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2013'05.30 (Thu)

椿姫の小型印&ミュシャ展おみやげ

ミュシャ展を見終わった後、六本木ヒルズ内の郵便局でミュシャ展記念の小型印を押してもらえるということで、展覧会グッズ売り場で買ったミュシャ絵葉書にミュシャ切手を貼って押印してもらった♪(このサービスは期間限定。既に終了してます。)
http://www.ntv.co.jp/mucha/topics/2013/04/post-12.html
http://www.post.japanpost.jp/stamp/kogata/index.php?mode=view&year=all_nendo&branch=0&ken=13&Submit=%C9%BD%BC%A8
こういうのは初めてだったんだけど、ネットで軽く予習していったのと、郵便局員さんが親切に対応してくれたので、戸惑うことなくいけた。
とりあえず絵葉書と切手(シート)は用意してたけど詳細プランを決めないで行ったので、どの切手にしようかどこに切手貼ろうかどこに押印しようか窓口で局員さんと話しながら決めていったけど、快く対応してくれました。
2013-04-01-225736.jpg

それから、ミュシャ展で買ったお土産について記録しておく。(集合写真撮ろうと思ってたけど放置しすぎて気力もどっかへ行ってしまった)
チケットとセット売りのトートバッグ。(「特典」とは呼びたくない。だってこれのためにお金出してるもん。実質1200円也。)デザインは気に入ってるんだけど、プリントがそのうち剥げないか心配…。生地はしっかりしてるので強度に不安はないけど、織り目が粗いので細かいプリントを載せるのは厳しい感じ。でも使いやすいサイズなのでどんどん使っていけるといいな。
同じ柄の装飾資料集クリアファイルも。クリアファイルはいらんかなーと思ったけどなんとなくこの柄のグッズが欲しくて。
理想郷の二人は是非グッズ欲しかったので、絵葉書とミラーを購入。
他にも絵葉書はたくさんあったけど、ありすぎて迷う気力すらなかった。クリアファイルの見開きタイプを最近よく見るけど、自分はあまり使いそうにないので、絵柄がよくても考えてしまう。
上にも書いた小型印目当てでシール切手セットを。これは80円切手が10枚+切手じゃないシールが10枚のセット。切手の代金を差し引くとシールとしてはちょっとお高いような…。
チャームもどれか欲しくて見たけど、12ヶ月の絵葉書のやつはひとつ選ぶのが難しくて、それ以外の絵柄の中でもチャームとしてはどうかなあというのしかなくて、悩みつつ、イヴァンチッツェ地方祭のにした。
ツイッターで見てこれは絶対欲しい!と思ってたロールメモもゲット。装飾資料集のミニチュア版みたいでかわいー。
六芒星の蒔絵シールは、ミュシャグッズというにはどうなんだと思いつつ、ネタにいいかもと思って買っちゃった。

カタログは通販で事前購入済み。開催初日にネットで人の感想を読み漁ってたとき、ふとカタログってどんなんかなーと考えてたらもう通販開始してるのを発見して、送料無料だったので勢いでぽちっと。お陰で荷物があまり重くならずに済んだ。しかし事前に図版を見てしまうと、展示を見るときに先入観を持ってしまうのが難点かも。
ついでにルートートのタイニールーも通販。チェコ絡みの絵柄使いのがあったので。でも届いてみたら思ってたのと違ってた。表面は合皮っぽい質感。もっとぺたんとしてるのかと思ったのにクッション素材みたいな感じでボリュームがある。トートと同じキャンバス地の方がよかったなー。でも合皮っぽい方が印刷が綺麗に出るのかもしれないとも思うし、これはこれでありなのかも。

ここで古い切手が売ってたという話を聞いて、まだあるかなーと少しだけ期待してたけど、残念ながらあまり残ってなかった。(日によって補充されてたりされてなかったり…なのだろうか?)
コラボグッズに関しては事前情報を得てたのであんまりよく見てない。星のトートは思ったより小さかった。
例のロリ服もあった。雑誌やらネットやらで散々写真を見てたのでインパクトはあんまり。実際に着てる人を見たらまた印象が違うのかなー。
展覧会開催記念カレンダーが売ってたけど、今更カレンダーなんて買う人いるのかな?
コラボなのかどうかわからないけどツイッターで見かけてた、あんまりミュシャっぽくないマグカップとかがあった。あれは買う人いるんだろうか?
ミュシャ美肌石鹸とかもよーわからん。
カトラリー類は昔からあるけど、あれって普段はどこで売ってるんだろ?百貨店とか?
ムックに載ってたパステルカラーなポーチ類は見てる人多かったけど、可愛い、のか?パステルカラーは難しい。

