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2008'03.24 (Mon)

ロートレックとミュシャの本

こんな本が出てた。
4270003111ロートレックとミュシャ ~世紀末パリのダンディズム~
藤 ひさし 高草 茂
ランダムハウス講談社 2008-03-20

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ネットで情報を見たとき、ページ数の割に値段高いし、表紙画像の雰囲気から子供向けの絵本みたいなやつかな?と思った。んで、本屋で実物を見て、だいたい想像は当たってたかなと思ったけど、子供向けと言っても対象年齢は中学生くらいかな。ちょっとびっくりしたのはDVD付きだったこと。高いのはこいつのせいか…
著者が映像作家とか書いてあるからロートレックやミュシャの絵を使ったインスタレーションかと思ったら、普通に作家紹介ビデオでした。各20分くらいずつ。美術館で流れてそうだ。
ロートレック編を見て日本の影響をことさらに強調してるなあと思った。いつも思うんだけど、こういう日本の影響って言われてもあんまりぴんとこないのは私が日本人だからなのか現代人だからなのか。それ以前の西洋にはなかった表現らしいんだけど、その辺の感覚がないんだよね。当時の人には目新しかったのかもしれないけど、そこに斬新さを感じられない。普通じゃんと思ってしまう。もっとその時代や過去の西洋美術を知らないと実感できないのかも。続けてミュシャ編を見たらイントロの使いまわしにコケた。それくらい別個のを用意しようよー。
本文はロートレックとミュシャの対比、同じテーマに対してロートレックはこう、ミュシャはこう、みたいな構成だったけど、DVDでは特に比較してるところはなくて、それぞれの画業を時系列に紹介してくみたいな流れ。サロンデサンのところでお互いの名前が出てくるけど、それ以外では特に接点もなかったのか、言及はなし。
この本を見てて気付いたんだけど、1900年ってのはどちらにとっても区切りの年だったのかなーと思う。ロートレックは1901年に死亡しちゃうし、ミュシャはパリを離れて祖国のための活動に方向転換してる。
あと、ミュシャってやっぱり象徴主義の人だよなあと思った。ゴーギャンやロダンと親しかったってのは知りつつも特に意識したことがなかったけど、どっちも象徴主義の人だよ。ゴーギャンやナビ派なんかが使ったクロワニズムもそれほど濃くはないけどミュシャの絵に使われてるし。ロートレックも輪郭線だけ見ると近いのか。ロートレックに象徴主義的な面があるのかどうかは知らないけど、ミュシャは精神的には十分そっち系だよね。ポスターだけ見てるとあんまりわかんないけど、挿絵とかパステル画とか、後期の油彩画も多少そういう側面があるんではないかと。この辺、突っ込んで研究してる人いないのかな。少し触れてる文章は読んだことあるんだけど、象徴主義全体の流れと絡めてる文章があったかどうかは憶えてない…うちにある本をちゃんと読めば言及してる人がいるんだろうか。(ちゃんと読め、と自分に突っ込んでおく)
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2008'03.23 (Sun)

マリー・ローランサン展

サントリーミュージアム天保山で開催中のマリー・ローランサン展に行ってきた。土曜日の夕方に行ったら空いてた。もうちょっと人いるかと思ったのに。
生誕125周年とかでそれなりに大きい回顧展なのかなと思ったら、キャパの割に少なめな展示作品数だったかも。会場も持て余し気味?特に5階は広々してた。久しぶりにギャラリーの中から夕日が拝めた。
マリー・ローランサン美術館からたくさん借りてきてるということは小耳に挟んでたけど、その美術館って日本にあるんだ。てっきりフランスかと思ってた。初期から晩年まで揃ってたけど、晩年は手薄?展示構成のせいかもしれないけど。
章立ては大きく分けると4つの時代。第1次世界大戦前のピカソやアポリネールと親しくしてた頃、ドイツ人と結婚してスペイン逃亡中の時期、戦後フランスに戻ってきた1920年代、1930年代以降から晩年まで。
好みは1920年代かな。版画作品もそこそこあったので、版画好きとしては嬉しい。これも1920年代と1930年代以降に分かれてて、1920年代がよかった。配色も好みだし、女の子もかわいい。しかし、ディアギレフの舞台装置のデザインをした話は知ってたけど、それに関わった人たちが揃ってディアギレフのライバルの舞台にも協力してディアギレフが怒ってたってエピソードには笑った。
初期はキュビズムの影響を受けてたりするちょっと線が強い感じ。色使いもちょっと暗め。スペイン時代も少し暗い。1920年代が一番華やかかな。1930年代も色使いは明るいけど比較的くっきりめ。後半で額縁がちょっと変わってるのが目に付いた。鏡みたいな反射する素材が使われてたり、手作りっぽい手描きのお花がついたやつとか。
展示は1時間足らずで見終わっちゃったけど最後に30分のビデオが流れてたので見てきた。なるほどねー、マリーさんは良くも悪くも一生「女の子」だったってことなのかなあ。
売店で見つけた本。
4334784984[伝説]になった女たち (知恵の森文庫)
山崎 洋子
光文社 2008-01-10

