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2007'01.29 (Mon)

スカパーでミュシャ

「ミュシャを楽しむために」さんのところで紹介されてた情報ですが、堺のミュシャ館がテレビで取り上げられるそうですね。
関西テレビ京都チャンネルの「上方古美術探訪」という番組。
聞いたことないチャンネルだなと思ったらスカパーですか。うちじゃ見れないよ…。誰かスカパー入っててこのチャンネルが見られる人!ぜひチェックして教えてください!
放送予定日は2月2日~だそうです。
初回放送日って書いてあるけど、この手のチャンネルは同じ番組を繰り返し放送するみたいなので、詳しくはタイムテーブルをチェックしてください。1月29日時点では1月のタイムテーブルが載ってるけど、たぶん2月になったら2月のタイムテーブルに更新されるんじゃないかと。たぶん2月中に何度か放送されるのかなと思います。
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Edit |  22:22 |  ミュシャ一般  |  TB(0)  |  CM(2)   このページの上へ

2007'01.28 (Sun)

神戸ファッション美術館のライブラリー

ハンカチ展を見たついでに併設の図書室に寄ってきました。
ファッション美術館の付属施設なだけに服飾関係の資料が豊富なんですが、普通に美術系の本もたくさんありました。とりあえず興味がある分野を集中的にチェック。美術とデザインの棚を見てたら面白そうな本があるわあるわ。アールヌーヴォーとアールデコだけでもたくさんあって、何日も通い詰めたいくらいでした。
当然のごとく、まっさきにミュシャを探しました。
目新しいものとして、ミュシャのポストカードのレゾネっぽい本がありました。著者はアラン・ヴェイユ。3ヶ国語で書かれてて、見たことないミュシャの絵も載ってた。欲しい!でも手に入るかわかんないし高そうだなあ。
他にもミュシャの本は何冊かあって、レナート&ヴェイユの本とか小学館の豪華装丁本とかの大型本もあった。
プラハのアールヌーヴォーの本(洋書)があって、ミュシャのことも書かれてたんだけど、時間がなくてちゃんと読めなかった。リベンジしたい。マチェックとミュシャの関わりも書かれてるっぽかったんだよなあ。ロダンと一緒に写ってる写真も載ってた。
10年かそこら前に日本で開催されたジョルル・ド・フール展の図録もあって面白かった。この人はあまりきちんとした伝記的資料がないらしくて系統立てた研究もされてないのかな?制作年代がはっきりしない絵も多いらしい。象徴主義的な絵も描いてて、1960年代のサイケに繋がりそうな色使いの絵もあったりして面白かった。
ここにはなかったけど他にも同時代にポスター作家として活躍した人たちのことももっと知りたいなあと思う。シェレとかスタンランとかグラッセとか。本を購入するまでの情熱はないけど、またどこかで触れる機会があるといいなあ。
ヌーヴォースタイルとかいう英語の本もあって、アールヌーヴォーの本みたいだったけど、リバイバルについて書かれてるらしいところに1960年代のサイケデリックやフラワームーヴメントあたりの紹介もあって、私もあの辺の絵にアールヌーヴォーと共通する何かを感じてたので、こんな風に取り上げられてる本を見つけて嬉しくなった。
あとは適当にシンボリズムの本とかグラフィックデザインの本とかピックアップしてぱらぱらとめくって眺めてました。
他にも建築系、ガラス系、デザイン書、アーツアンドクラフツなど、各種アールヌーヴォーの本がたくさんあって、全部見たかったけど時間が足りないです。その前に自分ちにある本をさっさと読めという心の声も聞こえたり。積んであるだけで読んでない本がたくさんあるよ。アールヌーヴォーってホントに幅広くて、定義にもよるんだけど広義の解釈では国もジャンルも様々だからねえ。さらにその源流となったと言われるウィリアム・ブレイクからラファエル前派、ゴシックリバイバル辺りまで知りたい欲は尽きないのに行動が追いついてないので困ったものです。
さらにルドンの本とかエコールドパリ関連とかロートレックの分厚い本とか、あれもこれも読んでみたくてしょうがなかった。やっぱり通うしかない?しょっちゅうは無理でもまた暇なときに足を伸ばしてみようかな。丸一日いても飽きなさそうだ。
最近ちょっと20世紀の美術に触れる機会が多くてそっちの理解を深められたらいいなあと思ってたけど、やっぱり私は19世紀が好きみたい。というかまだまだ19世紀のこと全然わかってないから、もっと19世紀を極めたい。そんな思いを強くしました。

