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2007'05.31 (Thu)

ミュシャなドレス

某タレントさんのウェディングドレスがミュシャをイメージしたデザインだったらしいですね。名前を出すと余計な訪問者が増えそうなので某ってことで。有名人のホレたハレた話は興味がないし中継も見てないんだけど(この二人が結婚したことくらいは知ってたけど披露宴やる話も知らなかった)日課のミュシャ検索でやたらひっかかるもんだからどんなもんかと写真を探してみた。
オリコンのランキングニュースより
この写真を見ただけでは判断が難しい…ベールの辺りがそんな雰囲気なのかなあ。(噂では百合の絵がモデルになってるらしい。そういわれてみるとそれっぽい?スラヴの民族衣装に近いような感じがするって書いてる人もいたけど、さて)
それにしてもこの結婚、外野が色々うるさいみたいで大変ですねえ。奥さんの方が格上っぽく言われてるらしいけど私の視界に奥さんの姿が入ってくることがほとんどなくてそんなに活躍してるっていう実感がない。まだ旦那の方がテレビとかで見かける機会が多い気がするんだけど、それは私の視野が偏ってるのだろうか。ホント、どこで活躍してるんだろ。私の知らない世界だわ。
あと、このドレスをデザインしたという人の名前を見てもしかして?と思ったらやっぱり娘だったか。親の名前は知ってたけど娘も同じ仕事やってるんだ。
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2007'05.29 (Tue)

ミュシャ展福岡2万人超え

閉幕直前で2万6千人の入場者を数えたそうな。明日一日で何人来るかな?
Yahooニュースより
MSNインタラクティブにも同じ記事が
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2007'05.28 (Mon)

ライブラリーにリベンジ

さて、六甲アイランドで過ごす一日の締めくくりはファッション美術館併設のライブラリーへ。前回読めなかった本を読もうと頑張ってきたけどやっぱり英語の本は辛いわ。辞書がいるな。あと、時間も必要。
読みたかったのはプラハのアールヌーヴォーの本で、ミュシャとマチェック(マシェク)のことが書いてある部分が気になってて。結局あんまり理解できてないけど、プラハに戻ったミュシャに対してプラハ(チェコ?)の美術界はあまり寛容でなかったようで。という話は前にも聞いたことあったけど、プラハの建築と産業見本市展のポスターのコンペにミュシャも応募するんだけど、ミュシャは落選してマチェックが選ばれたんだとか。当時マチェックはプラハのどこかの学校で教授か何かをやってたから選ばれたんじゃないかとかミュシャは不満を持っていたというようなことが書いてあったような気がするけど私の記憶と英語読解力はあまり確実でない。そのマチェックのポスターの図版が掲載されてたけど、ちょっと地味かなあ。オルセーにあるリブザ(リブシェ)はすごーく印象的な作品なんだけどね。ミュシャのは下絵が残ってるけどなかなかかわいいです。
ロダンのこともそこそこページを割いてあった。プラハでロダン展をやって美術界の人には歓迎されてたみたいだけど一般大衆には難しすぎてあんまり理解されてなかったんじゃないかとかそんなことが。ミュシャも一緒に写った写真が載ってた。
残り時間が少なかったけど、せっかくだから他の本もチェックしておこうとアールヌーヴォー関連の本が並んでるところから適当にピックアップしてみた。古そうな本があっていつのだろ?と思って奥付を見たら1959年とあってびっくり。アメリカのモダンアート美術館での展覧会らしいんだけど、1959年って!1960年代からアールヌーヴォーが再評価され始めたと聞いたことがあったけどもしかしてこれは物凄く早い段階の展覧会だったのでは。さすがに古い本なので写真はモノクロだったけど、ジャポニズムの話とか象徴主義絵画とかナビ派とか後期印象派とかが載ってた。詳しく読んでる余裕はなかったのでどういう言及のされ方だったのかは不明なんだけど気になるわ。オスカーワイルドの小説からの引用が巻頭にあった。"All art is at once surface and symbol." (Oscar Wilde: The Picture of Dorian Gray)と。
他にもカタロニアのアールヌーヴォーの本とかロシアのアールヌーヴォーとか(フランス語だったりスペイン語だったりするので読めないから推測)イスタンブールとか色々あって面白かったな。文章は読めないから写真を眺めるだけですが。アールヌーヴォーって表記に目を奪われてて気付くのに遅れたけどユーゲントシュティルの本もあったよ。そっちも見とけばよかった。
これで最後で帰るつもりだったけど、駅へ向かう途中にあるスタバの前で路上ジャズライブがあるとかでちょうど始まる時間だったので聞いてきました。
07-05-27_18-49.jpg

どういう人たちなのかは謎だけど若い男の子のカルテット。ドラムとベースとサックスとギター。40~50分くらいで4曲やりました。モダンジャズは1曲あたりの演奏時間が長いよ…。最初の2曲は何て曲かわからなかったけど後の2曲はマイワンアンドオンリーラブとカンタループでした。けっこう上手だった。
ドラムとベースは出ずっぱりで大変そうだなあ。体力消耗しそう。けっこうベースが目立ってた気がする。サックスは出たり引っ込んだり。最後は気合入ってた。こっちも息詰めて聴いちゃったよ。ギターは一番楽そうに見えたけどミスったら目立ちそうだし、それぞれに大変なところはあるんでしょう。って何を見てるんだか。つい演奏する方の立場を考えてしまうのは悪い癖だ。
ところで昨日書き忘れたことを追記。
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2007'05.27 (Sun)

