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2005'11.13 (Sun)

「スター!」を見てみた

ジュリー・アンドリュース主演のガートルード・ローレンス伝記映画「スター!」を見てみました(理由はこの辺にあります)。
B000B84N4Kスター! 特別編
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005-10-21

by G-Tools

見ながら思ったこと。ガーティ(彼女の愛称)はかなりのうざキャラです。後半は割とマシだったんですけど、最初の方は早送りしたい誘惑にかられました。実際にガーティは自己主張するタイプの人だったみたいですけど、ほんとにこんなハイテンションだったのかは知りません。
この映画は「サウンド・オブ・ミュージック」の成功を受けて同じスタッフで作った大作映画だったみたいですが、あまりヒットしなかった模様。確かになあ、感動巨編でもないし、ミュージカルのシーンもそれなりにあるけど、うーん、微妙、て感じ。
振付師がこないだ見たバンド・ワゴンと同じマイケル・キッドだったことに反応したり、ジャック・ブキャナンに反応したり(本物じゃなくて、映画の中の役として出てきた)、主役やストーリー展開に関係ない部分に注目してばかりでした。ガーシュインが関わった舞台「オー・ケイ!」は、「Someone To Watch Over Me」を歌う場面がクローズアップされただけで、さらっと流されてたなあ。でも舞台とは別に「Do Do Do」を何回も歌ってたのは加算ポイント。あと、アメリカでの初舞台の初日の打ち上げパーティがアルゴンキン・ホテルだったところにも注目(ファインスタインのCDにも出てきた名前だし、レヴァントのこと調べてるときにも出てきた名前なので)。最後にクルト・ヴァイルの舞台「レディ・イン・ザ・ダーク」も出てきて、アイラ・ガーシュイン作詞の「マイ・シップ」と「ジェニー」を歌ってたところにも注目。「ジェニー」は妙な歌だよなあ。そもそもこの舞台ってどんな筋なんだろう。あと、コール・ポーターの曲も出てくるって聞いてたけどどの曲かわからなくて、後で調べたら「The Physician」という曲だった。妙な歌詞の歌を歌ってる舞台シーンがあって、なんだこりゃとおもってたらそれだったんですね。そう言われてみるとポーターっぽいという気も。
あとはノエル・カワードのキャラがよかったな。皮肉が利いてるけど毒は少なめな感じ。どこまで現実通りの描写なのかは知りませんけど、ガーティとの関係は面白いですねえ。あとはカワードの曲がたくさん出てきてたみたいなのも興味深かったかな。カワードのことは最近知ったばかりなので全然知識がないけど、こういう人だったのかと。イギリスでは回顧ブームでトリビュート・アルバムが作られたりもしてるみたいですが、日本じゃあまり知られてませんよね?
ところでこの映画、制作時点でガーティは亡くなっていましたが、カワードってまだ存命だったんですね。というか、ガーティは50代で亡くなってたんですね。そっちの方がびっくりした。肝臓癌だったとか。
ガーティの重要な舞台としては「王様と私」もあるらしいんですが、そこまでは紹介されませんでしたね。晩年まで描かずに終わってしまったので。せっかくガーシュイン、ポーター、カワードを出したならロジャース&ハマースタインも押さえておいて欲しかったなあ。何か理由があるのだろうか。
本編のストーリーに関する感想がないような気がしますが、だってあんまり言及すべき点がないんだもの。恋愛模様についてはそんな面白みもなかったし、娘との関係もなんかよくわかんないまま終わっちゃったし、舞台への執着みたいなものは書かれてたけど、いまひとつ深みに欠けたような気がするし。よくミュージカルはストーリーなんて二の次で芸を楽しめればいいって話もあるけど、これはミュージカル映画というには歌や踊りにインパクトがないしなあ。結局、あの時代やあの世界に関する豆知識を仕入れることができたのがよかったかなーという感想になってしまいました。
このDVDについてくる映像特典は、あんまり目新しい内容もなくてイマイチかなあ。静止画のスライドみたいなのは訳すら付いてないし。せめて写真のところはスライドショーみたいに自動で切り替わって欲しかったなあ。いちいちマウスでクリックしてコマ送りしなきゃいけなくて、邪魔くさかった。
ジュリー・アンドリュースの歌声はついサウンド・オブ・ミュージックを思い出してしまうけれど、「Someone~」と「Do Do Do」ではちょっと本物に近い雰囲気出てたかな。本物を知ってるのがその2曲だけなので、他の曲については判断できないんですが。

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●ジュリー・アンドリュース -スター!-

「サウンド・オブ・ミュージック」の監督・主演コンビで製作された、スター!を見た。期待した分、この長編は辛かった。ブロードウェイの大女優の半生を描いた作品なのだが、知らない人と言うこともありのめり込めなかったのかもしれない。ミュージカル部分も、
2005/12/06(火) 10:30:16 | ぐぅちゅえんの見たり読んだり
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