2017年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Edit |  --:-- |  スポンサー広告   このページの上へ

2006'03.19 (Sun)

この人とは話が合いそうだ

世紀末関係の本を読みたい!なんて言っておきながら、その本はほったらかしでこんな本を読んでいる私。
Nice Work If You Can Get It: My Life in Rhythm and RhymeNice Work If You Can Get It: My Life in Rhythm and Rhyme
Michael Feinstein

by G-Tools

マイケル・ファインスタインの自伝。つってもこの人、この本を書いた時点でまだ30代後半だし、そんなに多くの人が注目するような大物でもないと思うんだけど、その交友関係が凄いんです。晩年のアイラ・ガーシュインの助手をやっていて、その関係で音楽界の大御所の多くとも知り合ってたらしい。
だからこの本には以前から興味があったんだけど、もう絶版なのか中古しか売ってなくて、しかも高額だから躊躇してました。ところがある日、お安く出てるのを見つけたので思い切って買ってしまいました。送料込みで1000円以下なら失敗してもいいかなーと。
まだ届いたばかりで部分的に拾い読みしただけなんだけど、私がマイケル・ファインスタインを好きな理由って、趣味が合いそうだからかもしれない(笑)と思いました。
だって、この本の中でも私のツボつきまくりな好みを披露してくれてるし。ガーシュイン大好き、アステアやビングも好き、オスカー・レヴァントに対しては自分の守護天使みたいな扱いだし。このエピソードはある意味ちょっと胡散臭いんだけど。なんでもサイキック(霊能者?)にあなたの周辺に霊がいると言われて、その姿形の特徴がレヴァントぽかったとか、その話を聴く前からレヴァントに不思議と惹かれていて彼の著書やレコードや楽譜を収集していたとか、そのサイキックにいつかアイラ・ガーシュインの元で働けると言われたとか、結果的にレヴァントのレコードをきっかけにの彼の奥さん(未亡人)経由でアイラ・ガーシュインに面会できたとか、そんな話なんです。ほんまかいなーと思いつつ、まあ偶然にしても何らかの因縁はあったのかもね、というくらいに思っておきます。
彼の好きなタイプの歌い手というのは、歌を作った人の意図通りに歌う人、というのが基本らしい。崩して歌うのを否定するわけじゃないけど、あまりにも作った人の意図から外れ過ぎているとダメらしい。そういう理由でシナトラは好きじゃないんだって。歌詞を好き勝手に変えまくるのがダメだとか。そうなのかー。私はあんまりシナトラに興味がなくて、それはたまたまあまり接点がなかったからだと思ってたんだけど、無意識にそういうことを感じてたのかも。なんて思うのは考えすぎでしょうか(たぶん考えすぎ)。
ビング・クロスビーも多少歌詞を変えることがあったけど、それは作詞作曲者の意図を損なうほどではないのでOKなんだとか。
作った人の意図通りに、というのは、楽譜どおりに歌えばいいというわけじゃなくて、その歌が持つ内容を聴く人にいかに伝えるかということであって、その点でフレッド・アステアは最もソングライターたちから好まれた存在だったそうですね。アステアの歌を聴いて、まさにそれが伝えたかったんだよ!と思うとか。
私は聴いただけで歌詞を理解できるほどのヒアリング能力もないし、細かいニュアンスまで理解できるほどの英文読解力もないので、そういう意見に偉そうに同意できる立場じゃないけど、なんとなくわかるなあ。ただ声量があるとか声がいいとかテクニックが凄いとかだけじゃなく、雰囲気というか表情というか、英語がわからないなりにも歌から伝わってくるものってあると思うから。
でも、ジャズの世界になると演奏者独自の世界を表現するために既存の曲を使っているというだけで、元々の意図からはかけ離れた演奏になってしまうことは多いだろうし、それはそれで名演奏もあるとは思うので、私はそこまで改変は気にしないかな。
彼はアル・ジョルスンのことも評価していたので、私も偏見を捨ててひとつ聴いてみようかなあと思いました。ジョルスンの歌って初期のスワニーとかライザくらいしか知らないのでそのイメージだけで捉えてたけど、後期の歌もちゃんと聴いてみようかな。(前に映画でちょっとだけ聴いたけど、流し見だったもんなあ)
影響されやすすぎ?でも彼の嗜好を知る前からガーシュインやアステアやビングやレヴァントのことが好きで、その後に同じように思う人と出会ったら、その人がイチオシの人も気になってしまうのはありがちなことよね?
もうすぐ50歳になろうという人に、しかもアメリカ大統領夫人のバレンタイン・パーティーに呼ばれたりと実は結構セレブなお人に親近感抱くのも恐れ多いんですが、親しみを感じてしまいます。彼に比べたら私なんて何にも知らないひよっこだけどね。なんてったってあちらは「20世紀アメリカ音楽の歩く百科事典」と呼ばれてる人だからなあ。

関連記事
Edit |  14:23 |  音楽  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

Comment

コメントを投稿する


管理者だけに表示

このページの上へ

Trackback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
アクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。