をされていました。「著作権侵害だ!」だなんて野暮なことを言わないジリに非常に好感を持ちました。
それから、ポスターで成功する前にミュシャは挿絵画家としてある程度の成功を収めています。挿絵というのは文章を絵で説明するもの。ポスターは宣伝したいものを絵で説明するもの。そして、スラブ叙事詩も民族の歴史を絵で説明するもの。一見パリ時代とチェコ時代ではまったく違うことをやっているように見えても実は共通点があったというお話しが、今回一番心に残りました。
2004年にも島田先生はこの会でセミナーを開いていて、そのときにもスラブ叙事詩がお題だったようで、その資料もコピーして貰ってしまいました。これがなかなかしっかりとした解説で、それぞれの絵に何が描かれているか勉強になります。でも私は基本的な知識がないのでぱっと読んだだけではあまり理解できませんでした…勉強しましょう。
そして今回もミーハー丸出しでサインもらっちゃいました。こんなこともあろうかとしっかり島田先生の著書を持っていくあたり、実は狙ってたってことがバレバレですね。
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Edit |  22:44 |  ミュシャ一般  |  TB(1)  |  CM(6)   このページの上へ

2005'11.14 (Mon)

ミュシャ館お得情報

掲示板に寄せられた情報です。
11月20日から12月4日まで、堺のミュシャ館は入場無料だそうです。(「堺の芸術文化の振興を図るため、「第59回堺市展」の開催にあわせて、与謝野晶子文芸館とアルフォンス・ミュシャ館の観覧料を無料とします。」(堺市のHPから引用)とのこと)

*11/25追記
以下の情報は美術館側の都合で取り止めになったそうです。
*以下の情報は私自身が確認したわけではないので、問い合わせは関係機関に直接お願いします。
ミュシャ館ではミュージアムトークを定期的に開催していますが、無料期間はお休み。ただし、サントリーミュージアムのミュシャ展と一緒に見る人にはトークをしてくれるそうです。 時間は11時と2時から、学芸員さんがいるときだけという制限はありますが(不在の場合はNG)、チャンスがあれば是非!


Edit |  22:47 |  ミュシャ一般  |  TB(1)  |  CM(0)   このページの上へ

2005'11.13 (Sun)

サロン・ド・カフェ新旧比較

てなわけで、マイナーチェンジ版を買ってみました。だって、道を歩いてたら伊藤園の自販機が目に入って、リニューアル・パッケージが見えてしまったんだもん。
とりあえず「ブレンド」~「アロマブレンド」~「ハイアロマブレンド」という変遷の様子など。
05-11-12_14-13~00.jpg

コーヒーの味にはまったくこだわりがないので、リニューアルされても違いは全然わかんないです。というか、前の味を憶えてないよ。
表側のデザインが変わってるのは伊藤園の公式サイトでもわかるんですが、側面の説明文のところも変わってました。
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ちなみにこのサロン・ド・カフェですが、小耳に挟んだ情報では、全国発売前に静岡あたりで先行テスト販売してたらしく、そのときのパッケージは今のとはまた違ったみたいです。たしか味が3種類くらいあったけど地の色が違うだけで使われてる絵はみんな同じ「サロン・デ・サン」だったとか。さすがにその缶までは持ってませんが。
こうやって取ってある缶ですが、何か使い道はないものか。ただ並べて置いておくだけというのも、数が増えてくると邪魔くさいしなあ。いい飾り方があるといいんだけどな。

Edit |  21:11 |  ミュシャ一般  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

2005'11.13 (Sun)

「スター!」を見てみた

ジュリー・アンドリュース主演のガートルード・ローレンス伝記映画「スター!」を見てみました(理由はこの辺にあります)。
B000B84N4Kスター! 特別編
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005-10-21

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見ながら思ったこと。ガーティ(彼女の愛称)はかなりのうざキャラです。後半は割とマシだったんですけど、最初の方は早送りしたい誘惑にかられました。実際にガーティは自己主張するタイプの人だったみたいですけど、ほんとにこんなハイテンションだったのかは知りません。
この映画は「サウンド・オブ・ミュージック」の成功を受けて同じスタッフで作った大作映画だったみたいですが、あまりヒットしなかった模様。確かになあ、感動巨編でもないし、ミュージカルのシーンもそれなりにあるけど、うーん、微妙、て感じ。
振付師がこないだ見たバンド・ワゴンと同じマイケル・キッドだったことに反応したり、ジャック・ブキャナンに反応したり(本物じゃなくて、映画の中の役として出てきた)、主役やストーリー展開に関係ない部分に注目してばかりでした。ガーシュインが関わった舞台「オー・ケイ!」は、「Someone To Watch Over Me」を歌う場面がクローズアップされただけで、さらっと流されてたなあ。でも舞台とは別に「Do Do Do」を何回も歌ってたのは加算ポイント。あと、アメリカでの初舞台の初日の打ち上げパーティがアルゴンキン・ホテルだったところにも注目(ファインスタインのCDにも出てきた名前だし、レヴァントのこと調べてるときにも出てきた名前なので)。最後にクルト・ヴァイルの舞台「レディ・イン・ザ・ダーク」も出てきて、アイラ・ガーシュイン作詞の「マイ・シップ」と「ジェニー」を歌ってたところにも注目。「ジェニー」は妙な歌だよなあ。そもそもこの舞台ってどんな筋なんだろう。あと、コール・ポーターの曲も出てくるって聞いてたけどどの曲かわからなくて、後で調べたら「The Physician」という曲だった。妙な歌詞の歌を歌ってる舞台シーンがあって、なんだこりゃとおもってたらそれだったんですね。そう言われてみるとポーターっぽいという気も。
あとはノエル・カワードのキャラがよかったな。皮肉が利いてるけど毒は少なめな感じ。どこまで現実通りの描写なのかは知りませんけど、ガーティとの関係は面白いですねえ。あとはカワードの曲がたくさん出てきてたみたいなのも興味深かったかな。カワードのことは最近知ったばかりなので全然知識がないけど、こういう人だったのかと。イギリスでは回顧ブームでトリビュート・アルバムが作られたりもしてるみたいですが、日本じゃあまり知られてませんよね?
ところでこの映画、制作時点でガーティは亡くなっていましたが、カワードってまだ存命だったんですね。というか、ガーティは50代で亡くなってたんですね。そっちの方がびっくりした。肝臓癌だったとか。
ガーティの重要な舞台としては「王様と私」もあるらしいんですが、そこまでは紹介されませんでしたね。晩年まで描かずに終わってしまったので。せっかくガーシュイン、ポーター、カワードを出したならロジャース&ハマースタインも押さえておいて欲しかったなあ。何か理由があるのだろうか。
本編のストーリーに関する感想がないような気がしますが、だってあんまり言及すべき点がないんだもの。恋愛模様についてはそんな面白みもなかったし、娘との関係もなんかよくわかんないまま終わっちゃったし、舞台への執着みたいなものは書かれてたけど、いまひとつ深みに欠けたような気がするし。よくミュージカルはストーリーなんて二の次で芸を楽しめればいいって話もあるけど、これはミュージカル映画というには歌や踊りにインパクトがないしなあ。結局、あの時代やあの世界に関する豆知識を仕入れることができたのがよかったかなーという感想になってしまいました。
このDVDについてくる映像特典は、あんまり目新しい内容もなくてイマイチかなあ。静止画のスライドみたいなのは訳すら付いてないし。せめて写真のところはスライドショーみたいに自動で切り替わって欲しかったなあ。いちいちマウスでクリックしてコマ送りしなきゃいけなくて、邪魔くさかった。
ジュリー・アンドリュースの歌声はついサウンド・オブ・ミュージックを思い出してしまうけれど、「Someone~」と「Do Do Do」ではちょっと本物に近い雰囲気出てたかな。本物を知ってるのがその2曲だけなので、他の曲については判断できないんですが。