六甲アイランドで過ごす一日

小磯記念美術館へ「日本近代洋画への道」を見に行ってきました。
山岡コレクションを中心に、ということですがこの山岡さんってのはヤンマーの昔の社長らしい。現在は笠間日動美術館の所蔵になってるそうです。
目玉になる作品は少ないのかなーという感じだけど、日本洋画の黎明期の作品を揃えていて(年代不明なものを除くと1860年代から1910年ごろまで)なかなか面白かったです。
油絵で日本髪の女性ってのはいい加減見慣れてたけどちょんまげ姿の男性の肖像ってのは新鮮だったわ。高橋由一って武家の人だったのか。ちょんまげ姿で油絵描いてたのかなあ。高橋由一のことは鮭と花魁くらいしか知らなかったけど猫の絵がかわいかった。油彩じゃなくて水彩だったけど制作年は不詳。油絵始める前なのかしら。日本にいて日本人に油彩を教えた外国人ってのも何人か紹介されてたけどその中に風刺画とか漫画を描いてた人がけっこういて面白いなあと思ったり。徳川慶喜(将軍様だよ!)の絵があってびっくりしたり。川村清雄のベニス風景が綺麗だったなあ。小山正太郎の山村嫁女(A)という絵がモンティセリぽいなあと思ったり。洋装少年がいやに美少年だったり。
図録を買おうかなーと思ったんだけど解説が物足りなくてやめてしまった。長らく個人コレクションとしてあまり公開されてなかったらしく、そのせいなのかあまり研究が進んでないのかしら?制作年不明の作品も多かった。解説によると研究者にとっては垂涎モノのコレクションだったらしいんだけど、これから色々と解明されてくんでしょうかね。
図書コーナーでその辺りの時代のことが載ってる本があったので少し読んできたけど、高橋由一ってホントに独学で油絵始めたんだね。川上冬崖って人がそれより少し前に油彩画を研究はしてたみたいだけど実践には至らなかったようで。とりあえず川上冬崖に師事した後は自分で日本に来てる外人のところへ押しかけて教えを請ったりしてたらしい。すごい執念だ。あとは初期の油彩画ってのはとにかく写実的に!写真みたいに!というところを目指していたようで。記録としての絵画っていうのかな。その後に山本芳翠なんかが続いたけど、国粋主義の盛り上がりと共に洋画が排斥されるという受難の時代があって黒田清輝が出てきて復権して、みたいな話があるわけだけどそれが画家たちの間での対立とか切磋琢磨だったらいいんだけど、なんだか政治的な色合いが濃くてうーんという感じ。
小磯良平作品展(常設)も勿論やってたので見てきたけど、前にもあったなーというのが何点かあったし特別展の方を熱心に見てたから印象が…。
せっかく六甲アイランドに来たんだからということで、ファッション美術館で開催中の「ウォルトから森英恵、そしてデュフィ」も見てきた。六甲ライナーで一駅離れてるんだけど歩いてすぐだった。シャネルやらポール・ポワレやらクリスチャン・ディオール、ジヴァンシィ、イヴ・サンローラン、ヴィヴィアン・ウェストウッド、マドレーヌ・ヴィオネなどなど色んなデザイナーの手によるドレスが展示されてました。ヴィオネが綺麗だった~。ドレスにもよるんだけどスタイルよくないと着こなせないよなー。
デュフィのテキスタイルデザインも楽しかった。一枚だけ実際にドレスになってるのが展示されててなるほど服になるとこうなるのかーとわかって面白い。テキスタイルデザインってどういうものが優れているのか一枚布の状態ではよくわかんないんだよなー。分かる人には分かるのかもしれないけど。
もう出口かな?と思ったら最後にファッションプレートも展示されてました。ガゼット・デュ・ボントン(たぶん)という雑誌からいろいろと。バルビエとかルパープとかマルティとかアールデコなイラストがかわいいです。以前アールデコジュエリー展で見たものも幾つかあったなあ。傘のイラストとか帽子のイラストとかクッションに囲まれてるやつとかかわいい!どの人だったか忘れちゃったけどちょっとキュビズムに近いような感じのがあって面白かった(ネットで調べたらどうもThayahtって人らしいけど何て読むんだこれ)。画像がこの辺で見れます。
今回の展覧会は島根県立石見美術館というところの所蔵品らしい。宣伝も兼ねてるのかビデオが流れてたりチラシが置いてあったりした。
ベーシック展示は前にも見てるし同じかなーと思ったら微妙に変わってた。18世紀から現代までの靴が展示してあって、基本的な部分は300年前から変わってないんだーと驚いた。
その後、隣接の(というか同じ建物内にある)神戸ゆかりの美術館を見てきた(ファッション美術館のチケットを買うとゆかり~にも入れる。ゆかり~のみのチケットもある。ファッション美術館単体のチケットはないらしい)。内容はまあまあ面白かったけど、動線が悪すぎる!無駄に会場内を移動したような気がするよ。神戸にゆかりのある人たちの作品を集めてるってだけで統一感がないっちゃーないんだけどまあ幅広く洋画の黎明期から現代まで色んな人が出てました。所蔵先が美術館じゃなくて公共の施設だったりするところが面白い。そういえば洋画ばっかりだったな。日本画はないんだろうか。今回のテーマ外?この美術館は今後どうなるんでしょうねえ。神戸ネタだけでもつんだろうか。

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2007'05.26 (Sat)