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ローランサンを含む歴史に名を残す女性を取り上げた本。主に近代以降の人。取り上げられてる人物が面白そうだったので買ってみたけど、口調が女性向けっぽいなあ。最近は美術評論とか評伝とかそんなんをよく読むので、慣れない文体は居心地が悪いわ。気軽にさっと読めるという意味では読みやすくていいんだけど。あと、エッセイという体裁だからなのか、参考文献が載ってない。情報源はどこなのー?と気になってしまうのは悪い癖だ。とか文句を言いつつも、知ってる内容については斜めに見てしまうけど、知らない話題については面白く読めたからいい本なのかも。一人あたりに割いてるページ数は少ないので、知らない人について概略を知って興味を持つきっかけになる本って感じかな。
ちなみにローランサン以外では、サラ・ベルナールと与謝野晶子がいるあたりがツボ。

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2008'03.20 (Thu)

島根県立美術館

島根県へ行ったついでに島根県立美術館に寄ってみた。時間がなかったので超駆け足でざっと見て回った。
現在開催中の展覧会は「パリ-ニューヨーク 20世紀絵画の流れ フランシス・リーマン・ロブ・アート・センター所蔵品展」。
アメリカの美術館のコレクションってことで、アメリカの作家が多い。20世紀絵画、特に戦後はアートの中心はアメリカ(ニューヨーク)だから、それほど目新しいことはないんだけど、最初の方に19世紀アメリカを描いた風景画があって、その辺はちょっと新鮮だったかな。印象派とかバルビゾン派とか時代的にはその頃なんだけど、明らかにフランスとは景色が違うもん。当たり前だけど。
展示作品の中にリキテンスタインの絵があって、タイトルは「私の夢想につきまとうメロディ」となってたけど、これ、「スターダスト」の歌詞だよ!原題は「THE MELODY HAUNTS MY REVERIE...」。なんかもうすこしいい訳し方なかったのかなあと思っちゃう。
図録が読み物として面白そうなので買ってきた。1枚1枚の絵の説明じゃなくて、「流れ」を説明するような感じで、字も大きくて読みやすそう。
この展覧会は巡回するらしいけど巡回先がすべて地方で、こういう展覧会もあるのねー。石橋美術館(九州のどこか)、山形美術館、府中市美術館(一応首都圏?)、宮崎県美術館となってました。
常設展もなかなか面白くて。ああ、もっとじっくり見る時間が欲しかった。だって大好きな日本版画の特集があったり、先日見たばっかりの海外写真家の特集があったり、デュフィとかシャヴァンヌとか気になる洋画もあったりするんだもん。
こういうところでは地元作家の作品というのもみどころで、全国的な知名度は低いかもしれない人を見るいい機会。今回は橋本明治って人が面白かったな。あと小泉八雲の息子が画家とは知らなんだ。
この美術館は夕日が綺麗に見えるスポットとしても有名なんだけど、その日はあいにくの曇り空で夕日は諦めた。宍道湖を眺めつつ宍道湖うさぎになごんできた。このうさぎの先頭から2匹目に縁結びを祈願するといいらしい。さらに宍道湖のしじみをお供えするといいとかで、2匹目のうさぎの足元にはしじみが積もってた。波打ち際に貝殻がたくさん打ち寄せられてたからそれを拾ってきたんでしょう。