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2005'11.12 (Sat)

来年のカレンダー

今年もまたアール・ヌーヴォー・カレンダーを買ってしまいました。
(*ミュシャのカレンダーについては別の日の記事で言及しています。)



去年買ったのは結構有名どころが多かった気がするんだけど、今回のは知らない名前が多いなあ。作家名は以下のとおり。重複してる人もいるので12人より少ないです。
Alexandre de Riquer
Eugene Grasset(ウジェーヌ・グラッセ)
Jules-Alexandre Grun
Louis J. Rhead
Juan Cardona y Tio
Louis Maurice Boutet de Monvel
Theodore Van Rysselberghe
Manuel Robbe
Jane Atche(昔紹介したことのある人です
Marcel Lenoir
こういうカレンダーのいいところは、新鮮な出会いがあることですね。作家限定モノとは違って見たことがない絵を見られるのが楽しい。アールヌーヴォーの雰囲気が好きで、作家には拘らない人にはいいかも。
私はアマゾンで買ったんですが、見本画像がないんですよね。
0764931091Art Nouveau 2006 Calendar

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さすがに何にもわからずに買うのはアレなので、調べましたよ。きっと紹介してるところがあるはずだと。というわけで、どんなのか知りたい人はこちら(海外のYahoo系のショップ?)でどうぞ。すべての月のイラストも小さくですが載ってます。

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2005'11.10 (Thu)

ジャネット・ジャクソンとミュージカル

バンド・ワゴン繋がりで、久しぶりにジャネット・ジャクソンのビデオを見ました。
B0009N2W5Eデザイン・オブ・ア・ディケイド~グレイテスト・ヒッツ
ジャネット・ジャクソン

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これはジャネットの初期PV集。この中の「オールライト」って曲にバンドワゴンに出てたシド・チャリシーが出てるんですね。今まで知らずに見てたけど、最近たまたま小耳に挟んで、そういえばそれらしい人いたなあと記憶には残ってたので、せっかくだし見直してみようとビデオを引っ張り出してきました。出てくるのは一瞬ですが、このビデオの時点でシドはもうそれなりの御歳なのに美脚を披露してます。
ビデオの解説書にジャネットはミュージカル好きだとあって、そういえばマイケル・ジャクソンもフレッド・アステアに影響受けてるらしいし、今まで音楽ビデオを見るときにそういう視点で見たことなかったけど、ものによってはミュージカルに近いものもあるなあと感じました。映画としてのミュージカルは下火になっても、こうやって脈々と受け継がれてるんですねえ。
このビデオを買った動機はジャネット以外のところにある…という話は過去に書いてますが、またしても本人以外のところに注目してる私って。ジャネットの歌もリズムネイション時代は結構好きだったんだけどね。最近のはよく知らないや。
マイケルも昔はかっこいいと思ってたな~。リアルタイムで聴いてたのは「ブラック・オア・ホワイト」の頃で、既にお顔の方も様変わりしてたけど(笑)、パフォーマンスはやっぱり凄いんだなあと思った記憶が。今は…どうなんでしょ。

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2005'11.10 (Thu)

イメージの管理?

ヤフー登録サイトを見てたらなんだかアレなサイトを見つけてしまった。

ミュシャのライセンス管理会社ってのがあるのは前から知ってたけど(存在だけは知っていたが具体的には知らなかった)、改めて見るとやっぱりアレな気分に。
ブランド展開ってさあ、あの怪しいフィギュアとか、趣味の悪い金箔細工とか、妙な表面処理をした複製画とか、そういうのが目指すイメージなんですか?と問いたい。超高級グッズを作ることがイメージ向上になるの?おだてて持ち上げて半ば強引にローン組ませてもイメージ向上?「大衆のための芸術を作りたい」という言葉をアピールするなら本当に「大衆」向けで良質なものを作ってくださいよ。
私はその言葉よりも、息子のジリ(イージー)が言っていた「父の芸術は民謡みたいなもの」という表現の方が好きです。誰が描いたのかは知らなくても誰もがどこかで目にしている、そんな普遍的な存在。私がミュシャもどきを見つけては喜んでるのもそんな考えが頭にあるからかな。ミュシャの創り出したスタイルはもうミュシャだけのものではないのです。テンプレートのようなものとして皆が利用することができる。そして見た人は、その向こうにミュシャの存在を感じ取る。はっきりとミュシャの名前が浮かばなくても、漠然と、ある様式で描かれた絵として認識する。そうなってもミュシャは決して憤りを感じたりはしないと思うんだけどな。実際、自分が描かなくても済むように、他の人が同様のスタイルで描くための教科書として「装飾資料集」とか「装飾人物集」を出版したわけだし。
ここからは私の勝手な想像ですが、ミュシャは自分の名前が残ることにあまり執着はないんじゃないのかしら。もちろん後半生のスラヴ民族のための活動は残したいと思っているでしょうが、ほんの10年余りのパリでの絶頂期の名声なんて屁でもないと思っていそう。どちらかというと装飾画家としての自分のイメージを嫌っていたんじゃないかと。元々アカデミック志向の人でしたし。だからパリを去ってアメリカへ行ったときも、最初のうちはポスターや装飾系の仕事は受けずに肖像画家など別の方法で活動しようとしてたくらいですし。結局それは受け入れられずに仕方なくポスターの仕事もしたそうですが。あ、でも、だからといってやっつけ仕事をしていたわけではないと思いますよ。
後世の人間である私たちがそれを残そうとする行為は別に悪いことではないと思うけれど、過剰に管理しすぎるのもどうなのかなあと思う。しかも管理したがってる人の持ってるイメージってのが微妙なのもアレな気分になる原因なわけで。単に私の趣味に合わないだけだと言われればおしまいですが、どうなんでしょうね、オリジナルに色を付けて「新たなイメージを創造」とか言ってるのは。