余談ですが、姫路のポスター展のチラシが置いてあったので貰ってきました。最初は姫路なんて遠いし…と思ってたけど、やっぱり行こうかな。講演会が面白そうだし。問題はどれを聞きにいくかだな。学芸員さんのか、作家さんのか。
Edit |  17:58 |  アート  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

2007'01.27 (Sat)

魅惑の正方形

神戸ファッション美術館へ「魅惑の正方形~ハンカチーフのひろがり展」を見に行ってきました。
開催記念講演会としてブルーミング中西株式会社の専務取締役・中西氏のお話が聞けるということで興味があったので今日行くことにしました。
今回の展覧会に出品されてるハンカチはほとんど(すべて?)このブルーミング中西のコレクションなんだそうです。ブルーミング中西というのはハンカチ専門メーカ。明治時代から続く伝統のある会社だそうです。
講演会の開始時間より前に行って展示を見てから話を聞こうと思ってたのに、家を出るのが遅くなって30分くらいしか余裕がなかったので展示はざっと流し見して、講演会の後に再入場することにしてとりあえず講演会場へ。
主催者の予想以上に人が集まって急遽椅子を増やすくらいの大盛況振りでした。
来てる人は関係者が結構多かったのかな。同業者とか関連会社の人とか。中西氏が講演中に、デパートの人とか機屋さんとかレース屋さんとかが客席にいますねって言ってたのでわかったんですが。私の横に座ってた人もいかにも関係者って感じのおじさんでした。
企業の人ということで視点が企業寄りである意味面白かったです。
以下、感想を箇条書きで。自分用の覚書として。

ついハンカチに注目してしまう、その気持ち、わかるなあ。
今種をまいて100年後に実を結べたら嬉しい、という言葉が印象深かったです。私もそんな風に思える仕事がしたいなあ。
ただ商品を開発してるだけじゃなくて、文化や伝統を大事にしている印象。
1年位前にここであったレース展でレースのハンカチを出したのがきっかけ。
コレクションは普段倉庫に眠ってるので、広げて並べて見るいい機会になった。
昔はハンカチは貴重品だった。宝飾品と同様、ステイタスを示すもの。
ハンカチで洟をかむ=裕福な証拠。ハンカチがない人は袖でふいていた。
ハンカチと文化。西洋人にとってのハンカチ=洟をかむもの。
男性の持ち物から女性の持ち物へ。
感情表現のひとつ。コミュニケーションの手段。
ファッションとしてのハンカチ。
現在は西洋諸国でハンカチ文化はかなり廃れているらしい。
縦糸と横糸、バイアス。
現在公開中の映画マリーアントワネットについての言及。
パヴァロッティとサッチモとハンカチ。
ハンカチ王子とイチロー。

講演終了後、聴講者に記念品としてハンカチ王子のハンカチを配ってました(笑)
B000K71A9Sハローキティ 幸せの青いハンカチ ライトブルー
サンリオ 2006-11-18

by G-Tools

帰ってきてからブルーミング中西のHPを調べて見たら、ハンカチの歴史とか講演の中に出てきた話が載ってたりして、いい復習になりました。
何でこんなものに興味を持ったかと言うと、親がアパレル関係の仕事をしてて、よく仕事場に出入りしてたからなんとなく服飾関係のことには親近感がわくんですよね。私自身はまったく服飾とかデザインとは無関係な仕事ですが。
展示の方は、色とりどりのハンカチが可愛かったです。中でもレースのハンカチはすごい。なにあれ。あんなのどうやって作るんだ。すっごい糸が細くて繊細。超絶技巧。
もうひとつすごいなと思ったのが中国のスワトウ(汕頭)刺繍というもの。想像を絶する細やかさにびっくり。現代でもスワトウ刺繍というものは残ってるけど、当時のものにはとても及ばないんだとか。
刺繍ハンカチで他に面白い話を聞いたのがスイスの高山植物の刺繍入りハンカチ。色が鮮やかなんですが、実際に山に生えてる植物の色そのものなんだとか。
プリントハンカチでは東郷青児のイラストハンカチが5~6枚あったけど、この人の絵って少女マンガだよねえ。他にも日本の作家の絵入りハンカチがいくつかあったけど、名前は忘れちゃった。ペイネもかわいかった。アメリカのハンカチでシナトラとかハリー・ベラフォンテの似顔絵がプリントされてるのがあって笑った。
子供向けのハンカチで童話の一場面がプリントされてるやつも可愛かったなあ。
それから、口紅が付いてもいいように作られた真っ赤なハンカチ(ルージュチーフ)という存在を初めて知った。講演会の方でその話を聞いて、その後展示を見直したらたしかにあるある、赤いハンカチが。そのうち何枚かにはしっかり「Pour le rouge」の文字がプリントされてました。
ベーシック展示の方は去年来た時と同じものが多かったのでさらっと流してきました。
今回は併設のライブラリー(図書室)がどんなものか覗いてきたんだけど、すごくよかったです。もっと長居したかった。通いたいくらい。その内容は長くなるので別途記事にします。
Edit |  23:59 |  アート  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