先頭のうさぎにはなぜかお賽銭?が。このうさぎ、最近話題の奈良県の某マスコットをデザインした人の作品なのね。名前を見てびっくり。


他に行った場所でよかったのが、一畑電車出雲大社前駅の駅舎。


ステンドグラスというにはかなり原始的な気がしないでもないけど、味があってよろしい。


日御碕のうみねこがうようよしてる島もすごかった。海も綺麗だったんだけど、うまく写真には収められず。


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2008'03.13 (Thu)

働く婦人の家

先日、池田文庫の受付に燈籠の解説資料を貰いに行ったときに見つけたパンフレット。
08-03-09_23-25.jpg

中身は池田市にあるいわゆる女性の困ったこと相談所みたいなものの案内なんだけど、このデザインにぴんときてしまったので貰ってきた。ミュシャもどきってほどでもないけどアールヌーヴォーなテイストがかわいー。

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2008'03.12 (Wed)

フランス近代絵画名作展

JR京都駅直結の伊勢丹内にある美術館「えき」KYOTOにて、ひろしま美術館の所蔵品展が開催中。京都へ行ったついでに行ってきた。(ドイツポスター陶磁器の後)
フランスの印象派からエコールドパリまでの作品が並んでた。ひろしま美術館と「えき」って仲いいのね。去年ヘミングウェイ関連の展覧会をこの「えき」に見に来たけど、その展覧会もひろしまに巡回してたっけ。今回初めて知ったんだけど、ひろしま美術館って銀行が母体なんだ。県立や市立の美術館は別にあるのね。
それはともかく、そのヘミングウェイ展のときに見た絵がちらほらあった。同じ会場で同じ作品を2年連続で見るってどうなんだ。見たことない作品もあったからいいけど。今回はフランス~と銘打ってるけど分野としては、印象派とそれ以前がちょっと、新印象派とポスト印象派、フォービズムとピカソ、エコールドパリという区切りでの展示で、最近私が興味ある象徴主義は全然なかった。ルドンは持ってるみたいだけど今回は来てなくて残念。象徴主義関係はあんまり持ってないのかな。
この時代には興味があるけどこうやって概観を眺めるような展示はもういいかなーという気分になってきた。もっと各分野を細かく突っ込んだ展示なら見たいけど。でもそういう展覧会はなかなかないので結局また似たようなのに行っちゃうんだろうけど。あとセザンヌをいつになったら理解できるのかが課題。なにかひとつこれってのが見られたらすっと入ってくるんじゃないかと期待しつつ見るんだけど、なかなかぴんとこない。
図録はないけど、ひろしま美術館の所蔵品目録が売ってた。それは買うほどでもないかーと思ったけど、所蔵作品を使ったトランプがかわいかったので買ってみた。丸いやつ。あと、展示とは全然関係ないルドンの絵を使ったクリアケースがあったので買ってみたり。たぶん美術館で売ってるであろう解説パンフが100円だったので買ってみたり。
次回のアンティークレースの展示も面白そうだなあ。でも京都駅まで行くのが億劫だ。もう少し行きやすい距離だったら気軽に行こうと思えるのに。でもどうせまた暁斎展見に京都国立博物館へ行くつもりなので、時期が合えばそのついでに寄るかな。
あと、京都市美術館で9/13~11/3の日程でやる「芸術都市パリの100年展」の宣伝もあった。なぜ今から秋の展覧会を宣伝してるんだ。フランス繋がり?

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2008'03.11 (Tue)