20世紀の夢~モダン・デザイン再訪

大阪コレクションズの締めくくり、サントリーミュージアム天保山の「20世紀の夢~モダン・デザイン再訪」を見てきました。
今日は5時半から大阪市立近代美術館建設準備室の主任学芸員さんの講演会があったんだけど、昼間は別の用事があって会場に到着したのが5時半ちょっとすぎ。もう講演会が始まってる時間。閉館が7時半なので、講演会聞いてると見る時間が減っちゃうなあと思いつつ、せっかくなので聞いてきました。
モリスに始まりモリスに終わる、そういうお話でした。展示の方はモリス関係は最初にちょろっとある程度だけど、モリスが描いた夢がアールヌーヴォーを経てバウハウスへと引き継がれ、現在は北欧でその思想が生き続けていると。バウハウスも初期はモリス的な思想に立脚してたんだけど、第二次世界大戦の影響で多くがアメリカに流れた後、大量生産志向へ進んでしまったり、ロシアンアヴァンギャルドやらイタリアの未来派やらは機械こそ美しいという価値観を持ったり、モリスとは対極の世界になろうとしていたようで。
だいぶ前にモリスの展覧会に行ったとき、モリスの理想はわからんでもないけど現実的には難しいよなあと思った。作り手も使う側も幸せになれる社会を目指したのがモリスだったわけだけど、その夢は現在もまだ夢のままなのかなあ。最近北欧デザインが流行ってる(もしかしたら一部の世界でかもしれない)けどそれが当然になってない世界だからこそ憧れる部分があるのかも。
この手のデザイン運動を見てると社会主義とか政治的な思想とかそういうものと直結した運動だったんだなあと思う。政治体制が抽象的なものを求めてそういうデザインがさかんに作られたり、逆に具象こそ素晴しいとなって抽象が排斥されたり。前衛的だからという理由でバウハウスが当時のドイツ当局から目をつけられたり。日本でも確か戦争中か戦後か忘れたけど前衛芸術は反社会的だとかいわれてなかったっけ。今はデザインってものにそこまでの思想はあるんだろうか。よいデザインがよい社会を作るのか、よい社会にこそよいデザインが生まれるのか、みたいな話もあってどっちなんだろうねーと思った。
デザイン運動の流れとかはあんまり詳しくないのでイマイチまとまってない感想ですが、展示品そのものへの感想よりも思想的な部分に関心が行ってしまいました。展示品の方は見てて楽しいのは前半だな~。やっぱりアールヌーヴォーのデザインが好き。時間がないせいもあってあんまりじっくり見ずに、講演会の内容を振り返りつつポイントだけ見てきたって感じかな。
出品リストを見ていると、大阪市立~準備室のものが多いんですね。まだ建設もされてない美術館だというのに…。なんだかなあと思いつつ、こうやってまとめて展示される機会ができてよかったねーと思ってみたり。あと、前にも見たような…と思ったら別の大阪コレクションズで展示されてたものもあった。夢の美術館@大阪国立国際美術館に出てたカンディンスキーの絵とかナギって人の写真。
今回は売店が上の階にはなくて、通常のミュージアムショップで関連図書が売ってるくらい。インテリア中心だからグッズ作りにくかったのかなあ。

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2007'05.23 (Wed)

福田平八郎展など

日曜日は京都国立近代美術館の福田平八郎展に行ってきた。さすがに昨日の今日で朝から出かけるのは辛かったのでお昼ごろ家を出た。会場はそれほど混雑もなく落ち着いて見れました。
この人のことは最近まで全然知らなかったんだけど、少し前にテレビでやってて、漣とか筍とか新雪や瓦の絵を見て興味を持った。基本はスケッチから入るんだけど、そこからデザイン的な展開を見せるところが面白い。自然の中に面白い形を見つけるのが好きだったのかな?一番見たかった漣は展示期間が終了していて残念。鮎の動きが面白かった。「閑庭待春」という作品がよかった。水に関係する絵が多かったような気がする。鱶鰭という絵も面白かったな。この漢字が読めなくて、絵と解説(長崎で見てなんとか手に入れようと苦労したというようなことが書いてあった)からたぶん「ふかひれ」だろうなと思ったんだけど、後で調べて合っててよかった。
図録は重そうだったのでパスしたけど、この本はちょっと欲しいかもと思った。鮎がかわいい。
4838102941福田平八郎
福田 平八郎 島田 康寛
光村推古書院 2001-12

