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2007'06.30 (Sat)

絶筆展

兵庫県立美術館で開催中の「絶筆」展へ行ってきました。
日本近代画家たち約100名の絶筆、絶作(推測含む)を集めた展覧会で、構想約10年だとか。兵庫のあとは松本と富山にも行くらしい。
企画では全107名になってるけど兵庫に来てたのは98名、展示替えもあって実質は95人くらいでした。図録見たら兵庫に来てない人の中に見てみたかったのがちらほら。竹久夢二とか熊谷守一とかなんで持って来てくれなかったのー。富岡鉄斎も展示替えで見れなかったし。下村観山も見たかったな。
絶筆=傑作・名作とは限らなくて、ちょっと地味な展覧会なのかなーと思ったけど結構人は入ってました。ここの美術館ってアクセスそんなによくないと思うのに来館者多いよね。
個人的には最近お気に入りの藤島武二とか、好きってほどでもないけど興味はある黒田清輝とか青木繁とか、明治期に活躍した画家さんが主なお目当て。洋画が多かったけど日本画も少しだけ。印象に残ったのは松本竣介、瑛久、椿貞雄。
絵の横にはそれぞれの画家の簡単なプロフィールと死の経緯なんかが書かれているんだけど、志半ばで亡くなった人から円熟の画で最後を飾った人まで色々いるよなあ。夭逝した人から長生きした人までいるんだけど、長生きして最後までパワフルな人や、病気で苦しんでいたはずなのに静かな画面を描いている人や、未完の作品、最後の出品作、病室から親しい友人に送った作品、歩くのもままならないのに這ってでも描き続けた作品、死を予感していたかのような集大成的な作品など、ほんとに100人100色で面白かったです。最後の方はなぜか感極まってしまいました。
今回の図録はコンパクトサイズでなんだかかわいかったので買っちゃった。
今日は日傘か雨傘か迷うような不安定なお天気で、こんなとき晴雨兼用の傘は便利。だからってわけじゃないんだけど、売店で折り畳みの傘を買ってしまった。
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以前、同じ絵柄で折り畳みじゃない傘を見たときは、これはないだろうと思ったのに、なんとなく勢いで。きっと使わないんだろうなあ。まあいいや。黄道十二宮好きなんだもん。コレクションってことで。UVカット仕様らしいよ。
今回は常設展示室が展示替え中で閉まってたのが残念でした。
その後、図書室で山本芳翠の本を見つけて読んでたらあっという間に閉館時間になってしまった。やっぱりこの人好きだー。今回時間がなくて読めなかった別の本もまた来て読まないと。

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2007'06.25 (Mon)

迷宮美術館@兵庫県立美術館

本日NHKハイビジョンで放送の「迷宮美術館」は兵庫県立美術館特集でした。最近あんまりこの番組見てなかったんだけど、たまたま昨日BS-2でやってるのをチラッと見て予告で次回が兵庫県立美術館特集と聞いて見てみることに。
最初は川西英でしたね~。この人ことを知ったのは神戸じゃなくて京都国立近代美術館だった。第一印象は特にいいとも思わなかったんだけど、展示室をぐるっと一周するうちに気に入ってたという変な気に入り方だった。レトロな雰囲気なんだけど大正ロマンともちょっと違う感じで、私の感覚では「昭和」って感じがするかなあ。
その次は「円の画家」吉原治良。名前は憶えてないけど絵は見たことはあるな。あの絵が生まれるまでの背景が解説されててなかなか面白かった。その後、具体美術協会つながりで嶋本昭三、抽象つながりで白髪一雄ときて、最後に小磯良平が。小磯の経歴は既に知ってたから目新しいことはなかったけど、また見に行かないとなーと思った。東京では受け入れられなかった前衛が神戸では受け入れられてたと聞いて神戸って面白いなあと思った。
今度また兵庫県立美術館に行こうと思ってるんだけど(「絶筆」展と図書室目当てで)、これで混んだりはしないかなあ。まあ地味な番組だし地上波じゃないし、そんなに影響はないかしら。そういえば現在開催中の企画展についてはこれっぽっちも触れてなかったな。
BS-2では今度の日曜日の夜に放送予定。気になる人はチェックしよう!地上波の放送予定は知りません。
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2007'06.20 (Wed)

