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2007'08.31 (Fri)

マイケル・ファインスタイン@モーションブルー横浜

長いこと引っ張ってきたネタも今日で完結。
ところで、ここまで色々書いたわりにご本人のキャリアをきちんと紹介してないなーということに気付いたんでちょこっと書いておく。
Michael Feinstein。1956年オハイオ州生まれ。1977年から1983年までアイラ・ガーシュイン(超有名作曲家ジョージ・ガーシュインの兄で、兄弟コンビで活躍していた作詞家)の助手を務める。1983年以降からステージに立ち始めてレコードデビューは1985年だっけな。生い立ちその他は昔書いた記事に譲るとして、現在までに20枚近いアルバムをリリースしていて、グラミー賞には4度ノミネートされてる。現在は自身が所有するクラブもあって、精力的にツアーをこなしている。自身のレーベルもあって他人のプロデュースもするし、豊富な知識を買われて様々な催しに呼ばれたりしてる。
20世紀前半のブロードウェイやハリウッドのミュージカルで歌われたものを中心に、古きよきアメリカの歌を歌い継いでいる人。コレクターでもあり研究家でもある。レアな歌詞とかメロディとか逸話が大好きっぽい。
自分はアメリカにいるわけじゃないので現地でどんな扱いを受けてるのかまでは知らないけど、たぶんかなり有名なんじゃないのかな。

さてさて、それではライブの詳細な感想など。誰も読みたかねーよ!とか言われそうだけど、自分が読みたいんだもんー。ということであきれつつ読み流してくださいな。
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2007'08.30 (Thu)

ライブ当日のあれこれ

初めてのライブに舞い上がりすぎ。いまだにライブを反芻してはニヤニヤしている毎日です。私ってそんなに彼のこと好きだったっけ?とか思いつつ。根がミーハーだからなー。
今日で初来日公演も最終日。名古屋ではどんな夜を過ごしているのだろう。日本観光する暇あったのかな。
既に書いたように当日は朝早く起きて東京へ向かいました。忘れ物をして引き返したってのは実はライブのチケットを忘れるという大ポカでして。正確には予約メールのプリントアウト。お店のサイトから予約してたんでもしかしたらプリントアウトがなくてもいけたかもしれないけど確実ではないからね。電車で数駅いったところでふと胸騒ぎがしてカバンの中を確かめると入ってない!急いで次の駅で降りてUターン。駅員さんに忘れ物したんで…と外に出してもらってチケット見つけてすぐに引き返して。新幹線はまだ指定を取ってなかったしライブの時間にも全然余裕はあるので致命傷ではなかったけど、早めに気付いてよかった。
んでもって東京行ってブリヂストン見て横浜でキスリング見て中華街ぶらついて。ホテルにチェックインして着替えてライブ会場へ着いたのが5時半過ぎ。開場は5時で開演が6時半なのでまあ無難な時間帯ですかね。
ライブは1日2ステージ。どっちに行こうかさんざん迷った末に両方予約しちゃいましたよ。最初は1stだけ見て日帰りってパターンも考えたんだけど、記念すべき初来日なんだし次があるかもわかんないんだしいっちゃえ!と。
まだ前の方の席が空いてたので確保して、2ndステージの整理券も貰って、スタンバイオッケーです。朝からバタバタしていてちゃんとした食事をしてなかったのでここで軽く食べときました。他所で食べてる暇もなかったし。お値段はまあアレですけど店員さん親切だったしこういうところだからこんなもんじゃないかと。
そして1stステージ開始!うわー、本物だー、と一人で心の中でわーきゃー言いながら見てました。(結局ミーハー)
一番心配してたのが英語のMC理解できるかな?ということ。これは意外といけた。全部完璧にってわけにはいかなかったけど。聞き取りやすい喋りだったと思うし、語ってる内容に関してそこそこ知識があるしね。
MCでは初日の1stステージってところを強調したり、ビューティフル横浜とか言ったり、歌の中にも横浜と混ぜてみたり、その日その場所そのときのお客さんに合わせて喋ってるんだよなー。さすがプロのエンターテイナーだなーと感心。
1stステージが終わってひとまず会計して外に出て。少し待ってから2ndステージに入場。整理券はかなり若い番号だったけど最前列は取られちゃってたのでその後ろくらいで、さっきとは角度を変えた位置に座ってみた。
2ndは人が少なめでちょっとさみしい。自分も朝早かったので疲れが出て集中力が途切れがちでMCの英語を理解する能力が落ちてたような…。でも曲はだいぶ入れ替えてきてたので十分楽しめた。
2ndが終わって外へ出たのは11時過ぎ。ここに5時間以上もいたのか!と思いつつ、充実した夜を過ごせました。ホテルは桜木町の近くだったのでみなとみらいの夜景を横目に見つつ汽車道というところを歩いていった。汽車道って何かと思ったら線路跡があるのね。昔汽車が走ってたの?夜遅かったけど場所柄、明るいし人もそこそこいるし特に問題なく帰り着いた。
その後ホテルでライブを反芻しつつセットリストを見直し(ライブ中にメモってた)。MCで曲紹介はしてたんだけど曲名までちゃんと言ってたかどうかはわからなくて、知らない曲は歌詞から推測でこれかな?という単語をメモっておきました。
翌日は千葉と世田谷に行って、世田谷から新宿に出てちょっとタワレコを覗いてCD買って帰った。なんで東京に行ってまでタワレコ寄ってるんだって感じだけど、たまに面白いものが見つかるからやめられないのよねー。
んで今回見つけたのはこちら。
B000003D3ALate Night At The Cafe Carlyle
Bobby Short
Telarc 1992-03-17

