2017年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Edit |  --:-- |  スポンサー広告   このページの上へ

2006'02.08 (Wed)

第三の男と夜の大捜査線

引き続きBSのアカデミー特集みてます。
「第三の男」は何年か前にも見たことあると思うんだけど内容はすっかり忘れてました。「第三の男」の正体は途中でだいたい想像つきました。地下水路の場面はスリル満点ですねー。物陰に潜むとまったく見えなくなってしまう、そんな暗闇。白黒の古い映画だからこその情景ですよね。
音楽もいいよね。哀愁漂う、でもちょっとユーモラスな、そして異国情緒を感じさせるチターの音。一歩間違うとかなーり暗い映画になりそうなところを救ってるのかなと思います。扱っているテーマは結構重いと思うんだけど、それをまっすぐに訴えるんでは説教くさくなりかねないし、ちょっと情けない主人公の造形といい、この映画に親しみやすさを与えてくれています。
ヒロインの立ち居振舞いは、つい前日のカサブランカと重ねて見てしまった。これはあの時代の女性観のせいなのか、私が考えすぎなのか。女は大義よりも個人的な友愛を重んじ、男は大義を選ぶ。そういう描かれ方をしているように感じてしまいました。ボギーに比べるとホリーはちょっとへたれ気味ですけどね。
でもホリーも複雑だよなあ。ハリーは確かに悪党なんだけど、時代や周りの環境がそうさせた部分もあるんだろうし、かといって被害者のことを考えたら同情も出来ないし。観覧車の場面での会話もひどいこと言ってるけど、なぜだろう、何か憎みきれないものがある。あの何ともいえない表情のせいですかね。どこか虚ろで何かを超越しているような。彼をそうさせた原因は何なのでしょうか。猫が彼にだけなつくって描写も考えさせるものがあります。
なんとなくあの結末は彼が望んだものなんじゃないかなという気がしました。でなきゃ危険を冒してまでホリーに接触しないでしょ。観覧車のシーンでもちょっと感じたことなんだけど、なんだろう、うまく表現できないけど、ホリーを突き落とすよりも自分が飛び降りそうに見えて、すごく死に近いところにいるような雰囲気を感じた。私だけかも知れませんが…。あそこまで超然とされるとホリーもどう対峙していいか困るだろうなあ。ハリーの内面はあまり描写されてなかっただけに気になるし、深読みしたくなっちゃいます。
B000244RNA第三の男
オーソン・ウェルズ キャロル・リード ジョセフ・コットン
ジェネオン エンタテインメント 2004-06-25

by G-Tools

ところで、「カサブランカ」でも「第三の男」でもチェコについて言及されてましたね。私は歴史が苦手でつい最近までチェコの歴史もほとんど知らなかったんだけど、ミュシャを通してチェコの悲劇に触れる機会があって、これらの映画でそれを垣間見て、やっぱりミュシャがああいう道に走ったのにはそれなりの理由があるんだよなと少しだけ実感をもって感じることが出来たような気がする。
余談。ハリー役のオーソン・ウェルズといえば、私の中では「新聞や雑誌に載ってた英語教材の広告の人」となっています。あれって今でもあるんですかね。

「夜の大捜査線」は初鑑賞。特に見る気はなかったんで帰ってきた時間も始まる直前で、晩御飯作りながら、食べながらの鑑賞。なので前半はつけてただけでほとんど見てません。でも、意外と面白くて後半はしっかり釘付けでした。
こういう差別モノは何となく抵抗があって、どういう見方をしていいのか悩んでしまいます。だから感想は控えめに…。
とりあえずレイ・チャールズの歌がかっこよかった~。もっとしわがれた声の印象があったけど、この歌を歌った頃はこんな声だったんですねえ。最初はレイ・チャールズだってわかりませんでした。
B000CIXJ4Y夜の大捜査線

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2006-02-01

by G-Tools

明日は「アラビアのロレンス」ですね~。これはストーリーに惹かれる部分はないんだけど、超個人的な理由で一度は見ておかないと、と思ってた作品なので、楽しみです。でも放送時間ながっ。始まる時間も早いし、録画予約しとかないと。

関連記事
Edit |  22:36 |  音楽  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

Comment

コメントを投稿する


管理者だけに表示

このページの上へ

Trackback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
アクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。