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2006'04.29 (Sat)

「サラ」の舞台中継

明日の深夜にサラ・ベルナールを描いた舞台がBSで放送されるそうです。わーい、絶対見る!
どうせミュシャは出てこないと思いますけど。

そうそう、だいぶ前に紹介した本「ベル・エポックの肖像 サラ・ベルナールとその時代」をやっと読み終わりました。
相変わらず時代背景はあんまり頭に入ってないんですが、それでもなんとか読み進めました。ベル・エポックってただただ華やかな時代に思ってたけど、実際はそうでもなくて、ほんの10数年前には大きな戦争があったり、革命があったり、激動の時代の狭間のほんの短期間の幸せな時代だったんだなあというのがこの本を読んでの感想。
サラが凄いなあと思うのは、とにかく豊富な人脈でしょう。ユゴー、モンテスキュー、小デュマから、若きワイルド、コクトーまで、錚々たる面々です。この本を読んだだけでその時代のフランス文学、芸術の勉強になりそうなくらい。あのエジソンとも会ったことがあるっていうんだから凄いなあ。そのときに蓄音機に自分の声を録音したとか。まだ発明されたばかりの気球で空中旅行を楽しんだりもしてたそうで、先進的な人だったんですね。
こうやって見るとサラ・ベルナールの生涯でミュシャが占める割合ってほんの一部、ほんの一瞬の出来事なんですね。この本でミュシャの名前が出てきたのはジスモンダから数年間の付き合いについて数ページだけ。契約期間終了後、ミュシャがアメリカへ渡ってからと、さらにその後チェコに戻ってからはお互いまったく縁のない生活を送ってたんですかねえ。ミュシャにとってサラってどんな存在だったんだろうなあ。多くの芸術家がサラに傾倒していたというけれど、ミュシャってどうもそういうタイプに見えないんだよなあ。あのエミール・ガレもサラに捧げるガラス器を作ったというけれど、ミュシャが個人的にサラに捧げた作品ってあるのかしら。仕事としてなら山ほどあるんだろうけど。
あと、ミュシャとサラといえば、蛇のブレスレットなんですが、ここでもクレオパトラと関連付けられてました。うーん、サラ研究者にとってはクレオパトラのブレスレットってことになってるんだろうか。なんだかよくわかんなくなってきました。
それから、ミュシャがサラと契約していた時期って、ドレフュス事件の頃でもあったんですね。ミュシャ関係の資料では、サラが年齢的にも人気を保つのが厳しくなってきた頃にミュシャのポスターでイメージを回復したみたいな書き方をされてたような気がするけど、この本ではサラの陽が傾き始めるのは1900年を過ぎた頃のような書かれ方をしています。若手女優の台頭、自身の老い、そこに追い討ちをかけるような足の怪我、それでも舞台に立ち続けたサラ。今度BSでやる舞台でその辺りの背景が見えてくるといいなあと思います。

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2006'04.23 (Sun)

ミュシャ風な夢診断

占いとか神秘系の何かとミュシャって結び付けられることが多いような気がします。占いの本やタロットカードにミュシャ風な絵が使われたり
そんなことを前から思ってたんですが、最近こんな占いサービス(i-mode)が始まったそうです。ミュシャっぽい雰囲気が漂ってます。
「スピリチュアル夢診断」
夢といえば小さい頃よく見た夢があって、あれも何か意味があったのかしらねえ。最近は、ものすごく趣味に直結した夢を見て、後で思い出して、よっぽどそのことが気になってたのねと思うことはあるけど、そんなに意味がありそうな夢なんて見ないなあ。だいたい現実と直結してる夢が多い。
あと、こんな本も出たとか。
女神の魔法 ~女神と天使のガイダンス~女神の魔法 ~女神と天使のガイダンス~
ドリーン・バーチュー

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内容は、アマゾンのレビューでも見といてください。
この手の世界って軽く触れるくらいならそれほど抵抗ないんだけど、ハードカバーで300ページ超の本を買ってまでどうにかしようとは思わないのよねー。
むしろミュシャそのものではなく、ネタとして楽しめそうなもどきイラストでもう少し安くて薄い本だったら買ってたかも(どんな基準だ)。実際、過去にそういう理由で占いの本を買ったことがあるしな。
こういう系統でミュシャそのものやミュシャっぽい雰囲気の絵がよく使われるのは最近に始まった話じゃなくて、私の経験からは少なくとも15年くらい前には既にそういうものが存在してました。黄道十二宮はホロスコープのイメージだからわかりやすいけど、それだけじゃなく何となく神秘的な、または怪しげなイメージがあるんですかね。