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2005'11.09 (Wed)

スラブ叙事詩の講演会@神戸

こ、こんなセミナーが!
チェコ/スロバキアを知ろうセミナー
共催:関西チェコ/スロバキア協会・神戸チェコ共和国名誉領事館
発表と講演:ミュシャの『スラブ叙事詩』をめぐって
講演:島田紀夫氏(実践女子大学教授) 発表:小野尚子氏(本協会理事)
日 時 : 2005年11月19日(土) 午後3時~5時
会 場 : 兵庫トヨタ本社ビル8F会議室(神戸・三宮)
参加費 : 会員/500円  一般/800円
*事前申し込みが必要です。

うわー、行きたいー。って、11月19日(土)ですか。ミュシャ展の初日じゃないですか。うーん、どうしよう。ミュシャ展初日に行きたいなら午前中に行けばいいんだけど、前日まで東京出張なんだよなあ。体力持つかしら。
ところで、このセミナーって一般人が行っても浮かないかなあ。

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2005'11.09 (Wed)

自在堂にて

開廊25周年記念アルフォンス・ミュシャ作品展
11月9日~23日(日曜休み)
というのが、東京青山のミュシャ専門画廊、自在堂にて開催中です。
*行くときは事前連絡が必要なようです。

私は数年前に一度行ったことがあるだけですが、それなりなお値段のオリジナル・リトグラフからお手頃価格のミュシャグッズまで色々あったので、画廊ということに気後れせずに気軽に行ってみてはどうかなと思います。

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2005'11.09 (Wed)

ガーシュイン・ファンなら買うべし!

こんなDVDが出てるのを知って、ガーシュインゆかりの人が出演してるドキュメンタリーらしいので、どんなかなーと思って買ってみました。
B000AHQEX0Good Music! Good Price!シリーズ ジョージ・ガーシュウィン・ストーリー
アイラ・ガーシュウィン エラ・フィッツジェラルド マイケル・ティルソン・トーマス

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これ、絶対ファンなら買うべきです。めっちゃ貴重な映像が盛りだくさんなんだもの。
1987年BBC制作のTV番組だったのかな?タイトルバックには「George Gershwin Remembered」とありました。
最初にジョージ・ガーシュインの妹、フランシスが登場して喋ってて、ちょっと感動。ガーシュインがピアノを弾く姿(1931年の映像)が映ってさらに感激してたら、なんか聞き覚えのある声が…と思ったらマイケル・ファインスタインが登場。"When You Want'em, You Can't Get'em, When You've Got'em, You Don't Want'em"というガーシュインの初出版曲を歌ってます。その後もいろいろ見どころいっぱいです。
まず、ゲストが豪華です。ガーシュインが好きならきっと知っているあんな人こんな人が次々と登場。インタビューで登場するのが、フランシス・ガーシュイン、マイケル・ファインスタイン、マイケル・ティルソン・トマス(ピアノも弾いてます)、レナード・バーンスタイン、ケイ・スウィフト、リンダ・ロンシュタット、トッド・ダンカン、アン・ブラウン、アーヴィング・シーザー、エドワード・ヤブロンスキー、あと、私は初めて聞いた名前で、Kitty Carlisle Hart(ガーシュインと親しかった女優)、Mabel Schirmer(職業は不明。これまたガーシュインと親しかったらしい)、Virgil Thomson(作曲家)、Hermes Pan(「踊らん哉」の振り付け師)という人も喋ってました。
過去の映画の映像もたくさん。「アメリカ交響楽(1945)」「巴里のアメリカ人(1951)」「踊らん哉(1937)」は定番としても、今まで見たことなかった「ガール・クレイジー(1943)」(ジュディ・ガーランドが可愛い!)「ジョージ・ホワイトのスキャンダル(1935)」「レディ・ビー・グッド(1941)」「デリシャス(1931)」といった映画も登場。「キング・オブ・ジャズ」というポール・ホワイトマンの映画とか、「ジグフェルド・フォリーズ(1946)」でのフレッド・アステアとジーン・ケリーのデュエット(これがガーシュインの曲なんですね)とかも出てきます。エラ・フィッツジェラルドのライブ映像(1974)もあって、"The man I love"を歌ってます。1984年のロサンゼルス・オリンピックの開幕式の映像もありました。84台のピアノで「ラプソディ~」を演奏しているというもの。ちょっと映りは悪いけど壮観です。
ハロルド・アーレンのホームビデオからのプライベート映像も満載。その中にはジョージもアイラもいて、オスカー・レヴァントもばっちり写ってました。他にも有名人が写ってるのかな。キャプションが出てたのはSimone Simon、Lillian Hellmanといったところ。ハロルド・アーレン本人も写ってました。
「ストライク・アップ・ザ・バンド」のリハーサル風景もあってガーシュインが喋ってピアノ弾いてたり。「ポーギーとベス」のリハーサル風景もあったけど、こちらはガーシュインはいないみたい。「ポーギー」の映画っぽい映像も。George Goodman、George Webb、Isabelle Lucasといった名前がキャプション出てました。
他にもパリへ行ったときのエピソードでラヴェルの映像があったり、ビバリーヒルズの豪邸での映像としてPaulette Goddard、Arnold Schoenberg(シェーンベルク)の名前もあったり。
内容の方もただの業績紹介に終わってないところがいい。詳しく説明するのは面倒なので見てください、と言って逃げます(笑)
ひとつだけ、おっ、と思ったのが、ガーシュインが映画の仕事をしてみて、ハリウッドでの仕事のやり方に不満を持っていたというエピソード。その内容とリンクしてるなーと思ったのがつい最近見つけて読んだこのコラム。
ティン・パン・アレイの歴史(フジパシフィック音楽出版)
こういう歴史的な背景を知ってると理解度が増します。
番組の最後にファインスタインが歌う"Our Love is Here To Stay"。この曲はジョージの死後に残された曲にアイラが歌詞を付けたもの。この曲にアイラはジョージへの思いを込めた、というエピソードは知ってたけど、何故か今日は特にぐっときた。"Love"って男女の恋愛だけじゃないよね。この"Our"ってジョージとアイラのことを指してるんだよね。特にヴァースの部分が切ないです。

