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2007'08.31 (Fri)

マイケル・ファインスタイン@モーションブルー横浜

長いこと引っ張ってきたネタも今日で完結。
ところで、ここまで色々書いたわりにご本人のキャリアをきちんと紹介してないなーということに気付いたんでちょこっと書いておく。
Michael Feinstein。1956年オハイオ州生まれ。1977年から1983年までアイラ・ガーシュイン(超有名作曲家ジョージ・ガーシュインの兄で、兄弟コンビで活躍していた作詞家)の助手を務める。1983年以降からステージに立ち始めてレコードデビューは1985年だっけな。生い立ちその他は昔書いた記事に譲るとして、現在までに20枚近いアルバムをリリースしていて、グラミー賞には4度ノミネートされてる。現在は自身が所有するクラブもあって、精力的にツアーをこなしている。自身のレーベルもあって他人のプロデュースもするし、豊富な知識を買われて様々な催しに呼ばれたりしてる。
20世紀前半のブロードウェイやハリウッドのミュージカルで歌われたものを中心に、古きよきアメリカの歌を歌い継いでいる人。コレクターでもあり研究家でもある。レアな歌詞とかメロディとか逸話が大好きっぽい。
自分はアメリカにいるわけじゃないので現地でどんな扱いを受けてるのかまでは知らないけど、たぶんかなり有名なんじゃないのかな。

さてさて、それではライブの詳細な感想など。誰も読みたかねーよ!とか言われそうだけど、自分が読みたいんだもんー。ということであきれつつ読み流してくださいな。
07-08-25_17-35.jpg

