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2008'04.28 (Mon)

河鍋暁斎展

京都国立博物館で開催中の河鍋暁斎の没後120年記念の特別展覧会に行ってきた。
かなり盛況のようで、入り口に待ち時間表示の看板があったので焦ったけど、幸い私が行ったときは待ち時間無しで会場内も人は多いけど大混雑ってほどでもなかった。ところどころ渋滞してたけど、隙間をぬって見て回ってました。
暁斎のことを知ったのは去年か一昨年くらいかな。決定的だったのがギメ展。浮世絵の展覧会なのに何故か展示の最後に暁斎の肉筆画が。これがなんともインパクトのある面白い絵でして。それ以来ファンで、浮世絵や漫画っぽい絵を描いていたことを知ってますます好きになっていった。
ところで今の今まで「ぎょうさい」だと思ってました。実は「きょうさい」なのね。チラシに「Kyosai」って書いてあるのを見ても気付かず、会場内の説明パネルを見てようやく気付いたという鈍さ。どこがファンなんだよー。でも言い訳させてもらうとうちのパソコンの漢字変換では「ぎょうさい」で「暁斎」になるんだよー。ためしに「きょうさい」で変換しても「暁斎」は出てこない。
さておき、今回の展示は京都国立博物館が企画した力の入った展覧会で、展示数も多いし内容も盛りだくさん。いやー、これは楽しい。
放屁合戦ってのがあほらしくて大笑いなんだけど、これが春画と同じジャンルに入るというのがちょっと不思議な気分。うーん、どの辺がなんだろう。まあ確かにちょっとお下品な絵だけど。さすがにあからさまな春画はなかったけど、下絵帖の中によく見るとアレな絵はあった。
やたらリアルな鯉のぼりが面白かった。地獄の描写が多かった。けっこうグロいものから笑えるものまでいろいろと。幽霊の絵もすごかったなー。リアルで寒々としている。歌舞伎の舞台の引き幕がでかくてすごかった。あれを即興で数時間で仕上げてしまうってどんな豪快な人なんだよ。これを見るためだけでも行く価値はある。他にも酒の席で描いたらしい骸骨の絵とか面白かったな。知人をモデルにした涅槃図もウィットがきいてて楽しい。一番気に入ったのは化け猫の絵。いや確かに化け猫なんだろうけど、みょーに間が抜けてるというか。
暁斎は豪快な絵も繊細な絵もどっちも上手で、卓越した技術を持っているというだけでも十分凄いんだけど、発想というかセンスというか、面白いこと考えるなーというところが一番の魅力なんじゃないだろうか。幕末から明治にかけての混沌とした時代を生き抜いた人ってだけでも十分惹き付けられるものがあるんだけど、あのユーモアが大好きだ。
同じ時期に京都国際漫画ミュージアムでは、この展覧会とは違う切り口で展開される暁斎漫画展をやってるらしい。という情報は前にどこかで見たはずなのにすっかり忘れてて、グッズ売り場にその図録があって思い出した。せっかく京都へ行ったんだから合わせて行けばよかったのに、色々とタイミングが悪くて行けず。残念だ。京博の暁斎展は肉筆画ばっかりだったので版画好きの自分としてはちょっとだけ物足りないところがあって、それを補完するのが漫画ミュージアムの展示だったのに!会期末までに時間があればもう一度京都に行きたいなあ。戯画とか風刺画とかそういう系統なんだけど、ちょっと前に見に行った宮武外骨がその流れの人なんだよね。風刺画大好きー。ところで暁斎漫画展の図録、内容的には面白いんだけど印刷の質が悪いのが難点だ。
京博の展覧会図録は立派なのはいいんだけど、分厚すぎてちょっと躊躇してしまった。その代わりといっちゃなんだけど、別冊太陽の暁斎特集号が置いてあったので買ってきた。
4582945147河鍋暁斎―奇想の天才絵師 超絶技巧と爆笑戯画の名手 (別冊太陽)
平凡社 2008-04

by G-Tools

今回京博で展示されてた作品が多く収録されてるし、印刷も綺麗。ただ、厚みこそ展覧会図録より薄いものの重量はしっかりあるので、暁斎漫画展の図録も合わせるとかなり重い荷物になっちゃいました。
ところで今回も京博の展示解説が面白かった。こないだ陶磁器の展覧会に行ったときも、これって解説というより書いた人の感想みたいだなという笑える説明文があったけど、今回も楽しかった。
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