Nothing seems to be lasting, but that isn't our affair.
We've got something permanent, I mean in the way we care.

from "Our Love is Here to Saty" by Ira Gershwin

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2005'11.08 (Tue)

ミュシャ展@島根の入場者数

最終的には3万人くらいだったみたいですね。
日本海テレビのサイト内に2万人達成というニュースが掲載されてたみたいです。(その日の内容はもう消えてしまったみたいですが、キャッシュに残ってました)
で、とある場所に3万人セレモニーをやっていたという情報が。日付はありませんでしたけど、たぶん最終日間近の日かと。
こんなこと調べてもあんまり意味はないかもしれませんが、何となく今までチェックし続けてきてたので、今回の情報ものっけときます。

ちなみに、過去の会場の入場者数は、浜松は2ヶ月半で3万人(関連記事)、名古屋は1ヶ月弱で4万人(関連記事)、東京展が約2ヶ月で24万人(ミュシャ展公式)、高松は1ヶ月強で1万人強でした(高松市美術館公式)。

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2005'11.07 (Mon)

ミュシャ展記念カード発売

ミュシャ展記念のプリペイドカードが発売になるそうです。
ラガールカード(阪急電鉄)は11/19、レインボーカード(大阪市営地下鉄)は12/1発売だそうな。ラガールは3000円分、レインボーは1000円分。
どっちもよく行くところで買えるから、絶対買うぞ~。で、たぶんしっかり使います。コレクター的には未使用でないと価値がなかったりするのかもしれないけど、私は持ってれば満足なだけだし、さすがに3000円分となってくると未使用保存するのは勿体無いもん…。ただ最近回数券をよく利用するようになって普通のプリペイドカードはなかなか減らないという現実もあるのですが。
このカードを持っていくとミュシャ展が1割引になるそうです。前売り券も1割引です。こないだ貰ってきたパンフにも割引券がついていて、それも同様の割引。アールデコ展では講演会に申し込んだらその入場整理券を持ってくと1割引になりました。今回もそうなんだろうか?ちょっと気を付けて見ると色んなところにお得な情報が転がってるので、是非気にしてみてくださいね。
チケットは、昔行ったミュシャ展ではちゃんとミュシャのイラストが入った券だったけど、今度のはどうなんでしょうね。最近は字だけのチケットが多いからなあ。記念に取って置きたくなるチケットが欲しいわ。

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2005'11.07 (Mon)

迷宮美術館の感想

今回のテーマは、ポスター&ミュシャ。ちょっと物足りなかったけどそれなりに楽しめました。
この番組は初めて見たんだけど、クイズ番組なんですね。最初のクイズはミュシャ好きには常識よ、なんて思ったりして。次のクイズは外しました。文字をデザインの中に取り込んだってのもシェレのアイデアだったと思ったんだけど、そっちじゃなかったのね。シェレ以前は絵と文字は完全に分かれてたっていう話を聞いたことあるんだけどな。ロシアン・アバンギャルドは門外漢なのでよくわかりませんでした。カッサンドルもちらっと出てたけど扱い小さかったなー。できればノルマンディ号を出して欲しかった。北斎のあたりはよそ見しながら見てました。
ミュシャ特集では、パリを去るエピソードについて、ちょっと大げさに書きすぎな気がした。キャリアの頂点だったっていうけど、アール・ヌーヴォーって1900年がピークだったという説もあるし(実際、1910年頃には廃れてしまい、次のムーヴメント、アール・デコに移行しています)、引き際を心得てたってだけじゃないのかなあ。その上で他にやりたいことができたから方向転換したんじゃないかと。番組的に盛り上げるためには仕方ないか。
ミュシャがチェコからパリに出てくる経緯ははしょってるなー。でも挿絵画家としてのキャリアがちゃんと取り上げられていたのでよしとするか(なにを偉そうに…)。ジスモンダのネタは定番ですね。
メディアのブレスレット出てましたね!ミュシャ館の斉藤さんが出ているのを見てきゃーとミーハーな反応をする私。あのブレスを腕につけることができるなんて、あのタレントさん(誰だっけ?知らない人だった)羨ましいなあ。
番組で使った小道具(ポスターの実物大パネル)って後はどうするんでしょうね。捨てるくらいならちょうだい!とか思ったり。

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2005'11.06 (Sun)

バンド・ワゴン見ました

アステアかっこい~。靴磨きシーンが特に楽しかったです。おかしいなあ、レヴァント目当てで買ったはずなのに。レヴァントもいい味出してたけど、やっぱりアステアに目が行くよね~。
B0009G3EVWバンド・ワゴン 特別版
フレッド・アステア ヴィンセント・ミネリ シド・チャリシー

