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2010'08.27 (Fri)

横尾忠則全ポスター展

大阪国立国際美術館で開催中の横尾忠則全ポスター展へ行ってきた。(8/22)
「全ポスター」というくらいなので本当にポスターだらけ!約800点展示されていたみたい。多すぎてわけわかんねー。展示品リストも壁のキャプションもあえてそうしてるのかかなり簡略化されてた。かなり凝った展示の仕方もあったりして、一点一点をじっくり眺めるというタイプの展覧会ではなかったけど(そもそもじっくり見ようにも無理な位置に展示されたりする)かたまりとして眺めてみるのもある意味おもしろいかも。
展示風景が横尾忠則公式サイトにあった。
http://www.tadanoriyokoo.com/photo/osaka1.html
私はリアルタイムで横尾のグラフィックデザイナーとしての全盛期を知ってるわけではないので、実際にポスターとして色んなところに貼り出されていたのはほとんど見てないんだけど、怪しくていい時代だったのねーと思ったり。
あれ?でも80年代に芸術家宣言してからもなんだかんだでポスターの仕事はやってたんだよね。そのポスターが実際に今回展示されてたわけだから。どこかで目にしてるんだろうか。割と最近の仕事の中には自身の展覧会のポスターもあって、さすがにそれは見たことあった。(冒険王・横尾忠則展)
なんとなく作風はずっと変わってないのかなーと感じたけど、最後に高校時代の作品が展示されていて、急に地味に感じてしまった。もちろんデザインは洗練されてるけど原色系のイメージが強いもので…。入り口からすぐ派手だったしなー、たしか時代順に並んでたよな、どこで変わったんだろ?と思いつつ展示室を逆戻りしてみると、だいたい時代順に並んでたけど例外もあって、入り口すぐのところに派手なのがあった後に少しだけ時代が遡って比較的地味めな作品もあって、あらためて時代順に眺めてみると、ちゃんと徐々に変化していってるんだなーということがわかった。
初期の50年代から60年代にかけては時代もあるだろうし題材とかクライアントによるものもあるんだろうけど、派手さはなくてすっきりまとまってる感じ。
派手になってくるのは60年代後半くらいから?70年代のサイケ、ヒッピーなノリは楽しいよね。この辺の時代は和田誠とか宇野アキラ(漢字がとっさに出てこない)とかも一緒に見たいなー。その昔はこの時代のアングラな雰囲気が苦手だったのに今はこうやって好き好んで展覧会に足を運んでるなんて、好みって変わるのね。
暗幕で覆われたコーナーに音楽関係のポスター(と思われるけど違うものも混じってたかも?)が天井からつるされる形で並んでたのが面白かった。ここはちょっと異世界風のポスターが多くて、サンタナ(アミーゴとロータス持ってるよ)とかアースウィンド&ファイアーがあったり。キャットスティーブンスに反応した。かっこいー。
ビートルズの出てくるポスターも幾つかあったなあ。キャプションがないので何のポスターだったのかよくわからなかった(作品リストと壁のナンバリングを細かくチェックすればわかったんだけどそこまでする気力がなかった)。そこら辺の文化からの影響でインド系スピリチュアルな作品もたくさん。私は精神世界系はうさんくさいと思ってる人なんだけど、単純にグラフィックデザインとして見たときは怪しくて好きだわー。たぶんカレンダーだったのかな?ちょっとタロットカード風にも見える一連の作品が面白かった。
80年代には芸術家宣言をして今までとは作風をかなり変えてくるんだけど、キャンバスに描いた絵をそのままポスターにしていたということで、原画とポスターを並べてみたり。キャンバスもむきだしに展示されてたけどあれって本当に本物?こうやって並べてみると、ポスターって面白いなと思う。キャンバスの上に骨をいっぱい貼り付けた超立体的な原画でもポスターになれば平面になっちゃう。でもそこに面白さを感じる。私は生絵(こんな表現が正しいのかわからないけど)至上主義じゃないので、印刷された結果が最終形なのであればそこで魅力を発揮することが一番だと思ってる。
90年代、2000年代と、相変わらず派手なポスターが続いてました。ユーミンのアレも横尾だったのか。タカラヅカのポスターもやってたのは知らなかった。阪急電車に乗ってるとタカラヅカのポスターはよく見るんだけどあんなの貼られてたっけ。おぼえてなーい。横尾忠則を意識するようになったのがここ2~3年のことなので、それ以前は目に入ってても気にしてなかったってことかなあ。
そういえば、途中でデパートのポスターが展示されてたあたりでふと、むかーしのパルコを思い出した。私が知ってるパルコというのは、だいたい80年代後半から90年代前半くらい?東京じゃなくて地方のパルコだけど。
図録というのか、全ポスターが載った本が売ってたけど、1まん2せんえんは高い…。カラーで800点以上掲載してたら高くなるのは仕方ないってわかってるけどさー。分厚いから重いし。持って帰る気力はなかった。
同じチケットで束芋の展示も見れたんだけど時間切れ。この人の映像作品は少し前に兵庫県美で見たからまあいいかー。
アイデアという雑誌が横尾のグラフィックデザイン特集なんだ。欲しいなー。
http://www.tadanoriyokoo.com/shop/g2/yb035.html
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2010'08.23 (Mon)