憧れのヨーロッパ陶磁

京都国立博物館で開催していた「憧れのヨーロッパ陶磁」展の最終日に行ってきた。
陶磁器はそんなに詳しくないんだけど、アールヌーヴォーの時代も含まれるらしいし、ミュシャもあるらしいし(ミュシャ目当てで行くほどではない)、京都行くついでに行きますかーと、ドイツポスター展の後に行ってみた。
鎖国前にヨーロッパから渡ってきた陶磁器や、鎖国中にオランダから入ってきたもの、開国後のいろいろ、という感じで大雑把に分けると時代は3つくらいに区切れるのかな。ヨーロッパだけじゃなくて中国や日本のものもあった。
ジャポニズム、シノワズリーというのは19世紀末によく関連付けられてるけど、実際はそれ以前からもお互いに西洋と東洋で影響を与え合っていたようで、日本における和洋折衷の西洋版みたいなのがごろごろとあって面白かった。たとえばお皿のふちの文様は東洋風なのに真ん中の絵が西洋風なモチーフだったり。西洋人が描いた東洋風の絵も微妙でおもろい。
基本的に平坦な地に絵付けをしたものが多いんだけど、立体的な文様も面白いねー。マイセンだっけな?花や植物の立体的なのもすごかったけど、ドルトンだったと思うけど細かいぶつぶつがいっぱいついたのが面白いなあと思った。
ミュシャは「ジャポニズムからアールヌーヴォーへ」というコーナーの最後に装飾資料集があった。京都工芸繊維大学の所蔵品。当時、資料として持ち込まれて実際に参考にされてたみたい。前に別の展覧会でウジェーヌグラッセだったか誰かの作った装飾見本帳みたいなが展示されてたのも見たことがあるけど、そっちは模写があったり本に書き込みもあったりして本当に使われてたんだなーと感慨深いものがあったっけ。そうそう、このコーナーには浅井忠デザインの壷(花瓶だったかも)もあったよ。このコーナーはちょっと前衛的?と思えるようなものもあったりして、他とはちょっと雰囲気が違ったかも。
「伯爵様からの贈り物」というコーナーで、日本にしばらく滞在してドイツに帰った伯爵様からマイセン他ドイツの陶磁器やガラスの逸品をたくさん寄贈してもらったというコレクションが展示されてた。その中にガレもどきなガラス器があって、これってどうなのと思ったり。ここの作品解説がちょっと面白かった。寄贈は2回にわたって行われたそうで、その中に猿の楽団の陶器人形があったんだけど、1回目に送ったのが壊れてたので2回目にわざわざ同じものを送りなおしてくれたらしい、1回目の寄贈に対して日本から送ったお礼状に壊れてたことを書いていたらしい、というようなことが書いてあって、最後に「親切な人だ」とか書いてある。作品の横にある小さい解説パネルにしてはなんだか妙な書き方だなと思いつつ先へ進むと、このコーナーの最後に当時の書簡が展示されてるところの説明パネルに、この寄贈はどうやら伯爵様が自発的に行ったわけではなく日本からねだったらしいというような記述の後に「本当に親切な人だ」とか書いてあって大ウケ。この解説を書いた人は、よっぽどその経緯に突っ込み入れたかったんだなー。
ミュシャは装飾資料集1点のみで、それも開いてあったのは植物の模様のページだったので名前を見ないと気付かない人も多そうだなあと思ったのに、売店にはしっかりミュシャグッズが。一筆箋とか置いてあった。グッズは売れるとみたのか。
展示を見終わってから、平常展示館(常設展)の方も見に行ったんだけど、だいぶ足が疲れてたのでざっと見て回っただけ。前に来たときに見たのと多少は変わってるんだろうけど、各室の展示テーマはずっと同じなのかな、基本的な部分は変わってないみたいだ。雛人形を含む人形の特集があって、やたらでっかい雛人形に驚いた。小特集で「応挙、芦雪、呉春の世界」というのがあって、芦雪の大胆な襖絵に笑った。あんな空間の使い方があるのか。応挙の鹿がかわいかった。

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2008'03.10 (Mon)