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邪道とは思いつつも、ライザ・ミネリとマイケル・ファインスタインによる音声解説付きを先に鑑賞。一応本編のストーリーも追いながら見てたけど、細かいセリフは全然頭に入ってこないので、後でちゃんと普通に見よう。
音声解説はこの二人の関係とか彼らがどういう人物なのかを知らないとわかりにくいところがあるかも。でも裏話が色々聞けるので時間があるときに是非音声解説モードで鑑賞してみてください。一応簡単に説明すると、ライザ・ミネリは(説明不要かもしれないけど)この映画の監督の娘で女優、ファインスタインはライザの長年の友人でありブロードウェイやハリウッドのミュージカルにものすごく詳しい人で、歌手でもあります(詳しくはここに書いてあります)。ライザ・ミネリって撮影見学にしょっちゅう行ってたんですね。羨ましい境遇だ。ファインスタインは博識ぶり(オタクっぷりともいう)を披露してました。
監督がこないだ見たばかりの「巴里のアメリカ人」と同じだというのを知らずに買ったんですが、音声解説を聞いてたら「巴里のアメリカ人」の衣装を使いまわしてるって話があって、見たばかりだったからすぐにわかりました。
事前にネットで評判を読んで「ガール・ハント・バレエ」というのが気になってたんだけど、「ガール・ハント」ってなんのこっちゃと思ったらああいうネタだったんですね。ミッキー・スピレーンのパロディとのことで、調べてみると「ガールハンター」という小説(映画にもなった)があるみたい。でもその小説が発表されたのが1962とあるのでこの映画よりも後ですよね。ってことはタイトルは関係ないのかな。
私があの内容とタイトルで連想したのは「マンハント」なんですが、この推測って合ってるのかな。昔アメリカで刊行されていたミステリー雑誌に「ブラック・マスク(Black Mask)」とか「マンハント(Manhunt)」ってのがありまして。私はその昔ミステリーやサスペンス小説にはまってたことがあって、私の大好きだったウールリッチも含め有名な作家の多くがその手の雑誌で活躍してたんですよ。だから思いついたんだけど、あのシーンの最初に出てくる看板もそれっぽかったしあながち外れてはいないと思うんだけどな。もし違ってもバレエの内容はいかにもその時代の探偵小説な雰囲気バリバリで見てて楽しかったです。あのアステアの最初のセリフとか、その後出てくる女(チャリシー)のいでたちとか、雰囲気出すぎ。ミッキー・スピレーンは読んだことないけど、その手の雑誌に載ってたお話はミステリーといいつつ内容は結構はちゃめちゃだったらしいので、あのバレエ内のストーリーがはちゃめちゃなのもアリかなと。
バレエといえば「巴里のアメリカ人」でも長いバレエ・シーンがあるのですが、あれって色んな絵画の中に入り込んでるって設定なんですよね。そこに注目すると結構楽しめます。でも私にわかったのはロートレックとデュフィくらい。残りはそのうち気が向いたら見直して確かめてみようっと。(詳しくは、デュフィ:コンコルド広場、ルノワール:ポンヌフ、ユトリロ:モンマルトル、ルソー:動物園、ゴッホ:オペラ座、ロートレック:ムーランルージュ、ということらしい)
ストーリーがバックステージものということで思い出したのが「オール・ザット・ジャズ」。あれも最後にバレエではないけど延々と歌と踊りのシーンが続くよね。どうも私が興味を持つものってどこかに共通点があるものが多いな。不思議。
おまけ映像も楽しかったです。各出演者や制作関係者のエピソードとか興味深かったし、ミネリ監督のキャリアの紹介に出てきてたジュディ・ガーランドが可愛かったし、ジャック・ブキャナンのショートフィルムは意味不明だったけどある意味これも可愛かったです。
ジュディ・ガーランドといえば、「スタア誕生」を一度見てみたいなあと思ってるんだけど、DVDは期間限定リリースされたけど今は廃盤なんですね。レンタル店とかに行ったら置いてあるのかなあ。どうもレンタルって苦手で借りたことないんだけど、近所にあるし、そのうち見に行ってみようかなあ。それか中古を探すか。
音楽については、うーん、ザッツ・エンターテインメントとか有名なんだろうけど、やっぱり私はそれほど好みじゃないなあ。靴磨きの歌はなかなかキャッチーでよかったです。

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2005'11.05 (Sat)

ミュシャ展の下見

今日はサントリーミュージアム天保山へ行ってきました。ミュシャ展の下見に、というのは冗談で、この間じっくり見れなかったアール・デコ展をもう一度見ておこうと思って。


まだ11月になったばかりだというのに、天保山はもうクリスマス・ムードたっぷり。べたべたしてるカップルを尻目にサントリーミュージアムに急ぎます。
アール・デコ展はこの間さらっと流し見したときも思ったんだけど、ひとつひとつの作品に浸るという感じではなくて、全体的な流れや雰囲気を見て楽しむという感じでした。時代の雰囲気とか風俗とか、そういうものを肌で感じるというか。今回の展覧会を企画したヴィクトリア&アルバート美術館が数年前にアール・ヌーヴォー展というのも企画開催してたんですが、それを見に行ったときは職人技に感心したり自分からは遠い世界のものを見てる感じだったんだけど、アール・デコはものすごく身近なイメージ。アール・ヌーヴォーもそれ以前の美術品と比べればかなり庶民に近づいてはいるけど、なんとなくあんまり身近な感じはしないんですよね。

で、会場を出たところに次回展のポスターが!
05-11-05_18-42.jpg

こっそり撮影したので見難いですが、これがでっかいんですよ~。2枚のポスターが並べて貼ってあって、2枚合わせると花シリーズが揃うという構成。このポスター欲しい!と美術館の人に詰め寄りたくなってしまいました。
パンフレットも置いてあったのでもらってきました。何故か3部も。
05-11-05_23-13.jpg

だいぶ前にもちらっと書いた気がするけど、今回のミュシャ展の公式ロゴって個人的には今ひとつだと思ってるんですが、このパンフレットではそれがちょっと緩和されてるような。サントリー・ミュージアムの得意分野だけに、綺麗にアレンジしてくれたのかな。

Edit |  23:29 |  ミュシャ一般  |  TB(0)  |  CM(2)   このページの上へ

2005'11.04 (Fri)

