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2006'08.05 (Sat)

きっかけはアステア

現在激しくビング・クロスビーにはまっていますが、そもそもはまるきっかけを作ったのはフレッド・アステアでした。年末~年始あたりはアステアに夢中で、いろんなCD買い漁ってDVD見てとアステア生活をエンジョイしてたんですが、その中でアステア最晩年のレコーディングを集めたCDを購入しました。それは3枚組のCDで、アステアが1975年に制作したソロ・アルバムとビングとのデュエットアルバムと、そこから遡ること約半世紀、映画スターになる前に録音したものがまとめられてました。すべてロンドンで録音したという繋がりで。
これを聞いてみてびっくり。アステアはちょっと苦しそうなところがあるなーと思いながら聞いてたんだけど、ビングは70代とは思えない歌声。全然衰えてないよ。(1975年当時アステアは76歳、ビングは72歳)
B00000J21PThe Complete London Sessions
Fred Astaire
Emi Gold 2001-02-19

by G-Tools

似たような主旨のCDのビング版。やっぱり二人のデュエット+ビングの同時期のロンドンでのレコーディングを集めたもの。勢いでこれもすぐに買っちゃいました。
B000006X4XThe Complete United Artists Sessions
Bing Crosby
Emi Gold 2003-06-10

by G-Tools

これがきっかけでビングのことをもっと知りたくなって海外のファンサイトを見つけて読んでて、1970年頃に肺の一部摘出手術を受けていたことを知ったり、1977年にスペインでゴルフ中に倒れて亡くなる数日前までレコーディングしてたことを知ったり、ポールホワイトマン楽団に所属していた頃のこと、解雇された理由、その後の活躍の軌跡、その裏で色々あったらしい家庭生活のことなど、多くのことを知りました。
それまではビングといえばホワイトクリスマス(映画は昔見たことがあるし、クリスマスCDも持っててお気に入り)だったけど全盛期のことしか知らなくて、ゴルフ場で倒れて亡くなったことも聞いたことはあったけど直前まで精力的に活動してたことも知らなかった。悠々自適の隠居生活を送ってたのかと思ってた。ザッツエンタテインメントで随分やせてるのを見てあれ?とは思ったけど深くは考えなかった。アステア映画を見る中でスイングホテルのビングを見てやっぱりうまいなーと思って適当に一枚CD買ってみたけどはまるには至らなかった。
ちょうどその頃、お正月にNHKで「ブロードウェイの100年」というドキュメンタリーをやっていて、その中で大恐慌の時代にビングの「Brother, Can You Spare A Dime?」という曲がヒットしたという話が出てきて曲の一部が流れたんだけど、ホワイトクリスマスのビングの声とは全然違ってて、これまた興味をかき立てられる一因になりました。
そこでタワレコに行って廉価版ボックスセット投売りワゴンの中にあった3枚組CDを買ってみました。すると、1930年代から50年代までの曲が多少は偏りがあるもののほぼまんべんなく入っていて非常に気に入りました。でも1950年代以降はちょっとしかないのでもっと後の時代も聞いてみたい!さらにデビュー当時、1920年代から1930年代前半の歌ももっと聞いてみたい!という欲望は高まる一方でした。
それ以降は、再びタワレコで他の廉価版CDを買ってみたり、ビングのファンサイトのディスコグラフィーを見て、気になる曲が入ってるCDを探して買ってみたりと、マニア街道まっしぐら。ついには輸入DVDにまで手を出す始末。
ビングの魅力は歌声なのはもちろんのこと、楽曲の良さもあります。共演者も豪華。デュエット相手もバラエティに富んでるし、バックバンドも豪華。さらにラジオ放送の録音盤も残っていて、これを聞いてるとめちゃくちゃ楽しいんですよね。全部聞き取れるわけじゃないけど楽しげな雰囲気が伝わってくる。
そんなこんなでデビュー当時から最晩年までの歌をひととおり聞くと、晩年の声が衰えてないというのは違うかもと認識を改めました。やっぱり若い頃の方がパワーがある。若さゆえの色気も感じる。歳を重ねるごとに声が低く弱くなっていくのはある程度仕方ないことなんでしょう。でもそれが魅力を損なっているということはなくて、柔らかい穏やかな歌い方も十分魅力的。
1950年代後半からはロックの台頭、ビートルズの出現などでメインストリームからは外れてしまったけれど、渋い名盤を残しています。特に最晩年は人生の総決算的な曲が多いのが意味深だなあと感じてたり。ビング版マイウェイともいえる「That's what life is all about」とか、ビングにしか歌えない「There's nothing that I haven't sung about」、最後のアルバムからの曲「Seasons」、若い世代とのデュエット「Peace on earth/Little drummer boy」、そして最後のレコーディングである「Once in a while」と、印象深い曲がたくさん。
ビングの死因は心臓発作。某サイトの情報では第二次世界大戦中に兵士の慰問活動に飛び回ったりした過労が祟って1950年代に入ってからは自分の声の衰えや時代の変化を感じて引退を考えるようになって、1960年代は健康状態もすぐれず半引退状態だったそうです。1950年代に二番目の奥さんと結婚するときも自分はそんなに長くないかもしれないと釘をさしてたとか。晩年の写真を見ると痩せちゃってて痛々しさも感じる。どこがどう悪かったのかは知らないけど医者にゴルフは半ラウンドにするようにと注意を受けてたとか。心臓が弱ってたのかしらね。
そんなビングですが1970年代に入って突然精力的に活動を再開。レコーディングしまくり、芸能生活50周年コンサートツアーもやっちゃう。ビングはレコードとラジオと映画とテレビはたくさん出ていたけれどコンサートはほとんどやってなかったそうです。なんで突然そんな気になったのか。自覚があったのかどうかはわからないけど、元気なうちにやりたいことをやっておこうと思ったのかな。件のコンサート中に舞台から落ちて怪我しながらもツアーを続行したというし、何か彼を駆り立てるものがあったのかな。活動を休止しておとなしくしてたらもっと長生きしたのかもしれないけど、たとえ命を縮める結果になったとしてもそれが本人にとっては幸せだったのかなと思う。
今はクリスマスくらいしか彼の曲が流れることはなくて、アメリカでは若者がたむろしている場所に彼の歌を流して追い払うという悲しい使われ方をしているらしいですが、ビングの曲をたくさん流してくれる場所があったら私なら足繁く通ってしまいそう。
そんな私のマニアっぷりはクラフトのチーズやミニッツメイドのジュースを見て喜ぶくらい重症です(たぶんほとんどの人に意味不明)。ミュシャでいうとワイン売り場でモエエシャンドンを見つけて喜ぶような感じか。LUのビスケットでも可。

