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2006'06.05 (Mon)

迷宮美術館@ミュシャ館

ハイビジョンから遅れること一週間、ようやく迷宮美術館を見ることができました。
昨日は録画しながら見てて、今日あらためて再見しながら感想を書いてます。
大阪府堺市のミュシャ美術館でロケしてましたね。この間行ったところよーと思いつつ見てました。
ところでミュシャの作品を500点以上展示しているというような言い方をしていたのが気になりました。所蔵品数はそれくらいあるのかもしれないけど、普段展示されてる点数はもっと少ないんじゃないかな。数えてないけど100点か200点か、それくらいだと思う。
やっぱりこれってクイズ番組なのねえ。素人がああでもないこうでもないと考えるのを見るのが楽しいんだろうけど、変な余興(パントマイムとか)はいらないかなあと思った。雰囲気ぶち壊し。アートエンターテインメントらしいけど、ターゲットはどこなんでしょうね。教養番組としてはアレだし、バラエティにしては微妙かも。まあどうでもいいや。
ひとつめのクイズ、ラ・ナチュールの元々の用途は?というもの。これは知ってるもんねー。でもお値段聞いてびっくり。あれってそんなにするんだー。でも、宝石・貴金属としての価値よりも作品が持つ意味合いとか歴史とかそういうものに価値があるんだよね。
ここでミュシャの生い立ち紹介が挟まれて、挿絵画家としての経験がポスター制作に活かされているという話がありました。
次のクイズ(ドラマチック)もたぶんあれかな、というのはわかった。
みっつめのクイズ(広めるため)はすぐにわかった。先週堺に行ったときに展示の横に書いてあったもん。
よっつめのクイズ(新婚旅行)も、そんなエピソードがあったとは知らなかったけど、聖書というキーワードでぴんときました。
ここで、ハーモニーのエピソード。1908年に制作されたものの受け取りを拒否され、以後75年間行方不明だったとか。1983年に発見された後、今は収まるべきところに収まっているけど、長い間あんな風に放置されてたなんて悲しいことだ。
クオ・ヴァディスは自画像?という話もあった。
最後のクイズはちょっと考えちゃったなあ。お札のデザイン自体はすぐに思い浮かんだんだけど、ああいう答えでいいんだ。
ミュシャは半世紀近く忘れられた存在だったんですよね。アールヌーヴォーに限らず一世を風靡した様式は直後の世代には古臭いものとして否定されて、そのブームを経験していない世代が主流になるまで再評価を待たねばならないということがあるみたいです。
土居さんとジリ・ミュシャとの交流話はもっと聞きたかったなあ。思ったより短かった。ところでジリって結構男前だと思うのは私だけ?彼は大変な愛国者で、時の体制に目をつけられながらも父の作品の価値を信じて守り続けた、そういう内面がにじみ出てるからこそ素敵に見えるのかな。
あらためてジリ・ミュシャに感謝したい気持ちになりました。彼の努力と信念があってこそ、今こうやって私たちがミュシャを楽しむことができるんだよね。そして美術愛好家とその仲介者、そういう人たちの存在も大きい(ただし最近の金ぴか複製画に絡む人々は論外)。
番組の中でも言ってたけど、とにかくこの美術館の知名度が低すぎる。ミュシャが好きなら絶対行って損はないと思うから、チェコ旅行もいいけど堺旅行もぜひ!CM流しまくりの展覧会で混雑の中見るだけじゃなくて、地方の落ち着いた美術館でゆっくり鑑賞するのもいいものです。それにリトグラフならよそでも見れるかもしれないけど、ハーモニーやナチュール、蛇ブレス、クオ・ヴァディス、ウミロフ・ミラーはここでしか見れません!モノだけじゃない、設立に関わった人たちの思いがつまった素敵な空間です。
常設展の弱みって、いつでもあると思うからつい後回しにされてしまうこととか、新聞社なり放送局なりの大手スポンサーがつく企画展と違って宣伝も控えめだから目立たないこととか、そういうところにあるんだろうね。この間までやってた財団秘蔵展みたくろくに前が見えない展覧会と違って、好きな絵を独占できちゃうくらいすいてるってのはいいんだか悪いんだか。
せめてうちみたいな個人サイトでささやかながらも良さを紹介できればいいのだけれど、そのためにはもっとせっせと通わないとなー。
そして番組内で紹介されたジリが書いた本、持ってるけど読んでない、読まなきゃ宝の持ち腐れだわ、という思いも強くしました。ミュシャの本は絵だけ見て満足しちゃう傾向があるからなあ。もったいないことしてるよ。

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Comment

私もミュシャ館の詳しい紹介だけしてくれるのかなあと
思ったのに、いきなりあの3人のゲスト。
せめてもうちょっとゲスト選びを考えて欲しかったね。
今度また見に行こうっと。
liki | 2006年06月06日(火) 00:59 | URL | コメント編集