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Bobby Shortというのはファインスタインの先輩格な人です。この人のこともガーシュイン経由で知って、「Bobby Short is K-ra-zy for Gershwin」というアルバムを持ってるんだけど、あんまり詳しいプロフィールは知らない。2~3年前にお亡くなりになってます。その人のカフェ・カーライルでの演奏を収録したCDがあったので買っちゃった。
実はファインスタインのライブへ行く前に公式サイトにあるポッドキャストをダウンロードして道中聞いてたんだけど、その中にファインスタインとボビー・ショートが一緒に喋ったり歌ったりしてるものが含まれてまして。これがなかなか面白くてですね。それじゃCD探してみよとなったわけです。他のスタジオ録音盤もあったけど、どうせ買うならライブっぽいのがいいなーと思ってこれにした。
先輩格ってのはこの人もアメリカの古き良き音楽を歌ってきた人だから。そしてキャバレーシンガーだから。それから話を聞いた感じだとこの人もそういったソングライターたちと接点があったみたい。この人の場合は作者とパフォーマーという関係で同じ業界人として接する機会があったってことなのかしら。あとゲイというところも共通。いや、別にそこはどうでもいいか。相違点は声かな。ボビー・ショートの声はこれで歌手なの?ってくらいかすれてる。ハスキーを通り越してる。でも歌わせると魅力的なんだなー。ファインスタインがガーシュイン歌いなら、ボビー・ショートはコール・ポーター歌いらしい。他には二人のデューク(エリントンとヴァーノン)がお気に入りだったとか。そういえば今年ファインスタインは自分とこのクラブでボビー・ショートのトリビュート・ショーやってたらしい。
それから御馴染みガーシュイン。クラシック演奏からジャズまでごった煮コンピ2枚組です。ドイツ産。持ってる曲も多そうだけどなんとなく買ってみた。
B000024B6IBest of Gershwin
Gershwin


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あとはファインスタインの来日記念盤。ライブハウスでも売ってたみたいだけど勝手が分からず買い損ねたのでここで買っといた。ちょうどWポイントセール中だったしね。日本盤といいつつ直輸入仕様なので有り難味が薄れまくりなんですが。ボーナストラック付く予定じゃなかったんかい!とか日本語解説って英文ライナー訳しただけやん!とか。
B000SIYDOIホープレス・ロマンティックス
ジョージ・シアリング マイケル・ファインスタイン マイケル・フェインスタイン ジョージ・シアリング
ユニバーサルクラシック 2007-08-25

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体力に余裕があれば本屋も寄りたかったけど翌日は仕事だしはよ帰ろということで、夕方の新幹線に乗って帰った。そういえば帰りの新幹線は500系だった。
ライブは大満足だったんだけど、あのときあそこでああしとけばよかったとか細かい後悔がいろいろと。でも初めてのライブで勝手がわかんないからしょうがないか。直接伝えることはできなかったけど間接的にはできたわけだし、直接できてたとしてもテンパって何も言えなかった可能性もあるし、あれだけでも上出来でしょう。
果たして次の機会はあるのだろうか。また来てくれるといいんだけどなー。今度は是非関西にも!

