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2005'12.25 (Sun)

夜も昼も、赤い風車

クリスマスと「ローマの休日」に何の関係が?と思いながらロードショー見てました。途中からでしたけど。
ぱっとチャンネル変えた時点で吹き替えの音声が流れてたんですが、どうしても顔と声が一致しなくて気持ち悪かったので英語の音声に切り替えちゃいました。最近字幕映画ばっかり見てるから、余計にそう感じたのかも(なんだか昔の貴重な吹き替え音声を使ってたらしいですが、私には関係ない話だわ)。字幕なしだから昔見たときの記憶でなんとなーくこんなこと言ってるんだろうなあと思いつつ見てました。いつか字幕や吹き替えに頼らずに英語が理解できるようになりたいなあ。思うだけで何の努力もしてませんけど。

さて、先日言及した「赤い風車」と「夜も昼も」を見ました。
それぞれ、ロートレックとコール・ポーターの生涯をモチーフにした映画ということなんですが、どこまで事実どおりなのかなあと思いながら見てしまった。
まずはロートレックの方。
面白かったのは、最初のクレジット部分。ロートレックの絵を背景にスタッフや出演者の名前が出てくるんですが、たとえば撮影関係者の名前の背景がカメラを覗く人の絵だったり、音楽担当者の名前の背景がピアノを弾く人の絵だったり、細かい芸が楽しいです。そのクレジットを見ていて気付いたんですが、原作となる小説もあるんですね("Moulin Rouge" by Pierre La Mure)。前回、アメリカ人はロートレック好き?って書いたけどこの映画ってイギリス製なのね。適当なこと書いてすいません。
そして、冒頭はムーランルージュの踊りから始まります。猥雑だけれどもなんとも陽気で楽しい雰囲気。ステージがあるわけじゃなくて、広々としたフロアで踊るんですね。真ん中にフロアがあって、周囲に席があるみたいですが、これは実際のムーランルージュもそうだったんでしょうか。
ロートレックのポスターから抜け出してきたような人たちがいっぱい踊ったり歌ったりしてます。特に骨なしヴァランタンのそっくりさんが本物みたい!あのあごがそっくりなんですよ。「巴里のアメリカ人」でジーン・ケリーもコスプレしてた帽子を被って全身タイツみたいな白い服装のダンサーも出てました。制作年を見ると「巴里のアメリカ人」よりちょっと後なんですね。でもほぼ同じ頃の作品でした。
この映画の中でムーランルージュは最初は庶民的な酒場だったのに、ロートレックのポスターで有名になったおかげで高級クラブになってしまったとあったけど、実際そうだったの?ラ・グリュの凋落振りも史実なのかなあ。ジャンヌ・アヴリルのエピソードも面白く描写されてたけど、これも本当なのかどうなのか。
ストーリーの方に戻ると、途中からロートレックとマリーの恋愛ドラマ部分に入ると絵も歌や踊りも出てこないしちょっとだれるなー。と思いながら見てたんですが、後でその部分がないと出てこないよなあと思われる台詞があったので、必要な描写だったのかなと見直しましたが。その後、ポスターを刷る工程がちょっとだけ出てきて、おー、リトグラフ刷ってるよーと思いながら見てました。
その後また別の女性との恋愛ドラマ部に突入して、うまくいかずにロートレックは酒におぼれて死ぬところでこの映画は終わり。
ロートレックの絵はたくさん出てきます。フレンチカンカン踊ってるシーンも楽しいです。でもドラマ部分はどうしてもあんまり明るくならないのでちょっとイライラするかも。まあ、ロートレックの生涯自体がそんなに明るいものじゃないから仕方ないんだけど。
ところでロートレックは子供の頃に両足を骨折して成長が止まってしまったという設定なんですが、演じてる俳優さんは普通の人なわけで。何度か全身が写るショットがあって、足が短くなってたけど、あれってどうやって撮影したのかなあ。
1000円にしては画質はまあまあ。カラー映画だから色褪せを心配してたけど(「ロイヤル・ウェディング」のトラウマ?)思ってたよりは綺麗でした。
ロートレックの生きたパリということは、ミュシャもそこにいたわけで、街の様子とか、壁に貼ってあるポスターとかに注目して見ちゃいました。映画の中にはミュシャのミの字も出なかったけどね。名前が出たのはゴッホとダ・ヴィンチくらいかな。遠目にシェレ?と思うようポスターがあったような。