20世紀の巨匠たち2回目

大丸ミュージアム梅田でやってる「20世紀の巨匠たち」展へ2度目の鑑賞に行ってきた。
前回は初めて見る名前が多くて全員の作風を把握し切れなかったので、もう一度見てみたいと思って、梅田に出たついでに。デパート系の美術館は夜遅くまでやってるのがありがたいね。夜7時に行ってもまだ閉館まで1時間ある。内容次第では十分余裕がある。
覚書ということで記憶があるうちに一人ずつひとこと感想でも書いてみよう。
1.ルイス・ハイン
アメリカでも20世紀の始めごろは子供たちが労働させられてた時代(たぶん主に貧しい移民の子なんだと思う。学校に行ってないので英語も分からないとか書いてあったし)。そんな現実を撮影して世に訴えたそうな。でも見てるとちょっとほのぼのしてしまう写真もあったり。
2.マン・レイ
シュルレアリスムの人。有名な人体弦楽器(そんなタイトルじゃない)とか。「白と黒」ってのがよかったな。マルセル・デュシャンを撮った写真とかあの辺はわかったようなわからないような。
3.エドワード・ウエストン
幻想的な風景(子供が妖精みたい)はタッチが綺麗(マチエールというのか、写真の場合なんて言うんだろうなあ)。岩とか木の枝(ケルプ)とか自然のもので面白い形のものを捉えてる写真も面白い。
4.アンドレ・ケルテス
はぐれ雲だっけ?日常のひとコマを切り取ったような写真がいい。レンガの壁を撮ったのも面白いし、船が写ってるやつとか屋上から撮ったような写真とか、偶然なのか考え抜いての構図なのか。
5.ロバート・キャパ
戦争の写真が多い。撃たれる兵士の写真はなんと言っていいのやら。ピカソの写真はどこかで見たことあるような、と思ったら本の表紙に使われてた(タイトル忘れたけど文庫本でピカソに関する本だったと思う)。「パリ」というタイトルの写真がアンソールの絵みたいだなあと思った。
6.W.ユージン・スミス
同じく戦地の写真をたくさん撮ってた人。水俣の写真も撮ってたらしい。こういうドキュメンタリータッチな写真ってどこまで演出入ってるのか、やらせなしで決定的瞬間を捉えているのか、気になる。
7.ウイン・バロック
気に入った。クローバー(たぶん)が敷き詰められたような野原に寝転ぶ少女(たぶん)の写真がよすぎる。鳥の写真もよかった。なんだろう、普通に撮ってるんだと思うんだけど不思議な雰囲気があっていいなあと。最後の方にちょっと前衛な写真もあったけどそれも面白かった。この人が杉本にちょっと似てるかもと思った人だ。
8.ウイリアム・クライン
日本の街を撮った写真がたくさん並んでた。前衛ダンサーがキモすごい。株取引所とか国会かどこかの議場の写真とか、撮り方がおもしろいな。
9.アービング・ペン
解像度が粗めな感じの写真が多かった。小さい写真を引き伸ばしたような。ざらっとした質感がおもしろい。ここでもデュシャンが被写体に。
10.アンセル・アダムス
めっちゃ綺麗。階調が激しく繊細。なんかそういう現像方法だか手法を開発した人なんだとか書いてあったけど細かいことは忘れた。なんであんなに見えるんだろう。この人の写真集作ろうと思ったら印刷大変だろうなあ。白樺の写真が一瞬ソラリゼーション(またはネガフィルム)かと思ったけど狙ってるんだろうか。最後にあった小さい写真の構図が面白い。あれ偶然なのかなあ。
11.エルンスト・ハース
クリエーションシリーズ(邦訳もあったけど忘れた)が凄い。展示の中でこの人の前はほとんどモノクロ写真で、カラー写真はほとんどないんだけど、この人のカラーは凄いね。フラミンゴ(だったと思う)の飛翔の瞬間がダイナミック!雨の降るところとか、滝とか、マグマとか、どう撮ったらああなるんだろうなあ。すごいなあ。
12.ヘルムート・ニュートン
都会のアダルティな写真(適当な説明)。ちょっと眼のやり場に困るような…。でもクールなんだよね。室内はいいけど路上のってどうやって撮ったんだろうなあ。
13.アンディ・ウォーホル
有名人の小さい肖像写真が並んでた。これだけではコメント不能。ポップアートは文脈を知らないと難しいわ。
14.ロバート・メイプルソープ
女性ボディビルダーの肉体美に惚れる。花の写真も素敵。この人はすごい写真を撮ってて物議をかもしたらしいけど、今回展示されてるのは全然おとなしい写真なんでしょう。

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2008'03.09 (Sun)