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2006'04.21 (Fri)

丸善@丸の内でミュシャの販売イベント

丸善の丸の内本店(丸の内オアゾ内)で、ミュシャのオリジナル版画の展示販売会がやってるそうです。期間は4月25日(火)まで。
同時期に同書店内でボタニカルアートの展示もやってるそうですね。
販売目的の展示会なので、もしかしたら勧められる可能性もあるけど、そういうものとしてあんまり期待しすぎずにいましょう。(某レプリカ展示即売会よりはましだと思うけど…どうかな?)
ところで同じページの下の方にサヴィニャックのチョコレートが売ってるって書いてあるんだけど興味あるなあ。どんなのなんだろ。

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2006'04.21 (Fri)

美の壷

何気なくテレビのチャンネルを変えたらやってた「美の壷」という番組。
ちょうど番組が始まった直後でアールヌーヴォーという文字が見えたのでそのまま見てました。冒頭で一瞬ミュシャのジスモンダが映ったけど、ミュシャはそこだけ。
テーマはアールヌーヴォーのガラスということで、ガレとドームが取り上げられていました。
ガレやドームの展覧会は見に行ったことあるけど、同じガラスならラリックの優美さの方が好きだなあと思ってました。でも、ちょっと見方が変わりました。
放送の中で言ってたことだけど、展覧会ではガラスケースの中に納まった状態で、一方向からしか見れなくて、光の当て方も一定だと、ガレのいいところがあんまり味わえないみたいです。手に持って、色んな光に当ててみて、色んな方向から見て、そして初めてわかる面白さというのがあるらしい。
でもそういう鑑賞の仕方は自分で買うなりしないと無理だよね。本物を手に取らせてくれるような美術館はないだろうし。売ってるお店なら手に取らせてくれるかもしれないけど、ひやかしでは行けないしなあ。
それから、実はガレとドームの違いがあんまりわかってなかったけど、ドームは繊細で細密な描写が特徴なんですってね。次に見る機会があったらその辺をチェックしてみよう。
あと、ガレがどうやって作品を作っていたかの資料がまったく残っていないために、作り方は謎に包まれているという話もしてました。ガラスで色んな色を混ぜたり重ねたり模様を溶かし込んだりするのって非常に高度な技術が必要らしくて、ほんの100年前のことなのにそれを解明するために現代人が試行錯誤しているというのが面白い。同じようなものを作りたくても作れないからこそ、本物には価値があるんですね。
再放送があるみたいなので、興味のある方は是非。(詳しくは番組公式ページ参照)

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2006'04.16 (Sun)

ラウル・デュフィ展とかいろいろ

大丸ミュージアム@心斎橋までデュフィ展を見に行ってきました。
デュフィといえば音楽の教科書の表紙が一番に思い浮かびます。あとは花の絵かな。
古今東西の薔薇の絵を集めた本を持ってるんですが(ミュシャの薔薇が収録されてたので買った)、そこにデュフィの薔薇の絵も何枚かありました。
4872879422恋する薔薇
宙出版 1998-10

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今回の展覧会は音楽関係の絵は少なかったけど、お花の絵はそこそこありました。風景画とか、ものすごく適当に書いてそうなんだけど、これってデュフィだよなあという個性があって、明るくて幸せな気分になれる絵が多いなあと思います。
去年アールデコ展に行ったときにデュフィのテキスタイルデザインが展示されていて、へー、そんなこともやってたんだーと思ったんですが、この展覧会で実際に服になっているところとか、絹織物とか毛織物とか実物をたくさん見れたのが楽しかったです。
お土産ショップにテキスタイル系のグッズあるかなーと思って見てたらスカーフがあって、1万ちょっとから3万円台までいろいろあったけど、一目で気に入った色目のがまあ安いほうだったので、つい買ってしまいました。
大丸のミュージアムのある階は催事場になっているんですが、私が来るときはビーズとかアクセサリー関係の催事をやっていることが多くて、今回もビーズアクセサリーのキットとか完成品とか売ってるお店がたくさんあって、ついつい惹き込まれてしまいました。キットを買ったので久しぶりに作ろうっと。