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常設展でも関連作品の展示があって、同時代の日本画、洋画とか彼と関連のある人の作品があった。同じ時代に生きててもやってることは人それぞれ全然違うんだなあと、当たり前のことを改めて感じた。
その後、ついでに京都文化博物館の「絵画と衣装」丸紅コレクション展の2回目と、大丸ミュージアムの星の王子さま展を見てきた。
「絵画と衣装」は着物が大幅入れ替えになってて、たぶん前回なかっただろう着物を堪能してきました。記憶は曖昧だけどたぶんこれは前回なかったんじゃないかなー、これは見たかなーと思いつつ。図録を買おうか悩んだけどやめた。あかね会の図案なんか面白いんだけど名前だけ興味あってもデザイン的にどうしようもなく惹かれるものがなかったので。着物の写真もいまひとつだしなあ。まあこれはしょうがない部分もあるのかもだけど。布の質感は写真だとなかなか再現できないものです。絵画部門もテーマを絞った企画展と違うから読み物的なものも期待できないしね。
星の王子さま展は大丸のミュージアムパスカードがあるからタダで入れるってだけの理由で。この本に思い入れもないし。てかね、小学校か中学校くらいのときに家にこの本があって(誰が買ったのかは知らない)読んだけど面白いと思えなくて。名作だというからしばらくしてからまた読んだけどよくわからず。たぶん私はひねくれた子供だったのでこの本にある有名な言葉とかを聞いてもあっそ、としか思えず今に至るわけだ。象を飲み込んだうわばみとか何の屁理屈だよ!と思ってしまうような奴です。
展示の方は貴重だといわれる原画やスケッチ、写真があったけど数は少なかった。あとは本の中の文章をパネル展示して関連画像やら説明文やらオブジェやらを見せたり、ミュージカルの衣装があったり映像が流れてたり。最初に翻訳した人の紹介コーナーもあった。翻訳した人の名前は「あろう」って読むんだーとか岸田今日子ほかの朗読テープがあるんだーとかフランスではジェラール・フィリップが朗読したレコードがあるんだーとか関係ないところで面白がってました。各国で翻訳された本の展示は見ても何語なんだかさっぱり。そして最後のグッズコーナーがやたら充実。イラストを元にしたグッズはいいけど、薔薇の花をモチーフにしたとおぼしきキーホルダーとかバッグとかは微妙だなー。
という感じで展覧会そのものは特にどうってことはなかったんだけど、帰ってきてからふと星の王子さまで検索してて気になることを発見。実はこの話は政治風刺の意味も込められてるのではないかということ。それについての解釈本もあるらしい。そういう読み方なら興味あるかも。ウワバミのくだりもある種の嫌味と考えたら面白がれるかも。もう一度読んでみたい気がするけど翻訳はどうしても翻訳者の主観が入ってしまうので原文で読めたらいいんだけどなあ。対訳書ってやつなら何とかなるだろうか。フランス語は学生時代に少しかじったことがあるだけの超初心者レベルだけど。

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2007'05.22 (Tue)

澁澤龍彦展ほか

土曜日は東京で一日遊んできました。
まずは埼玉県立近代美術館の澁澤龍彦展へ。ゴールデンウィーク前にその展覧会の情報を知って面白そうだなあと思ったけど連休中は余裕がなくて行くのは諦めかけてた。ルドンとかモローとか19世紀末から20世紀の幻想絵画が展示されてるらしくてその辺りを目当てに。アルチンボルドもあるというし。澁澤龍彦という人にはこれまでほとんど接点がなくて、彼が翻訳した「さかしま」を持ってるくらいかな。あとは先日買った「幻想の画廊から」がある。
今回の展示を見ても心情の変化はなかったんだけど、熱心なファンがいた(いる)んだなあということはわかった。展示の前半、同時代の芸術家たちとの交流を見てもふーんとしか思えない。駄目なのよー、あの1960年代とか70年代のアングラちっくなノリというかそういうものが。横尾忠則もよくわかんない。宇野亜喜良だけかな、あの辺で多少ひいきめに見れるのは。中盤以降にも金子國義とか四谷シモンとか出てきてたけどやっぱりよくわからない。エログロ路線って少し引き気味に見てしまう。前のめりになれない。
前のめりになって見てたのは前からよく知っててお気に入りの人たち。ほとんど西洋の人だったな。
今まであんまりよく知らなくて今回へえと思ったのはベルメールかな。かなり特殊な絵を描く人みたいだけど線が綺麗だなと。でも人形の方は…うーん、これが有名なアレかという感想。
常設展も見てきました。西洋画家はまあまあ有名どころがぽつぽつと。日本人画家は埼玉ゆかりの人を中心に。小茂田青樹の「春の夜」がかわいかった。小村雪岱の絵も面白かったな。
次に行ったのが上野の芸大美術館でやってる「パリへ~洋画家たち百年の夢」という展覧会。パリで勉強した日本の洋画家たちということで、黒田清輝から山本芳翠、藤島武二、浅井忠、日本人画家に多大な影響を与えたラファエル・コラン、あといろいろ。日本の洋画って昔は全然興味なくて、藤島武二、浅井忠もアールヌーヴォーとの関係で知ったけど洋画は別にどうでもよかったし、黒田清輝もどこかいいんだかわかんなかった。山本芳翠は色物的な絵を知ってるくらい。
今回もポスターになってる黒田清輝の絵はふーんという感じだったけど、「智・感・情」は面白かった。後期はこれの代わりに「湖畔」が展示されるらしい。それは前に見たことあるので前期のうちに来れてよかった。あとは「野辺」と「赤き衣を着たる女」もよかったな。
山本芳翠は「浦島図」が岐阜から出張してきてました。いつ見ても怪しい…。それよりも「猛虎一声山月高」が迫力あったなあ。暗い画面に孤独な虎の姿。なんとも心に迫る作品でした。あと、ジュディット・ゴーティエと交流があったとかで彼女と目される女性の肖像画があった。ジュディットといえばミュシャファンには御馴染み「白い象の伝説」を書いた人。その人と一緒に本を出したとかなんとか。そんな繋がりがあるなんて面白いなあ。1878年から1886年までパリにいたということなので、ミュシャが活躍し始めるよりは前ですか。接点があったりしたら面白いのになあ。黒田清輝とミュシャは同じ時期にアカデミージュリアンだかコラロッシだかにいたかもって話があったけど。山本の作品はその3点だけだったんだけど、もっと色々知りたいなあと興味が湧いてきました。
ラファエル・コランの絵がけっこう展示されてて、明るくてやさしい色使いがいいなあと思った。なんで日本人の作品だとこうならないんだろうと不思議に思うんだけど、なにか理由があるんだろうか。
藤島武二は風景画が実は得意だったと知ってびっくり。なかなかよかったです。朝日の絵にこだわってたとかで、綺麗な朝日の絵があった。女性の横顔もよかった。
浅井忠の洋画はなーんか色使いとか地味な感じであんまり。日本画はおもろかったな。あんな絵も描くんだ。あと装飾関係の展示品がいくつか。そちらは毎度のことながらかわいいなあ。
小磯良平は青い服の外人女性が神戸から出張してきてた。こないだ六甲アイランドで見たやつだー。あとで図録を見たら東京では展示されない作品として自画像があった。人のよさそうなおっちゃんって感じの自画像です。
佐伯祐三はまあこんなもんかねー。フジタは見たことあるのが多かった。安井曾太郎って今まであんまり意識したことなかったけどなかなか面白い。梅原龍三郎ってルノワールに傾倒してたのか。なるほどあの色合いはそこからきてるのね。
企画展とは別に「新入生歓迎・春の名品展」もやってて、加山又造の屏風絵が面白かったな。
最後はブリヂストン美術館。「じっと見る~印象派から現代まで」ということでブリヂストンのコレクションがいろいろ展示されてました。西洋絵画だけかと思ったら日本の絵画もあって、ここでも藤島武二を見つけてしまった。後で知ったんだけど重要文化財に指定されてるらしい「黒扇」がかわいかった。これですっかり藤島武二ファンになってしまいました。浅井忠もここでは比較的明るい画面でこれは好きだなと思った。岡田三郎助の婦人像(鼓を持ってる日本髪の女性)はどこかで見たことあるんだけど、どこでだろう…。西洋人だとコローが綺麗だなあと思ったり。ザオ・ウーキーという人の色が綺麗だなあと思ったり。ドーミエがあってちょっと喜んでたり。
情報コーナーに置いてあったモンティセリ展の図録が面白くてつい読みふけってしまいました。作品は印刷されたものを見るだけだとわかりにくいんで実物がたくさん並んでるところ見てみたいなあ。日本に彼の作品を100点くらい集めたコレクターがいるという話が面白い。孤高の変人みたいな伝説があるけど実際には彼は一部の人には支持されてたし絵も売れてたし少し変人ぽいところはあったかもしれないけど常識的な生活を送ってた人だったそうです。いつかまたどこかで見る機会があるといいなあ。