オリジナルのリトグラフも売ってた。イルゼとかクリオとか、ほどほど価格であったけど、特にクリオは可愛かったけど、自制した。書籍系の作品がシート売りしてると、もしかして完本で入手したんじゃないの?ばらしちゃったの?もったいない!などと考えてしまう。実際のところはどうなんだろうなー。装飾パネル系もあったけどいいお値段だったわ。しかし、会場内と違ってここは随分明るかったけど、いいんだろうか。褪色こわい。
隣に復刻プリントがあったけど、あれはどういう印刷方法なんだろうなあ?インクについては説明があったけど、リトグラフとかインクジェットとかオフセットとかその手の情報は書いてなかった。ぱっと見た印象ではインクジェット系かな?お値段はぼちぼちな感じ。

特設のグッズ売り場の他に、同じ階に常設っぽいグッズショップもあって、チェコものがちらほらあった。石鹸とかビーズとか人形とか。全部がそうかは分からないけど手に取って見たものの幾つかに知ってる名前の東欧雑貨ショップのタグがついてた。そういや京都のミュシャ展でも石鹸とか藍染めが置いてあったっけなあ。
3階のミュージアムショップには、ミュシャの本とかグッズ類がいろいろあったけど、私的には目新しいものがあまりなかった。ノートとかマウスパッドはちょっと惹かれたけど。
壁の少し高いところにオリジナルリトグラフが掛けてあって、おお、あんなところに!と思いつつ眺めてた。売り物です。結構いい感じのが結構なお値段でありました。綺麗だけど…。四季のシルクに印刷したバージョンがあってびっくり。4枚揃って状態もまあまあ。

ついでに、最近出た本も紹介しておく。
公式ハンドブック、らしい。良くも悪くもコンパクト。展覧会の記念に何か欲しいけど大きな図録はちょっと…という人向け、なのだろうか。私には買わないという選択肢はないので当然購入済み。48ページ、630円。
4820301217ミュシャのせかい ミュシャ展開催記念公式ハンドブック (日テレムック)
日本テレビ放送網 2013-03-27

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展覧会とは関係ないけど便乗はしてるかもな本。タイトルの通り、広告に的を絞った本です。少ないけどチェコ時代も一応カバー。コラムが充実。書いてる人がいつもの人なのであまり目新しいことはないかも…だけど、気軽に読めるし、入門編としてちょうどいい本かも。95ページ、1365円。
4808709708ミュシャ―広告のなかのアール・ヌーヴォーの美女たち
千足伸行
東京美術 2013-04-01

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2013'05.28 (Tue)

ミュシャ財団秘蔵ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り@六本木

4/1に行った話を5月も終わる頃に…と思いつつ、長ったらしい感想を書きました。
森アーツセンターギャラリーで開催していた「ミュシャ展~パリの夢、モラヴィアの祈り」へ行ってきた。(東京展は終了。)
事前の宣伝が派手すぎて腰が引け気味だったんだけど(煽りまくる宣伝は苦手だ)、それを差し引けば十分満足できる内容でした。

宣伝バリバリやってて随分混雑してるようなので行く時期を悩んでるうちに3月も後半になってて、会期終盤は避けたいのでそろそろどうにかしようと、平日狙いで直近で一番休みやすそうな日を選んだら4/1になった。月曜の朝は狙い目かなーという下心もあった。他の日を知らないので比較はできないけどそれなりに余裕を持って見ることができたのでよかった。朝一で会場入りして昼頃までいたけど、出る頃にはだいぶ人は増えてた。ガラスケースの展示とかちょっと混雑してるところもあったけど、それ以外はさほどストレスなく見れたかな。
ただ、絵の掛けてある位置が全体的に高めだったような。見上げるような形になることが多くてちょっと見難かった。接近して見たいときも不便だし。混雑対策なのかなーと思いつつ、見難いのはやっぱやだ。

まずは展示の導入部。第1章:チェコ人ミュシャという紹介のしかた。
ミュシャの描いた家族の肖像が並んでた。初期の妹を描いた作品は、やっぱちょっと稚拙かなー。20とか25くらいのときの作。まだパリに出る前。壮年期に子供を描いた作品は流石に上達してる。(えらそう)
ジリの子供の頃の肖像画あった。ジリは大人になってからの写真を何枚か見たことあるけど、面影あるなー。これが成長してああなるのか、みたいな。色合いは図録よりも落ち着いてた気がする。
ヤロスラヴァがモデルになった作品はここ以外にもたくさんあるんだけど、ご本人はどういう心境だったのかなあ。子供時代の肖像はさておき、大人になってからの作品とか、かなり壮大なテーマで使われたりするのって、プレッシャー感じたりしないんだろうか。などと、彼女の強い目線を見ていて考えた。それはジリも一緒なんだけど、ジリの方がよりいっそう象徴化されてて別枠って感じに思えて、あまり気にならない。ヤロスラヴァは何故か本人と重ねて見てしまう。
ミュシャ以外の人の作もいろいろ。ミュシャの肖像とか彫像とかもあった。ミュシャのアトリエの絵が面白かったな。アトリエの写真はたくさん残ってるけど、空間全体まで見渡せるような写真はあんまり見た記憶がないから、こんな感じだったんだなーと。天窓があって明るそう。写真はモノクロだし暗くなっちゃうからね。油彩画で見ると明るいー。このコーナーはクプカが出てきたりするのもうふふ。
イヴァンチッツェの思い出は絵葉書だった。オリジナルの木炭&パステル画は財団の持ち物じゃないもんね。オリジナルは数年前に京都で見たけど、またいつか見たいな。
しかし、チェコ人って括りも大雑把だよなー。細かすぎて鑑賞者がついていけないのも困るだろうけど、プラハを中心にした世界と、もっと狭い範囲の地元イヴァンチッツェへの愛着と、もっと広い範囲でスラヴへの情熱と、微妙に異なる気がするんだよな。共通してるところもあるだろうけど。

