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2006'08.20 (Sun)

ルドンとその時代展に行ってきた

お盆休みは帰省がてら、岐阜県美術館の「ルドンとその時代」展へ行ってきました。
06-08-19_15-32.jpg

盆休みだからなのか、田舎だからなのか、思ったほど混んでませんでしたねー。それにしても暑かった…。やっぱり岐阜って暑いのかな。
愛知、岐阜、三重の3つの県美術館共同企画ということで、展示量はたっぷり。「ルドンの時代」という切り口なのですが、直接ルドンとは関係ない人もたくさん。
入り口すぐのところにドーミエ登場でさっそくツボを突かれました。
思えばドーミエに興味を持ったのはGWに行ったロダンとカリエール展@東京美術館の売店で「60戯画」という本を手に取ったことで戯画に興味を持って伊丹まで戯画関係の展覧会を見に行ったことで、ロダンとカリエール展に行こうと思ったきっかけがプーシキン美術館展@大阪でカリエールを知ったことで、プーシキンに行った理由は印象派の絵が出てるからだっけな?ルドンはプーシキンに行ったときにちょっと覗いてみた資料コーナーで過去の展覧会図録の中にあるのを見て心の隅にひっかかって、藤田嗣治展@京都のときに寄った常設コーナーに展示されてるのを見て興味が増して、今回のルドン展を発見するに至ったわけだ。という感じで、いろんなことが繋がってくのがおもしろくってしょうがないです。次は何に繋がるのかなー。
展示の方はセクション1が1840年から60年代、セクション2が1870年代、セクション3が1880年代、セクション4が1890年代、セクション5が1900年代、セクション6が1910~20年代初頭となってます。ルドンが生まれたのが1840年で没年が1916年なので、それにあわせた区切りとなってます。まずはルドンが成長して絵を描き始める頃までがセクション1、初の版画集を発表するのがセクション2、さらに独自の世界を歩んでゆくのがセクション3、少し丸くなって?女性像を描き始めるセクション4、色彩に目覚めるのがセクション5、そして最晩年から死後の状況がセクション6で紹介されるといった構成。
んで、ざっと見た印象ですが、東海三県の県美術館の名品が勢揃い!というのは確かに凄そうなんだけど、個人的には楽しめたけど、一般的な知名度ではちょっと弱い品揃えなのかなあと思ってしまったり。たとえば愛知県美術館の目玉らしいクリムトは接吻とかの女性像を期待すると肩透かしだし…。まあでも、海外大手の美術館の力を借りなくても、地域の3つの美術館だけでこれだけできるってのは考えてみたら結構凄いのかも。
今のところ興味ある時代は19世紀から20世紀初頭くらいなので、セクション6くらいになってくるとちょっとよくわかんなくなってくる。政治的な意味合いとか出てくるとよくわかんなくなるし、キュビズムとか抽象的な方向もよくわかんない。ピカソの抽象画も2~3点あったけど、どこをどう見ていいかわかんないのが苦手な理由かも。でも抽象画でも何故かカンディンスキーは好き。
印象派はルノワールとかモネがちょろっとある程度。軸はルドンなので、同時代の主流はこんなのでした、みたいな紹介程度の扱いなのかな。
版画繋がり?師弟関係?ということで最初の方にはモノクロのリトグラフとかエッチングが多めでした。ドーミエはやっぱ面白いなあと思いながら見てたり、ブレスダンの超細密な銅版画もよくここまで描き込むなあと思いながら見てた。象徴主義繋がり?でモローもあった。モローも前に神戸まで見に行ったんだよな。初期の地味な作品でしたが神話的なモローらしさはちゃんと出ていました。
ムンクは三重県がたくさん持ってるみたいで多めに出てたけど、私この人苦手です。叫びとかマドンナとか単品でさらっと見る分にはまだ大丈夫なんだけど、何年か前に京都でムンク展を見に行ったときに、まとめてどかんとムンクを見るのは精神的にきついものがあると感じてしまったので。嫌いってのとは違うんだけどね。
あと、マックス・クリンガーという人の「死について」という版画集も興味深かった。モノクロのエッチングなんだけど、ちょっとミュシャを感じてしまって。制作年が1889年なのでミュシャが大活躍するより前。ドイツの人でアカデミック寄りな人で商業アートじゃないし、描く線が似てるわけじゃないんだけど、絵の周りを囲う装飾のようなものが似てるなーと思った。
ゴーギャンもたくさんあったけどほとんどタヒチ時代の木版でした。あのべたっとした油絵には馴染みがあったけど、木版ではこんなの作ってたんだーと新鮮でした。
ミュシャやロートレックも数は少ないけどありました。前に東京まで「日本のアールヌーヴォー」展を見に行ったときに遭遇したJOB(大)が鎮座してました。あれも三重県のやつだったからまったく同じもののはず。ほんとにこれ大きいよねー。
ルドンの絵は初期の内省的な絵(発表する意図はなかった?)は不思議な感じ。ただ樹木を描いてるだけなんだけど。初の版画集はなんだかよくわかんないけど面白いですねー。色彩に目覚めてからの絵はとっつきやすくて好き。一枚だけ異質だったのが肖像画。こんなのも描いてたんだ。女性の横顔ってところはルドンの後期の定番だけどあくまで普通の肖像画で、お花やら羽根が浮いてたり頭の形が変だったりしない、綺麗な肖像画でした。
カタログは図版は一部のみのガイドブックという形式のものしかありませんでした。でもそのガイドブックが結構面白くて、帰ってきてから読み直したらいい復習になりました。
気に入った作品の所蔵先を見ると愛知県美術館のはほとんどなくて、三重に好みのが多いなー、岐阜もそこそこかな、という印象でした。
そんなルドン展も今日で終わりです。

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