ファインスタインとレヴァントとガーシュイン

まだまだ続く音楽ネタ。いつまで続くんでしょうか。自分でも謎。
オスカー・レヴァントの曲が入っているCDとして紹介したマイケル・ファインスタインについて、彼がガーシュインに非常な愛着と知識があるらしいことは知っていたけれど、そういえば彼とレヴァントって何か繋がりがあるのかなあと思って調べてみたら、面白いことがわかりました。
彼がアイラ・ガーシュインの助手をしていたということは以前から知っていたけれど、そのきっかけにはレヴァントが絡んでるんですね。そのいきさつが面白かったので、順を追って説明するために彼のバイオグラフィーを紹介します。
ファインスタインは少年時代からピアノを弾くのと古いレコードの収集が趣味で、アル・ジョルスンだのビング・クロスビーだの1930~1950年くらいの時代のレコードを買い集めていたそうな。彼は1956年生まれなので、自分が生まれる前の音楽にはまってたわけですね。渋い少年だなあ。そして15のときにTVでガーシュインの特集番組を見てガーシュインにはまったそうです。
高校卒業後はバーや結婚式でピアノを弾いたりしつつ暮らしていました。父親が仕事の都合でオハイオからカリフォルニアに引越すのについていったのが彼の転機となります。そこでもピアノ弾きの仕事などをして過ごしていましたが、ある日、ハリウッドの中古レコード屋でオスカー・レヴァントの貴重な録音盤を見つけます。店員さんによるとそれはレヴァントの死後、家族が遺品を処分するときに売りに出されたものだとか。その話に興味を持ったファインスタインはレヴァント夫人に会う約束を取り付けます。会って話を聞くとそれは間違って売りに出してしまったものだったとわかりました。ファインスタインが亡き夫の経歴や仕事に詳しいのを知って、夫人は彼に遺品の整理を手伝ってもらえないかと頼みます。ファインスタインは報酬の代わりにアイラ・ガーシュインに紹介してくれと頼んだそうな。ちゃっかりしてるねえ。
そのときアイラは高齢で体調もよくなくて、会う人も限られていたみたいです。でもレヴァント夫人はアイラに彼を会わせることに成功します。彼がガーシュイン時代の音楽に詳しかったことが功を奏したようです。アイラもそれに感銘を受けてすぐに彼を助手として雇います。そして、1977年から1983年までそこで働きました。楽譜や録音物の整理とカタログ作りが基本的な仕事でした。アイラ・ガーシュインはこれらを米国議会図書館に寄付するつもりでいて(たぶん自分の死後に遺品が散逸しないために)、そのための目録作りが目的だったということなんでしょう。ファインスタインはガーシュイン家にいる間は内輪のパーティでときどき演奏するくらいでまだ音楽の仕事に本格的には取り組んでいなかった模様。でもこの期間にエンターテイメントの世界の人々との人脈ができて、それが後の活動に繋がることになります。人脈以外にも、ガーシュインに関する知識だけでなく、ガーシュインと同時代の音楽にも深く接することができたのも大きかったようです。ガーシュインと同時代に活躍したソングライターと知り合いになったりもしたそうです。
ファインスタインはアイラ・ガーシュインの助手の仕事の傍ら、ミュージカルの仕事にも関わります。1982年に"My One and Only"という過去のガーシュインの曲を拾い集めたブロードウェーのショーにコンサルタントとして参加したんだそうな。ファインスタインは最初は喜んでたけれども、何かとストレスの溜まる仕事だったみたいで、舞台の出来栄えにも満足はできなかったようだけど、初演は成功しました。実はこの舞台のサントラCD持ってるんですが、確かにファインスタインの名前があって、あれ?と思っていたので、これを読んで納得。
B000002IGJMy One And Only (1983 Original Broadway Cast)
Original Broadway Cast Recording
Atlantic 1989-05-19

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ファインスタインとアイラ・ガーシュインは雇い主と雇われ人という関係に留まらず、友情を育んだようです。ファインスタインはこの6年間を夢のような時間だったと語っています。そりゃ小さい頃から好きできっと雲の上の人のような存在だった人と親しくできたんですから当然でしょう。
アイラの遺言でファインスタインは遺著管理者になりました。未発表曲集を出すなど進行中の企画があったので彼は仕事を続けるつもりだったのですが、アイラの奥さんの反対で止められてしまいます。最終的には合意に達して企画は再開されるんですが、それまでの間、生活のためにファインスタインは演奏活動を再開することにします。最初は内輪のパーティなどで演奏してましたが、彼はガーシュイン家にいる間にライザ・ミネリと親しくなっていたので、彼女に連絡すると、彼女のステージの伴奏に呼ばれて、それが次の仕事に繋がりました。批評家にも受けがよく、アルバムも発売し、その後数多くのCDを発表しています。グラミー賞にもノミネートされてます。大統領のパーティにも招待されて演奏したとか。
で、参考にした資料の最後に、何故か彼はゲイであることを公表しているとかそんな話題が。何で急に?と思ったらそっち系のサイトだったらしい。勝手なイメージでおばさま受けがよさそうなのかなあとか思ってたら、そっち方面の人だったのね…。

こうやって見ていくと、ただガーシュインをたくさん歌ってるだけの人じゃないんだ、ということがわかりました。そうか、そんなに深く関わってたのか。今までどういう経緯でアイラの助手になったのか知らなかったんだけど、詳しく知るとなんだか親近感がわくな。なんかもっと凄いツテでもあったのかと思ったら、ただのガーシュイン・マニアだったのね。オタクも極めるとここまでなれるのか(褒めてます)。でも考えてみればそのときファインスタインはまだ20歳だったわけで、それでレヴァント夫人やアイラ・ガーシュインに認められるくらい知識があったってのは凄いなあ。
こちらのインタビューではオスカー・レヴァントに影響を受けたと言ってますね。レヴァントの活躍をリアルタイムで知ってるかどうかは微妙な年かなと思ってたんだけど、小さい頃から好きだったらしい。最近出たバンド・ワゴンのDVDの特典映像でファインスタインはライザ・ミネリと一緒になんか喋ってるらしいし。うーん、気になるなあ。んで、オタクっぷりもしっかり紹介されてます。相変わらずレコードや楽譜の収集は続けてるらしい。そうか、コレクションのために家一軒建てちゃうくらいなんだ。
ここでも語ってます。この楽譜の初版はレアでねえ、というのもこういう理由で…とか何とか。やっぱりオタク?

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2005'11.03 (Thu)