次は第2章:サラ・ベルナールとの出会い。時代順じゃないと言いつつおおまかには時代順の章構成だなあ。時代順でいくならサラと出会う前の段階を充実させて欲しいんだけど、それは京都で見たからいいことにする。
ここでいきなりどーんとサラのポスターが並ぶ。そこにしれっとルゴロワ誌のジスモンダ特集号が展示されてたけどもう少し説明があってもいいんじゃない?
遠国の姫君(というかイルゼというか)関連の作品が並ぶ。ここにあった壁飾りみたいなのって遠国の姫君に想を得ただけで、ミュシャの作品ってわけじゃないよね?頭部に電球がはまってるところがツボった。そういう時代だもんね。脱線するけど、誰かCGでラ・ナチュールの頭上に電球がはまった状態を再現してくれないかなあ(自分ではできないので他力本願)。脱線終わり。あと、イルゼの中身を何枚かスライドショーで流してたけど、画質悪すぎ。縦横比もおかしかった気がするし。もうちょっと気合入れようぜ。中途半端にやるくらいならいっそ何もなしの方がいいんじゃないのか。キャプションでどこまで説明があったか忘れたけど、イルゼと遠国の姫君の関係って見る人に伝わってたんだろうか?
サラと絡めて演劇関連の展示も。この辺は京都の内容とかぶるなー。舞台装置とか衣装デザインとかがあった。時代順じゃないという言葉は正しくて、アメリカ、チェコ時代のものもあったり。リブシェの舞台ってどんなんだろう。実現したのかな?
ここにどーんとイヴァンチッツェからの借り物(これだけ唯一、財団秘蔵の品(笑)じゃない)、演劇芸術のアレゴリーがあった。これ見たかったんだけど、えらく高い位置に展示されているから見難い。お陰で感激が今ひとつ。この絵は15年位前に名古屋であったミュシャ展(生涯と芸術展)で見た記憶がある。色合いが鮮やかで印象に残った。あの時はもっと目の前で見れた気がする。
初期の挿絵も展示されてたけど、その中で、挿絵の原画だか習作だかで大きめの木炭画があった。その絵自体は今までに実物なり画集でなり見たことあるんだけど、このサイズを見ていて、なんで本の挿絵なのにこんな大きさで?という疑問と共に、京都で見た木炭の素描も大きかったよなあという連想が。ここに何らかの関連性はあるのだろうか。時期的にも近いし。(1887年、ファウストの挿絵か?まだ本格的に挿絵画家となる前っぽい。経済援助を断ち切られるのは1889年らしい。)
単純に時代順に並べただけじゃない展示、というのはいいんだけど、もう少しその背景や意図がわかるようにしておいて欲しかったかなあ。解説増えすぎても見るの大変だからどうやるかは難しいけど。音声ガイドは借りなかったけどそっちに詳しい説明があるのかな。