日曜美術館でポスター特集

もうすぐ東京で始まる「アール・ヌーヴォーのポスター芸術展」(銀座松屋にて8/25~9/6)に合わせて、NHK教育の「日曜美術館」で「ポスター登場 パリジャンの心を盗め!」というタイトルでポスターアートの特集をやるみたい。

放送日:8/29(日)あさ9時~
再放送:9/5(日)よる8時~
NHKの内容紹介ページ放送スケジュール

内容紹介ページを見るとミュシャの絵がどーん!千足氏が出演するのか…
ちなみに「アール・ヌーヴォーのポスター芸術展」は以前京都でやってるのを見に行った。あれは楽しかった…
チェコの美術館のコレクションを中心とした内容でパリに限らず色んな国のポスターがあって面白いので、お近くの人はぜひ!年末ごろには名古屋でもやるよ!
http://ira.blog2.fc2.com/blog-entry-680.html

関西でも今、堺市のミュシャ館で「アールヌーヴォーとアールデコのポスター展」やってるんだっけ。見に行こうかなーと思いつつまだ行ってないんだけど…

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Edit |  21:39 |  ミュシャ一般  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

2010'08.23 (Mon)

ジミー・ウェッブ再訪~Jimmy Webb Revisited

ジミー・ウェッブの新作を買いました。
B003H093SKJust Across the River
Jimmy Webb
Koch Records 2010-06-29

by G-Tools

私はウェッブのファンだから豪華ゲスト目当てというわけではなかったけど、ゲストの名前を見たら好きな人が多かったのでゲストの歌いっぷりにも興味があったんだけど、聞いてみると意外やゲストはバックアップ程度の出っ張り具合で、ほぼメインはジミーさんのボーカルだった。
ウェッブの歌声という点では同じセルフカバー集だったTen Easy Piecesの方が好きだけど、今回はデュエットということで曲の解釈も少々変わっていたりして違う楽しみ方ができるところは面白い。なによりブックレットのコメントが楽しい。ぶっちゃけ歌よりも面白いかも(ひどいファンだ)。
ジミーさんはアルバムリリースに合わせて色んなところでインタビューを受けたらしく、記事になってるものがたくさん。当然のように英語なんだけど(日本語メディアでインタビューしたところあるんだろうか?あったら読みたいものだ)、面白くて読んでるうちにこのアルバムってバックストーリー込みで楽しむものかも…という気がしてきた。邪道かもしれないけどそういう入り込み方もあるよね。
解説を読んだ方が楽しめるので、日本語解説つきの国内盤がお勧めだけど、英語が読めるなら輸入盤でも十分かな。一応日本盤へのリンクも…。
B003NB99AAジャスト・アクロス・ザ・リヴァー
ジミー・ウェッブ ジミー・ウェッブ feat.J.D.サウザー ジミー・ウェッブ feat.リンダ・ロンシュタット ジミー・ウェッブ feat.ヴィンス・ギル ジミー・ウェッブ feat.ビリー・ジョエル ジミー・ウェッブ feat.ウィリー・ネルソン ジミー・ウェッブ feat.ルシンダ・ウィリアムス ジミー・ウェッブ feat.ジャクソン・ブラウン ジミー・ウェッブ feat.グレン・キャンベル ジミー・ウェッブ feat.マイケル・マクドナルド ジミー・ウェッブ feat.マーク・ノップラー
ビクターエンタテインメント 2010-07-28

