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2006'03.07 (Tue)

ベル・エポックな映画

先週BSで見た映画「恋の手ほどき」、これはベル・エポックのパリを舞台にしています。ミュシャの活躍した時代ですからねー、ついチェックしてしまいます。
B000DZJJIQ恋の手ほどき
レスリー・キャロン ビンセント・ミネリ モーリス・シュバリエ
ワーナー・ホーム・ビデオ 2006-01-27

by G-Tools

直接ミュシャと繋がる描写はありませんが、ベル・エポックの風俗を知る上では結構面白い映画かもしれません。映画を見てるだけではちょっと理解しにくい部分もあるかもしれませんが、椿姫の世界に近いものがあると思ってもらえれば多少は理解しやすいかと。それでもよくわかんない人は、クルチザンヌ(クルティザン)とかドゥミ・モンド、ココットなんていうキーワードでちょっと調べてみてください。私もそんなに詳しいわけじゃなくて他所様の受け売りなんですが、たまたまこの映画を見る前にそういう観点から解説した文章を読んでいたのでなるほどねーと思いながら見ることができました。
そういう背景を知っていると「恋の手ほどき」のヒロイン・ジジの立場もちょっとわかってくるのかなと。ジジが何の教育を受けているのか、ガストンとジジとの関係が何でああいう展開になるのかなど。あの時代の地位ある男性の恋愛って大変だったのねと思ったり、特に地位があるわけじゃない女性がパリで生きていくのは大変だったんだろうなあと思ったり。
映画を見た後にあれこれ検索してみたんですが、クルチザンヌとフォリ・ベルジェールの関係を読んで、そういえばフォリ・ベルジェールってジグフェルド・フォリーズの元ネタじゃなかったっけ?そのルーツにこんなことが関係していたなんて…などといういつもの知る愉しみを味わったりもしてます。サラ・ベルナールもクルチザンヌではなかったものの生きていた世界は結構近いのかなあと思ったり。
文人やら才人はそんな女性たちとお付き合いすることも多かったみたいですが(ただしそれが恋愛関係だったのか友人または社交的なお付き合いの一環だったのかは知らない)、そういう世界ってミュシャとは合わなさそうだよなあ。あの人って根が生真面目そうだから、駆け引きを楽しむような恋愛は合わなかったのかもね。女性嫌いだったって説もそういう世界の女性って意味なら頷けるな。
あと、カフェ・マキシムが出てくるところも注目してたんだけど、アールヌーヴォーなカフェとして有名だと思ってたら、そんな人たちの集う社交場だったんですねえ。
それから、劇中に出てきた「PLM鉄道の株を買ったら値上がりした」みたいな会話に反応したり。PLMといえばモナコ!と即座に思い浮かべばあなたもきっとミュシャマニア。
とまあ、思ったことを適当に書き散らかしてるだけでろくな解説になってませんが、「恋の手ほどき」は本筋とは関係ないところが面白い映画でした。
主演のレスリー・キャロンは「巴里のアメリカ人」にも出てた人なので、そこも注目でした。「巴里~」では今ひとつ良さがわからなかったんだけど、「恋の~」の彼女はなかなか可愛かったです。
あと個人的鑑賞ポイントは監督がヴィンセント・ミネリなところとか、音楽がラーナー&ロウというところなど。
派手に歌って~踊って~なミュージカルじゃないし、普通の恋愛モノとして見るとよくわからない展開だし、凄いスターが出演してるわけでもないけど、私は結構楽しめました。

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