その後、第3章ミュシャ様式とアール・ヌーヴォーってことで、ポスターや装飾パネル類がいろいろ。さらに、第4章:美の探究、第5章:パリ万博と世紀末、という章構成だったけど、どこに何が展示されてたか、境目をよく憶えてないなー。
ここで気になったことを幾つか。
ネスレのヴィクトリア女王なんたら記念ポスターはでかかった。大きいので1枚の紙ではなく何枚か継ぎ接ぎしてるんだけど、単純に等分してるわけじゃなく、きちんと顔の部分が継ぎ目にならないようになってるのが面白かった。
ノートルダム石鹸と夢想の関係。ノートルダム石鹸のポスターはラフな習作があるだけなんだけど、これが夢想の元になったという説はあるんだろうか?展示室でこのふたつが並んでたのを見て、そっくりだなーと思ったので。そういう意図で並べてたんじゃないだろうか?どこにもそうは書いてなかったけど。
装飾資料集とか写真類は、まとめて展示じゃなくて分散展示だった。とちゅうでふいに油彩の静物画があったり。あの構成は微妙だったような。
香水ロドの中身入りが凄い!みたいな宣伝文句だったけど、個人的に中身にはあまり関心が…。資料的価値はわかるけど。それよりロドのポスターの下絵をじっくり見たかったのに、ガラスケースの上に展示するから見難いったらない。ガラスケースに人がたかりがちなので余計に。ミュシャ石鹸のリトグラフも同じく。近い位置で展示する意図はわからなくはないけど、近寄って見たい人には不便なのさ。
この辺の完成品リトグラフは見慣れてるものが多いので、あまり時間をかけずに見ようと思いつつ、ときどき習作が紛れ込んでるのが危険。油断大敵。ここでいう習作って、リトグラフの下絵ってことになるのかな?リトグラフの制作プロセスがよくわからないんだけど、ほぼ完成品に近い下絵を作っておいて、工房の職人が版をおこしてたのかな?以前、日本の美人画ポスターの下絵というのは見たことあるけど、それよりさらに本画に近い印象。細かい描線までしっかり描かれてる。装飾部分が多少粗めなのは、まだこの後詰めの作業が残ってたのか、これで最終下絵なのか、どっちなんだろう。水彩で着色したものから色版をおこすんだと思うけど、色々ある中で一番想像できないのがここだなあ。色版を起こしやすい彩色ってもんがあるとして、ミュシャはそこまで意識してたのか。
チェコ時代のポスター類も同じように、下絵がほぼそのままリトグラフ化されてたけど、チェコ時代とパリ時代で表現方法が変わるのは、表現上の効果もあるだろうけど、制作プロセスも関係あったりするのかなあ?パリのシャンプノワ工房とチェコのどこかの工房とでは持ってる技術が違ったとか。

どっかでフリーメイソン関連として主の祈りの表紙とフリーメイソンの盃が並んでた。盃のデザインをじっくり見たいのによく見えない…。もう少し見やすく展示してくれればいいのに。一方向しか見えないのはつまんない。
チラシでは目玉扱いっぽい、四芸術のサテン印刷版は綺麗だった。綺麗だったけど、サテンのよさがわかりにくい展示だった。光沢が綺麗なんだけど、ああいう風に普通に壁にかけてもそれを実感しにくいんだよな。意識して見る方向を変えてみるとなるほどーなんだけど。光源の角度を変えたい!と思いつつ頑張って自分が動いて色んな角度から見てみたけど、下の方は光沢が比較的分かり易かったけど、上の方は分かり難かった。インクの乗り具合でも変わってくるのかな。
なんで布に…と思ったりもしたけど日本画の絹本着色みたいなもんだと思えばいいのか。あれはそんなに光沢なかったと思うけど。ポスターじゃなくて挿画本とかは和紙に印刷した豪華版があると聞いたことがあるような…。
展示とは関係ないけど、会場を出た後に3階のミュージアムショップに寄ったら、店内の壁に四季(1900)のサテンバージョンがしれっと飾ってあってびっくり。お値段にもびっくり。なんであんなところにしれっと置いてあるんだよ。高い位置にあったので遠目でしか見てないけど綺麗だったな。

たぶん5章辺りから油彩とかパステルとかが増えてくる。
世紀末の象徴主義に感化されたであろうパステル画が並んでた。
花に囲まれた理想郷の二人(長い)があったのもその辺かなあ?あれはたぶんアメリカ時代だっけ。花に囲まれた少女と並んで展示。ちょっと雰囲気似てるよね。HEARSTの表紙のシリーズに似てるなあと思ったらやっぱり!2枚とも、このページに載ってる。
http://poulwebb.blogspot.jp/2013/04/alphonse-mucha-part-11.html
実物を見ての感想は、けっこう小さいな、と。色合いは思ったより明るかった。昔高山で見た「春の夜」との関係が気になってるんだけど、上記ページのサイズ表記を見ると「~理想郷の二人」よりひとまわりかふたまわりほど大きいようだ。
百合の聖母もここだっけな。あれを見ていて感じたのは輪郭線…。ポスターほどはっきりはしてないけど、油彩画のわりに輪郭がくっきりしてる。
ポスターとかチラシに使われてたヤロスラヴァの肖像は、特設ステージっぽく展示されてた。