ティアラ展

京都文化博物館では「プリンセスの輝き ティアラ展~華麗なるジュエリーの世界~」が開催中。
ティアラ展は人集まりそうな展示だから混むだろうなーと思って、会期の早いうちに行っといた方がいいだろうと大山崎山荘近代美術館とまとめて行ってしまうことにしたんだけど、予想通り混んでた。それでもまだ余裕はある方だったけど。入り口からしばらくは列が出来てたけど少し過ぎると人もばらけてきてそれほど待たずに見れた。遅めの時間に行ったのもよかったのかも。
やっぱり女性客が多くて男性は誰かの連れという感じの人が多かったけど中には熱心に眺めてるおっちゃんもいた。キラキラは女性好みかもしれないけど、細工を眺めたりするのは男性でも楽しいと思うよ。ミルグレインすげーとか、デザイン面白いーとか、歴史を感じて楽しんだりとか。公式サイトにティアラの歴史について載ってる。ただ綺麗なだけじゃないのよー。(公式のブログによると東京展は芸能人がたくさん来場したりイベントがいろいろあったりと派手にやってたんですねえ)
内容はとにかく煌びやか~。ダイヤがメインのが多かったけど、エメラルドですごいのがあった。アクアマリンもきれい~。アメシストのでっかいのとかオールトパーズのとか珊瑚とかトルコ石とか面白かったな。最初の方にあったガラスのモザイクが細かくて凄かった。アールヌーヴォーはやっぱり独特。トンボモチーフかわいい。さすがラリック。アールデコの時代になるとバンドーとかエイグレットとか、ちょっとティアラとは違うものも。時代によってティアラの位置付けも変わってきて、現代はかなり出番も減ってしまったようで。ダイヤはブリリアントカットが多かったけどローズカットで綺麗なのがあってすごくよかった。昔はローズカットってよくわかんなかったけど最近ちょっとよさがわかるようになったかも。
ティアラのうち幾つかは少しの振動でパーツが揺れるようになってて、空調の加減なのか鑑賞者が動いたときに振動が伝わるのか、微妙に揺れてキラキラしてました。細かいところまで観察するには単体で展示されてるのは見やすくていいんだけど、実際につけてるところを見るとまた違った感じに見えるんだね。元の持ち主(どこぞの王女さまとか色々)の装着写真があって、こうなるのかーとわかって面白かった。
ところどころに参考出展なのか、デザイン画の複製とかティアラを身につけた人の絵の複製とかあったけど、カルティエのデザイン画ってシャルル・ジャコーのやつなのかなあ。雰囲気は似てたけどカルティエとしか書いてなかったのでよくわからん。ショーメのデザイン画もあった。展示の最後にはデザインの最終確認のための試作型があって面白かった。日本のティアラも少しだけ紹介されてて、荒川静香のもあったな。学生デザインかよ…と思ってしまったのは秘密。まああれは趣旨が違うからいいんだけど。皇室のティアラも紹介されてたけど、明治の時代には外交の場で日本の近代化をアピールするための大きな役割を担ってたとかいう話を読んで面白いなあと思った。
こんだけ貴重なものがどっさり展示されてるとさすがに警備員さんが随所に立ってました。総額いくらなんだろうねー。少し前に京都近美でやってたアールデコジュエリー展ではデザイン画ばっかりで実物が少なすぎ!だったのに対して今回はお腹いっぱいになるくらいキラキラを堪能できました。
そしてお土産ショップにてビーズで作るミニティアラの作成キットを買ってしまった。
ティアラ展特製グッズも色々あったけどなんとなく微妙な感じで何も買わず。ティアラ柄の帽子とかどないやねん!隣のおばちゃんが突っ込み入れてました。缶入りグッズもそそられない。ティアラとは直接関係ないけどジュエリー関係の本がいろいろあってミュシャの蛇ブレス載ってないかなーと探したらばっちり載ってる本があって喜んでた。そしてさらに関連性が低いアートグッズもちらほら。
最近ミュージアムショップ用のミュシャグッズ増えたねー。ハンカチとかトートバッグとかボールペンは見たことあったけど、今回はマグネット、マグカップ、そして傘が!傘は「黄道十二宮「と「花に囲まれた女」の2種類。こういう人物がどーんと載ってる絵って微妙だよなー。いや、ミュシャは好きだけど傘としてどうかと。柄物の傘って結構難しいと思う。

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2007'06.19 (Tue)