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2007'05.21 (Mon)

ミュシャのオリジナル版画の展示販売@丸善

金曜日に仕事で東京へ行ったとき、丸善本店@オアゾの前を通りかかったらミュシャのポスターが見えたのでなんだろと思ったらオリジナル版画を展示販売してたので寄ってきました。
会場の入り口にいきなりこの絵があってびっくり。
07-05-21_21-42~00.jpg

2001年の輸入カレンダーに載ってたもので、どう見てもこの目つきは怪しいだろうと思いつつ他の本で見たことがなかったので記念にそのカレンダーを買っておいたわけですが、本物とご対面できる日が来るとは。
07-05-21_21-42.jpg

表情以外の部分はミュシャらしいのかなと思うけど細部が粗いなあという印象。一応ミュシャのサインは入ってるけどミュシャの関与率ってどれくらいなんだろうと密かに怪しんでる私です。前に何かで読んだ話では、ポスター作家にもいろいろあって、ラフだけ渡してあとは印刷所任せの人とかも結構いたらしい。ミュシャは本人の下絵が残っているものを見る限りかなり最終段階まで関わってたんじゃないかという話だけど、中にはそこまで関与してない仕事もあるんじゃないかと思ってます。
展示数は小さいものも含めて50点くらいかな。椿姫のでっかいのが売っててびっくり。初日には売れてしまったらしいけど。アレであのくらいの値段かあ。しかしまあ、どんな人が買ったのやら。
トリポリの姫イルゼが売ってたんだけど、本体から見栄えのいいページをばらして売っててちょっともったいないなーと思った。抜かれる前の本体らしきものがガラスケースの中に置いてあった。そりゃ、ばらした方が効率はいいんだろうけど。1冊まるごとだと幾らになるのかは教えてもらえなかったけど、枚数が100枚以上で(両面印刷で200ページ以上と言っていた)カラーリトグラフとなるとそれなりのお値段なんだろうなあ。ばら売り価格で1枚が10~20万円台だったけど、売り物にならない地味なページの分を考えると単純に100倍ってことにはならないんだろうな。
イルゼといえば、会場の真中に机と椅子があって(商談用?)そこに作品解説ファイルが置いてあって、中をめくってみたらイルゼのあらすじが書いてあった。遠い国にいるイルゼ姫を求めて若者が旅をするというお話だったのか。でも本編でのイルゼの出番は少ないらしく挿絵も美女が登場しないページが多いらしい。おっさんが描かれてるページとか見せてもらったけどたしかに飾るには地味かもね。でもマニアとしてはそういうページも見たいのよ!でも完本で手に入れたとしてももったいなくて触れないだろうしなあ。誰か復刻版作ってくれないかなあ。カラーコピーでいいから全ページ見てみたい。じっくり眺めたい。抜粋版なら持ってるんだけどね。でもそれは印刷は粗め。そこそこ綺麗に印刷しようとすると豪華本の部類に入っちゃうんだろうなあ。ページ数も多いし買う人も限られるだろうから採算取れなさそう。原書はフランス語とドイツ語の2種類あるらしいけど、あそこを例えば日本語にしたとして果たしてぴったりくるのか。などと考えても仕方ないことを妄想してしまいました。
他に気になったのはベネディクティンの縮小版。裏にも文字が印刷されている薄手の紙で、カラーリトグラフ。私が持ってるロレンザッチオにサイズといい紙の感じといい似てるなあ。うちのはモノクロだけど。サランボ(レスタンプモデルヌ)も綺麗だったー。雑誌の表紙を額装して売ってるやつの一部は雑誌本体もつけてくれるらしい。ラプリュム(雑誌)のミュシャ特集号欲しいなあ。少しだけ見せて貰ったんだけど、中身はモノクロでミュシャの作品カタログのような画集のような本。資料として貴重でしょ。
お値段は全体的に高めかなあ。ネット専業の某ギャラリーを基準にすると高すぎ!と思うけど、某複製画販売業者のぼったくり価格よりはずっとマシ、デパートと比べると少し安いくらい?状態がいいものが多かったのでその点は好感度高めです。
私が行ったときに応対してくれた売り子さんはどこかの展示即売会の人ほどあからさまには勧誘してこなかったので(さりげなく勧められたけど)好きな話だけしまくって帰ってきました。マニアックな話ができるのって楽しい。
このイベントは22日までやってるらしいです。