ドイツ・ポスター1890–1933

京都国立近代美術館で開催中のドイツ・ポスター1890–1933展へ行ってきた。
19世紀末から20世紀前半のドイツのポスターを集めた展覧会。日本との関わりも少しだけ紹介されてた。
今展覧会のポスターがまず凄いインパクトだよね。もともとは1911年のシュトゥックのポスターが元ネタとしてあって、そのデザインを1930年にペッツォルトが引用してるらしい。
ポスターアートは大好きで今までにもいろいろと見てるけど、ドイツのポスターだけを集めて見るってのはなかったので、なかなか新鮮。だいたい今まではフランスかイギリスが多かったもんなー。ドイツは質実剛健、硬派、即物的って印象かな。19世紀末くらいは多少アールヌーヴォーっぽいのもあるけど、フランスに比べると硬質。色彩感覚とかお国柄なんですかね(ゲルマンの血?)。暗いばっかりでもないんだけど、華やかってのともちょっと違う。フォントもかっちりしてるし。むしろ20世紀に入ってアールデコの時代になってからの方が明るくて少しやわらかめな雰囲気になるような。今回の展示は1890~1933の期間に限られてるので第二次世界大戦間やその後の流れは見られないけど、その時代のドイツのことを考えれば目に楽しいようなポスターは無理だったんだろうな。展覧会としては難しい時代かもしれないけどどんな様子だったのか資料だけでもあるといいのになあ。
最後に日本とドイツのグラフィックデザインにおける関わりを考察するコーナーが。ここに大好きな杉浦非水がたくさんあって嬉しかった。アフィッシュの表紙がかわいすぎる。カルピスのコーナーもあって、コンペ入選作品の絵葉書が並んでた。日本人が集めたドイツのポスターに関する資料集みたいなのがあって、その中にタイガーマスクがいた!(本当は違うけど、絶対似てる)
図録は表紙違いが2種類あった。中身は一緒。最近こういうの多いなー。白地にピンクゴールドと、黒地にゴールドの印刷。これは黒でしょ!と迷わず選んで購入。
チラシはオレンジのを前に貰ってたんだけど、JRの構内に色違いがあったので貰ってきた。眼だらけでこわいです。


エントランスのフロアにポスター掲示板(柱)が再現されてたのも嬉しかったな。こういうの好き。逆光だったけどこのアングルがよかったので無理やり撮ってきた。どういう状況なのか、わかるかなー。
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2008'03.03 (Mon)

20世紀の巨匠たち

大丸ミュージアム梅田にて開催中の「「写真」とは何か。 20世紀の巨匠たち 美を見つめる眼 社会を見つめる眼」を見てきた。
最近ちょっと写真に興味があって、近場で展覧会やるなら積極的に行ってみようとしてるわけですが。今回は海外の写真家の巨匠が14名。聞いたことがある名前はあんまりない。
とりあえず作風や名前がぴんとくるのがマン・レイとヘルムート・ニュートンくらい。あと、ウォホールも一応わかるかな(写真家としての認識はないけど)。ロバート・キャパとロバート・メイプルソープはなんとなく聞いたことがある程度。ウィリアム・クラインは…うーん、知ってるんだろうか。
サブタイトルからもわかるように社会派な作品が多め。ジャーナリズム的なものとか戦争関係とか。アートってある程度は社会派な面があるものは多いんだけど(特に現代美術は)、ストレートに迫ってくるのはあんまり趣味ではないかな。
図録も作品リストもなかったので、もう既に記憶が曖昧なんだけど、絵画的な写真という位置付けの作品は割と好きなタイプかなーと思った。あと、印画方法の違いなのかな、画素が粗い感じの作品があって、それも面白かった。アンセル・アダムスだっけ?ちょっと杉本博司を思い出すような雰囲気があった。日本の写真をたくさん撮ってた人もいたな。カラー写真の可能性がどうのって誰だっけ?The Creationってシリーズが綺麗だった。ウォホールはぱっと見てどうこうって感じの作品じゃないのかなーと思う。
ちょうど私が行ったときにギャラリートークをやっていて、既に終わりかけだったので最後の方しか聞けなかったんだけど、ちょうどウォホールとメイプルソープのところだった。解説を聞くとなるほどねーと思えるんだけど、ただ見ただけだと何がなにやら。メイプルソープは解説なくても何かしら感じるものはあるんだけど。
写真家には詳しくないので知ってる人は本当に少ない。今回出てなかった写真家で名前と作風が一致して好きなのはハーブ・リッツとかウィリアム・クラクストンかなあ。ファッション誌の表紙を飾ったりレコードのジャケット写真とか撮ってたりした人ってことで比較的目に付きやすいところにいる人だから知ってるんだけど、メイプルソープの人物写真はハーブ・リッツにちょっと近いかもと思ったり。
20世紀に活躍した人を集めてるのでそれ以前の写真史に疎い私は過去に遡ってもっと色々見てみたいなあと思った。19世紀末の写真は少し見たことあるんだけど、名前知ってる写真家ってナダールくらいだもんな。ミュシャの写真もいいよ!と一応ミュシャなブログなので付け加えておく。
出口に関連書籍が並んでるショップがあるんだけど、展示してる人全員が揃ってるような本があったらなーと思ったけどよく分からなかったので何も買わず。特定個人の写真集は色々あったんだけどね。図録があったらなあ。
大丸ミュージアムパスカード(1年間有効なフリーパス)を買ったので、期間中にまた梅田に行ったなら、余裕があったらもう一度行ってみようかな。
今後1年間の大丸での展覧会予定を見ると、神戸での展覧会に幾つか行ってみたいのがあるけど、それ以外の会場(とりあえず気軽に行ける範囲ということで梅田と心斎橋。京都は今年度はずっと閉まってるらしい)はイマイチだなあ。東京や札幌でやってるので面白そうなのあるけど関西に来ないし。前のシーズンのパスカードも買ったのに行ったのは有効期間の最初の方の二つか三つくらいだけだったし。元が取れればとりあえずOKなんだけど、どうもばらつきがあるわ。
あと、今年から松坂屋美術館もパスカードで入れるようになったらしい。名古屋に行ったときにちょうどいいのがやってればいいんだけど。
*追記*
2回目行ってきたので感想追加。思い違いがあったかも。