【More・・・】

開演前にベースとドラムの人が先にスタンバってて会場の照明が落ちて演奏が始まって、会場のスタッフが"Ladies and gentlemen!"とかなんとか叫んでご本人の登場。
うわー、本物だ!生ファインスタインだ!意外と小柄?とか感激しながら見つめてた。
そして早速ピアノに向かって演奏開始。オープニングからガーシュインだ!
さすがにこの道ウン十年、ステージが板についてるというか。ピアノの向きは舞台正面から見ると完全に横向いてるんだけど歌うときはしっかり顔を観客席に向けて歌うんだねー。当たり前?会場全体を見渡しながら、歌詞のひとことひとことを大事にしながら歌ってるのがわかって素敵でした。弾き語りなんだけど手元はほとんど見ない。間奏のときなどに顔が鍵盤の方を向くことはあるけど、ほとんど体で覚えてるんだろうなー。
ベテランだから当然だろうけど音程がしっかりしてるんだよなー。最近のアルバムではソフトな歌いっぷりがちょっと自分的好みからは外れるなーと思ってたんだけど、ライブでは20年近く前に録音されたものと遜色ない、それどころかパワーアップしてるような張りのある声で歌ってくれました。ソフトなバラードもよかった。ベースとドラムとピアノのトリオだから演奏もシンプルでこれまた私好み。
オープニングは「They All Laughed」と「I Got Rhythm」の2曲のメドレーというかちゃんぽんというか、Aの曲を弾いてたと思ったらふいにBの曲に切り替えたり、トリッキーなことをやってました。あとワンフレーズだけ別の曲(たしかラプソディインブルーだったような)が入り込んでたり。他の曲のときにも同じようなことしてたっけ。歌詞の中に地名が出てくるところがあって、そこをYOKOHAMAに変えたりしてて、会場も大盛り上がり。
「They All Laughed」ってのは過去の偉人や発明家たちの名前を挙げて、みんな彼らのことを笑ってたよね(でも彼らは成功して今では尊敬されている)という事例を並べた上で、僕が君を落とそうとしてると聞いてみんな笑ったけど最後に笑うのは誰かな?というオチに行き着く歌。その中でYOKOHAMAって言ったのが聞こえたんだけど、オープニングでまだ浮わついてる状態だったから具体的な箇所が記憶にない。たぶん歌の内容的に「横浜での僕のライブに足を運ぶなんてとみんな笑ったけど…」ということかなあ?
その後、日本語で挨拶。おお、この日のために覚えてきたのかな。簡単な挨拶だけとはいえ結構しっかりした内容で、本当に徹底してエンターテイナーなんだなあ。
最初の挨拶で現在の心境を語るファインスタイン。この美しい横浜でまさに最初のショーができることを喜んでいる(初来日公演の初日の1stステージだから)とかなんとか。その後ブルーノートのことを何か喋ってたような気がする。
んで、お次はちょっと静かな曲をと、リチャード・ロジャースの名前を出して、オスカー・ハマースタイン2世とも仕事したけどここではロジャース&ハートのコンビでねと言って「I'll Kiss Your Hand, Madame」と「My Romance」を。「My Romance」はお気に入りなんだとか言ってたような。(ここの前半の曲は私の勘違いかも。My Romanceのヴァースを別の曲だと勘違いした模様)
次はジュディ・ガーランドの曲で「How About You?」。この曲はアカデミー賞にノミネートされたけど「White Christmas」に負けたんだとか。お得意の薀蓄ですね。それよりもこの曲はかわいいんだよねー。「私はガーシュインの歌が好きだけどあなたはどう?」ってぴったりすぎるよ。
続いてバーブラ・ストライサンドの「The Way We Were」。バーブラ・ストライサンドって知ってる?知らなくても彼女は知ってるはずだと言い張るよ!だって。バーブラってやっぱりそういうキャラなんだ(笑)
次はちょっと笑いを取るネタ?ジュリー・ロンドンがセクシーに歌ったという「Girl Talk」。クネクネしながら歌ってました(笑)
ここでちょっと趣向を変えて「Pig Foot Pete」。ブギウギスタイルの曲で、架空のピアニストのことを歌ってるとか言ってたっけな。Pig Foot=豚の足ってことで、僕はベジタリアンだからなあと顔をしかめて「Tofu Pete」ならいいのにとかなんとか(ベジタリアンはたんぱく質源として肉の代わりに豆腐を食べる)。この曲はかなりノリノリでパワフルな演奏でした。
世の中の歌の9割がたはラブソングだけど、ちょっと変わったラブソングがあるんだ、アービング・バーリンの曲でね…との曲紹介にぴんときてしまった私。「I Love A Piano」だ!この曲好きなのー。ちょっとコミカルでパワフルで楽しい曲。歌詞の中に「I know a fine way to treat a Steinway」ってのがあるんだけどこの日のピアノはヤマハだったのでSteinwayをYAMAHAにしてました。芸が細かい。(ちなみにファインスタインのごひいきメーカーはBaldwinらしい)
次はデューク・エリントンで「I Got It Bad And That Ain't Good」。誰それのために書かれた曲だって紹介してたけど名前忘れた。女性歌手だったと思う。
たしかこの辺でアイラ・ガーシュインについての言及が。助手としてコレクションや書類の整理をしてましたという話。ジョージ・ガーシュインといえば有名なのはラプソディインブルーやパリのアメリカ人だけど、それ以外に何百と言うミュージカルソングを兄のアイラ・ガーシュインと一緒に作ったんだよみたいなことを言ってたな。
いろんなことをアイラには教えてもらった、歌い方もすべて。そう語るファインスタインは本当にアイラのことが好きなんだろうなーと伝わってきて、あったかい気持ちになりました。(あ、ちなみに私のHNはIra Gershwinから戴いちゃってたりします。)
世の中に素敵な曲はたくさんあるけれど、作った人のことを知る人は少ない。それを伝えていきたいと、そんなようなことを言ってた(と思う)。彼はもちろんパフォーマーとしても優れているんだけど、Interpreterって言葉がぴったりだ。
あと、自分は歌ったりピアノを弾いたりすることしかできない。それ以外なんにもできない。そんな自分が今、それを仕事としてやっていけてるのは本当に幸せなことだとも語ってました。こういう台詞に弱いんだよなー。私はファインスタインの歌がもちろん好きなんだけど、それ以上に彼の歌に対する気持ちとか過去の偉人たちへの敬意とか、そういうところに惹かれる。
そして「'S Wonderful」をヴァースからしっかりと。他の曲もヴァースから歌ったり聴きなれない歌詞で歌ってたりしてたな。
次に来日記念に日本盤が発売された「ホープレス・ロマンティックス」から2曲。「The More I See You」「You're Getting To Be A Habit With Me」。このCDが日本デビューだって話してたけど、だとしたら昔出てたバートンレインソングブックは何だったんだろう。なかったことにされてる?廃盤になってるし説明がめんどくさいから?ハリー・ウォーレンのことはどのくらい喋ってたっけなあ。アイラ・ガーシュイン経由で会わせてもらったとかって話は別のところで聞いたんだっけ?ハリー・ウォーレンの本名は発音しにくい名前だとか言ってたな。CDで共演したジョージ・シアリングのことも言ってたはず。年齢のこととか。そうそう、シアリングはメル・トーメやナット・キング・コール、ペギー・リーなどと共演してて今回自分がその末席に加われて光栄だみたいなことも。
それからよく知らない歌「As Long As She Needs Me」を歌って、次にガーシュインメドレーを(Embraceable You/They Can't That Away From Me/Summertime/I've Got A Crush On You)。この辺のMCはよく憶えてない。
そしてフィナーレは、えー!そんな曲やっちゃうの?というネタ。演奏前にベースやドラムの人と二言三言交わしてて、そのときに曲を変更したらしい。最初は何をやるつもりだったんだろう…。
「Great Balls Of Fire」って!ジェリー・リー・ルイスだよ。火の玉ロックだよ。つば飛ばしながら激唱してました。もちろんスタンディングプレイもやってたよ。さすがにピアノに火をつけたりはしないけど…。あのヴァースはオリジナルなのかなあ。ガーシュインとかコールポーターとかの名前が出てきてて、この20世紀という時代に…とかなんとか聞こえたような気がするけど忘れた。
フィナーレの後、一旦ステージ袖に引っ込んでからアンコール。観客に対してリクエストある?みたく聞いて、言われた曲(たしかバリー・マニロウの「Soon」)を「歌詞を憶えてるか怪しいな~」とか言いながらさらっと歌って、最初から予定されてたであろう曲「Alexander's Ragtime Band」をきっちり弾いておしまい。
1stステージはとにかく最初だからってことで本当に感激しまくり。ファインスタインもMCで"the very first show in Japan"に来てくれてありがとう!みたいなことを言ってて、ホント観客を喜ばすのがうまいよなーと思った。
歌ってた曲の中でも「'S Wonderful」とかで「that you shoud care for me」っていうようなところも観客に向けて歌ってるのかしら?なんて脳内変換しちゃいそうになってました。