第6章:ミュシャの祈り、が最後のコーナー。スラヴ叙事詩以降は全部ここだったっけ?初期の構想から大型の習作までいろいろ。パステルの大型の習作は興味深かった。面を線で埋めるような描き方(ハッチング?)はよくある手法なんだろうか?たしかイヴァンチッツェの博物館にも何枚かあって、展示風景写真を見たことがあるような気がするけど、不思議な雰囲気だったんだよな。実物を見れてよかった。スケール感は大事なので、大型の習作が見れたのはよかった。
スラヴ叙事詩の本画は、映像を大きなスクリーンに映してた。画質が粗いのと、大きさが今一歩物足らないのが残念だったけど、臨場感はあった。BGMにモルダウ流すのはいいけど、同じ部分の繰り返しは飽きる。
ステンドグラスも同様に、それっぽい演出を頑張ってた。実際の構成と比較できるように下絵を並べてたのは面白いと思った。この辺は今後の巡回先でも同じように展示するのかなあ?
最後の方でロシア復興とか宝くじのポスターとか、暗めの作品が並んでた。暗いといっても別に絶望的な暗さじゃないから私はさほど気にならないけど、あの辺に衝撃を受ける人もいるようで。
チェコの民族衣装が展示されてたのも最後の方かな。刺繍かわいい。ああいう柄がミュシャの装飾に影響を与えてるってことなのかなあ。
ろうそくを見つめる女(だっけ?)を見ると、その昔某社が出してた出来の悪い複製画を思い出してしまう。表面を凸凹させりゃいいってもんじゃねーんだよ!と、あの手の複製画を見るたび思ってしまう。困った思い出。
リブシェの油彩画が見れてよかった。
油彩画は確かに多かったけど、特にそれを見てどうこうって感想はないかなー。それよりは、チェコ時代のポスター類の習作(版下絵みたいなもんだろうか?)が、パリ時代と同じく完成品さながらの状態だったのが興味深かった。点描とか輪郭線とか、ほとんどそのままリトグラフになってるんだなーと。
晩年の印刷ものはオフセットも増えてくるんだけど、この展覧会ではオフセット印刷はあんまりなかったかな?
ハーモニーの下絵でステンドグラスタイプのものが見れたのも嬉しい。これが形を変えて、今は堺にある油彩画になったんだよな。
プラハ市民会館市長ホールの下絵群は、横長パネルのがよかったな。天井画とか壁画は数年前に三鷹や堺で見たやつの方がインパクトあったかな。色んな段階のものが見れるのはミュシャマニア的には嬉しい。
スラヴ叙事詩だの市長ホールだのステンドグラスだの大物が続いた後に、最後はこじんまりとした最晩年の作品など。希望の光とかフラホル合唱協会の絵はよかったけど、なんとなく締め方に物足りなさが…。

事前に図録でどんな作品が出てるかを見ちゃってたのと、前日に知られざるミュシャ展の2回目を見に行ってたのもあって、新鮮味に欠けるところがあったかな。これは企画の問題というよりは自分の問題で、内容が悪かったわけではない。

長ったらしい感想はこの辺にして、巡回展のこととか、ちょっとした愚痴など。

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2013'05.26 (Sun)

開館50周年記念特別展 交差する表現 工芸/デザイン/総合芸術

終わった展覧会ですが、先日、京都国立近代美術館で「交差する表現」展を見てきた。
50年を振り返る展示として、特に工芸に的を絞った内容。ここのコレクションは工芸に限ったものではないけど、今回は工芸を中心に並べていた。京近美へは頻繁に足を運んでいて、その中でも自分の興味が工芸方面に寄ってるからか、見覚えのある作品が多かった。
友禅染(だっけ?リストには何染めかまで書いてない)の掛け軸。かなりの大判。原画は展示期間が終わっていて原画のコピーパネルが掛けてあったけど、あれは実物大なのだろうか?原画よりも大きく作ってるのだろうか。これってどういう用途で作られたんだろう。輸出用という話だけど、どこに飾るのか。いわゆる日本画の掛け軸じゃなくて、布に染めることの意味とか、その大きさにする意味とか。
悲母観音の本図と綴織が並んでいた。額縁も凄かった。前に見た記憶があるんだけど、何で見たんだっけ?と思ったらモダニズムの展覧会だった。あれは凄すぎて笑えてくるというか、意味不明だよなー。(貶してるわけじゃない)
平安神宮の図面が出てたけど、それも上記展覧会で見たな。図面に人が立ってる絵が書き込まれてるのがかわいい。
浅井忠がいろいろ。浅井忠の工芸方面の作品も馴染みがあるけど、これに関してはあちこちで見てるからこことは限らないかな。JOBもセットで展示されるのは定番化しつつあるな。東京の国立近美工芸館だっけ?そのときもあったし、他でも見たような…。昔見たのは三重県美の所蔵品だったと思うけど、今回は大阪市寄託のサントリーコレクションのやつだった。浅井忠周辺の人たちもいろいろ。
夢二もいろいろ出てた。川西英コレクション展で見たなあ。
上野伊三郎+リチ展で見たリチさんのデザインも並んでた。
小出楢重のガラス絵だ!これも「工芸」寄りのものとして扱われるのか…。
民藝方面の人たちの作品もいろいろ。まだ民藝運動が盛んになる前のものもあったかな?スリップウェア好きなんだけど、ちょっとだけあった。

結果的に見たことある展覧会の振り返りみたいな形になったのが可笑しかった。京都モダニズムとかリチさんのとか、さほど乗り気でもなく思いつきで行ったような展覧会もあるのに、こんな風にまとまるなんて。
不満はキャプション。工芸系の展覧会なのに素材や技法が書いてないなんて!版画とか木版か銅版かリトグラフかとか、そういうところも気になるのにー。図録は買わなかったけどそっちには詳しいのだろうか。