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2008'03.02 (Sun)

蕪村呉春展

逸翁美術館は阪急電鉄の創業者、小林一三の旧邸「雅俗山荘」を利用した美術館(逸翁は小林一三の雅号)。だけど、来年秋に新美術館を建設予定だとかで、この山荘での展示は今日で最後なんだとか。まだ一度も行ったことがないので最後に見ておかないと!ということで行ってみた。
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展示は与謝蕪村と呉春(松村月溪)。南画とか文人画とかそういう系統なんだろうか。あんまり詳しい時代じゃないんだけど、それなりに楽しめました。さらっと描いたような感じの絵もあれば写実的な細かい絵もあったり。別室に展示してあった鹿の屏風がかわいかったな。あと、玄関口を入ってすぐのところに小磯良平作の逸翁肖像画があった。
この辺は俳諧とか漢文とかの知識がないとぴんとこない部分が多いのかなあ。知らなくても分かる部分ももちろんあるだろうけど、知ってた方がもっと楽しいんだろうなと。
山荘は建物もなかなか素敵。洋館の内装もクラシックでいいし、お茶室があったり、お庭があったり。お茶室は入れなかったけどお庭は散策できたのでうろうろしてきた。
帰りに近所にある池田文庫にも寄ってみた。庭というかなんというか、建物の周囲の敷地内に「歴史燈籠」が散在してる。日本各地の古い燈籠の写し(本物じゃないけどかなり精密に復元したものらしい)だそうだ。昔は宝塚ファミリーランドにあったらしいんだけど、少し前に閉園してしまったのでこっちに移設したらしい。復元とはいえ学術的な価値があるらしい。
その中で面白いなと思ったのを幾つか写真に収めてきた。
その庭に咲いてたこれは桜?だとしたら気が早いなあ。高い位置にあって逆光になるのもあって撮影しにくい…
08-03-02_14-57.jpg

他にも、もっとピンクの濃い花(桃かなあ)が咲いてた。

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2008'03.01 (Sat)

ミュシャっぽい韓国の化粧品

以前からミュシャと似た名前の化粧品ブランド(MISSHA/ミシャ)が韓国にあるという話は聞いてたんだけど、デザインがミュシャっぽいのもあったのね!ということを最近知った。
TONY MORYってブランド(メーカー?)なんだけど、ホームページ見てたらミュシャもどきがたくさん!
フラッシュばりばりのサイトなので見るのがちょっと大変なんだけど(うちのFirefoxではまともに見れないのでIEで見た)、BEAUTYというメニューの中のBeauty Tipに出てくる見本のお姉さんがほとんどミュシャの絵そのまんま(四芸術の絵画)だよ。他にもそこかしこにミュシャを髣髴とさせる衣装のお姉さんがいたり、花とか葉っぱとか装飾模様がミュシャのあの絵から持ってきてるでしょ!てのがあったり。へー、こんなのがあったのねー。
とりあえず英語版へのリンクを貼っときます。
TONY MORY
でも肝心の商品画像が全然見えない…。うちのPCじゃ見れないのか、最初から見れないのかどっちなんでしょう。

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