500点も展示しているととられた方もいらっしゃるかもしれませんね。もちろん所蔵作品数です。アルフォンス・ミュシャ館の展示数はいつも120点前後です。
財団秘蔵展の出品作品が240点、ドイの没後50年展で300点。83年のミュシャ展は218点、95年生涯と芸術展が260点でした。
堺市立文化館アルフォンス・ミュシャ館が移転オープンした2000年の特別展では文化館全館を使って400点あまり展示しましたが、もし500点もあると見るだけでも大変です。
迷宮美術館は新日曜美術館とは違って娯楽番組ですからミュシャファンの評価は分かれますね。実際、美の巨人たちでもそうでしたが、??と首をかしげる部分もあるし・・・。
でも、堺にあるだけではほとんど知られることもないので、ミュシャを知ってもらい楽しんでいただくきっかけとしてはいいチャンスだと思います。
堺ではまたぞろ移転話や閉館して作品をどこかにしまい込むという噂も聞こえて来ます。折角展示していてもミュシャを楽しむ方がいなければそうなるのもやむをえないでしょう。ですから迷宮美術館が娯楽番組であるだけにより多くの方に楽しんでもらえれば救いの手になるかもしれないと期待しています。
ジリさんはすばらしい方でした。いつもまわりに女性たちが集まるのでみんなヤッカンでましたが自然に人をひきつける人柄の魅力ですね。ミュシャ自身もきっとそんな雰囲気を持っていた人に違いないと思わされます。
Jiri Muchaはチェコ語ではイジー・ムハ、英語のGeorgeにあたりますが、親しい人たちはみんな、イジーでもジョージでもなくジリと呼んでいました。
案内を出すと学芸員がいないときに質問が来て迷惑だからと今はミュージアムトークの案内はしていません。人減らしのため今年からミュシャ館の受付には人がいなくなりました、しかしできるだけ学芸員が受付にいるようにしているので見かけたら質問してください。ミュシャは見るだけでも楽しいですが質問するともっとおもしろくなるはずです。そしてブログなどに感想を書いていただければ、それもミュシャの楽しみ方のひとつでしょう。
長いコメントになってしまいました。Iraさんごめんなさい。迷惑だったら削除してくださいね。
夢茶 | 2006年06月06日(火) 15:55 | URL | コメント編集

>likiさん
これはもう、こういう番組なんだと思って見るしかないでしょう。
この番組を2,3回見て、そう悟りました(^^;)
ゲストの人たちもときどき鋭いことを言っていたので、
及第点なんじゃないでしょうか。(仕込みかもしれませんが)
一人でも多くの人が堺にミュシャの美術館があることに気付いて
足を向けてくれればいいかなと思うことにします。
>夢茶さん
こんにちは。
詳しいお話をありがとうございます。
色々と難しいことがあるんですね。
受付のことは先日堺を訪れたときにも気になってたんですよ。
誰かのために、というよりも、自分のために、
いつでもミュシャに触れられる場所がなくならないように、
少しでもアピールできたらいいなと思います。
ジリさんのお話もありがとうございます。
おモテになる方だったんですね~(笑)
Ira | 2006年06月06日(火) 21:38 | URL | コメント編集

●知らなかった

迷宮…を見て、堺にミュシャ美術館があるのをはじめて知りました。
プラハに旅行したとき、ミュシャ美術館に入りました。アール・ヌーボー、サラ・ベルナールのミュシャしか知らなかった。ミュシャがメチャ好きというわけでもなかった。
そこで、知らなかったミュシャを教えられました。
晩年、プラハに帰ってからの作品に、とくに惹かれました。
ミュシャ、ではなくて、ムハ、でした。
堺に行ったら、ぜひミュシャ館を訪れようと思います。
(淮) | 2006年08月05日(土) 11:40 | URL | コメント編集

●ぜひ!

>(淮)さん
プラハへ行ったことがあるんですか。いいですね~。
日本にも素敵なミュシャ美術館があるのは意外と知られていないんですよね。
ぜひぜひ堺にも足を伸ばしてみてくださいね。
私は関係者でもなんでもないんですが、もっと多くの人に知って欲しいなと思ってつい宣伝してしまいます。
Ira | 2006年08月06日(日) 23:40 | URL | コメント編集

●ミュシャ館、いいですよね。でも…

はじめまして。10年来のミュシャフリークです。関東在住の私は、初めて境のミュシャ館に行った時は、それだけの為に大阪に1泊しました。自分としては長年の夢だったのに、ホテルのコンシェルジュに詳しい場所を聞いても、「そんな美術館は知らない」と言われてしまい、全然違う、古墳に隣接した博物館を紹介されてしまいました(泣)。結局そこでフライヤーを漁り、自力で見つけたのですが…。
最大のお目当ては蛇ブレスだったのですが、ハーモニーをはじめ、単なるアールヌーヴォーの作家じゃないんだよ、というミュシャ愛を感じる、一本筋の通った展示に大満足でした。ドイの図録もおそらく最強ではないでしょうか?
私はプラハのミュシャ・ミュージアムにも行きましたが、実はそっちは境のミュシャ館の足下にも及びません。アレはギャラリーと呼ぶべきです。逆に、聖ヴィート大聖堂のステンドグラスは1点でも圧巻でした。惜しむらくは、あまりに人気で、多くの人が前に立ち尽くしてしまい、なかなか近づけない…。
迷宮美術館を観て、また境に行きたくなりました。
そしていつの日か、モラフスキー・クロムルフにも行きたい!です。
Nora | 2006年08月07日(月) 23:39 | URL | コメント編集

●大変でしたね

>Noraさん
はじめまして。
地元のホテルの人も知らないんですか?それは悲しいですね…
ミュシャ館は一度移転しているので、移転前の場所に間違って行ってしまったという話は聞いたことがあります。昔は南海の堺駅の近くで、今はJRの堺市駅の近くなんですが、全然場所が違うんですよね(^^;)
いいですねー、チェコ。私もいつか行けるといいのですが。
特にミュシャのステンドグラスはいつか見てみたいです。みんな綺麗って絶賛していますもんね。
Ira | 2006年08月10日(木) 23:10 | URL | コメント編集

●堺に行ってきました

堺のアルフォンス・ミュシャ館に行ってきました。
私のサイトに「ミュシャ、またはムハ」という記事を書きましたので、よければ見てください。
(淮) | 2006年08月15日(火) 10:10 | URL | コメント編集

>(淮)さん
さっそく堺へ行ってこられたのですね。
ミュシャ館レポートのご紹介ありがとうございます。
Ira | 2006年08月20日(日) 15:22 | URL | コメント編集

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