テーマ : アートイベント - ジャンル : 学問・文化・芸術

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2007'05.15 (Tue)

スラヴ叙事詩を知るために

チェコの歴史のお勉強ということで「プラハ歴史散策」を読み終わった後、現在は「チェコとスロヴァキア」を読んでます。
4309760872図説 チェコとスロヴァキア
薩摩 秀登
河出書房新社 2006-11-18

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プラハからチェコ及びスロヴァキアへと範囲を広げたはいいが、スラヴ世界ってそれだけじゃないみたいで。それがわかってくると今読んでる本へのモチベーションが下がっちゃって途中から進まなくなってしまいました。どうしたものかとネットでキーワードだけ拾い読みで色々調べてました。やっぱりもっと広い範囲をカバーした資料が欲しいなあ、落ち着いて読むにはやっぱり本がいいなあ、と思うんだけど普通の本屋だとうまく探せなくて、ネットで調べてもなかなか的を絞りきれなくて、先日堂島のジュンク堂(やたらめったら広い本屋)に行って専門書コーナーを物色してみました。
単行本じゃなくて何かのテキストみたいな小冊子(世界史リブレットというシリーズ)に「東欧世界の成立」というのがあって、5~6世紀から16世紀くらいまでの東欧全体の動きが説明されていてスラヴ人の歴史の概略を掴むにはよさそうかなーと思って買ってみた。
4634342200東欧世界の成立
細川 滋
山川出版社 1997-03

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最後の方にビザンツ帝国についても触れたかったみたいなことが書いてあって、そういえばミュシャもビザンチンな絵を描いていたよなあと思ってビザンチン関係の資料も探してみたらこんな本を見つけた。
4634633108ビザンティン
益田 朋幸
山川出版社 2004-01

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旅行書みたいな本で、ここにブルガリアのことも少し書いてあるし聖山アトスのことも書いてあるし写真も多くてとっつきやすそうなので買ってみた。一行くらいだけどミュシャの名前も出てきたし。考えることは一緒なのか。
ついでに世界史リブレットシリーズで「世紀末とベル・エポックの文化」というのもあって、東欧とは関係ないけど世紀末芸術~20世紀絵画に触れられてるところが面白そうなので買ってみた。こちらもミュシャの名前が出てきます。
4634344602世紀末とベル・エポックの文化
福井 憲彦
山川出版社 1999-12

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さらに、ヴラスタ・チハーコヴァー女史のプラハ本を見つけて、もうプラハはいいだろうと思ってたんだけど衝動を抑えきれずに買ってしまった。
4880081876新版 プラハ幻景―東欧古都物語
ヴラスタ チハーコヴァー Vlasta Cihakova
新宿書房 1993-06

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彼女は昔のミュシャ展の図録にも寄稿してるし、たしかその昔の展覧会時のテレビ特番にも出てたんじゃないかなあ。プラハ出身だけど日本在住歴もあって日本語が堪能。その番組で日本語を喋ってるところを見たような記憶が。だからこの本も翻訳なしでご本人が日本語で書いてるんだと思います(もしかしたら多少の校正は入ってるのかもしれないけど)。ミュシャの名前も出てくるし絵も少し載ってるし面白そう。
よし、これでまだ読み終わってない「チェコとスロヴァキア」を片付けるモチベーションが上がったわ。なんとなくスラヴ叙事詩からずれてってる気がしないでもないけど。
ところで、これと平行して読んでる「20世紀美術」という本。
448008055420世紀美術
高階 秀爾
筑摩書房 1993-04

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ミュシャとは全然関係ないんだけど去年の終わりごろから、近代から現代への美術の流れに興味を持って、ダリ展へ行ったときにミュージアムショップで見つけて買ってみた。その前にもモダンアートの見かたの本を少し読んだんだけどいまいちで、やっぱり向いてないのかもと思ったんだけど、この本は読みやすいしわかりやすい。多少は基礎知識がないと(作家の名前や作風をある程度知ってないと)わかりにくい部分もあるけど、現代美術のあり方とかなんでそんな方向に流れていったのかがようやく納得できるようになってきた。印象派から既に現代美術の流れが始まっていたということに目からうろこ。他にも自分が今まで考えてたのと違うものの見方が書かれていて面白いです。ミュシャもその時代を生きたはずなんだけど何が袂を分かったのか。そういう比較対照論として無理やりこじつけることもできるかも。なかなか一気に読めなくて、休日のお出かけのお供にして少しずつ読み進めてます。