2ndステージは「Let Me Entertain You」で幕開け。要所要所で1stと同じようなネタを挟みつつ、1stと同じ曲もあれば違う曲もあるという感じでライブは進行していきます。ただ、さすがに最後の方は私の集中力が欠け気味で歌詞をじっくり味わうことはできてなかったかも。あと、上に書いたMCの内容はもしかすると2ndで喋ってたことも混じってるかも。同じ曲に対しては同じようなことを喋ってたと思うけど記憶に自信はない。
セットリストは後で載せるとして、1stと違ったところを重点的に書いてみる。
オープニングの次、日本語あいさつの後にシナトラの歌を続けて2~3曲。「Time After Time」は映画「It Happened In Brooklyn」の曲だって説明してたな。ファインスタインはシナトラと会ったことがあってシナトラはこの曲がお気に入りだと言っていたという話があったと思うけど自信がない。続けて「The Tender Trap」を歌って、その次にやった「Making Whoopee」もシナトラなのかな?ここら辺の繋がりをよく憶えてない。
ロジャース&ハートの歌は2ndでは「Isn't It Romantic」を選曲。曲の解説もしてたような気がするけど細かいことは憶えてない。ここでカップル向けトーク、隣の人の手を握るチャンスだよ!と。一人で来てる自分の立場は…とか思いつつ苦笑いしてた。そういや男同士とか女同士の連れもちょこちょこいたね。一人で来てる人もいた。自分だけじゃなくてよかった。
それからガーシュインの「Of Thee I Sing」があったけどこれの解説もどんなだったか忘れたなあ。アイラの話がここで入ったんだっけ。
コール・ポーターの「I Concentrate On You」はフレッド・アステアが歌った歌で、アステアはお気に入りのシンガーなんだと言っていた、たぶん。それとコール・ポーターの曲はビギンが多くてねーと言いながらビギンのリズムを弾いてました。あと、ここでじゃなかったかもしれないけどタップを披露してた。といっても全然踊れないんだけど。ネタだね。
次にガーシュインの曲をやるよと言って歌う前に、デューク・エリントンの名前を出してメロディと歌詞が密接に結びついてるとかなんとか言って、「Someone To Watch Over Me」を歌いつつ途中でエリントンの「In A Sentimental Mood」をベースソロで挿入。それからガーシュインメドレーを。メドレーの内容は1stと違ってた。(Swanee/Let's Call The Whole Thing Off/Nice Work If You Can Get It/Love Is Here To Stay/I've Got A Crush On You)
んで、同じようにフィナーレがあって、アンコールは違う曲。今回もリクエスト聞いてたけどそれは歌わず(「September Song」と言われて湿っぽい曲だな~とか言ってたような)「As Time Goes By」でした。