お次はコール・ポーター。
こちらはかなり脚色激しそう。ポーターが資産家の息子という設定は一応使われていたけど、音楽の道に進んでからは援助を受けてなかったというのは嘘だよね~。だからポーターが楽譜売り場でピアノ弾きの仕事してたのも嘘っぽいなあ。と思いつつもそのシーンは結構楽しめたんですが。やっぱりその時代の雰囲気を感じられるシーンが挿入されるのは嬉しいもの。そういえば、ガーシュインの名前は出てこなかったけどアーヴィング・バーリンは出てきました。成功したレビューについて電報が届いたとかそんな登場の仕方だったけど。
リンダが資産家という設定はちゃんと使ってましたね。リビエラの別荘~という台詞に反応。節目節目に煙草入れをプレゼントしてたというエピソードも正しそう。ドキュメンタリーにも実物が出てきてました。かなり豪華な煙草入れでした。
エール大学の不良教授で、舞台演出家のひげおやじが楽しかったですが、これは実在の人物なんでしょうか。
ポーターが従軍していたというエピソードは初耳。しかもそこで足に怪我を負ってその後は杖をついて生活しているという設定に疑問が。落馬で両足骨折のエピソードの代わり?と思ったら、その話はちゃんと後の方で出てきたし。だからいまひとつあのエピソードの意味がわからないです。リンダが従軍看護婦だったってのも怪しいなあ。この辺はアレか、1946年の映画だから時代背景が関係してるのかしら。
落馬で骨折のエピソードのあと、この映画ではポーターはリンダにそのことを知らせるなと言うんですが(この時点で二人は別居中)、結局最後までそのことがリンダに伝わってたのかどうか不明なまま。ただ、最後に二人が再会して抱擁しあう場面で映画は終わります。とにかくこの場面が意味不明で。別居の原因はポーターがリンダをほったらかしにして仕事ばかりしてるからという理由だったんですが、史実では骨折後にリンダはポーターの元に戻ってくるのに対してこの映画ではそうならず、ただ骨折後もポーターは一人で手術を繰り返しつつ仕事を続けている描写が続いて、幾つかのショーを成功させて、エール大学で同窓会みたいな催しでステージに立つときに密かにリンダが来ていて…という流れなんですが、その間にリンダに関する描写はちらっとも出てこないし、何で突然戻ってきたのやら。
大物ゲストとしてメアリー・マーティンが登場します。メインで歌う女性は二人出てくるので、どっちかがそうなのかな(顔が見分けられるほどは知らない)と思ってたら違って、最後の方に出てきてステージで歌うだけでした。他に歌ったり踊ったりしてる人たちは有名な人なのかなあ。クレジットで名前だけ見ても誰が誰だかわかんないです。
他に、メル・トーメがちらっと登場してるんだけど、この時点で有名だったのかしら?ドキュメンタリーでその話を聞いてなかったらわからなかったと思うくらい、エキストラの一人っぽい登場の仕方です。
あと、一瞬だけど「The Gay Divorce」の舞台シーンが出てきました。でもアステアを想像させるような雰囲気じゃなかったのよねえ。それが残念。ただ、タイトルが「Divorcee」になってるのは…わざと?(このタイトルは舞台では「Divorce」だったのが映画化のときに「Divorcee」に変更されたというエピソードがある)
それにしてもこのとき40歳のグラントに大学生を演じさせるのは無理があるよね(笑)あと、実際のコール・ポーターは粋な人物だったという話を聞いてたので、ケイリー・グラントはそういうイメージとは違うよなあと思ったり。グラントも色男で売ってた人だけど、コール・ポーターのイメージじゃない気がした。
ポーターの自宅でロケしたという場面はさすが。こんな大邸宅を持ってたのかよ。本当にお金持ちだったのねー。
歌や踊りのシーンは、うーん、ドキュメンタリーを見た後では迫力に欠けるなあ。やっぱり一流アーティストのパフォーマンスって凄いのね、と逆に感心してしまいました。そういう意味ではメアリー・マーティンのシーンはさすが。目立ってました。

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