by G-Tools

インタビューによると今作は自身のカントリーのルーツを意識したものになっているようで、発音も微妙にカントリー風になってるとか(意識してじっくり耳を傾けるとそんな気もする…かな?)。そして、最初からデュエットアルバムを考えていたわけではないとか、曲とゲストアーティストとの間には深い繋がりがあって意味のある選曲になっているとか(それぞれのアーティストとウェッブとの関係にも歴史がある)、興味深い内容が色々と。読んでからアルバムを聴きなおすと更に深みが増すので英語が苦にならない人は是非読みましょう。国内盤の解説(輸入盤にもついてくるウェッブ本人による英文ライナーの翻訳)でもある程度は説明されてるけど、より深く知りたいならぜひ!
ウェッブファンなら知ってることなのかも知れないけど、ウェッブは長いこと舞台恐怖症でシラフじゃ舞台に上がれなかったそうで。でも数年前にそれも克服して最近はライブも楽しめてるらしい。いいことだ。あと、昔はロックスターになりたいと思っていた、ビートルズやビーチボーイズみたいになりたい、エルトンやビリーみたいに歌いたいと思ってた、でも今はそんな風に思わない、有名プロデューサーを起用して大掛かりなレコーディングもしてきたけど、今はシンプルなのがいいと悟った(この辺はかなり適当な意訳)、みたいなことも。この「最近」がいつ頃からなのか謎なんだけど。それから、自分のアルバムは高価なデモトラックみたいなもので、それ自体はそれほど売れなくても業界人の間で話題になって誰か有名な歌手が取り上げてくれて結果的に曲が世間に広まる…的な自虐的なことを言ってたり。
私がジミー・ウェッブのことを知ったのはかれこれ3年前、2007年の夏のこと。経緯は以下参照。
http://ira.blog2.fc2.com/blog-entry-494.html
最初は喋りに好感を持ったというなんだか妙な出会いだったんだけど、今ではすっかりウェッブの曲のファンに。
私が持ってるウェッブのアルバムは古いものは「The Letters」のみ。あとは同じ頃の作品のダイジェスト版である「Archive & Live」を持ってるくらい。近作は「Ten Easy Pieces」と「Live and At Large」と「Cottonwood Farm」を持ってるくらいかな。
その程度でファンかよとコアなファンには怒られそうだけど、他に関連作品として、Art Garfunkelのアルバムを幾つか、リンダロンシュタット、カーリーサイモン、グレンキャンベル、リチャードハリス、5thディメンション、テルマヒューストン、スプリームス、マイケルファインスタイン、あとウェッブ曲集コンピを少々持っている。あ、ちょっと変則的なところで「Grateful」(John Bucchino)なんてアルバムもあったな。全部が全部ウェッブ目当てというわけでもないんだけどね。持ってるだけでろくに聴いてないのもあるし。
これをきっかけにしばらく聞いてなかったウェッブ曲集コンピを聞きなおしてるうちにジェニファー・ウォーンズやらジュディ・コリンズやらに興味が出てきて、また欲しいCDが増えてゆく…。

せっかくなので曲解説っぽいことをしてみる。CDブックレットに書いてある内容を更に膨らませたようなインタビューが幾つか出てたのでそれらを参考に。単に自分用の覚書にしたいだけ。英語記事を参考にしてるけど間違ってたらすいません。

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2010'08.22 (Sun)