私は初ライブってことであんまりアピールできなかったんだけど、ライブ慣れしてる人なのかなー、積極的に声出したりピューッと口笛?鳴らす人もいた。握手求めてる人もいた。リクエストできるならあの曲とかこの曲とか聞いてみたかったなー。
1stステージはお客さんの入りもよくてかなり盛り上がりました。自分もテンション高かったし。2ndステージは時間が遅いせいもあってちょっと座席に余裕がある状態で。でも会場は十分盛り上がってたよ。
ちなみに曲名は知ってるのが大半だったけど、一部知らないのがあって、聞き取れた範囲で後で調べて確認しました。
今まであまりライブってものに興味がなくて、CDやDVDで十分だよ~と思ってたけど、ファインスタインは違うね。帰ってきてから改めてCD聞いてみたりしてるけど、ライブの方がいい!まあ今のところ出てるライブ音源が古いのばっかりってのもあるんで一概に比較はできないのかもしれない。少なくともスタジオ録音CDを聞く限りでは最近のより昔の方がいいなーと思ってたけど、実際に生歌を聴いてみたら今の方が充実してる感じ。
それに今までライブっていってもホールとか大きめの会場をイメージしてたので生で聞くありがたみが想像しにくかったんだけど、小さめのライブハウスだったらこんな風に目の前で聞けるんだとわかって、こんなのならまた行きたいなと思った。

*こっそり追記*
例の伝記本にこんなメッセージを頂いてしまいました。
07-08-26_22-38~01.jpg 07-08-26_22-38~00.jpg

写真が若いなあ…
正式なサイン会みたいなのはなかったんだけど、終演後スタッフに、サインって頼めるんでしょうか?と聞いてみた。帰りを急いでいるらしいからと一度は断られたんだけど、この本を見せて食い下がってみたらもう一度掛け合ってくれまして。とにかく時間がないからということで直接ご対面して…というのは無理だったけど、スタッフに本を預けて書いてもらうことができました。無理言ってごめんなさい!でもありがとう!いい人だなあ。
*追記ここまで*

東京の初日のセットリストを見つけたんだけど微妙に横浜と違うのね。このリストが正確ならの話だけど。
メドレーの詳細とか2曲連続で演奏したものの片割れが書いてなかったりするけど、それを除くと横浜でやって東京でリストに入ってないのが1曲。「I Got It Bad and That Ain't Good」。曲順も微妙に違う。あと、2ndでは火の玉ロックやんなかったの?あれがないとフィナーレ~アンコールの流れが今ひとつな気がするんだけど。

セットリスト@横浜(2007.8.25)
1st
They All Laughed/I Got Rhythm
I'll Kiss Your Hand, Madame/My Romance *前半は勘違い
How About You?
The Way We Were
Girl Talk
Pig Foot Pete
I Love A Piano
I Got It Bad And That Ain't Good
'S Wonderful
The More I See You/You're Getting To Be A Habit With Me
As Long As She Needs Me
Embraceable You/They Can't Take That Away From Me/Summertime/I've Got A Crush On You (Gershwin Medley)
Great Balls Of Fire
---(encore)---
Soon (Barry Manilow) *リクエストでさわりだけ
Alexander's Ragtime Band

2nd
Let Me Entertain You
Time After Time/Love is The Tender Trap
Making Whoopee
Pig Foot Pete
Isn't It Romantic
Girl Talk
Of Thee I Sing
I Concentrate On You
'S Wonderful
The More I See You/You're Getting To Be A Habit With Me
Someone To Watch Over Me/In A Sentimental Mood
Swanee/Let's Call The Whole Thing Off/Nice Work If You Can Get It/Love Is Here To Stay/I've Got A Crush On You (Gershwin Medley)
Great Balls Of Fire
---(encore)---
As Time Goes By
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