さて、ライブの具体的な内容は次に言及します。
つづく。

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2007'08.29 (Wed)

マイケル・ファインスタインと私

昨日おとといと引っ張っておいてようやく本題です。
といいつつ明日の公演が終わる時間まで具体的なライブの内容には触れない方がいいかなということで、今日は私とファインスタインの出会いとか、当日の与太話とかを書いてみる。
私が彼の名前を知ったのはガーシュインがきっかけでした。
かれこれ十何年か前、ガーシュインのミュージカル音楽に魅了された私はガーシュイン歌曲集(要はソングブックとかコンピレーションとか)を聴き漁る日々を過ごしていまして。図書館で伝記本を見つけて読んだりもしてました。(今でも好きだけど当時の勢いは凄かった)
4794951981アメリカン・ラプソディ―ガーシュインの生涯
ポール クレシュ 鈴木 晶
晶文社 1989-12

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その本の巻末にレコードガイドが載っていて、そこにファインスタインの名前があったわけです。「Pure Gershwin」というアルバムが出ていると。さっそくメモって探索開始。当時はまだ今みたいにネットも普及してないので地道にCDショップ巡りをして探して、ついに発見しました。まだ初々しい顔面アップ写真のジャケットを。正直この頃のルックスはまだ野暮ったいなあと思っちゃったりしてたんだけど、数年後にはすっかり洗練されて素敵になったよねー。
B000002H4WPure Gershwin
Michael Feinstein George Gershwin
Asylum 1990-10-25

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それはさておき、さっそく聴いてみるとソフトな歌声にシンプルな伴奏でなかなかいいじゃない。それからは気が向けばショップで彼の名前をチェックする程度には好きになりました。ただ、当時はガーシュイン以外は眼中になかったので他のCDを買うには至らなかったけど。その後、「Nice Work If You Can Get It」「Michael & George」と立て続けにガーシュインアルバムを発表したのでそれは迷わず買った。「Nice~」は気に入ったけど「Michael~」はイマイチだと思った。ライナーにアイラ・ガーシュインの助手をやってたとか書いてあってへえと思ったけどその時点ではそれ以上突っ込んだことは知らなかったし調べもしなかった。
B000002J6ZNice Work If You Can Get It: Songs by the Gershwins
Michael Feinstein
Atlantic 1996-02-13

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B00000BII9Michael & George (Feinstein Sings Gershwin)
Michael Feinstein
Concord Jazz 1998-09-15