ロゴ効果

そろそろほとぼりも冷めた頃かなーということでどうでもいいネタをアップ。
先月、ミュシャの150回目の誕生日にぐーぐるさんがロゴでお祝いしてくれました。
あのロゴをクリックすると「アルフォンス ミュシャ」というキーワードの検索結果ページに飛ぶようになってたんだけど、そこを経由してこのブログを訪問してくれた人がたくさんいたようで。ふと思いついてアクセス解析を見てみたらびっくりした。
「ミュシャ」で検索してもこのブログはそれほど上位に出てくるわけじゃないのでちょっと意外だったんだけど、よくよく調べてみると、どうやらストレートにロゴから来たわけではなく、そこからグーグルが親切心?で出してる追加キーワードから来た人が多かったんじゃないかな。
ロゴをクリックすると出てくるページは「アルフォンス ミュシャ」の検索結果。この結果は日によって多少違うんだけど、このブログはあまり上の方には出てこない。私のほとんど止まってるサイト(このブログじゃなくて、ジオシティーズのやつ)は比較的上の方に出てくる。ブログも「ミュシャ」のラストネームだけだと2ページ目くらいに出てくるんだけどね。それはさておき「アルフォンス ミュシャ」の検索結果ページを見ると関連キーワードとして幾つか候補があがってて、その中に「生誕150年記念 アルフォンス ミュシャ展」というのがあるわけですよ。それをクリックすると結構上の方にこのブログが!なるほど、そういうわけか…
googlemucha150search.png
ということで謎は解決。せっかくなので記念にアクセス解析のグラフなぞ貼り付けてみる。
まずわかりやすいのがこれ。この解析結果の見方はたぶんブログ全体のアクセス数かな?左がユニークアクセス(UA)で右がページビュー(PV)。
mucha150access1week.png
このブログはもともと1日あたり平均でUAが50前後、PVで100前後なんだけど、ロゴの日はえらいことになってる(笑)
ときどきテレビでミュシャが取り上げられるとアクセス数がどかんと増えることは過去にもあったんだけど、こんなに増えたことはなかったんじゃないかなー。さすがぐーぐる様は違うね。
うちは「ミュシャ中毒」なんてタイトルだけど役立つミュシャ情報はたまーにしか書かないし、そもそもミュシャ専門ブログでもないという「看板に偽りあり」状態なんで、一時的に多く人目に付いたところでそれが長続きするわけもなく、1週間もしないうちに元通りのアクセス数に戻ったみたい。
とりあえずこのブログ経由でミュシャの生誕150年を記念した展覧会のことを知る人が増えたらなら嬉しいことです。現在日本全国を絶賛巡回中なのでみんな行こうねー!
参考までにページごとの閲覧回数。
mucha150pageaccess.png
やっぱり展覧会情報のページが桁違いに多い。この数字は1週間分の累積で、このデータを取ったのがミュシャの誕生日の2~3日後くらいかな?参考までに普段の数字を挙げておくと、トップページまたはミュシャ展情報のページの閲覧回数が50前後でその他の個別ページは一桁くらいしかないです。
おまけでジオシティーズのアクセス数も。普段の数字が少なすぎてちょっと恥ずかしいかも…
geomucha150top.png
一応増えてるけどブログほど飛躍的には伸びてない。小難しいタイトルにしてるせいで、あまりクリックされないのだろうか。
普段それほど熱心にアクセス解析の結果は見てないんだけどこういうときにチェックしてみるといろいろとわかって面白い。わかったところで特に役に立つわけでもないんだけど…。とりあえず、何かのきっかけでたくさんの人が見るかもしれないんだからいい加減なことは書いちゃ駄目だなと気を引き締めましょうか。

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2010'08.12 (Thu)