舞台芸術の世界

京都国立近代美術館では「舞台芸術の世界~ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン~」が開催中。大山崎山荘の続きで行ってきました。
アールデコに連なる流れとしてディアギレフとかバレエリュスとかに興味はあるんだけどバレエの世界って自分にはまだ遠いなあという感じ。ロシアの芸術や文化に馴染みがないのもあるのかなあ。今回はロシア中心で、バレエリュスに関わったエコールドパリの芸術家たちはほとんど(たぶん全然?)登場してなかったから余計にそう感じたのかも。アールデコは好きなんだけどロシアンアヴァンギャルドとかはよくわかんないし。とりあえずバクストの絵は好きです。
ニジンスキーをテーマにした版画集が展示されてた。2種類あって、片一方はバルビエの作。こんなところでバルビエが出てくるとは。もう一人は名前忘れたけど金色を使った綺麗な版画だったなー。ニジンスキーのことは最近までなんとなくしか知らなかったけど、活躍した時期って物凄く短かったんだね。それでこれだけ伝説になってるのは凄いなー。いや、だからこそなのか?これまでに写真は見たことあったけど、一見しただけで個性溢れてるもんねえ。この版画集欲しいわー。
衣装のデザインとか舞台背景のデザイン画とか見ても、ここから実物に落とし込む作業ってどうやるんだろう…と謎が深まるばかり。一枚の絵として成立してそうなのもあるけどやっぱり本来の目的はデザインなんだから、実際にどうなったのかは気になる。ところどころに映像コーナーがあって、1990年ごろ撮影されたロシアバレエの舞台映像が流れてた。それで多少のイメージは掴めるけど納得するまでには至らなかった。あ、でも牧神とか薔薇の精はなるほどと思った。衣装の展示もあったけど、できればデザイン画と並べるとかしてくれるといいんだけどなあ。対応するものが揃ってないと駄目だけど。
前衛芸術ってやっぱり時代背景とか政治的なものも関連するんだよね。そういうところも勉強しないとすっと入ってこない部分があるような気がする。ロシアの歴史ねえ。世界史苦手だったので基礎知識が不足してていろいろ大変。
あんまり目玉となるようなものがないせいかグッズ売り場が閑散としてた。入場者はそれほど多くないけど全然いないってほどでもなかったのに。
常設展は、バレエ関係の展示は前に来たときと同じだった。あとは日本の前衛特集をやっていたので眺めてきた。自分はあんまり前衛芸術には関心がないんだけど、最近触れる機会が増えてなんとなく慣れてきたのか昔ほど苦手感はなくなってきたかなあ。でも50年とか100年くらい前の前衛はよくても、時代が新しくなるにつれてやっぱりよくわかんねーと感じてしまう。現代というものと自分が向き合えてないんですかねー。
で、7/1にロシア・アヴァンギャルド演劇について講演会があるそうで。今回のチケットはぴあで前売りを買ったんだけど、実はほぼ同時開催だけど会期が少しだけずれててまだ始まってなかったシビル・ハイネン展のチケットもついてまして。ちょうど設営中でチラッと様子が見えた。せっかくだからまた行こうかなー。講演会は無料らしいからチケット不要だろうし。ついでに向かいの京都市美術館でも覗いてこうかしら。それとも細見美術館でも寄ってみるか。
ということで、次の京都文化博物館へ移動。
つづく

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2007'06.18 (Mon)