2007'01.21 (Sun)

アールヌーヴォーの個人コレクションの本

アマゾンで博打みたいな買い方をすることがたまにあります。
日課のミュシャ検索をしていたら、10日くらい前かな?こんな本が紹介されていました。
8881183242Treasures of Art Nouveau: Through the Collections of Anne-Marie Gillion Crowet
Michel Draguet Anne-Marie Gillion Crowet Anne-Marie Gillion Crowet
Skira 1999-05

by G-Tools

The Gillion Crowet Collectionという個人コレクションを紹介している本らしいです。表紙がミュシャだからってだけで1万近くする本を衝動買いは無茶でしょ、と思ったんだけど、説明文を読んでるうちに欲しくなっちゃって、数日悩みましたけどほぼ衝動買いと言っていいでしょう。まったくなにやってんだか…
概要ですが、ざっと写真だけ眺めた感じ、平面アートだけじゃなくて立体アートも多いです。家具とか彫刻とかガラス器とかオブジェとか。ガレ率高し。絵はクノップフが多い。あとモッサ(でいいのかな?)という人の絵も多いかな。作品単体の写真だけじゃなくてそれらの作品で飾られた部屋の写真もあって、こんな書斎が欲しい!(集中できなさそうだけど)こんな部屋に住みたい!(でも緊張してくつろげないかも)とか色々と妄想をめぐらせることができて楽しいです。個人コレクションってことは普段はあんな風に飾ってるってことなんだろうか。なんて贅沢な。
解説の文章もサブタイトルだけ拾い読みした感じ、面白そう。英語なので頑張れば読めなくもないかも?気力があれば頑張りますが、たぶん読めてもかなり先の話。
本の作りもしっかりしてるし(分厚くて重い)写真も綺麗だし出した金額に遜色はないです。またどっかでアールヌーヴォーの展覧会やらないかなあ。絵だけじゃなくて立体物をもっとたくさん見てみたいです。
掲載作家は、よく知った名前もあるけど聞き覚えのない名前もたくさん。アールヌーヴォーはホント奥が深いですね。少しは詳しいつもりだったのに、全然知らない名前がまだまだあるんだなあ。
ミュシャの作品は表紙の彫刻以外にアクセサリーがひとつ載ってました。表紙の彫刻は写真がとっても綺麗。実物も見てみたいなあ。堺に同型のがあるけど、写真で見た感じだと微妙に質感が違うような?
以下、アマゾンに書いてあった解説を適当にかいつまんで訳しつつ、この本の内容を説明してみます。
このコレクションはAnne- Marie Gillion Crowetという人が蒐集したもので、彼女はPierre E. Crowetという人の娘らしい。Pierre E. Crowetはマグリットの友人でコンテンポラリーアートのパトロンだったらしい。そのコレクションはヴァラエティとクオリティで世界的に有名らしい。アールヌーヴォーの巨匠たち、ガレ、マジョレル、Decorchemont(読めない)、ラリック、Cross、ミュシャ、Ltz、Val-Saint-Lambert、Wolfersなどの作品が並んでいる。象徴主義ではMellery(メレリ?)、クノップフ、Delville(デルヴィル?)、Schwabe、Mossa(モッサ?)といった人の名前があがってる。立体物ではガレ、Decorchemont以外にMullerという名前も。
解説文を書いているMichel Draguetという人は19世紀と20世紀の美術に関して著作が多数あるみたいですね。アールヌーヴォーも得意分野なのかな?
Edit |  21:41 |  ミュシャ雑談  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

2007'01.21 (Sun)