岸田劉生の軌跡

小磯記念美術館で開催中の岸田劉生展に行ってきた。笠間日動美術館のコレクションからの展示らしい。
岸田劉生といえば麗子!なわけですが、今まで幾つか見た作品の中ではタイトル忘れたけど地面を描いた絵と、静物画が記憶に残ってるかなー。麗子は少し前に兵庫県美で見た。宣伝用ポスター貰って部屋の壁にかけてある。
今回は、久しぶりに小磯美術館に行くのもいいかなーと軽い気持ちで出かけて、なるほどねーと思いながら前半の油彩画や水彩、日本画なんかを見てたんだけど、最後に待ってたのが雑誌や書物の装丁!しかもたっぷり。もう、かぶりつきで見ちゃったよ。白樺の表紙はかわいい。かちかち山欲しい。この辺の業績があまり重視されてないなんて…。バーナードリーチと知り合いだったのか。エッチングがなかなかよかった。猫も可愛かった。最後にデスマスクがあったよ。
父親は岸田吟香って人らしいけど、どこかで聞いたことがあるような?この人はこの人で有名なのかな。結構面白い人だったみたい。
http://www.ofko.jp/mimigaku/meijijinbutsu/meiji-f3.htm
岸田劉生が早死にしたのは知ってたんだけど、略歴を見てたら茶屋遊びにはまってた?茶屋遊びってなんだろうと調べてたらこんな文章を発見。なかなか面白かった。
http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/mizu_16/no16_c01.html
岸田の時代の茶屋遊びがどんなんだったのかよくわからないけど、少なくとも富豪ではなかっただろうしなあ(育ちはいいみたいだけど)、結果的にそれで体を悪くして早死にしちゃうというのもなんだかな…。まあ岸田の人となりはさておき、楽しい展覧会でした。
その後、せっかく六甲アイランドに来たんだから、ついでに…とファッション美術館と神戸ゆかりの美術館に寄ってきた。
ファッション美術館では「市田ひろみコレクション~世界の衣装たち」と「アンティーク・レースの至宝」展が開催中。このアンティークレースが凄くてね…
http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/index100705.html
以前ここでハンカチの展覧会をやってたことがあって、そのときに確かあれは中国だったと思うけどすごい刺繍の技を見たことがあった。そのときにレースもあったのかどうだか忘れたけど、行く前になんとなくそのときのことを思い浮かべてた。うん、すごいや。前にどこで聞きかじった話だったか忘れたけど、レースは当時は宝石みたいなものだったんだろうなーというのが実感できる。そんな凄すぎるレースの中に、ひとつ可愛らしいものが。子供用のなんとかって書いてあったと思うんだけど、それはそこまで細かくなくて、モチーフも子供らしいかわいいものだった。ここで展示されていたような技術は無理でも、いつかレース編みができるようになりたいなー。ドイリー編みたい。まずは鉤針編みをマスターしないと!(編み物経験はほとんどない)
世界の衣装展は、もともとファッション美術館も常設で似たような展示をしてることもあって、通常の展示と区別がつかなかったんだけど(展示室内に区切りがないし、後半はファッション美術館の所蔵品を展示してたみたいだし)見てるとなかなか面白い。ミュシャ中毒的にはやっぱりチェコの衣装が気になる。展示されてたのはスロヴァキアの衣装と書いてあったけど、解説にチェコの中部だか南東部だかのスロヴァキア地方の衣装で云々とあって、あれ?スロヴァキアって地方じゃなくて国だと思うんだけど…と突っ込み。でもその衣装自体はちょっと古いものだったと思うので区別がなかった時代なのかなーと思ったり。よくわかんないけど、レースと刺繍が綺麗で可愛い服でした。他に記憶に残ってるのはアジアかインドかアラブかどこかの超絶刺繍。超絶に弱い私…。すっごく細い糸を使ってるとかでとても刺繍には見えなかった。相当手間隙かけて作ったであろうというようなことが解説に書かれてた。
神戸ゆかりの美術館は夏休み企画っぽいのをやってたな。体感型?みたいな宣伝文句だったけど特にそういうわけでもなく。なんとかいう人のスケッチの様子を撮影したビデオがちょっと面白かったかな。あと、なんとかいう人の彫刻、前に来たときも見たことがあるんだけど、あれって原型だったんだ…ということに今更気づいた。あれを元に鋳造されたものがどこかにあるってことか。
しかし、神戸出身とか神戸に縁のある作家を並べてるけど、全然知らない人ばっかりなんだよなー。今回は置いてなかったけど鴨居玲くらいじゃないかな、ここで見る前から名前を知ってた人って。神戸は洋画家が多いのか、たまたまそういう作品が集まりがちなのか、洋画メインなことがほとんどな印象。
鴨居玲といえば、私はわりと偏った選択眼で行く展覧会を決めているんだけどその筋からは外れてる人だなあ。神戸にゆかりがあるらしく何枚かは見たことあるんだけどね。と思いつつ検索したら没後25周年で記念展をやってるんだ。横浜か…巡回はしないのかなと調べてみたらするにはするけど関西には来ないようで。
http://www.nichido-garo.co.jp/museum/curator/2010/03/rey_camoy25_.html
この人ってなんとなく誰かを思い起こさせるような…というところで思いついたのがパリで客死した佐伯祐三。ちょっと男前で悲劇の画家、みたいな。男前というとモディリアニもいたな。そういう背景って自分も惹かれることはあるけど、ときどきふと醒めた目で見てしまうこともある。

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2010'08.01 (Sun)