オスカー・レヴァントとアール・デコ展

オスカー・レヴァントに興味がわいてあれこれ調べて思ったことなどをつらつらと。

*アール・デコ展のことは最後の方に書いてますので、レヴァントなんかどうでもいいという人は最初の方はすっとばしてください。

ネット上でレヴァントについて語ってる日本語ページって意外と少ないです。探し方が悪いのかもしれないけど。日本語の資料としては、もしかしてガーシュインの伝記本が一番参考になったりして。
とりあえず簡単なバイオグラフィなどをご紹介。
1907年ピッツバーグ生まれ、幼い頃からピアノの才能を発揮し、シェーンベルクに師事。クラシック音楽を作曲したり、ピアニストとして演奏活動したり、映画音楽に携わったり。10代前半の頃にガーシュインの音楽に触れて憧れを抱き、1920年代の後半にガーシュインと知り合うことに成功し友好関係を築きます。ガーシュインの死後(1937~)はガーシュインの伝道師みたいな感じで演奏活動をしていたとか。あとは役者として映画に出演したりTV番組のホストを務めたり。有名人の集うサークルみたいなのに入ってたりして、ハリウッドでは今で言うセレブみたいな位置付けだったみたい。辛口トークが人気で、彼に辛らつな言葉を浴びせられるのが一種のステータスになってたとか。1950年代半ばあたりから精神的な病やら薬物中毒やらで苦しんで、1960年以降はたまにTVやラジオにゲスト出演したり自伝を出版したりしていましたが、1972年、65歳で心臓発作で亡くなったとのこと。晩年はスポットライトを浴びることもなく寂しく終わったようです。
ちなみに彼のTV番組では何をやっていたかというと、ピアノを弾いたり、彼の交友関係の広さを利用して各界のスターをゲストに呼んで話を聞いたりしていたみたいですね。特筆すべきはかのフレッド・アステアがTVに初めて出たのがこのショーだったとか。これって凄くない?
さて、ガーシュインの伝記にもあったんですが、レヴァントはプレッシャーに弱く人前で弾くのは苦手だったようです。あとは英文資料を斜め読みしただけなので正確ではないかもしれないけど、1950年代(1953?)に心臓発作をきっかけに中毒性のある鎮痛剤(Demerol)にハマってしまったようです。この薬がどうもかなりやばいものみたいで、一応薬として医者が処方したりするみたいだけど、使い方を間違えると精神的におかしくなってしまうとか。これも英文なのではっきりとは読み取れなかったんですが、それ以前から精神的な弱さのせいで薬物に手を染めてたのかもしれないです。で、その状態でDemerolを処方されてドツボにはまったのかも。そういう人が使うとより中毒になりやすいそうなので。あの辺の時代って薬物にはかなり無頓着だったようなイメージがあります。医者も平気で麻薬を処方することがあったみたいだし。かのジュディ・ガーランドも撮影所の人がどんどん仕事をさせるために興奮剤みたいなのを注射させてたとかって話だし。彼女も結局薬物中毒で亡くなってしまうわけですが、それって本人のせいじゃないよなあと思うと何ともいえない気分に。レヴァントの場合がどうだったのかはよくわかりません。
ある資料には心気症だったともありました。心気症って何?と思ったら、自分は病気なんじゃないかと信じて疑わない病気だそうで。いくら病院へ行っても健康と診断されて、それでも疑って病院をはしごする、一種の精神的な病ですかね。これがいつ頃の話なのかは書いてなくて、晩年の話だったら薬のせいだったりするのかなあと思うんだけど。もしかすると病気ではなくて単に気にしすぎな性格を指している表現だったのかも。
色々ありますが、1930~40年代はかなり精力的に音楽活動をしていたようで、有名な指揮者の下でピアノを弾いたりもしてます。オーマンディとかトスカニーニとかグールドとか。コープランドも評価してたみたいだし、シェーンベルクの下で学んだりもしてたし、音楽家としての腕は確かだったんだと思います。レコーディングもしていたので、今でも彼の演奏を聴こうと思えば聴けます。主にガーシュインの楽曲ですが、探せばそれ以外の曲もあるかも。でも一番手っ取り早いのは彼が出演した映画を見ることかなあ。音と映像は別撮りかもしれないけど、音は本人のものだし、姿もちゃんと弾いているところを撮影してるっぽいし、それなりに臨場感があって楽しめるかと。
1990年代に入って、彼の伝記本が出版されています。この表紙の写真がなんだかかっこいいんですけど。彼はヘビースモーカーだったみたいですね。
あと、彼は多くの名言を残しているみたいで、名言集みたいなページに彼の発言が載ってるのをちょこちょこ見ます。
色んな資料を読んでいて、何に惹き付けられるんだろうなあと考えていたんだけど、ふと思い付いたことが。この人も「喝采」とか「オール・ザット・ジャズ」の主人公みたいな弱い人だったんじゃないかなと。
彼はユダヤ教の厳格な父親の元に生まれていて、父親は音楽をやることに反対だったそうです。母親は逆に熱心だったみたいで、父親が亡くなると音楽教育をさらに深めるためにピッツバーグからニューヨークへ送られます。そのときまだレヴァントは16歳。英才教育って確かにいい部分もあるけれど、彼が精神的に弱かったのってこういう生い立ちにも関係があるんじゃないかなあ。
口が悪かったのも弱さの裏返し?とか思っちゃったり。かなりひいき目な見方かもしれないけど、本当にただの性格の悪いやつだったら、いくら才能があっても広い交友関係を築けないんじゃないかと思うし。奥さんも最後まで添い遂げたみたいだし、なにかしら魅力のある人格だったんだと思いたいな。

