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2005'12.23 (Fri)

ロートレックとコール・ポーター

ガーシュウィン・ストーリー」「ハロルド・アーレン~虹の彼方に」ときたら、これもいっとかないと、というわけで散財は続きます。
B000AHQEWQGood Music! Good Price!シリーズ コール・ポーター・ストーリー ユー・アー・ザ・トップ
ビング・クロスビー フランク・シナトラ リンダ・ロンシュタット

by G-Tools

もしHMVかタワレコ(ポイントカードを貯めてるお店)の店頭にあったら買おうと思いつつも、だいぶ前に一度見たきりだったからもう置いてないのかなあと思ってたら見つけてしまったので。
コール・ポーターの生涯については略歴くらいは知ってました。でも金持ちのボンボンが優雅に作曲生活を楽しんでたってイメージしかなくて(曲作りのために豪華客船で旅行しちゃうエピソードとか)、両足骨折の話を聞いてもあまりピンと来てなかったんですが、実際に本人の映像を見てしまうとぐっと現実感が増しますね。
生まれ育った環境とか、作曲に夢中になった理由とか、社交界での活躍ぶりとか、晩年の生活とか、知れば知るほど切なくなりました。孤独を抱えた人だったんだなあと。それにしても奥さん美人!
ドキュメンタリーの内容は、コール・ポーターと実際に付き合いのあった人やいとこなどのインタビューとか、彼の携わった映画のハイライトとか、本人がTV出演したときの映像など、興味深い映像がたくさん。「ガーシュウィン・ストーリー」と似たような構成ですが、これってプチ「ザッツ・エンタテインメント」だよなあ。アステアとかクロスビーとか出てくるし。マイケル・ファインスタインもちらっと登場してました。「ザッツ~3」に出てたのと同じ頃っぽい老けたジーン・ケリーも出てました。
MGM縛りではないので、他社の映画からの映像も見られるのが嬉しい。特にビングの「海は桃色(Anything Goes)」の映像が…。いったいあれはどういう場面なんだろう。妙なひげ生やしたビングが笑えます。一番登場頻度が高いのはアステアかなあ。「コンチネンタル」「踊るニューヨーク」「踊る結婚式」「絹の靴下」の4作。
あと、個人的にホスト役でボビー・ショートが出てきたのに注目しちゃいました。他にもアステアのコメント(音声のみ)があったり、ガートルード・ローレンスの映像があったり、一瞬ジョゼフィン・ベイカーが出てきたり、嬉しい映像がたくさん。アステアが歌った「All Of You」(映画「絹の靴下」より)の裏話も楽しかったです。そんな意味が含まれていたとは意外だ…。
ポーターの生前に作られた伝記映画「夜も昼も」についても取り上げられていました。
夜も昼も
ポーター役はケイリー・グラントでしたが、それを選んだのはポーター本人だそうで。誰かがポーターに、君とアステアは似てるから僕なら彼にするのに、と言ったら、ポーターは「男前が好きだ」と応えたというエピソードが面白かったです。何がどう似てるかというと、その人いわく、線が細い体型と才能豊かなところ。ハンサムではないが魅力的な顔立ちをしていたところ。さらに野心家で成功を求める姿勢も。だそうです。なるほどねー。あと、この映画はポーターの邸宅の庭でロケしたらしいですね。そんなエピソードを知って見てみたくなったところに、たまたま寄ったお店で上の廉価版DVDを見つけたので確保しちゃいました。
で、ポーターが晩年に関わった舞台「カンカン」はロートレックを主人公にしたショーとして企画されたものだという話題が出てきて(映画版のあらすじを読むとロートレックは出てきそうにないですが)、そういえばロートレックとポーターって似てるなあと思いました。いいところのお坊ちゃんで、母親に溺愛されてたとか、両足を骨折したとか、共通点が多いなあと。
まあ、コール・ポーターはロートレックよりは長生きでしたし、骨折した時期も違うし、結婚もしたし(ゲイだったけど)、社交的だったし、異なる点もたくさんありますが。でも自己表現の手段として絵画と音楽という差があるとはいえ、創作活動に自分のアイデンティティを求めたあたりは似たような心理状態だったのかもなあと思いました。
ロートレックの伝記映画も幾つかあるみたいですが、とりあえず手に入りやすいところで「赤い風車」をゲット済み。まだ見てないけど。
赤い風車
数年前に「葡萄酒色の人生」というロートレック伝記映画も制作されたようです(DVDにはなってないみたい)。他にもロートレックの話じゃないけど、「ムーランルージュ」(ここ数年くらいに制作されたもの)とか「フレンチ・カンカン」(上で挙げた「カンカン」とは別物)など、19世紀末のパリの華やかな世界を舞台にした映画は幾つかあるみたいですね。魅力のある時代だったんですね。映画「巴里のアメリカ人」でもロートレックの絵が取り上げられてたし、アメリカ人はロートレックやあの時代のパリが好きなんだろうか。
話をポーターに戻すと、晩年の不幸ぶりはちょっとハロルド・アーレンに被るものが。奥さんが亡くなって、母親も亡くなって、両足を切断して、作曲活動をやめて引きこもってしまったというあたり。アーレンも奥さんが亡くなって以来、作曲をやめて引きこもってしまったそうですし。大切な人を失うと人は気力を失ってしまうんでしょうか。
ところで、ガーシュイン、アーレン、ポーターと3本のドキュメンタリー見たけど、全部に出てるのはジュディ・ガーランドだけなんですね。さすがジュディ。他にも目立ってた人はいるけど、アステアはアーレンのには不在、クロスビーとシナトラはガーシュインのに不在でした。

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Comment

●no title

先日「五線譜のラブレター」を見たので、このドキュメンタリーにも興味があったんですが、すでにチェック済だとは素晴らしいです!!(^^ゞ
コール・ポーターの晩年は、(内面はともかく)見かけは華やかだった前半生と比べると、余計に寂しさが際立ちますよね。いろんな映画のハイライトも見てみたいです。
「赤い風車」はむかーしTVで見て、あまり詳しくは覚えてないけど、とにかく映像が鮮やかだったのが印象に残ってます。
ところでハロルド・アーレンて男前だったんですか。それは私もぜひ拝見したいものです(笑)
gungnir25 | 2005年12月23日(金) 22:48 | URL | コメント編集

●>gungnir25さん

「五線譜~」見られたんですね~。
私はまだそちらは未見なんですが、機会があったら見てみたいです。
このドキュメンタリーはなかなか豪華で楽しいと思いますよ。
ご本人の映像もたくさん出てきますしね。
アーレンはガーシュインのドキュメンタリーの中にチラッと出てきてて、その頃が一番男前だと思います。ぜひチェックしてみてください(笑)
Ira | 2005年12月24日(土) 20:41 | URL | コメント編集

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