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2006'05.21 (Sun)

二都物語

チャールズ・ディケンズ原作の映画「二都物語」が先週BS2で放送されました。
二都物語二都物語
ダーク・ボガード

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先日読んだ「60戯画」という本にディケンズも載っていて、まさにこの「二都物語」についての記述もあったのでタイムリーなTV放映でした。
イギリス映画で、主演はダーク・ボガートという人。
最初のうちは人物の見分けがつかなくて、ストーリーも掴み辛かったんですが、途中からは話の筋も見えてきて、最後は泣けました。なんというか、チャールズがアホボンにしか見えん。マネット嬢もなんだかなーな感じ。カートン(ボガート)が何でそこまで人生を諦めてるのかがよくわからない。無償の愛ってやつなんだろうけど、受けた方はどう思ったんだろうなあ。そこまで描かれずに終わってしまったので気になるわ。もしかしてあの瞬間に気付いてたんだろうか。あと印象に残ったのは悪徳フランス貴族のおっさんのいかにもな悪役面と、その貴族を憎むテレーズの執念深さ。こわいよー。
ちなみに「60戯画」になんと書いてあったかというと、ディケンズはパリを憎みロンドンを愛していた、「二都物語」はディケンズにとってしょせん「一都物語」にすぎなかった、ということ。
原作は未読、映画がどこまで原作に沿った形なのかわかりませんが、たしかにパリの描写はお世辞にも素敵とは言い難い。時代が革命期のパリで、ベルエポックの華やかなパリではないせいもあるんでしょうけど。登場人物がロンドンとパリを行き来するんですが、ロンドンは平和そうで、パリは大変そう。貴族の横暴もひどいけど、革命だといって立場的に貴族側についてただけで罪のない人たちを問答無用に処刑する人たちもひどい。ロンドン賛美的な部分は気付かなかったけど、フランスに対する見方はたしかに厳しいかな。
原作にも興味があるけど、長編っぽいから、機会があればってことで。いつか読みたいリストに入れておこう。
二都物語 (上巻)二都物語 (上巻)
ディケンズ

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戯画といえば、関西にドーミエなどの戯画コレクションが豊富な美術館があるそうで。戯画に興味を持つまでは全然知りませんでした。
伊丹市立美術館
今やってる企画展と所蔵品展が面白そう。企画展は6/4までなので、来週か再来週か、なんとか時間作って行きたいな。
ただ、所在地を見てあの事故を思い出してしまいました。私は直接も間接的にも被害は受けてないけど、今でもあの路線には必要に迫られない限りは乗りたくないので、遠回りでも阪急で行くか…。

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