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それが2000年頃までの話だっけ?その後もなんとなく気にはしていて、「Such Sweet Sorrow」をプレゼントされたり、アイラ・ガーシュイン・メドレー目当てで「Live at the Algonquin」を買ったりしてた。でもCDプレイヤーの調子が悪くなったり他のことで忙しかったりしてしばらく音楽自体から遠ざかってた時期があってファインスタインのことも特にどう思うこともなく過ぎていった。
転機は2005年の夏。PCを新調してDVDが見れるようになってから。最初に買うならやっぱりガーシュインでしょ!と「喝采」を買って(なんか間違ってるような)、PCにCDを取り込んで音楽を聴くことを覚えて、たまたま行った展覧会でガーシュイン熱が再発して、ミュージカル映画をたくさん見るようになってミュージカル歌手に惹かれて、他のソングライターに触れる機会が増えてお気に入りの曲も増えて、とやってるうちにファインスタインが浮上するわけです。(そこらへんの話は当ブログの2005年10月~2006年1月くらいのログを見てもらうとよくわかるかと)
手持ちのCDを発掘して聞いてみて、特にアルゴンキンライブがいいなーとなって。その辺りでふとファインスタインのプロフィールを調べてみて、えーこの人そういう人だったんだ!と一気に傾倒していって。そのまま勢いで自伝まで買っちゃうわけです。自伝を買った理由は主にガーシュインのエピソードが読みたかったからなんだけど、読んでみたらご本人の趣味嗜好に親近感わきまくりでいいなーと。
傾倒したといいつつ相変わらずCDはほとんど買ってないんだけど。偶然安売りしてるのを見かけて買ったバートンレインソングブックくらい。自伝も買ってから拾い読みしただけで放置してたしな。一応気にはかけていて長い休みのときとかに少し読んだりはしてたよ。CD買おうかなーと思ったこともあるけど決め手がなくて。それに2005年末はアステア、2006年いっぱいはビングにどっぷりでよそ見してる暇はなかったし、2007年に入ってからは美術館通いに忙しかったし。
そんな感じでまた1年2年と過ぎて、今回の来日が判明するわけです。
最初はただただびっくり。だっていくらアメリカで成功していても日本での知名度が低いのはCDショップの棚を眺めれば歴然なわけで。それに勝手なイメージで高級なお店で演奏してそうだから日本でのライブってのが想像つかなくて。ブルーノートでやるといわれても行ったこともないし自分が行けるような店なんだろうかと悩んで。
ここまでの流れでわかるかもしれないけど、私にとってファインスタインは、スターに対するファン心理とはちょっと違う、親近感と憧れが入り混じったような感覚を抱いている人で、生で見たいとか同じ空間を共有したいとかいうよりも、私もあなたが好きな世界が大好きなんです!とアピールしたいような(恐れ多くも)気持ちがあるわけです。だから心からファンです!と主張できない後ろめたさがある。
んで、自分は今までいくらファンでも有名アーティストのライブに行きたいなと思ったことがあんまりなくて、それはコンサートの規模が大きいと生で見るありがたみがなさそうだなーという気持ちがあったり、チケット争奪戦に参加する気力もないし、高いチケットで遠い席は嫌だし(ワガママ)別に録音・録画されたもので十分じゃないと。かといって小規模のライブやる人で見てみたいと思った人がいなかったりもして。だから付き合いでとかアマチュアの演奏会とか無料イベントとかそういうのくらいしか行ったことがなかった。
今回もすぐに行こうと決断したわけじゃなかったけど、それでも今までの行動原理からすると珍しくかなり行く気に心が傾いてて、場所や時間や値段を調べたり会場の雰囲気とか心構えとか調べたりしてどうしようかなーと悩む日々。悩みつつどんどん気持ちは行く方向に流れていって、当日の行動をシミュレーションしたりして。昔のライブDVDを買って予習してみたり。
B000A4T8RMMichael Feinstein
Michael Feinstein
2005-08-30

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そうさせた原動力はなんなんだろうなー。ファインスタインだけが特別好きってわけでもないと思うんだけど。敢えて言うならファインスタインを取り巻く諸々の事象が好きってことかなー。彼の自伝にあったみたいにそれこそスピリット(精霊)みたいなもの。彼の周囲にはそういうものが漂ってそうな気がする。彼の精神の中に息づいてるというか。とても手の届くはずのない遠い存在である過去の名ソングライターたち、そういう人たちを直接または間接的に知っている人が目の前にいる、その空気に触れてみたい、それがライブに行きたいと思った理由かも。
さて、こんなところで前置きは終わり。長くなったので当日の話はまた明日。

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2007'08.28 (Tue)