印象派とモダンアート

サントリーミュージアム天保山で開催中の「印象派とモダンアート」展を見に行った。行った日(土曜日)は朝から用事で外出してて、昼過ぎに用事が終わったけどまっすぐ家に帰るのも勿体無いしどうしようかなーと思って、その時間から行けそうな場所は…と考えたときに天保山なら遅くまで開いてるからという理由で選択。5時や6時で閉まっちゃう美術館に行くには遅かった。
行ってから気づいたんだけど翌日(8/1)に館長さんの講演会があったんだ!一日違いかー。
サントリーミュージアム天保山の休館が近づいてきて(まだ数ヶ月あるけど)行いっとかないとなーという気持ちもあったから行ったんだけど、展覧会の内容自体は絶対行かなくちゃ!というほどでも…。実際人も少なかったし(これは行った時間帯もあるかも。遅めの時間帯は人が少ないことが多い)。それなりにいい作品は置いてあるんだけどね、ちょっと地味かなー。
サントリーコレクションを中心として20世紀のアートシーンを振り返る、というのがテーマ?正確には印象派以前のピサロも取り上げてたので範囲はもう少し広いんだけど。ピサロは好きなのでそこは楽しかった。古いところで1958年から1900年過ぎまでいろいろ。雪のある風景がよかったな。その後シスレーとかモネとかルノワールとか。モネは結構たくさんあったけど時期やテーマが固まっててバラエティが足りない気が…。個人的にモネは最晩年が好き。セガンティーニの牛の絵は前にどこかで見たことがあるんだけどどこだっけー。印象派のコーナーに入ってたけどちょっと毛色が違ったかな。
海の見える展望コーナーには彫刻が。ヘップワースのがかわいかった。
下の階に下りると20世紀美術が。ルドンのステンドグラスきれいだったな。ボナールかわいい。ヴュイヤールは見たことある絵だった。ボーシャンおもしろい。デュフィきれい!この辺はエコールドパリかなーって感じな人が並んでた。モランディコーナーがあって、キスリングとかスーチンとかワイエスとかいろいろ。
次に「花束の回廊」と名づけてちょっと凝った展示のセッティング。綺麗な花からおどろおどろしい花まで色々並んでて楽しかった。
そして最後は抽象やら前衛やらの20世紀の新しい表現がいろいろ。ピカソとかカンディンスキーとか。私の中で似たような系統に分類されてるカンディンスキーとクレーとミロなんだけど、なぜかカンディンスキーは好きで、クレーはものによって好みが分かれて、ミロは苦手。今回も同じ感想。フォンターナのミニコーナーがあった。サムフランシスのよさがわからん。ホックニーも似たような系統に感じるけどこっちは好きなんだよな。
ってな感じで感想をだらだらと書いてみたけど、面白さを感じた部分もあるけど新しい発見もなく、目玉作品があるわけでもなく、全体的には地味さは否めないかなーと思った。一応ポスターにもなってるモネが目玉ってことになるんだろうか?新しい発見がないというのは私の鑑賞態度にも影響されてるだろうから厳しめの意見だとは思うけどね。国内コレクションを中心とした展覧会になるとどうしても見たことがある絵が多くなってくるし、そこに何か発見が欲しいとなるとこちらもそれなりに貪欲にならないと見えてこないものもあるだろうし。
ところで、以前ニュースであの場所そのものは大阪市が引き継いで美術館として利用を続けると聞いたけど、サントリーが手を引くのは決定事項みたいなので、サントリーコレクションを見る機会も今後は減っちゃうのかなーと思うと寂しい。これも不景気のせいなのか…
ミュージアムショップではオリジナルグッズがセール中。ポストカードやミュシャのクリアファイルとか一筆箋も安売りしてたよ。ロゴ入りグッズは休館しちゃったら東京のサントリー美術館でも扱わないのかなあ。今まで天保山のコレクションだったものは休館後は本家サントリーコレクションの一部になるんだろうか?(ポスター類は特にグランヴィルコレクションとして区別されてたけど)もしそうなるなら今後はサントリー美術館の方でグッズが作られるのかな?
そういえば2~3年前に「大阪コレクション」と称して国立国際美術館と大阪市立近代美術館(仮称)と3館共同の展覧会やってたけど、もう大阪のコレクションじゃなくなっちゃうのかなー。(
寂しい気持ちはさておき、今後はサントリー美術館の方で天保山コレクションを活かした展覧会をやってくれたら…と願ってます。でも今までは東京のサントリー美術館と天保山とでは全然カラーが違ったんだよね。天保山の方向性はかなり好きだったんだけど。どうなるのかなあ。
休館まであと少しあるけど、年末の最後の展覧会は絶対に見に行くぞ!
今後の予定

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