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2008'07.27 (Sun)

誌上のユートピア@愛知

本日最終日の誌上のユートピア@愛知県美術館へ行ってきた。
葉山、うらわ、愛知と巡回してきて、ずっと行くぞ行くぞと思ってて、最終巡回地の最終日になってようやく重い腰を上げて行ってきた。最近すっかり出不精になってていかんなあ。
これ、行ってよかったー。もう、自分の好みにどんぴしゃりで、見たことある絵も多かったけど、見たことない絵も色々あったし、見れてよかったものがたくさんあった。
イギリス、ドイツ、フランスの美術雑誌や挿画本は綺麗だったし、ビアズリーのイエローブックやサロメは面白いし、白馬会から明星、藤島武二、青木繁といった流れも大好きだし、杉浦非水がかわいすぎるし、浅井忠、神坂雪佳も楽しいし、鏑木清方や鰭崎英朋がいたり、最後は月映で締め。
海外の美術雑誌はいつ見ても面白いんだけど、今回はサロメに注目。これも色んなところで見るからお馴染みだけど、なんとなく目に入ったのが、絵の中に描かれている本のタイトル。マノンレスコーとかゾラのナナとかマルキドサドとかそんなんが書いてあった。細かすぎて見るのが大変だったし、全部は読み取れなかったけど、そうだったのかー。ユーゲントがずらっと並んでて、「JUGEND」って文字を各自てんでばらばらのスタイルで書いてて面白い。ココリコがあったけどミュシャはなかった。図録には載ってるので会場によってか期間によっては見れたってことだろうか。
明星の表紙は楽しいなー。今の美的感覚から見るとちょっと怖いところもあるんだけど、気に入ってしまえばそんなの関係ない。武二の絵だーと喜びながら見てた。ロゴマークみたいなのがかわいい。武二といえば、明星以外にも色々と出てて、色んなところでよく見る「婦人と朝顔」はやっぱり綺麗だし「造花」もいいんだけど、絵葉書がよかった。下絵は過去に見たことあるんだけど、完成品は初めて見るかも。これが金銀インクを使っててエンボスもあってすっごくかわいくて保存状態もよくて、欲しい!と思ってしまったよ。いいなー。他にも面白い雑誌の表紙とか挿絵が見られて楽しかった。武二のグラフィックデザイン系の仕事をもっと見てみたい。知りたい。
青木繁は図録には「黄泉比良坂」が載ってるけど展示はなかったような。うーん残念。でも「少女群舞」や「温泉」は面白かったな。
橋口五葉の装丁のお仕事もよかったなー。三越のポスターもいいよねー。
杉浦非水は出血大サービス。たくさんあった。装丁のお仕事から三越の表紙までいーっぱいあった。どれもこれもかわいいなあ。
その後、浅井忠や神坂雪佳周辺が並んだ後に、「「方寸」と創作版画」というコーナーがあったんだけど、ここはあんまりひっかかるものがなかった。ちょっと地味だったかも。
それから日本美術の伝統と新しい流れへの対応みたいなテーマがあって、そこで岡倉天心とか鏑木清方とか鰭崎英朋なんかが出てくるんだけど、ここでも装丁のお仕事で杉浦非水がしょっちゅう顔を出してて面白いなあと思った。ここでまたお馴染みな「妖魚」by福富太郎コレクションと遭遇。よく会うねえ。
その後、白樺とかヒュウザンとか卓上とか出てくるんだけど、この辺も私が弱いところだなあ。そういえばこの辺で長谷川潔を見つけた。まだ渡欧前ってことかな。木版画で小さく。あとは西村伊作って人の謎の抽象画が気になった。最後に恩地孝四郎とか田中恭吉とかが出てきて、やっとちょっとわかるーと喜んだところで展示は終了。
この時代、ビジュアル方面から入ってるので、文学的素養がないのが辛い。夏目漱石とか北原白秋とか萩原朔太郎とかいずれ読みたいものだ。
図録の装丁がとってもよかったので購入。しかし分厚いな。
ついでに常設展示も鑑賞。面白かったのがデヴィッド・シャピロという人。今までに見たことあるのかないのか不明だけど、なんかいいなーと思った。近現代の日本の版画もなかなかよかった。あとはなんか見知った人やらよくわからない作品やらいろいろ。
ところで、ミュージアムショップで高階秀爾著「世紀末芸術」がちくま文庫から再発してるのを発見。
4480091580世紀末芸術 (ちくま学芸文庫 タ 6-4)
高階 秀爾
筑摩書房 2008-07-09

by G-Tools

以前、再版の話があるとは聞いてたけど、こんなに早いとは。大きな変更はなしで、細かい部分の表記の修正とかがある程度らしい。
これは自分が持ってる昔の新書サイズのやつと、古書店で見かけたハードカバーを知ってるけど、文庫にするとちっさー。こんなにコンパクトになっちゃうんだ。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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