ゑげれすいろは@大山崎山荘

前から一度行ってみたかったアサビビール大山崎山荘美術館へ行ってきました。山荘っていうくらいだから小高い山の上にあって、駅から徒歩10分という距離だけど坂道きついしちょっとした山登りでした。ハンディキャップ者優先の無料送迎バスもあったけど乗ったら負けかなと思って自力で行った。
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観光地にもなってるのか結構人は多かった。こじんまりとした山荘だから容量の割には人が多めというくらいで大混雑ってほどでもなかったけど。
目的は17日まで開催していた「ゑげれすいろは」木版画家・川上澄生の展覧会。この人のことは全然知らなかったんだけど、前にどこかの美術館に行ったときにポスターを見て興味を持って。最近よく美術館に行くようになってこういう興味の持ち方をすることが増えた。美術館に貼ってあるよその展覧会のポスターは危険。
川上澄生は横浜で英語教師をしながら木版画制作をしていた人で棟方志功にも影響を与えたとか。といっても棟方志功はよくわかんないんだけど。1895年生まれの人なので、活躍した時期は大正から昭和の時代ってことになるのかな。かわいらしくてユーモアがあって楽しかったです。
不満といえば展示室がばらけていてどこから見ていっていいのかわかりにくかったことだけど、まあそんな堅苦しい展示でもないし、ゆる~く眺めていてもそれなりに楽しめたかな。
新館には美術館のコレクションも展示されてて、モディリアーニとかモネとかルノワールとかあった。
お庭も綺麗で、帰り道にぶらぶらと散策してきました。池に睡蓮と菖蒲が咲いてた。携帯電話のカメラでは睡蓮までの距離が遠くてまともな写真が撮れなかったので菖蒲だけ。
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カエデの花(実?)がピンクに色づいててかわいかった。
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アップにするとこんな感じ。
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竹林も綺麗。これは多分庭の中ではなかったと思うけど。
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坂道は上りも大変だけど、下りもきついねー。歩きにくいサンダルはいていかなくてよかった。
その後、京都まで来たんだからついでに京都国立近代美術館の「舞台芸術の世界」展と京都文化博物館の「ティアラ展」も行ってきた。
つづく

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2007'06.10 (Sun)

世界ふしぎ発見でミュシャ

「世界ふしぎ発見!」の今日(土曜日)の放送でチェコ・ボヘミア特集をやるらしいと聞いて録画しときました。出かける予定があって放送時間までに帰ってこられるかどうかわかんなかったし。案の定、帰るのが遅かったので録画したのを後で見た。
冒頭からたっぷりミュシャが紹介されてましたね。駅のあんなところにポスターかけてあるんだ…。ムハ美術館と聖ヴィート大聖堂のステンドグラスとが紹介されてました。
プラハの町並みは写真で見たことあったけど、こうやって綺麗な映像で見ると更に素敵。チェスキー・クルムロフも綺麗!建物の色がカラフルだよなあ。温泉で売ってるゴーフルみたいなのって炭酸煎餅?とか思ってしまった。
プラハ本駅が綺麗だったなあ。これ見て阪急梅田駅を思い出した。昔駅舎で今は阪急百貨店の前の通路になってるところ。ちょっと規模は小さいけど天井高くてステンドグラスはまってるところがあったよね。最近は工事中になっちゃってるせいで全然近くを通ってないけどどうなってるんだろ。撤去するとか保存するとか色々あったみたいだけど。
番組の方は前にチェコの勉強をしようといって読んだ本のおかげで馴染みのある事柄が多かったけど、知らなかったこともあったし面白かったです。
でも色んな場所を巡っていたので、プラハだけでももっと見所があるはずなのにアレもコレも紹介されてなかった!という不満も。チャペックとかカフカとかアニメとかはないの~?まあ限られた時間なのでしょうがないんだけどね。とにかく綺麗な映像が見れたのがよかったです。

追記:ミステリーハンターへのインタビュー
Edit |  01:47 |  ミュシャ一般  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

2007'06.04 (Mon)

高知でポスター名品展

サントリーミュージアム天保山はポスターコレクションで有名なんですが、あそこには常設展示室がなくて、そのコレクションを見る機会は意外と少ない。それがなくても面白い展覧会をやってるからお気に入りの美術館ではあるんだけれど。ミュージアムショップも楽しいしね。
そんなサントリーミュージアム天保山はときどき出張展をやってまして、今度7月末から高知でこんな展覧会をやるらしい。

サントリーミュージアム天保山所蔵ポスター名品展
アートな街角 ロートレック、ミュシャ、クリムト…巨匠たちの華麗な饗宴
2007年7月28日(土)~2007年9月24日(月)
高知県立美術館

サントリーミュージアム天保山の公式リリースによると、

当館が誇る世界有数のポスター・コレクションの中から、約79名の作家による、19世紀末から現代までのポスター芸術の名品を精選し、高知県立美術館で一堂に公開いたします。


ということなので、そこそこの規模なのかな?ミュシャもあるらしいよ。いいなー。本拠地でこの手の展覧会っていつ以来やってないんだろう。ミュシャとかロートレックとか単発でやったりはしてるけどポスターメインで幅広くってのはもう5年くらいやってないんじゃない?私の怪しい記憶によれば。

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