3階の出口の手前に、過去の展覧会ポスターが大集合。足元から天井までびっしり。壮観。
私が足繁く通うようになったのはここ10年くらいのことだし、そうはいっても京都は近くないので年に1~2回くらいしか来てないけど、あれは行ったなあ、行こうと思ってたけど行かなかったなあ、昔こんなのやってたのか、行きたかった!などなど、ポスターを見てるだけでも楽しい。年まで書いてないものもあって、いつのなんだろう?と思ったり。ふと、こういうポスターにもデザイナーがいるはず、と思ったり。50年分全部ではないのかな?残ってないのもあるかもだし、工芸を優先的に選んでたら入らなかったものもあるだろうし。

普段コレクション展示室となっている4階では、たぶん、京近美的にエポックメイキング的な展覧会で収蔵した作品類を展示してたのかな。(ちゃんと解説を読みましょう。)区画ごとに「○年・○○展」とあって、コレクションが並んでいた。焼物、織物、ガラス、ジュエリー、などなど。この辺はさすがに古くて行ったことのないものばかり。日々のコレクション展で見ているものもあったけど、こういう経緯で集まったのか、と知るのも楽しい。
天井から黒い網が垂れてた。これ、カリフォルニアデザイン展で見たな。名前が日系人っぽい。ニードルワークもいろいろ。織物とか刺繍とか。風景画みたいなのを刺繍で描いてたり。金と銀と白の糸で作ったオブジェというのかなんというのか、綺麗だったな。色んな方向から眺めてしまった。以前、チラシが綺麗でいいなーと思いつつ行かなかった人間国宝の人の織物も綺麗だった。繊維系はやっぱり楽しい。
いつもの常設展だと写真コーナーがあるのに今回はなかったのが寂しい。「工芸」の括りからは外れるからだろうか。
エントランスのスターバー再現は最後に見た。リチさんのデザインって展示室で見たときはそれほどいいと思わなかったんだけど(可愛いとは思うけどきゅんとくるほどではない)、グッズになるとやたら可愛くてびっくり。スターバーの内装も可愛かったし。色合いがビビッドだったからかな。テキスタイルデザインの原画とかは色あせてるのか、それとも元はあんなもんだけど現代向けに色を調整してるのか。どっちにしても可愛い。

開館50周年記念展ってことで特設サイトの開設に力が入ってる。展覧会の概要とか背景がじっくり再確認できるのがいいね。もちろん図録の情報量にはかなわないだろうけど、今回は買ってないので。
http://www.momak.go.jp/50th/history/history.html
http://www.momak.go.jp/50th/exhibition/exhibition.html
京都に国立美術館を誘致する際に、「工芸」に焦点を当てたいと主張したとかなんとか。普段からコレクション展を見てれば工芸に力を入れていることはよくわかるけど、開館前から明確に意思を持ってそうしてたんだなあ。ちょっと脱線するけど国立美術館は大阪にもあって、あっちは現代美術系な気がする。東京はよく知らない。
兵庫県立美術館が日本で2番目の公立の近代美術館だというのに対して云々言ってるのはライバル心なのだろうか(笑)と思ったり。
今回はあまり気にして見てこなかったけど、お向かいに平安神宮が建ってる(というかむしろ、平安神宮の向かいにこの美術館を建設した)ことにも意味があるんだなあと、今更ながらに気づいた。
さらに近所にある並河さんの七宝資料館も行かないとー。
(しかし、京近美にはよく来てるのに、お向かいの市美には滅多に行かないなー。ときどきよさげな展覧会はあるんだけど(主に日本画とかコレクション展とか)、近美に比べると引きが弱くて…。近くないけど文博の方もご無沙汰。)
売店で、ネットで見て気になってた本を発見したので購入。積読がまた増えた。
4784216413京都 伝統工芸の近代
並木 誠士
思文閣出版 2012-08-15

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次回展も楽しみ!でも前売り買い損ねた。チラシも探したつもりだけど見かけなかった。(もう始まってるよ~)

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2013'05.06 (Mon)

フィンランドのくらしとデザイン展@兵庫県美

だいぶ前に行ってたんだけど、感想を後回しにしてたら遅くなった。もうとっくの昔に会期は終了してます。
フィンランドデザインのルーツを巡る展示、というコンセプトなのかな?19世紀の民族団結運動的なものから現代デザインまでを紹介する内容でした。
http://www.finland-design.com/
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1301/index.html
副題にムーミンとついてるせいか、北欧ブームだからか、随分と集客力が高い展覧会となっているようで、ゆっくり見たかったので混雑を避けて夕方に行くことに。
毎週金曜土曜は夜間開館日で20:00まで開いてて、平常の閉館時間が18:00なので、夕方4時とか5時くらいに行けばそこそこ空いてるのかなーと思いつつ、家でだらだらしてたら会場にたどり着いたのが18:00という…。まあいつものことですが。本当はコレクション展やら同時に見たいものもあったけど、結局その日はフィンランド展だけを見て、後日、コレクション展を見に行ったわけです。(コレクション展の感想はとっくの昔に書いてます。)

