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2007'04.01 (Sun)

小磯記念美術館

六甲アイランドにある小磯記念美術館に行ってきました。
先日行った姫路のポスター展で小磯良平のポスターを何枚か見て(講演会で見たスライドも含む)興味を引かれたのと、一昨日に展覧会のポスターを見て面白そうだなと思ったので。
実はいいなと思った展覧会のポスターは次回展だったんですが、ふと公式サイトを見たら今日まで開催の展示内容も面白そうだったので急遽行くことに。
現在の展示内容は「小磯良平作品選~油彩・版画・ポスター」と、「新聞連載小説挿絵原画展示」の特集展示、コレクション企画展示「風景」となっていました。
ちょうど入館したらギャラリーツアーが始まったところだったので輪の中に加わって話を聞いてきました。小磯良平についてはあまり知らないので学芸員さんの説明を聞けたのはラッキー。宝塚歌劇と縁のある人だったという話が面白かったな。小林一三さんと知り合いだったとかで舞台の緞帳のデザインをしたり、絵を描くときのモデルの衣装を借してもらったりしてたらしい。藤島武二に師事していたという話も聞いて、アールヌーヴォーと繋がった!と思ったり。あと、この人も1930年頃にパリへ渡航してるんだけど、あっちの美術学校へ通ったりはせずに美術館を見て回ったり音楽を聴いたりあちらの文化を吸収することに重点を置いてたというのが面白いなと思った。もちろん絵も描いてたらしいけど、アトリエを構えてモデルさんを呼んで描いていたらしい。
戦争中の苦労話もあって、神戸の空襲でアトリエが焼けて作品の幾つかが焼失してしまったとか、戦後もしばらくは神戸を転々とする生活だったとか、戦時中は戦争記録画を描くために従軍させられたとか、いろいろ大変だったみたいです。
展示数は50点弱。半分強が油彩で残りが版画とポスター。版画は芸大講師として授業に使ったものが何点かあって、小磯は絵だけ描いて版の準備や刷りは学生がやったとか言ってました。ポスターは姫路でスライドの中に出てきた「神戸みなとの祭り」があった。
ギャラリーツアーの後にゆっくり一点一点眺めてきました。遠目で見ると写実的に見えるのに近くで見るとタッチが印象派みたいに曖昧に見えるのが不思議。あんまり厚塗りはしないとみえて、キャンバスの布地を活かした塗り方だなあと思った。自分の娘二人を描いた絵がかわいかったな。本人もお気に入りで生涯手元に置いておいたらしい。兵庫県立美術館にも小磯良平コレクションがあって、今まで存在は知ってたけど入ったことがなくて、今度行くときは見てこようかなあと思った。
挿絵はペン書きの素描で、油彩とは全然違うんだけど面白かった。絵よりもストーリーが気になってしまったり。石川達三の「人間の壁」という新聞小説らしい。ああいうさらっと描いてるようでうまい線画って好きだなあ。
コレクション展示室は神戸ゆかりの画家が多いみたい。風景画に見えなくもない抽象画もあった。
生前小磯が使用していたアトリエを移築したものもあって見学してきました。これまたちょうど展示を見てるときに館内放送でこれから解説会やります~と聞こえてきたので解説を聞いてきた。部屋の中に本棚があって、色んな本が並んでるのを見るのが楽しかったわ。ピカソやらフジタやらドガやら百科全集っぽいのやらいろいろあった。本好きとしては手に取って見たい~という欲求にかられながらもさすがにアトリエ内部は立ち入り禁止(戸口から中を覗きこむだけ)なので指をくわえて見てました。庭も一部再現されていて庭にまつわる小話も聞けました。薬草植物画を描いてたって話は初耳で面白いなあと思った。
全部見終わって売店を見て、その先に図書室があったので例によって面白そうな本がないかなと思って見てみると、美術全集みたいな本で時代別、傾向別に、代表的作家を取り上げて説明する本があったので少し読んできた(中身ばっかり見てどういう名前の本だったのかは見てこなかったよ…)。ダリの章だけ真面目に読んできたんだけど、ダリって知識が豊富で頭いい人だったんだなあと思った。あとは今読んでる「20世紀美術」という本と重なるような文章もあって、古典的、写実的な絵画から抽象的な方向へ進んだ理由が少しわかった気がする。
本当はついでに神戸ファッション美術館内にオープンした「神戸ゆかりの美術館」も見てこようかと思ってたけど、昨日の疲れもあって家を出るのが遅くなったことと意外と小磯記念美術館が充実していたことで一箇所だけの訪問となりました。また次の企画展も見に行きたいと思ってるからそのときにまとめて行こうっと。
また行きたいなあと思わせる美術館だったけど、問題は交通手段だ。六甲ライナー高いんだもん。もう少し近かったらいいのに。ファッション美術館も同様で近かったらもっと頻繁に行くんだけどなあとつくづく思います。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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