千葉と世田谷

ライブへ行った日の翌日は千葉と世田谷へ。
横浜から千葉は電車で1時間半くらい。千葉から世田谷も1時間半くらい。移動だけで時間がかなり取られてしまいます。
千葉市美術館は「都市のフランス、自然のイギリス」というテーマで18~19世紀のフランスとイギリスの絵画と挿絵という内容。栃木の美術館が改装工事のためにコレクションを貸し出し展示してるらしい。展示は前期と後期に分かれていて、結構入れ替えがある模様。
内容はかなり私好みでした。挿絵と版画は大好物です。
まずは前半がフランスの絵画と挿絵。絵画は風景画が中心で、ドレの装飾画も。挿絵はグランヴィルかわいすぎるよ。ドーミエおもろい。ドレの木口木版すごいねー。コントラストが強くて引き込まれる。ドニもかわいー。ミュシャもあった!
後半はイギリスの絵画と挿絵。こっちも風景画が多かったな。ロセッティが見れるかな?と思ったら展示期間が合わなかった。挿絵の文章は英語だから読めるかな?と思いながら文字を追ってみたけど日本の古語ほどじゃないけどやっぱり古い言葉は難しい。メゾチント綺麗だったなー。ウォルター・クレインかわいいー。ビアズリーとかブレイクとか有名どころもあったけど、リチャード・ドイルとかエドワード・リアとかあんまり知らない名前の人のが面白かったな。
どちらかといえばフランスの方が充実してたかなあ。単に自分の好みの問題かもしれないけど。
図録がちょっと古風な装丁で面白かったので買っちゃった。中身に関しては図版がちっちゃかったりオールカラーじゃなかったりするところが残念なんだけど解説は充実してるので後でゆっくり読もう。
ついでに千葉市美術館のコレクション展「若冲とその時代」も見てきた。今のところ自分の興味は近代が中心で、それより前はせいぜい江戸時代後期くらいまでしか遡れてないので若冲の時代ってのは馴染みがないんだけど、なかなか面白かったです。シンナンビンだっけ?の影響を受けた絵というのがカラフルで楽しかった。若冲は全貌をよく知らないので質的にどうだったのかはわからない。数もそんなになかったし。ここ何年か日本でも若冲ブームだけど大きな展覧会は人ごみが嫌で行かなかったもんなー。
お次は世田谷文学館。ガラスの仮面展がやってたので。
この漫画大好きなんだよねー。初めて読んだのは小学生のときかな。友達に借りて、10冊くらい読んで気に入って、すぐに出てる単行本を大人買いしましたよ。そのとき既に刊行ペースが落ちかけてたっけなあ。続きをやきもきしながら待ち望んでた頃もあったけど、今はもうあんまり期待してない。
作者もこんなことやってる暇あったらいい加減完結させろよーと思いつつ見てました。この展覧会の間に作者のトークイベントとか劇の上演とかもあったらしく、ご本人も結構関わってるんじゃないだろうか。
まあ作者への不満はありつつも、生原稿を見るのは楽しかったです。最近はあんまり読み返してないけどそれ以前にさんざん読んでるからすぐにどのシーンかわかるしね。あの場面だ!とかニヤニヤしながら眺めてしまった。見たことのないカラー原稿も綺麗だったなあ。
ガラスの仮面以外の原稿とか、昔の雑誌とか、怪しいグッズとかの展示もあった。そういえばガラスの仮面も続きが出ないけどアマテラスも止まってるよね。
で、43巻は?

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2007'08.27 (Mon)

横浜と東京へ行ってきた

週末に、はるばる横浜までマイケル・ファインスタインのライブを聴きに行ってきました。
マイケル・ファインスタインについてはこの辺とかこの辺とか参照のこと。
来日公演の情報を知ったときはびっくりしたけど、横浜、東京、名古屋の3箇所だけで関西には来てくれないので、日程的に一番行きやすかった横浜に行くことにしました。(あとは全部平日)
ライブは土曜日の夕方からなので土曜日は横浜に宿泊して、土曜日の昼間と日曜日はその辺をうろうろしてきた。

ついでに寄ってきたところ。
ブリヂストン美術館(東京)
横浜そごう美術館
千葉市美術館
世田谷文学館
なんか位置がバラバラなんですけど…
一応メインはライブなのでこれでもかなりセーブしてます。

朝は4時半に起きて6時には家を出たのに、途中で忘れ物に気付いて引き返したので30分以上ロスってしまった。アホです。
初日はライブがあるので軽めの展覧会をちょろっと見るくらいにしておこうと駅に近いところをチョイス。まずは東京駅まで行ってブリヂストン美術館にGO!現在は青木繁特集をやってます。
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最近読んだ「日本近代美術史論」で青木繁が気になってて、「わだつみのいろこの宮」と「海の幸」の代表作が来てると知って行ってみることに。
4480089896日本近代美術史論 (ちくま学芸文庫)
高階 秀爾
筑摩書房 2006-06