ピカソとモディリアーニの時代

大丸ミュージアム@梅田にて開催中の「リール近代美術館所蔵~ピカソとモディリアーニの時代」を見に行ってきました。
お目当てはエコールドパリ周辺。でもこの展覧会のメインはそこではないような。チラシには「20世紀前半の西洋美術の軌跡を追う」とありまして、ロジェ・デュティユールというコレクターが蒐集した作品を基礎として築き上げられたリール近代美術館のコレクションを紹介する展覧会という雰囲気でした。
行く前に下調べをしてたら、以前東京で開催されたときの感想が幾つかひっかかったので読んだところ、ピカソやモディリアーニはあくまで人寄せのためのタイトルに使っただけで、比率はあまり高くないとありました。確かに全体数から見たらそうなんですが、それでもカタログ上は各7~8点はあったのでいいんじゃないでしょうか。(梅田ではカタログの作品が全部展示されていたわけではない。ピカソとモディリアーニに関してはどうだったんだろ?全部あったかなあ。ちょっと自信がないです)
展覧会は4部構成で、1章:ピカソ/キュビズムの世紀、2章:モディリアーニ/芸術の都パリ、3章:ミロ/シュルレアリスムから抽象画へ、4章:ビュッフェと素朴派/二極化する具象表現、となっていました。
1章は最近ちょっとついていけるようになってきたキュビズムの世界。ブラック、ピカソ(キュビズムの始祖ですね)、レジェ(チュービズムというらしい)、ロランス(彫刻)の4人で30点弱の作品が展示されてました。ピカソは剣を持った人(正式なタイトルは忘れた)の油彩画が面白かったです。でも出展リストにない…。この展覧会、特別出展とかでリール美術館以外のところ(たしか山形美術館とか書いてあったような)から何作か借りてきてるみたいで、もしかしたらそれだったのかも。かなり大きなサイズで画風としてはなんていうんだろう、泣いてる女の人の絵(これもタイトル忘れた。なんか凄い顔で泣いてるやつ…って説明で通じるんでしょうか)に似てるかな。キュビズムは相変わらずぴんとこない絵が多いんですがレジェは面白かった。
2章はモディリアーニとルオーが何作か、あとユトリロ、パスキンが各1点、それからまた特別出展でキスリングがありました。キスリング可愛い!ユトリロもすっごい奥行きのある絵で面白かった。ここが一番興味あるジャンルなのに、少なかったです。
3章はおそらく一番ついていけない世界。こういうのって絵だけ見ててもダメなのかなあ。どんな時代でどんな社会情勢で書かれたのかとか、そういうのも関係ありそうな気がする。ここは特定の作家に偏ってなかったです。有名どころでジョアン・ミロとかパウル・クレーが2~3作ずつあった。この中ではパウル・クレーが一番とっつきやすいかなあ。アンドレ・マッソンという人の「キャバレーにて」という絵は見てて面白かった。
4章はビュッフェ以外はよくわかんなかった。ビュッフェといえば阪急百貨店の人(違う)。またはジャズのレコードのジャケットも手がけてるよね。エラ・フィッツジェラルドのは知ってるけど他にもあるのかな?
エラの目だけ覗いてますが、中身はもっとちゃんとしたビュッフェの絵です。でもこんな風に描かれて嬉しいのかなあ。というような怖い顔です。
B000006P6LElla Fitzgerald Sings The Gershwin Songbook
Ella Fitzgerald
Verve 1998-05-26

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こっちの方がわかりやすいかな?右上に顔が。
B0000046WVSings the George and Ira Gershwin Song Book
Ella Fitzgerald
Verve 1990-10-25

by G-Tools

展覧会の話に戻ると、ビュッフェ以外ではボーシャンとかランスコワという人の絵が多かった。でもこの辺はあんまり興味が持てなくて流し見。コレクターであるデュティユールの写真とか肖像画とかが何枚かあって、画家とコレクターの関係みたいなことも意識したコーナーだったのかな。
途中、休憩コーナーで図録を読んでみました。この展覧会の主旨とか各作品の説明とか。主にキュビズムの辺りを読んでみた。感覚的に理解できないものは知識から入るしかない!と最近思ってて、機会があればチェックするようにしてます。
出口には販売コーナーが。そこに何故かミュシャのしおりが売ってました。展示と関係ないじゃん!グッズはあんまり興味を引かれるものはなかったけど、本の類は面白そうでした。ピカソとモディリアーニの洋書が多めに置いてあった。子供は見ちゃダメってな感じのピカソの絵を集めた本があって、装丁が凝ってて面白かった。
今後の展覧会開催予定が面白そうだった。またモディリアーニやるのね。今度はホントにモディリアーニ中心の展覧会なのかな?あとは3月にピカソ展があるのと、「アインシュタインLOVE」という謎の展覧会が気になった。


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2007'01.14 (Sun)