で、これがどうアール・デコ展と繋がるかっていうと、事の始まりは海野弘氏でした。
ミュシャが好きなことから19世紀末というキーワードに敏感になっていて、その手の書物にも自然と目が行きます。すると、海野弘氏の名前をよく見かけることに気づきまして、そんな人の講演会がアール・デコ展で開催されると知って、聞いてみたいなあと思ったのが発端。その講演を聞いて、アール・デコの時代がガーシュインの時代と同じだと気付き、もともと好きだったガーシュインのことを再確認しようと映画やCDや本を見直していたらレヴァントに惹かれた、というのが大まかな流れです。
海野氏の扱う時代は19世紀末だけでなく、1920年代について書いた本も多く出していて、例えば「ジャズ・エイジの街角」とか「ジャズ・スタンダード100(共著)」という著書があります。(世間一般では1920年代のことを「ジャズ・エイジ」と呼ぶらしいです)
私はミュシャに本格的にはまる前からガーシュインにはまってました。だからレヴァントのことも以前から知ってはいたけれど、特別意識することはなかった。なんで今回に限ってこんなに気になってしまったのかは謎。
そうそう、ついでだから以前の記事で名前を出したノエル・カワードのことも書いておこう。アール・デコ展の講演会で海野氏がアール・デコという時代を表す言葉として、コール・ポーターの曲の中に「カクテルと笑いの時代」というフレーズがあると紹介していたんですね。ポーターはガーシュインと同時代のソングライターで、ガーシュイン目当てで買ったCDにポーターの曲も入ってることがたまにあって多少馴染みのある人だったから、なんて曲なんだろう?と調べてみたんです。そしたら、どうもその曲はポーターではなくてノエル・カワードの曲らしいとわかりまして。
"Cocktails and laughter, but what comes after? Nobody knows." (Poor little rich girl)
寡聞にもカワードのことはよく知らなかったのですが、カワードとポーターには共通項があるようで、二人を同時に取り上げて語る人も多いようでした。同時代人で、同じような世界に生きていた人というだけではない共通点があるのかな。ただカワードはイギリスの人らしく、今まで馴染みがなかったのはそのせいもあるのかなと思いました。
カワードも多才な人だったようで、曲作りもすれば歌も歌うし、芝居を書いたり俳優としても活動していたみたいです。アール・デコ展で買ったCDにも彼の歌が入ってました。
もうひとつおまけで前回名前を出したガートルード・ローレンスについて。説明できるほど詳しくはないんですが、ガーシュインと同時代に活躍した女優さんです。ガーシュインの携わったミュージカルにも出演していたので、ガーシュイン関連のCDにもときどき顔を出してて、演技は見たことないけど歌声には馴染みがあります。そんなガートルード・ローレンスと親しかったというカワード、彼女の伝記映画にも出てくるそうです。
ジャズ・エイジといえば、ガーシュインにはまるよりも前に好きだった作家もその時代の人なんですね。コーネル・ウールリッチ、別名ウィリアム・アイリッシュ(1903-68)。サスペンス小説の世界で成功した人ですが、駆け出しの頃は都会的な小説を書いていたとか。目指せスコット・フィッツジェラルドみたいな。ジャズ・エイジといえばフィッツジェラルド(代表作は「華麗なるギャツビー」)という記述を見て彼のことを思い出しました。ウールリッチが成功したのはジャズ・エイジよりはもう少し後になると思いますが、都会の孤独を書かせたら右に出るものはいない人でした(大げさ?)。今日初めて知ったんですが、ウールリッチの伝記が出てたんですね。10年以上前にアメリカで出版されて、最近ようやく翻訳されたようです。これも読みたいなあ。
ガーシュインが1898年生まれ、ウールリッチが1903年なので、ほぼ同世代ですね。ウールリッチもガーシュインのミュージカルとか映画を見たりしてたのかなあ。
まさかアール・デコ展へ行ったことがこんなに色んな方面に波及するとは思わなかった。実はまだ波及は続いてるんですが、それはまたいずれ。

最後に、レヴァントが作曲して今でも歌い継がれている曲、"Blame It On My Youth"を適当に訳してみました。作詞はエドワード・ヘイマンです。

君は僕の憧れだった。
でも今は飽き飽きしている。
僕はおもちゃみたいだったね。
かつて君を楽しませた玩具、そして君に打ち捨てられて壊れた玩具。

一度キスしたくらいで愛が芽生えたなんて思うのは、若さのせいさ。
君のためだけに生きていけたらなんて思うのも、若さのせいさ。
幼い子供のようにすべてを信じていた。
君は何よりも大きな存在だった、僕の全てだった。

日がな一日君のことを考えていたのも、若さのせいさ。
寝食や祈りさえも忘れてしまったのも、若さのせいさ。
すべてを悟ったとき少し泣いてしまったとしても、
僕の心の弱さのせいにしないで、全部若さのせいなのさ。

Words & Music by Edward Heyman & Oscar Levant

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2005'11.01 (Tue)

Blame It On My Youth

タイトルは、こないだからプチ・ブームなオスカー・レヴァントの曲です。
みんな若さのせいさ~みたいな歌。
手持ちのCDに入ってたといって前回そのCDを紹介したけど、別のCDにも入ってることを発見。いかに自分の持ち物を把握してないかがバレるわ。お目当ての1曲以外は聞き流してたからなあ。
B000002H4YLive at the Algonquin
Michael Feinstein
Asylum 1990-10-25

by G-Tools

マイケル・ファインスタインという歌手は、日本ではほとんど知られてないだろうと思います。だって日本盤のCDがほとんど出てないんだもの。10年くらい前に1,2枚日本盤が出てるのを確認したことがあるくらいかな。アメリカではグラミー賞に何度もノミネートされるくらいの人なんですが、ジャンルがスタンダード・ソングとかで、ジャズとも微妙に違うし、日本受けするタイプじゃないのかもなあ。
この人はガーシュインとは深い縁のある人。アイラ・ガーシュインの晩年にアシスタントとして仕えていたそうです。その関係なのかな、よくガーシュインの歌を取り上げてます。今までにもオール・ガーシュインなCDを3枚も出してるし。かなりレアな曲を取り上げたりするし、ガーシュインの歌の権威みたいな位置付けなのかなあと何となく思ってる。だからガーシュイン・ファンにとっては要チェックな人なわけ。
このCDにはアイラ・ガーシュイン・メドレーが入っているので、それだけのために買いました。で、今日はオスカー・レヴァントの演奏が入ってるCDを探してマイ・コレクションを漁ってたら、このCDに"Blame It On My Youth"が入ってるのを見つけたと。
前回紹介したアーロン・ネヴィルは、声は好きなんだけど歌い方がかなり個性的なので、原曲の雰囲気を味わいたいと思ったときにはあまり使えないということに遅まきながら気づきました。こちらのファインスタイン・ヴァージョンの方がすっきりわかりやすくて聴きやすい。レヴァントのメロディが心に染み入ります。ちゃんとヴァースから歌ってるのもうれしい。

昨日はレヴァントのバイオグラフィーをネットで探して読んでました。詳しいのは英語しか見つからないので辞書片手に。最近は便利なもので、ネットである程度調べられるのよね。わからない単語はコピペで検索です。
なんでこんなに興味を惹かれるのかなあと思いながら夢中で訳してました。幾つかのページを読んだけど、もっと詳しく知りたい!と思ったらこんな伝記が出てるんですね。
1879505398A Talent for Genius: The Life and Times of Oscar Levant
Sam Kashner Nancy Schoenberger
Silman-James Pr 1998-05

by G-Tools

レヴァント本人が生前に書いた自伝もありました。こちらは親しくしていたハリウッドの有名人などのエピソードも満載だとかで、すごく興味があるんですけど。もちろんガーシュインのことも書かれてるみたい。
0573606986Memoirs of an Amnesiac
Oscar Levant
Samuel French Trade 1989-08

by G-Tools

でも、ネット上のバイオグラフィすら辞書片手に時間かけて読んでる人が、こんな本を読めるんだろうか。日本語版なんて出るわけないし、読みたけりゃ頑張るしかないんだけど。
そんなことより、読もうと思ってまだ読んでない本がたくさんあるんだよー。こないだ買ったガーシュインの本もまだ途中だし。昔買った伝記本もちゃんと読み直したいし。ああ、困った。

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