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ブリヂストンは5月にも来てるので常設展示は軽く流せるかなー、青木繁特集といっても数枚だしちょうどいいかもと思ったわけです。でも結局しっかり見てしまった。常設も結構内容が変わるのね。武二の黒扇がなかったのが残念。
青木繁は今までに何枚か見てるけどそんなに凄い!と思ったことはなかったけど、海の幸は不思議な魅力がありました。下書きの線とか残ってて写真で見たときはどこがいいのかよくわからなかったんだけど、むさくるしいおっさんばっかりの絵なんだけど(笑)。逆にわだつみは綺麗な女の人もいるしきっちり仕上げてあって綺麗。あの縦長の構図はすごいなー。ところでこれと同じくらい縦長で大きい絵というのをどこかで見たことがあるような気がするんだけど何だろう?気のせいかなあ。そうそう、海の幸の額縁がおさかな模様になってたのがかわいかった。
これでお昼近くになったので横浜へ移動。そごう美術館でキスリング展をやってたので見てきた。キスリングも好きだけど大好きってほどでもなくて、軽く見れるかなと。うん、面白かった。ミモザの絵があったんだけど、前に見た丸紅コレクションのミモザに迫力は負けるなー。丸紅のよりも粒が小さかった。でもしっかり盛り上がってた。葉っぱが背景の少女の絵で小さめのものがかわいかったな(タイトルは忘れた。長かった)。裸婦画がなかなかにセクシーでした。
ここで、ホテルのチェックインまであと1時間くらいあったので中華街へ。ちょっと寄ってみたいお店があって行ったんだけど、あんまりちゃんと位置を調べずに行ったら彷徨ってしまった。
中華街からJRの駅を目指して歩くにもなんだか道がよくわからなくて、気がついたら横浜スタジアムの横にいた。そこでTUBEのコンサートやってました。声が聞こえた。
でもまあだいたい予定通りの時間にホテルにチェックインできたのでよしとしよう。
チェックインしたらお部屋で一度汗を流してお洋服をお着替え。外は暑かったからねー。メイクも直してちょっと気合を入れてライブへ出発です。
ライブは楽しかったですよー。とりあえずまだ東京と名古屋のステージが残ってるので、詳しいことはまた後日。(ネタバレとか嫌う人がいるかもしれないので)
翌日は千葉と世田谷へ行きました。
つづく。

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2007'08.16 (Thu)

異邦人たちの夢

松坂屋美術館(名古屋栄)で開催中の「異邦人たちの夢~エコール・ド・パリと巴里を描いた日本人」を見てきた。
あちこちでよくやってるエコールドパリな展覧会だけど、今回は副題にもあるように「日本人」に焦点を当てていて、今までとはちょっと違った視点で見ることができて面白かったです。(ただし、過去にも似たようなコンセプトの展示はあったと思う。自分にとっては新鮮だったということ)
図録を買わなかったのでうろ覚えだけどほとんど国内からかき集めてきた絵なんじゃないかな。だから見覚えのある絵もちょろっと。
しかーし、入り口すぐのところにモディリアーニの絵が破損修復のために到着が遅れているという注意書きが。なんだよそれーと思いつつも、まあモディがなくてもそれなりに充実した展覧会でした。
たしか3部構成くらいになってて、最初はいわゆるエコールドパリな画家たち、つまりはピカソだのシャガールだのフジタだのの世界的に有名な人たちの絵が並んでた。その中ではドランとかヴァンドンゲンあたりが面白かったかなー。お気に入りのヴラマンクやキスリングもよかった。ピカソはポスターにもなってるでっかい絵(たぶん最後の奥さんがモデル?)が1枚あるだけだけど、なかなか面白い絵だった。彫刻も少しだけあった。ブランクーシは何度か見てるけど似たようなのばっかりで見たことあるやつなのかどうかわからん。
その後が巴里を描いた日本人ってことで、割と初期にパリに渡った人としては岡田三郎助とか安井曾太郎とか梅原龍三郎とか有名どころが並んでて、それ以外にあんまり知らない名前もたくさん。知らない名前でも結構面白かった。いわゆるエコールドパリ世代の画家(第一次世界大戦から第二次大戦の間)を集めてるのでそれ以前にパリへ留学した人たち(黒田とか浅井とか)の絵はなかったです。
自分にとっておなじみの佐伯祐三とか長谷川潔とか浜口陽三とかを楽しみつつ、猪熊弦一郎という人が画風が変わりまくってて面白いなーとか岡鹿之助の花の絵も綺麗だなーとか思ったり、ヴラマンクの影響受けまくりだろ!な里見勝蔵の絵もいいなーとか、これはルオー?な三岸好太郎とか、ピカソの影響受けてそうな東郷青児とか色々影響源を想像してみたり、なかなか楽しめました。
その後、第二次世界大戦に向けて戦局が厳しくなってきて1930年代はフランスから帰国する人が相次いで、最後まで残った人たちで日本人だけの展覧会をパリでやろうということになったというエピソードがあって、それに関する展示が最後にあった。ほとんどの人が日本に帰国するも、そのまま居残った人も何人かいて、中には強制収容所暮らしを余儀なくされた人もいたとか。
で、この展覧会を見た後にたまたまテレビで(NHKのBSだっけな?)外国から見た明治の日本みたいな感じの番組がやってたので見てたら、同じアジアの国(この番組で取り上げられてたのは主にベトナム)からは西洋におもねってると見られてたらしいというのを聞いてちょっと複雑な気分に。ベトナムはフランスの植民地になって搾取されまくってて、日露戦争で白人を負かせた日本に大いに勇気付けられて同じアジアとして西洋(フランス)に対抗するための協力を期待するも日仏で不可侵条約みたいなのを締結したりして(歴史に疎いので用語とかは適当)失望されてたんだとか。パリで絵を描いていた人たちとベトナム等の植民地からの搾取によって潤ってた人たちってのは必ずしも一致はしないんだろうけど、完全に切り離すこともできないような気がするし、うーん、頭の中が全然整理できてないけどそういうことも頭の片隅に忘れないで置いておきたいなと思った。
この展覧会はこの後福井市美術館へ行くようです。
似たような内容の展覧会を少し前にどこかでやってたような気がするんだけど、今回のはそれとは別の企画みたい。そのときのは行ってないから違いはわかんない。