日も暮れかける時間帯に足早に駅から会場に向かっていると、前方に怪しげな物体が。夕闇に光る目。
2013-01-27 00.34.45
遠くから見えたときは一体何事かと思ったけど、近づいてみたらライトアップの効果で光って見えてただけでした。たぶんライトアップしてるのはヤツではなくてその下の看板なのではないかと。(これは帰るときに撮った。)
2013-01-26-175646.jpg
エントランスにはムーミンの家。じゃなくて、森の家。ムーミングッズとか小物がいろいろ可愛かった。写真撮影スポットだからつい撮っちゃった。
2013-01-27 00.36.54

たぶん1年ほど前、兵庫県美の年間スケジュールを見たときは、この展覧会は別に行かなくてもいいかなーと思ってた。デザイン系の展覧会は興味あるけど、特に北欧ファンでもないし、ムーミンも特に…、マリメッコとかも別に…。ところがある日、ネットで、ガレン=カレラのカレワラ叙事詩というものからミュシャのスラヴ叙事詩を連想したという発言を目にして、興味を持った。とはいえ、さして予習するわけでもなく、軽い気持ちで行ってみたわけです。
会場に入ると、最初は雪景色から。お目当てのガレン=カレラはまだ出てこない。ポスターにも使われてたペッカ・ハロネンの絵が目立ってたから、実はガレン=カレラよりこっち推しなのかと思ってしまったり。なかなかガレン=カレラ出てこないなーと思ってたら、出ました、カレワラおよびガレン=カレラのコーナーが!
ガレン=カレラさんは思ってた以上にマルチに活躍した人のようで、スキー板があったり、ドアの取っ手があったり、ポスター、挿画、油彩、版画、なんでもござれなお方でした。パリで勉強してた時期もあって、アカデミー・ジュリアンだのコラロッシだの、どこかで聞いた名前が…。ミュシャと同世代みたいで(1865-1931)、19世紀末にパリに居たとなったら、どこかですれ違ってたかも?
この辺りで、関連資料として、日本で翻訳されたカレワラとかの本が展示されていて、挿画が猪熊弦一郎だったり、蕗谷虹児だったりで、違う方面に反応していた。(一方はカレワラではない)
カレワラのあらすじも紹介されてたんだけど、意味が分からない…。いい意味で、突っ込みどころ満載っぽい。読んでみたいなー。
カレワラとスラヴ叙事詩との共通性ですが、まずは時代背景かな。フィンランドの歴史とスラヴ(というべきか、チェコというべきか)の歴史は似てるというほど似てはいないかも知れないけど、長い歴史の中で近隣の大国の支配下にあった期間が長いという点は似てるかな。19世紀はヨーロッパ各地で民族独立運動が盛んだった時代で、民族のアイデンティティ確立のために民族叙事詩が必要だと考えた、という。
ただ、ミュシャのスラヴ叙事詩は20世紀に入ってから制作されたこともあってか、発表当時、既に古臭いと受け止められてたように聞いてるし、チェコでそういった民族の歴史を叙事詩として歌い上げることに対して国として盛り上がってたかどうかはよくは知らない。十年一昔とも言いますし、19世紀末に盛り上がった熱も、20世紀に入ったら陳腐化しつつあったということなのかも。特に国外にいたミュシャと国内にいた人々の間では時差みたいなものがあったのかもなあ。
スラヴ叙事詩以前にはスメタナのモルダウみたいなものもあるわけだから「民族の団結を促す何か」が熱を持って受け止められていた事実はあるんでしょう。ミュシャも影響を受けたというアロイス・イラーセクの本がそれに当たるのかなあ?(「すべてに抗して」という、フス戦争にまつわるお話らしい。)
とりあえずWikipedia。チェコ語です。読めるかっつーの。1893年の作。
http://cs.wikipedia.org/wiki/Proti_v%C5%A1em
一応英語ページも探してみた。1958年には映画化もされているらしい。
http://www.searchdictionaries.com/?q=Against+All+%28film%29
http://www.imdb.com/title/tt0176057/
http://www.britannica.com/EBchecked/topic/304059/Alois-Jirasek
これは日本語で手に入るらしい、イラーセクの本。さっきのとは別の本なんだけど一応。
http://hup.gr.jp/modules/zox/index.php?main_page=product_book_info&products_id=777
http://syoyoki.exblog.jp/16629030/