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Comment

こんばんは、気分転換に改名してみました~。今後ともよろしくお願いします。
ビングの歌はホワイトクリスマスと、いくつかの映画でしか聞いたことがないのですが、リラックスした雰囲気の中にも暖かみがある歌声で素敵ですよね。
彼は亡くなった次の年に、初来日する計画があったそうですね。もし実現していたらコンサート映像が残ってたり、日本での彼の知名度ももう少し上がってたかも?なんて思うと残念です。
アメリカでは若者がたむろしている場所に、彼の歌を流して追い払う…というのは初めて知りました。時代遅れ・古くささの象徴、みたいな感じなんでしょうか?たとえ話だとしても悲しいですよね~。
でも自分も演歌やフォークが苦手なので、あまりアメリカの若者をとやかく言えないかも(笑)
影千代(元gungnir25) | 2006年08月14日(月) 00:32 | URL | コメント編集

>影千代さん
こんにちは。お名前変えられたんですね。
(前のお名前はなんて読むのかなーとひそかに不思議に思ってました・笑)
来日の予定が果たされなかったのは本当に残念ですね。
来てくれてたらその記録が残っていたかもしれないんですよねー。
アメリカのニュースの件ですが、以前からそういう古い曲をかけて若者を追い払うことは
やってたらしいんですが、最近そのラインナップにバリー・マニロウが加わったとか、
そんなことがニュースになってたみたいです。
日本だったらやっぱり演歌とかフォークとかなんですかねー。
たしかにそんなのが聞こえてきたら敬遠してしまうかもしれないですね。
でも私は逆に今時の音楽の方が苦手かも(笑)
Ira | 2006年08月14日(月) 01:52 | URL | コメント編集

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