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2007'08.15 (Wed)

川崎小虎と東山魁夷

岐阜県美術館で開催中の「川崎小虎と東山魁夷」展を見てきました。
川崎小虎という人のことは以前行った美人画の展覧会で見て名前をおぼえて、新聞広告に載ってた絵もいいなーと思ったので見に行ってみた。
小虎は伝統的な日本画も綺麗だけど世紀末の香り漂う絵もおもしろかった。「うどんげの花を植える女」いいよねー。その横に並んでた大正ロマンな感じの女性画もよかった。「こだま」という緑色の大きな絵も綺麗だった。女性画以外では小動物を描いた絵もよかったな。ふくろうとか猿とか。技法とか画題はどちらかといえば日本画寄りなんだけど、イラストっぽかったり洋画風な絵も描いていて好みだなーと思った。小虎の絵は変わった紙に書いてるのが多くて、台紙(?)を見るのも面白かった。
今回は親と一緒に行ったんだけど、囲碁の絵を見て父が「あそこに黒置かれたら白は絶体絶命だ」みたいなことを言うのを聞いて当然かもしれないけど盤面もきちんと書いてるんだよなーわかって面白かった。
東山魁夷の絵はまとめて見るのは初めてかな。青や緑が印象的な人らしいんだけど、暖色系の絵もよかったな。
小虎と東山魁夷は義理の親子関係にあったとか。小虎の祖父(川崎千虎)も高名な画家でその人の絵も少し展示してあったし、さらには小虎の息子や孫(川崎鈴彦、川崎春彦、川崎麻児)まであって、「川崎家の人々」な展覧会になってた。子供や孫の画風は全然似てなくてそれぞれ個性的でした。
私はどちらかというと風景画よりも人物画とか動物とか静物とかが好きなので、全部で6人展示されてた中では川崎小虎が一番よかったな。
常設展示室にも小虎作品が幾つか並んでました。小虎は岐阜出身なのでこの美術館も幾つか所蔵してるんですね。うどんげもここの所蔵品らしい。
岐阜といえばルドンだけど現在大半が東京へ出張中で、ミニ特集として肖像画が少しだけ並んでました。ドニとかエミール・ベルナールとかヴュイヤールとかの肖像画だったと思うけど、ルドンにしてはまともな絵(とか言うと怒られそうだ)だった。その反対側の壁にはその肖像画を描かれた人たちの絵が飾ってあった。
あとは夏休みってことでこわい絵特集もやっていて、元永定正の絵とか誰か忘れた謎の彫刻とかムンクやクリンガーの版画があったり。
最後は売店で小虎のポストカードと「日本近代洋画への道」の図録を買った。神戸で類似の展覧会をやったときの図録は解説が今ひとつで買う気が削がれたんだけどここのやつはなかなか充実してたので。山本芳翠の裸婦画や浦島図が岐阜県美術館の所蔵品になるまでの過程が面白かった。

