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2006'02.19 (Sun)

コーリャ

あらすじは簡単に言うと独身主義の中年男がひょんなことから5歳の子供を預かることになって、いつしか情にほだされて…というもの。これだけ書くと別に珍しくもない話なんですが、舞台を1988~1989年のチェコに設定することで色々とスリリングな展開になったりします。でもそれほど深刻な事態に陥ることもなく、ラストも明るいものでした。
ヨーロッパの映画ってあんまり見たことないのでどうかなーと思いながら見始めたけど、意外とよかったです。
B00005HPJMコーリャ 愛のプラハ
ズディニェク・スヴィエラーク ヤン・スヴィエラーク
ジェネオン エンタテインメント 2000-11-24

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ちなみに1989年にチェコで何があったのか、実は最近まで知りませんでした。たまたま暇なときにネットでミュシャの息子さんのことを調べてて、ビロード革命がどうのこうのって記述があって、ビロード革命って何?と思って調べたら、チェコの社会主義体制が崩壊した無血革命のことで、それが1989年に起こったと。この映画を見てたらなるほど、抑圧された社会だったんだなーということがわかります。
アルフォンス・ミュシャの息子、ジリ・ミュシャは父親に似て愛国者だったらしく、社会主義体制下で反体制的な活動をして捕まったりもしてたらしい。
ちなみにジリ・ミュシャの写真はこちらで見られます。
そして1989年はミュシャのスラヴ叙事詩がチェコで一般公開されるようになった年でもあります。社会主義体制下ではおおっぴらに展示できないテーマだったためにずっとしまいこまれたままになってたそうです。
ミュシャを通じてちょっとだけれども世界のことにも関心が向いて、いろんなことを考えさせられたり、面白い映画に出会えたり、楽しみは尽きません。

ついでに昨日の夜にやってた「奇跡の人」も見ました。ヘレン・ケラーのお話。
B000CIXJ4O奇跡の人
フレッド・コー ウィリアム・ギブソン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2006-02-01

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いつか見たいなーと思ってたんだけど、その理由は「ガラスの仮面」という漫画だったり。前にも多分書いたことあると思うけど、小学生のときに読んで以来、大好きな漫画なんです。未完のまま連載も止まってて単行本も近頃では数年ぶりにやっと出たというありさまですが。
まあ、そんなことは置いといて、漫画の中でこの「奇跡の人」の舞台を上演する場面があるんですが、ほとんどこの映画そのものなんですね。見せ場とか台詞とか。(もちろん漫画には漫画本筋のテーマがあるので、単なる映画の再現というわけではない)
でも、さすがに少女マンガだし、単なる劇中劇だから省いてるシーンも多くて、映画の方はかなりシビアな場面が多いのにびっくり。サリヴァン先生の過去とか、家族のヘレンに対する態度とか、かなり鋭い内容が盛り込まれてます。
甘やかすことで逆にヘレンをダメにしてるってことが理解できない家族がもどかしい。
あと、ヘレンが言葉を覚えていく過程が興味深いです。最初は真似事でもいい、それがいつか結実するときがくる、積み重ねが大事、これって特別なことじゃなくて、普段の生活の中にも当てはまることですよね。別に勉強好きってわけじゃないけど、断片的な知識が結びつく瞬間が楽しいのは何となく理解できるかなー。
なんか、明日からがんばろうって気にさせられました。具体的に何をってことはないんですが。

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