シナトラの50年代

去年の夏にシナトラを聞いてみようと思って、40年代のベスト盤を買いました。そのときはぴんとこなくてシナトラの評価は保留してたんですが、先日タワレコのワゴンで4枚組みで二千円弱のCDを見つけて買ってみました。
パッケージの外側を見ただけではいつ頃の録音なのかわからなかったんですが、収録曲からの推測で40年代よりは後っぽい?もし50年代の録音を集めたものだったらいいなとほとんどあてずっぽうで。キャピトルとかリプリーズとかレーベルの名前が書いてあれば少なくとも50年代以降なんだろうとわかるんだけど、出してるのはドイツの会社らしく正規レーベルじゃないから権利の切れた古い曲の可能性もあるのかなという疑いも捨てきれず。でも値段が安い割にパッケージはしっかりしてるので買っても損はないかなーと買ってしまいました。
ちなみに曲目から判断した根拠というのは映画「夜の豹(PAL JOEY)」で使われた曲があったから。曲自体はもっと前に作曲されたもののはずだけどシナトラがあの映画に出たのは50年代だから。「キスミーケイト」の曲もあったしな。これも映画は50年代でしょ。舞台の方はもう少し前だろうから(正確な年代は知らない)根拠としては弱いけど。
そして家に帰って開封してみるとばっちり。見事に50年代の録音を集めたものでした。すごいぞ自分の勘。権利関係はよくわかんないけどドイツだとこのくらいの時代の録音はOKなのかな?
というわけでさっそく聞いてるわけですが、うん、つかみはOK。40年代よりはいいな。
ブックレットを見るとネルソン・リドルのオケをバックに歌ってるのが多いので、40年代に比べるとより現代的。ただし私の場合、基準が古すぎるので、どこが現代的なんだという突っ込みはナシね。でも実際は古い曲の方がむしろ古臭さを感じずに聞くことができるので、現代的だからいいというわけではないんですが。なぜビングの40年代はいいのにシナトラの40年代がダメなのはよくわかりません。
50年代の録音がまとまっているといっても1952年から1956年までなので実質5年間。Wikipediaによると1950年代後半がシナトラ最盛期だったようですが、そうなると時期的に微妙なところだけど、とりあえず40年代とはだいぶ違う感じがするな。
このCDはお気に入りの曲が多いので聞きやすいです。どうでもいいことだけどシナトラってコール・ポーターの不敵な感じの曲が合うよね。ロジャース&ハートもまあまあ合ってる。ロマンチックな曲は私好みではない。ガーシュインの曲も似合わない。これは自分がガーシュインの曲に愛着がありすぎるからかもしれないなあ。聞いてるとところどころであれ?とひっかかってしまう部分があるんです。
以前からケチばかりつけてるような気がするけど(ファンの人すいません)だんだんいいところもわかってきたような気がします。何のためにシナトラを聞こうとしてるのか、自分でもよくわかりませんが、少なくとも自分の好きなジャンルで成功していて、好きな人も評価していたんだから、触れてみたいなというのが一番の動機かな。それにビングを聞くうちに周辺人物の中からいいなと思う人が現れてるのに、何故もっとも世間で評価されてる筈の人にそれほど関心を抱けないのか、自分なりに分析してみたいというか。ただの趣味にそこまですることないんだけど、自分がすっきりしたいので。でも考えてみたらビングが頂点にいたときに、それとは違う面を押し出して成功した人(たぶん)なんだからビング好きな自分に合わないのはしょうがないのかもしれないなあとも思います。
ちなみにどんなCDかというと、製造元のサイト(Grosser + Stein GmbH)で「sinatra」で検索して出てくる縦長で白っぽいパッケージのやつです。検索は左上の「Produkt Suche」ってところね。ドイツ語読めなくても勘でいけ!
ブックレットは30ページ以上あって分厚いけど、中身は英独仏西伊5ヶ国語で書かれているので実質5分の1ってことですね。簡単なバイオグラフィーが書かれている。写真はそれほど豊富ってわけでもないけどちょこちょこあって、40年代のアイドル時代に比べるとちょっとしわが増えた感じです。廉価盤にしてはしっかりしたクレジット付きなのは嬉しい。といってもバックのオケと録音年が書いてあるだけですけど。
なんだかんだいって実は私ってシナトラ気にいってるんじゃない?という気がしてきた。だんだん親近感がわきつつあるのは事実です。
Edit |  23:44 |  音楽  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

2007'01.14 (Sun)