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2007'08.06 (Mon)

シュープリームスをジャケ買い

タワレコでこんなCDが目に入って衝動買いしてしまいました。
B000QUCY9Eレット・ザ・サンシャイン・イン(紙ジャケット仕様)
ダイアナ・ロス&シュープリームス
ユニバーサルインターナショナル 2007-07-04

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分かる人には説明不要かと思いますが。このジャケ絵はミュシャの百合が元ネタでしょう。なんかずいぶん元気そうだけど。夢見るような表情はどこへ…
ダイアナ・ロスとシュープリームス(スプリームス)の1969年の作品。1960年代って音楽の世界ではこういうアートがはやってたのよねー。彼女たちのアルバムが紙ジャケ化されたようで、それが並んでたのが目に入ってしまったわけです。最近ヒットしたドリームガールズという映画のモデルになったというシュープリームスですが、この紙ジャケ化はそれと関係あるんですかねー。
彼女たちの歌って代表曲くらいしか知らないんだけど、このアルバムは曲名を見る限り知ってるのはなさそう。他の人がヒットさせた曲をカバーしたものとかは入ってるみたいだけど彼女たちの代表曲はないのかな。
ちょっと調べてみたら1970年にはダイアナ・ロスはグループを脱退してソロになってしまったので、このアルバムはダイアナが在籍したシュープリームスの末期ってことになるらしい。グループ内の不和もあったらしいし、勢いがないのはしょうがないのかも。一応グループ名義だけどほとんどダイアナのソロみたいな雰囲気だ。
ダイアナ・ロスといえば先日、映画「ウィズ」(黒人版「オズの魔法使」)がテレビでやってたので見たんだけど、MGMとか古いミュージカル映画が好きな自分には今ひとつだったかなー。カラフルさを強調するシーンが多い割に、1939年版テクニカラーの色彩に比べるとなんだかカラフルさが足りないし。まあその辺は撮影技法とか予算とかの問題なのかも知れないけど。マイケル・ジャクソンはかわいかった。リナ・ホーンが出てるのにちょっと感激してしまった。ダイアナ・ロスのドロシーは…(以下自粛)
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2007'08.05 (Sun)

西洋の青

神戸市立博物館にて開催中の「西洋の青~プルシアンブルーをめぐって~」を見に行ってきた。
昔から青って色は好きで、それだけでも興味があったんだけど、さらに最近マイブームの日本近代洋画から少し遡った時代に西洋の(主にオランダ?)影響を受けた絵を描いていたという司馬江漢とか亜欧堂田善とか平賀源内の洋風画が出てると知って、これは行かねば!と思ったわけです。
青色の絵の具っていうのは昔は大変貴重で、その色をふんだんに使った絵というだけで格が知れるというステータスだったとか。藍で染めた紙に金銀の絵の具で書かれた経典は綺麗だったなー。
日本古来は藍とか露草とか岩絵具といった素材はあったけど、プルシアンブルーの抜けるような青というのは衝撃だったみたいです。それが日本に伝わったのが18世紀中頃。最初は南蛮貿易で少しずつ日本にもたらされるだけだったのが、1830年ごろになると普及して浮世絵にも使われるようになったとか。
今回の展示は18世紀中期~19世紀初期くらいのものが多くて、本格的な洋画が制作されるようになる前の時代なんだけど、洋風な絵が多くて面白かったです。一見すると日本画なんだけど、よく見るとちょっと雰囲気が違う?というような絵もあって、それが明治の洋画に繋がるのかーと思いながら見てると楽しいです。
若杉五十八の青をふんだんに使った西洋人物図が綺麗だったなー。北斎や広重の浮世絵の明るくて綺麗な青はプルシアンブルーだったんだー。あと、佐賀のお殿様の絵や道具が面白かった。
夏休み企画で同時開催の展示の方は親子連れで来てる人がそこそこいたけど、こちらの展示室の方は割と空いてました。今回、浮世絵もたくさん出ていて、これで展覧会のタイトルに浮世絵って入ってたら混雑してたのかもしれないなーと思うと、宣伝って大事なんだよなーと思う。北斎とか広重とか国芳とかいっぱいあったよ。
浮世絵コーナーは前期後期で大幅な展示替えがあるそうなので、後期も行こうかなーと思ってます。入場料も安いしね。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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