テーマ : 雑学・情報 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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2007'05.14 (Mon)

ベルギー王立美術館展

大阪国立国際美術館へ行ってきました。
ベルギー美術は19世紀末の象徴派とか20世紀のシュールレアリスムとかの割と最近の時代しか知らなかったんだけど、それ以外の時代も面白かった。
ちょうど半分くらい見終わったところで突然額縁にガラスが入るようになって、その後全部ガラス入りだった。なんで?前半はガラスなしだったのに。その分近寄って見れるのはいいんだけど黒っぽい色彩の絵は反射して見難かった。後で図録で見た方がよく見えるし。
その辺りでふいに絵のタッチが変わったのに気付いて、制作年を見てみると1860年代だった。印象派が出てきた時代だね。輪郭がぼやけてきて、筆触分割が出てきて、点描画も出てきた。その後フォーヴな絵とか幻想的な絵が出てきて最後がマグリットとかデルヴォーとかのシュールレアリスムで締めだった。
フェリシアン・ロップスの絵が面白かったな。ポスターみたいな演劇的な描写。クノップフはラファエル前派みたいな感じの顔した女性がよかった。子供の絵も可愛かった。アンソールの油彩画は初めて見たかも。あの漫画みたいな群衆の絵もあった。この人ってユニークだよねえ。デルヴィルのトリスタンとイゾルデが綺麗だったな。ヴァンドヴェルドの点描画も面白かった。中世の時代だと花に囲まれた祭壇みたいな絵とか静物画が面白かったな。猿の風刺画も面白かった。
行った時間が遅かったのであんまり時間がなかったんだけど、展示数が100点もないくらいなのでそんなに急がなくても大丈夫でした。
図録が面白そうだったので買ったんだけど、買ってから気付いたこと。何で表紙が厚紙なんだろ?ページ開きにくいよ!見本はこんなんじゃなかったような気がするんだけど。図録にあって展示されてないものもあったらしい。紙にインクで描かれた風景画が20点くらい載ってて、ドローイング好きとしては見たかったなあ。
その後、閉館まであと30分くらいだったので駆け足でコレクション展も見てきた。今回は数が少なめだったなあ。最初に流し見たときは意味がわかんなくて、ミニパンフレットを見つけてその短い解説を読みながら見たらなるほどという感じでけっこう面白かった。新規収蔵品の展示で日本の写真家の人の作品をまとめて展示してて、会場を広く使って面白い展示だなあと思った。数式を立体化したもの(蝋で作ってるとか書いてあったような)を撮影した写真と、教会とか聖堂をわざとピントを外して撮影した写真。モノクロで不思議な雰囲気だったな。そうすることで物事の本質を捉えようとしているとか何とか解説に書いてあったような。
最後にミュージアムショップで何か面白いものないかなーと思って見てたらアルチンボルドの絵が目に入って、何かと思えば澁澤龍彦の本でした。面白そうだなと思って購入。
4309406459幻想の画廊から―渋澤龍彦コレクション   河出文庫
渋澤 龍彦
河出書房新社 2001-12

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そういえば今、埼玉で澁澤龍彦の没後20年記念展をやってるんだよね。巡回予定を見ると西日本には来てくれなさそうで残念。面白そうなんだけどなあ。でももしかしたら行けるかもしれないアテがあるので期待してます。

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2007'05.13 (Sun)

ポップスターがスタンダードを歌う

最近、80年代とか90年代前半くらいに活躍してたポップス&ロック歌手がスタンダードアルバムを作るというケースが結構多いようで。
最近で大ヒットしたのはロッド・スチュアートなのかなあ。ちょっと古いところではリンダ・ロンシュタットが80年代にやってて、つい最近にも出してるらしい。それは聴いたことないんだけど、数年前にアーロン・ネヴィルがやってたり、つい最近ジョーイ・マッキンタイアが出したのは買って聴いてる。
古い音楽をよく聴くようになって、スタンダードソング=ジャズではないよなと思うようになってきました。昔はそういう歌がポップスとしてヒットしてたんだし。だから今ポップスやロックを歌ってる人がスタンダードを歌ってもそんなに特別扱いしなくてもいいのに…と思う。オリジナルに拘らずいい曲を自分に合った曲を歌えばいいんだよね。でも他人がヒットさせてるとやっぱり比較されちゃうから自分だけの曲を求めるのかなあ。昔は誰かがヒットさせるとすぐに他の人も同じ曲を録音して競い合うというのがよくあったみたいなんだけど(だから誰がオリジナルなのかわからない曲が結構ある)いつから状況が変わったんだろう。
そういえば近頃アメリカでは大人気(日本ではどうなんだろう)なマイケル・ブーブレなんかはスタンダードも歌いつつオリジナルソングも歌って結構売れてるみたいなんだよね。この人、ちょっと前まで全然興味なかったのに今年に入ってからたまたまテレビでライブを見る機会があって気になる存在になってます。
自分が知ってる名前でジャズ扱いされてない人でスタンダードアルバム出してるのは、たとえばパティ・オースティン。ガーシュインのソングブック出してたので買った。この人ってジャンル的にはR&Bなんだろうか?グラディス・ナイトも最近エラ・フィッツジェラルドとかサラ・ボーンとかの女性歌手に捧げるアルバムを出してたな。試聴してみた感じだとブルースもかなり入ってるような。ナタリー・コールも同じ部類に入るのかなあ。
これは少し前になるけどマイケル・ボルトンまでやってると知ったときは驚いた。でも世間の評判はイマイチの模様。シンディ・ローパーもスタンダードも含めたちょっと古い曲のカバーアルバム出してるよね。ボズ・スキャッグスのも面白そうだなと思って何度かお店で手に取ってみたんだけどまだ買ってない。ついさっきまで知らなかったんだけどチャカ・カーンとかリタ・クーリッジもスタンダード集出してるらしいね。
んで、本日見つけたこんなCD。
B000B84PH0カム・レイン・オア・カム・シャイン
ボビー・コールドウェル
ビクターエンタテインメント 2005-10-19