カレワラは1835年に出版されていて、この展覧会で紹介されているカレワラに関するあれこれはだいたい1890年代のものらしい。ミュシャのあれこれより少し前の出来事になるのかな?
内容的にはかなり違うような。スラヴ叙事詩は神話的なところを併せ持ちつつも史実が多分に含まれた歴史絵巻であるのに対して、カレワラはもっと民話・伝承寄りなお話みたい。
フィンランド的なものとチェコ的なものの対比もしてみたい。チェコ絵画のイメージというものがいまひとつぴんときていないので比較のしようもないけど、ミュシャに限って言うとあまり風景を描かない人という印象がある。植物モチーフは多いのにね。フィンランドは自然が豊かな国だからか、風景画が多い印象。チェコも広く見れば自然は豊かだと思うけど、自然の風景というよりは建物のイメージかなあ。特にプラハとか都市部は塔の街だったりするし。お城も多いし。気候や国土も違うので、そういう違いが作風にもあらわれてるかも。

この辺で比較は終わりにして、展覧会の内容に戻る。
ちょっとずるして、写真入りでわかりやすいブログがあったので参照。展示風景はこんな感じ。
http://fukuya.seesaa.net/article/312502716.html (兵庫)
http://fukuya.seesaa.net/article/289509912.html (静岡)

建築関係も面白かったな。サーリネンという人が大々的に紹介されてた。建築図面なのになんであんなにかわいいんだろう。これはクリムト展のときに見たマッキントッシュにも言えることだけど。
第2部でもう少し時代が新しくなって、現代に連なる展示。アルヴァ・アアルトとかカイ・フランクとか。といってもよくは知らないんだけど。ムーミンとかマリメッコとか。食器とか家具とかテキスタイルとか。
家具で面白いなと思ったのは、展示対象としてのランプと、実際に照明器具として使われてるランプとが、同じものだったこと。よくこういうところで展示されてるランプを見るときは、実際に使われている状態(照明が灯ったところ)を見たいなーと思うことがあるので、これはいい。現役製品だからこそできることなのかも。
アアルトの合板を使ったレリーフが、ネギに見えた…。
マリメッコのコーナーはテキスタイルの展示あり、プロダクトの展示あり、という感じで華やか!
デザイン系の展覧会はたまに行くけど、フィンランド縛りだからってこともあるのか、ほぼ特定の企業に絞って、しかも現役ブランドの紹介ばかりになってるのは珍しいかも。と書いてから思ったんだけど、特定のブランドやデザイナーに焦点を当てた展示はあるか。でもそういうときでも過去の歴史を見せる、懐古的な展示が多いんじゃないだろうか。懐古もありつつ現役製品も並んじゃうようなのは珍しい?
ムーミンといえば昔、今は無きサントリーミュージアム天保山でムーミン展を見たことがある。まだ関西に来て間もない頃、「サントリーミュージアム天保山に行く」ことが目的で、展覧会が目当てではなかったのだけど、細かい絵だったことはなんとなく記憶に残っている。
今回もそんな感じの絵が並んでいた。挿絵の原画を見るのって楽しいよね。ムーミンの本(初版だったっけ?忘れた)が並んでた以外に、ムーミン以前の風刺画みたいなのが面白かった。ムーミンと全然関係なく、トーベ・ヤンソンの油彩画もあったり。
ここは完全にヤンソンさんコーナーになってたけど、他のコーナーとの比較でいくと、もう少し普遍的な切り口にならなかったのかなあと思う。カレワラからの流れで見るとそう違和感はないんだけど、中盤以降はデザイン系に分類されるものが並んでたから、そこにムーミンが出てくるとちょっと浮いてる感じがしたかなあ。描かれた物語の方が重要で、ブックデザインとか装丁に注目するような内容でもないし。フィンランドにとってのヤンソンさんの位置付けというのか、展示を見てるだけだとよくわからなかった。「くらし」の中に常にある存在、なんだろうか?
終盤は椅子の座り心地体感コーナー(?)とか、フィンランドの現在、未来、みたいなパネルが展示されていたりした。記念切手がかわいかった。
会場出口はミュージアムショップ。これが広すぎて笑った。時間も時間なので人が少なかったから余計にそう思ったんだろうけど、それにしても。
コーヒーのパッケージが可愛くて、つい物色してしまった。種類がたくさんあって、その中で気に入ったものをふたつ。なんとなくポスターっぽいようなデザイン。下に敷いてるトレーもお土産。おさかな柄。
2013-01-27-015224.jpg
ガレン=カレラの木版画の絵葉書。会場で配布していたミニガイドと、図録も一緒に。
2013-01-27-020127.jpg
ムーミンとかデザイン系の本もいいけど、カレワラとか美術系の本とかもあったらよかったのになあ。実はあったんだろうか。見た記憶がない…。(ライブラリーにはあった。)

装飾芸術に関心がある者としては、フィンランドのデザインにもある程度は興味があるわけだけれども、これはアーツアンドクラフツから始まる近代のデザイン運動と繋げて考えることはできるのだろうか。フィンランドにもその流れは入ってきていたみたいだけれども。テキスタイルは華やかで「装飾」って感じはするけども、ガラスとか家具とかはシンプルだよね。用の美に近いというか。その辺はモダンデザインってやつなのかしらねー。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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