ついでに駅に置いてあったシャガール展@天保山のポストカードをゲット。このハガキで展覧会が1割引になるそうです。展覧会は今月末から。
あと、5月末から始まる藤田嗣治展@京都の特別前売り券も買ってきました。先週梅田に行ったときにポスターが貼ってあるのを見て随分気が早いなあと思ってたんですが、今日通りすがりによく見たら4月中に前売り券を買うと400円もお得だと知って、それなら買っとくか、となったわけです。
フジタ展は今、東京でやってるんですよね。フジタの絵は過去に1~2回見たことがある程度であんまりよく知らなくて、猫の絵をよく描いてる人なんだよねーという印象しか持ってませんでした。でも最近さかんにNHKでフジタの紹介番組放送しまくってるし、1900年代前半のフランス絵画や芸術に興味があるので、関西に来るなら行きたいなあと思ってたんです。
4062118440猫の本―藤田嗣治画文集
藤田 嗣治
講談社 2003-07

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Edit |  01:24 |  アート  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

2006'04.09 (Sun)

チェコ大使館でアールヌーヴォー展

ものすごーく期間限定、時間限定で、こんな催しがあるらしい。
チェコ共和国大使館におけるチェコのArt Nouveau展示会
2006年4月11日-14日 / 13時-17時 / チェコ共和国大使館(東京)
ミュシャもあるらしいけど、平日の午後のみだなんて、行ってる暇ありません。
(そもそも東京まで気軽に行けないって話もある)
大使館なんてなかなか行く機会ないけど、どんなところなんでしょうね。

Edit |  13:41 |  ミュシャ一般  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

2006'04.09 (Sun)

気になるコンサート

先月、大阪の国立国際美術館に行ったときに目に飛び込んできたこのチラシ
孔雀といえばアールヌーヴォーでは代表的なモチーフですよね。
とっさにビアズリーのサロメを連想したんですが、後で確認するとサロメの挿絵はこんなんでした。全然違うじゃん…なんていい加減な記憶なんだ。
4003224523サロメ
ワイルド Wilde 福田 恒存
岩波書店 2000-05

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んで、このコンサート、内容は全然アールヌーヴォーじゃなくて、アメリカのミュージカル音楽ですが、これがまた私の好みにどんぴしゃなんですね。ガーシュインとかカーンとかロジャースとか。
ちょっと心惹かれているんだけど、歌うのは声楽アンサンブルでしょ。そこが微妙。声楽的な歌い方でも私は楽しめるのだろうか。場所がびわ湖ってところも微妙なんだよなあ。ちょっとあの辺にはトラウマ(ってほど大したもんじゃないけど)があって、あんまり一人では行きたくない…。連れがいればいいんだけど、身近にこの手の音楽好きな人なんていないもんなあ。近ければまだしもびわ湖まではるばる誘うにはそれなりに興味がある人じゃないと誘いにくいし。
ところで最近気付いたんだけど、この世界って作曲家重視というか、作詞家の存在を忘れてるというか、演目紹介で作曲家しか名前を載せないのが標準なんでしょうか。器楽演奏なら仕方ないけど、声楽でもそうなってるのを見るとちょっと寂しい気分に。ミュージカルでは作詞家も重要な役割を果たしてるんだぞ!ミュージカル音楽を歌うなら少しでいいから作詞家の存在も意識して欲しいです。
オペラの場合はどうなんでしょうね。あれも歌うからには歌詞があるんだから、歌詞を書いた人がいるはずなんだけど(オペラはお芝居と歌が渾然一体となってるから脚本家の仕事?)、そういえば聞いたことないな。
まあねえ、外国語の歌なんて歌詞までちゃんと聴いてる人は少ないだろうし、私も英語以外はさっぱりだし、中には歌うときに日本語に直して歌うこともあるだろうし、宣伝用のチラシでは省略されてしまうのも仕方ないかもしれないけどさ。コンサート聴きに行った人に配るパンフレットにはちゃんと書いて欲しいなあ。

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2006'04.03 (Mon)