佐伯祐三とパリの夢

大阪コレクションズはじまりました。まずは先頭バッターの「佐伯祐三とパリの夢」を見てきました。
場所は大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室。ここは名前だけは知ってたんですが、たぶん行ったのは初めてかな?心斎橋の東急ハンズの隣にあるビルの13階にあるという、ちょっと変わったところ。というのも、(仮称)とあるように、将来どこぞに建設される予定の大阪市立近代美術館(仮称)のコレクションを展示するための仮のスペースだからです。
初日から気合入れて行くほど期待してたわけでもないんですが、ちょうど心斎橋に用事があったので、その後に寄りました。午後5時過ぎくらいに行ったら空いててゆっくり見られた。場所が場所だけに知らない人も多いだろうしなあ。
展示作品数は51点と少なめ。でも観覧料も500円とお安いので問題なし。でも1時間以上見てました。
全51点のうち18点が佐伯祐三で、残り33点はパリで同時代に活躍した人たちの絵でした。最初にパリの画家たちの絵を見て、最後に佐伯祐三が出てくるという構成。これがわかりやすくてよかったです。最近この手の展覧会をよく見てるのでだいぶ人の名前や作風もおぼえてきたし、だんだん親近感がわいてくるようになりました。ルドンだ、デュフィだ、キスリングだ、と喜びながら見て、ミュシャ(金髪JOBとサロンデサンミュシャ展があった)やロートレックのポスターなんかも眺めて、去年たくさん見た印象派やエコールドパリのおさらいみたいだなーと思ってしまいました。ポスターは数は少ないけどアールヌーヴォーからアールデコまでコンパクトにまとまってました。
それにしても、大阪の3つの美術館の所蔵品を集めたらこんなテーマで展覧会が開けちゃうというのは凄いです。前に愛知・岐阜・三重の三つの県立美術館が合同で展覧会やってたけど、こちらは大阪府ひとつだけだもんね。でも協力してるのが市立、国立、私立(企業)というまったく母体が異なる美術館ってのが面白いな。
実は佐伯祐三にはほとんど興味がなくて、たぶん今までにもちゃんと見たことなくて、佐伯祐三はおまけでパリの画家たちの絵を見られればいいなーと思ってたんだけど、今回、彼の絵を18点まとめて見ることで認識を改めました。この人の絵って面白いね。どこがどういいと思ったのかは自分でもよくわからないけど気に入りました。
彼は30歳の若さで病気で亡くなってしまうんですが、学校を卒業してパリへ留学してから亡くなるまでたった4年間(1924~28)しか制作期間がなかったそうです。その4年間の流れがちゃんと年代順に紹介されていて、その前に見たパリの画家たちの絵も思い出しつつキャプションを読みながら見ていくと、佐伯の生き様を追体験してるみたいで(ちょっと大げさ?)面白かったです。
解説によると晩年の佐伯は自分の描く絵に満足できなくて憑かれたように絵を描いていたというようなことが書いてあって、もしそれを乗り越えていたら次にどんな絵を描いたのか見てみたかったなと少し思った。
図録はどうしようかなあと思ったんだけど、この人の絵は生で見ないとダメだわ。印刷されると魅力半減。なので買わなかった。とか言いつつ記念に絵ハガキ買ってきたけど。
特に気に入ったのは「街角の広告」という絵。ぱっと見た瞬間に視線が引き込まれるような感じがした。たぶん構図のせいもあるんだろうけど。あと「レストラン(オテル・デュ・マルシェ)」もよかったな。
週明けには国立国際美術館で「夢の美術館:大阪コレクションズ」も始まります。こちらはもう少し先の時代、20世紀の美術がメインのようで、半分くらいしか楽しめないかもなーと不安もありつつ、前売り券買っちゃったし行く予定です。同時期に「ピカソの版画と陶芸」というのもやってるみたい。これもできれば見てみたい。
もうひとつ、サントリーミュージアムでの大阪コレクションズだけは少し時期がずれていて初夏になります。モダンデザインがテーマらしく、それも楽しみ。その前にダリ展もあるよ。

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2007'01.08 (Mon)

オルセーとポンペイ

本日最終日のオルセー美術館展@神戸と、ポンペイの輝き展@天保山に行ってきました。
オルセーはモローとマチェックをもう一度見ておきたくて。ポンペイは何故か急に行きたくなって。

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2007'01.07 (Sun)