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B0009V935Sムーンライト・セレナーデ
カーリー・サイモン
ソニーミュージックエンタテインメント 2005-07-27

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ボビー・コールドウェルは1999年の作。これの一つ前のアルバムもスタンダード集らしいけど曲目見てると半分くらいしかわかんないし、こっちの方が馴染みのある曲が多い。ボズ・スキャッグスのを買おうか悩んでたら近くにこのアルバムのジャケットが見えて、ん?と思って手に取ったら面白そうなので、ボズを差し置いてこれ買っちゃいました。
カーリー・サイモンは2005年の作。知らなかったんだけど、これより前に3枚もスタンダード集を出してるらしい。Torch(1981)、My Romance(1990)、Film Noir(1997)と。でも一番新しいこれが馴染みのある曲が多いな。たまたま少し前にiTunesのラジオでスタンダードソングを流してるチャンネルでカーリー・サイモンがかかってて、へえと思ってたところにこのアルバムが目に入ったので、最近男性歌手を聴く比率が高いからたまには女性歌手も聴きたいな~と買ってみることに。
二人とも前から知ってはいるけどCD買うのは初めて。
ボビー・コールドウェルのはアレンジが聴きやすくて好みかも。解説によるとこのCDはフランク・シナトラへのトリビュート的な意味合いが強くて、アレンジもシナトラが録音したときのものを再現してる曲が多いらしい。そういわれてみるとジャケットもシナトラを意識してるなーという雰囲気。私はシナトラのファンではないんだけど、アレンジが好みなのはそこらへんが理由なのかなあと思ったりもする。しかしこのアルバム、サービスのつもりでボーナストラック付けてるんだろうけどアルバムの雰囲気に浸りたいときには邪魔だよなあ。雰囲気違いすぎだもん。一般的なボビー・コールドウェルのイメージの曲だなあという感じです。
カーリー・サイモンのも素直なアレンジで聴きやすい。アルバムのコンセプトはよくわからないけど、ライナーにある本人のコメント(英文)に小さい頃シナトラのファンだったとあるし、選曲もなんとなくボビー・コールドウェルのアルバムに通じるものがあるような気がする。プロデューサーがロッド・スチュアートのグレートアメリカンソングブックに関わってた人らしいので、そちらとも雰囲気が近いところがあるかな。私はカーリー・サイモンをそれほど知らないので、一般的なカーリー・サイモンのイメージと比べてどうなのかってところはよくわかりません。
あと、最初の方に書いたジョーイ・マッキンタイアのアルバム、これは一月くらい前に買ったんだっけな。
B000N3SS5ITalk to Me
Joey McIntyre
City Light 2007-02-20

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こちらもシナトラを意識してるらしい。猫も杓子もシナトラなのね。このジャケット写真だけではよくわからないけど、ライナーに載ってる写真は思い切りシナトラ風なのがあったりする。小さい頃からシナトラファンでコンサートにも行ったことあるんだって。
こっちはねえ、アレンジが微妙。選曲は結構好みなんだけど。もう少し軽やかに歌って欲しいかなあと思うところが多々ある。ジョーイのCDも何となく惰性で買ってるところがあるので、一応ファンなんだけど辛目の点数です。

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2007'05.11 (Fri)

ミュシャ展@福岡は繁盛してるらしい

福岡のミュシャ展、入場者が一万人を超えたらしいですね。
去年までやってた財団秘蔵のミュシャ展の入場者数は各巡回先ごとに発表されてたので見つけるたびにここにメモってたけど、今回のはそういえば初めて聞くな。4/21から始まって5/4にこのニュースということはちょうど2週間で1万人ということですか。
財団秘蔵展の東京展はアホみたいに入場者数多かったんだよなあ。2週間で5万人とかそんなペースだったような。終盤はすごい追い上げで最終的に24万人とか言ってた。さすが東京。それを考えると福岡は全然すいてるかも。
財団秘蔵展のその他の会場の入場者数はこちらにまとめてあります。最後の会場だった大阪は結局発表されなかったけど(見逃してるだけかも)混んでると評判だったし最終日には入場待ち行列が凄かったので東京ほどではないにしても10万くらいはいったんじゃないかなあ(あくまで推測)。
今巡回してるやつは既に京都と東京は終わってるんだけど、入場者数についてはよくわからない。どっかで発表してたかもしれないけど見つけてない。京都は終盤に行ったら結構人は入ってた。でも人ごみで見えないってほどでもなかったかな。万単位はいってるんじゃなかろうか。東京はそれほど混んでなかったという噂。でも実態を見てないのでなんともいえないけど。
福岡は後半の追い上げで最終的に3万くらいになるんじゃないかなと予想してみる。
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