黄金の兜とモディリアニ

今週末はフランス映画二連発。
先週BSで放送された映画を録画しておいて、週末にようやく見ました。
ひとつめはこれ。
B00008445J肉体の冠
シモーヌ・シニョレ セルジュ・レジアニ クロード・トオファン
ジェネオン エンタテインメント 2003-03-04

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「肉体の冠」というタイトルは意味不明なんですが、原題は「CASQUE D'OR」、直訳すると「黄金の兜」だそうです。この映画を見ようと思ったのは、まさにこのタイトルが理由でした。
というのも昔「Paris1900」と書かれたトランプを買ったことがあって、それはパリで1900年前後に活躍した人たちが絵札に描かれているものでしたが、サラ・ベルナール、ギマール、ガレなどと混じって「CASQUE D'OR」と書かれた女性の札があったんです。説明書はフランス語なので彼女がどんな人なのかわからなくて、BSで映画が放映されることを知って見てみることにしました。
なるほど、舞台は1900年前後のパリ。少し前に見た「恋の手ほどき」とも似た雰囲気のカフェが登場していました。ストーリーの傾向は全然違っていて、こちらは悲劇でしたが。
ヒロインのマリーが娼婦らしいことはわかったけど、高級度合いが今ひとつわかりませんでした。うーん、あの雰囲気だと椿姫ほどの高級さはないのかなあ。映画の解説には実在の人物をモデルにしたとあるけど、肝心の実在した人物の詳細は調べても見つけられなかったので、もし知ってる人がいたら教えてください!
肝心のストーリーについては、うーん、今ひとつ登場人物の考えてることがわからなくて、感情移入できませんでした。でもそれなりに面白かった。
もうひとつはモディリアニの伝記映画。
モンパルナスの灯モンパルナスの灯
ジェラール・フィリップ ジャック・ベッケル アヌーク・エーメ

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事実に基づきながらも事実以外のことも描かれていると映画の冒頭で断り書きがありました。つまりはそれなりに脚色してますよと。
主演のジェラール・フィリップという人は名前は聞いたことあるかなあ程度の認識でしたが、なかなか美形で繊細な演技をする俳優さんでした。この映画の後1年か2年で亡くなってしまったとか。
ゴッホと同じくモディリアニも生前には評価されなかったんですね。「炎の人ゴッホ」の感想にも書いたけど、この映画の中のモディリアニもなんつーか、うざい人だよなあと思ってしまった。遠目に見守る分にはよくても身近にいたら付き合いきれなさそうだわ。
ただ、ゴッホの絵に対するのめり込み具合が病的なまでに描かれていたのに比べて、こちらはモディリアニの人間的な弱さにスポットが当てられていて、絵に対する情熱があんまり感じられなかったような。実際のモディリアニがどうだったかは知らないのであくまでこの映画の中では、ということですが。
モディリアニについてはあんまり詳しくなくて、ガーシュインの絵画コレクションの中にモディリアニもあったとか、「アメリカ交響楽」という伝記映画の中にもちらっとモディリアニの絵が登場してたなあとか、そんな程度の関心度です。でもそのうち展覧会でもあったら見に行ってみたいな。
映画の舞台は1910年代のパリ。ベルエポックは翳りを帯び始めている時期なんですかね。終盤に出てきた裕福なアメリカ人にそんな空気を感じてしまいました。
続けて見たのでどっちの映画でだったか忘れたけど、カフェや街角の壁にポスターが貼られているのをついつい気にしてしまいました。あくまで背景なのでちらっと写る程度だけで、ミュシャっぽいのは発見できなかったけど、ムーランドラギャレットと書かれたものがあったり、アールヌーヴォーを感じて喜んでました。

ついでに、パリとは無関係な「白鯨」もやってたので録画して見ました。
グレゴリー・ペックが鬼気迫る演技を見せてましたねえ。
白鯨白鯨
グレゴリー・ペック ハーマン・メルヴィル ジョン・ヒューストン

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意外なところでオーソン・ウェルズが登場しててびっくり。
ラストでお前がけしかけるか?!という意外性があったけど、このストーリーで主張したいことって何だったんだろうなあ。宗教的なことも絡んでそうだから難しいわ。
でも面白かったです。

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2006'04.01 (Sat)

ミュシャ弁当

個人ブログをこういう風に取り上げるのってどうかなあと思いつつ、凄かったので紹介しちゃいます。
Rico & Cocoさん
器用だなあ。食べるの勿体無い。

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