真夏の夜の夢

今は真冬ですけれども、人形アニメーション作家イジー・トルンカの映画「真夏の夜の夢」を見ました。BS2でやってたので。1959年の作品。
「真夏の夜の夢」と聞くと「ガラスの仮面」を思い出してしまう私は間違っているかも。この映画も見ながらガラスの仮面での描写を思い出してしまうし。シェークスピアの戯曲版も読んだことあるような気がするけど昔過ぎてあんまり憶えてないや。
トルンカといえばチェコの人。ミュシャと同郷!とそんなことが理由で見たわけですが、面白かったです。結構引いた場面が多いのでもっと大画面で見たかったかなあ。14インチじゃ小さすぎる。小さな妖精の姿までよく見えなかった。
人形アニメを見るときはつい、どうやって撮影したんだろうと技術的な面を気にしてしまいます。でもときどきそんなことを忘れてしまう瞬間もあったり。本当に生きてるみたいに動くんだもの。特にティタニアのシーンは綺麗だったなあ。
基本はコメディなので笑わせるシーンもありました。終盤の劇中劇は原作にもあるんだろうか?ちょっとロミオとジュリエットちっくなお話なのかなあと思ったり。
台詞がなくてナレーションのみなんだけど細かい説明がないので原作知ってる人向きかなあという気もしました。登場人物も多いしね。次の展開を知りつつディテールを楽しむのが一番いいのかも。
人形のイメージはこんな感じです。(Googleより)
DVD出てるのかな?と思ったら、近日発売予定だとか。興味がある方はどうぞ。
B000KQGMY2イジィ・トルンカ作品集 Vol.5
ジェネオン エンタテインメント 2007-02-23

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テーマ : 映像・アニメーション - ジャンル : 学問・文化・芸術

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2007'01.06 (Sat)

トニー・ベネットのデュエッツ特番

お正月にBS2でやってたので録画しておきました。それをさっき見た。
ナレーションやインタビュー+PVぽい映像で綴るデュエッツの世界、といったところでしょうか。
B000I6BM44デュエッツ:アメリカン・クラシック
トニー・ベネット ディクシー・チックス バーブラ・ストライザンド
ソニーミュージックエンタテインメント 2006-10-18

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いや、しかし80過ぎのおじーちゃんとは思えない元気よさだわ。CDで聞く分にも多少の衰えは感じつつも歳を考えればしっかり歌ってるよなあと思ってたけど、動いて歌ってる姿を見ると、背筋もぴんと張ってるし、動きもいいし、ホントに若いです。
PV風の映像はライブのステージぽかったり、キャバレーぽかったり、スタジオでのレコーディング風景だったり、往年のTVショーぽかったり、ベガスのステージだったり、カーネギーホールだったり、フォッシー風だったり。
それにしても、あれだけのデュエット相手とレコーディングだけでも大変だろうに、こんな映像まで撮影してるなんて、どんだけ手が込んでるんだ。びっくりするわ。
デュエット相手はよく知らない人も多かったので顔が見れてよかった。マイケル・ブーブレが意外と可愛いなあと思ったり、フアネスというラテンな人が男前だと思ったり(笑)バーブラ・ストライサンドは一体幾つなんだと驚いたり。
特別仕様な映像があったのは、バーブラ、ダイアナ・クラール、フアネス、ジョン・レジェンド、エルトン・ジョン、マイケル・ブーブレ、スティービー・ワンダーで、あとはレコーディング中の映像をそのままPV風に仕立てたもの。PVぽいといいつつも、そのうちの幾つかはライブで歌ってるような雰囲気でした。
クリスティーナ・アギレラとステッピンアウトをデュエットしてたけど、これはCDに入ってなかったよなあ。
ビリー・ジョエルは登場時間が短かったです。あと、以前Amazon.comで配信されてたポール・マッカートニーとの会話が字幕つきで見れてよかった。
その後続けて放送されたマイケル・ブーブレのライブも録画しといて見てみた。
今までCDショップで試聴したりジャケット写真を見ただけの印象と違って、結構面白い人なのね。勝手に気取った人なのかと思ってたけど全然そんなことなくて、少し好感度がアップしました。どう見てもジャケ写真は作りすぎでしょ~。実物は結構丸っこくて愛嬌のある印象。太ってるというよりはガッチリしてるという感じかな。
ここにある動画を見ると私の言ってることが理解してもらえるんではないかと。絶対写真は線が細く見えすぎだよ。
B000G7P818イッツ・タイム
マイケル・ブーブレ
ワーナーミュージック・ジャパン 2006-08-09

