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2007'10.22 (Mon)

鉄斎美術館@清荒神清澄寺

宝塚にある富岡鉄斎の美術館に行ってきました。お目当ては富士山図。
美術館はお寺の境内の中。お寺は少し山の上の方にあって、登山ってほどではないけど緩やかな坂の続く参道を20分ほどかけて歩いていかなくてはいけない(もしくは車)のが億劫でなかなか行く気にならなかったんだけど、美術館や駅に置いてある展覧会のチラシに富士山図があったから、この機会を逃すまじ!と行ってきました。
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坂道は登りも疲れるけど下りも足にくるんだよねー。ということで疲れた。でも自然あふれるお寺周辺の雰囲気はいいですね。今日は天気もよくて、ちょっと肌寒かったけど清々しい空気でした。
美術館はお寺の付属施設になってます。こちらのお寺の住職が鉄斎のコレクターで、蒐集品の数は千点以上になるとか。(ただの趣味で集めていたわけじゃなくて住職らしい理由があってのコレクションらしい。詳しい説明は清荒神清澄寺の公式サイトをどうぞ)
んで、富岡鉄斎というか、文人画というか、その辺の知識や興味は実はあんまりなかったりするんだけど、この富士山図だけは一度見てみたいなーと思ってたんです。というのも以前読んだ「日本近代美術史論」で日本の近代画家を数名取り上げている中に富岡鉄斎の名前があったのと、そこで語られていた富士山図のうち、京都市美術館が持ってるやつをちょっと前に見てたので。
4480089896日本近代美術史論 (ちくま学芸文庫)
高階 秀爾
筑摩書房 2006-06

by G-Tools

今回見に行って、やっぱり文人画はよくわからない…というか、賛が読めない、漢文難しいよ、書き下し文があってもやっぱりわかりにくいよ、という部分はまだまだ残ったんだけど、意外と細かいところまで描写してるんだなーとか、岩とか滝の表現はダイナミックで面白いなーとか、わからないなりに賛を一生懸命読もうとしてたら(説明パネルに要約が書いてある)狭い展示室なのに1時間近く過ぎてました。鉄斎と付き合いがあった人たちの名前に川端玉章とか西園寺公望とか、どこかで読んだ名前がちらほら出てくるのも興味をひかれる。そうだよねー、同じ時代に生きてた人なんだよねー、自分は洋画中心で日本画はちょこっとかじってる程度、文人画となるとさっぱりだけど、どこかで繋がりはあるんだよねー。いつかもっと実感を持って繋がりを感じられるといいんだけどなー。
富士山図は全体図と山頂図の屏風が六曲一双になってる。この対比について先述の本に書いてあったことを思い出しつつ見てました。賛はやっぱり読めないけど単語を拾い読み。あ、あそこにあの人の名前が、とかそんな程度だけど。サイズが結構大きいのにびっくり。迫力だー。定期的に説明会も開催してるようなので、そういう機会に行けばもう少しわかるようになるかな。
帰りに美術館の外にある売店で富士山図のグッズがないかなーと思って見てたら、売り場のおじさんに、商品は全体図の方しかないんだよねー、山頂図の方がいいのに、と話しかけられてしまった。富士山図は3~4年に1回くらいしか展示されないとか、来年あたりに東京方面で鉄斎の大きな展覧会があってそのときには富士山図も貸し出されるとか、そんなことを教えてくれました。ここの美術館は年に4~5回展示替えをしてるそうで、そんなに遠くもないのでまた来たいな~と思った。坂道は大変だけど。
ついでにお参りもしないとね、ということでお賽銭投げてお参りしてきました(お寺なんだから普通は参詣が主目的の場所のはずなのに罰当たりめ)。かまどの神様ってことで火箸が納められてたりして面白かった。
しかし今日は寒かった。秋風が身に凍みるわ。
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●日本近代美術史論

日本近代美術史論
2009/11/30(月) 09:00:09 | ロドリゲスインテリーン
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