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あと、しょうがないのかも知れないけどシナトラと比較されるのはどうなのかなと思う。単にジャンルが近いってだけじゃないのか。ライブ映像ひとつ見ただけの判断だけど、まったく影響を受けてないことはないだろうけど、言うほど近いとも思わないなあ。私の知ってるシナトラが若い頃だけなので、もしかしたらもう少し後の時代のシナトラとは重なる部分があるんですかねえ。
Edit |  23:45 |  音楽  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

2007'01.05 (Fri)

肖像画展に行ってきた

お正月休みに帰省ついでに名古屋ボストン美術館で開催中の「ヨーロッパ肖像画とまなざし」を見に行ってきました。
展示数は70点弱と少ないんですが、なかなか面白い展覧会でした。
16世紀から20世紀まで、約500年の肖像画の変遷を見ることができます。何故16世紀からかというと、それ以前はキリスト教世界ではあまり個人を対象にした絵画を描く風習がなかったとかなんとか。図録買わなかったのでうろ覚えで書いてますが、16世紀頃に個人主義の台頭だかなんだかで肖像画を描くという風潮が出てきて、19世紀にかけて盛んに制作されたとか。19世紀後半あたりからは写真技術の普及で純粋な肖像画は描かれなくなって今に至るとか。
今回はミュシャが1点展示されているということがミュシャ中毒的ポイントだったんですが、いやいや、サラ・ベルナール作の彫刻がよかったです。
作品タイトルは「幻想的なインク壷(スフィンクスの自画像)」となっていました。ホントにインク壷として使ってたんだろうか。頭部にあった穴はペンを挿すための穴なんだろうか。ぐるぐる前から後ろから横から眺めてしまいました。
頭はサラベルナールで、体はグリフォン?左右の肩の部分に喜劇と悲劇の仮面があって、解説には彼女自身が自分のことをどう見ているかをあらわすために作ったとか、同じ頃に上演されていた演劇だか本だかに合わせて作ったんじゃないかとか、そんなようなことが書いてあったような気がする。
サラは「聖なる怪物」と呼ばれていたそうで、半人半獣の造形はそう呼ばれている自負もあってのことなのかなと思ったり。
ミュシャ作の椿姫ポスターの横に、サラベルナールの彫刻が置いてあって。清楚な椿姫とスフィンクスなサラの対比が面白いなと思った。
これのために図録を買うか悩んだけど、図録では一方向からの写真しかなくて物足りなかったので購入は見送り。その分しっかり目に焼き付けてきました。
あとはお気に入りのカリエールとかドーミエを見つけて喜んでました。
鑑賞後は図書室で一休み。週刊美術館のバックナンバーがあったので、ルドン・ルソー、ピカソ、ロートレック・ボナールの3冊を読んできました。これが結構面白かった。私の興味って19世紀が中心にあって、20世紀に入るとだんだんついていけなくなるので、ピカソもどう見たらいいのかよくわからない存在で、今回も1枚展示されてたけどさっぱり理解できず。キュビズムの様式で書かれた肖像画らしいけど全然見えない…。普段絵を見るときにそんなに難しいことは考えてないし、理解できないものはしょうがないと思うけど、楽しめるものが増えるのは悪いことではないので、そのうち理解できるようになるといいなーと思いつつその本を読んでみたわけですが、相変わらず凄さはわかんない。でも図書室を出て、もう一度サラの彫刻を見に行こうと展示室に戻ってピカソの絵の前を通り過ぎるときにチラッと横目で見た瞬間、あ!見えた!全然意味不明だった絵が肖像画っぽく見えたんです。キュビズムでピカソがやりたかったことが鑑賞者にとって意味があることなのかはいまだによくわかんないけど、わけわかんない絵がそれらしく見えただけでもいいかなーと思った。
でもやっぱり20世紀の絵ってよくわかんないわ。なんかこう、少なくとも人を楽しませたり感動させる芸術ではないなと。人のための芸術じゃなくて、芸術家自身のための芸術になってるものが多いよね。そういうものが芸術とされる傾向があるというか。大衆に支持されることを低俗とみなす傾向があるというか。そういう傾向は別に最近の話じゃなくて、肖像画というものも歴史画や宗教画に比べると低俗とみなされていたらしいですが。

他にも名古屋ではルソーの展覧会とかエルミタージュとかやってるんだけど、私が東海地方にいる間は休館で、残念ながら行けず。
エルミタージュは関西にも来るけど、ルソーは来ないのかなあ。噂ではルソー率は低いらしいのでわざわざ名古屋まで出かけて行ってまで見たいほどでもないです。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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