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2008'11.02 (Sun)

関西のグラフィックデザイン

西宮大谷記念美術館で開催中の関西の「グラフィックデザイン展 1920~1940年代」に行ってきた。
大正から昭和初期(第二次世界大戦前)あたりのポスターやグラフィックデザインの数々。見てて楽しい展覧会だった。
最初は大阪の化粧品メーカーの宣伝ポスターから。クラブ石鹸とか歯磨とかクリームとかいろいろ。デザインももちろんかわいいんだけど、書いてある説明文が楽しすぎる。懸賞とかもあったんだなあ。化粧台が当たるとか。その会社が出していた文芸雑誌の表紙がフランスのファッションプレートの影響受けまくりだったところが面白かった。化粧小瓶とかパッケージもかわいかったな。
ここにあった今竹七郎の広告デザイン原画がおもしろかったんだけど、残念なことに図録には載ってなかった。この人いいわー。ランランポマードとかチックとか、一体なんなのかよくわからないものまであって(ポマードはわかるけど、チックって何?)その広告デザイン原画がよかった。横幅いっぱい使って上の方は空白で線はなるべく細く…とか指定されてるのを見るのって面白いよね。
大丸の広告もかわいかった。妙にクールなサンタさんとか。高島屋の広告とかデパートの広告が色々あったんだけど、人形の博覧会のポスターがかわいくなかった。
その次にお酒の広告が。月桂冠とか菊正宗とか白鶴、白鹿とかビールとか。美人画がたくさん。北野恒富だーとか、小村雪岱だーとか、ポートワインだーとか、この辺は割となじみがあるので見たことあるなーとか、似たようなのを見たことあるなーとか、そんな感じで楽しく見てた。
次にグリコ!ここが面白かった!懸賞の説明とかおまけの説明とか実際のおまけとか漫画とかが盛りだくさん。いちいち細かいところまで読んでクスクス笑ってました。グリコの懸賞って昔は洋服が当たったりしてたんだ。図録には載ってなくて残念なんだけど、豆文広告というやつが楽しかった。手書きでちょっとしたひとことと簡単なイラストが入った一寸(3.3センチ)四方の新聞広告なんだけど、書いてある文が面白くて。一番ツボだったのが「ソラニホシ チニグリコ」ってやつ。他にもグリコがあれば一人でお留守番できるねみたいなのとか、グリコの夢でも見てるんだろうかとか、遠足にグリコとか、潮干狩りでグリコを狩りたいとか、なんでもかんでもグリコに結びつける展開が面白すぎる。
その次が映画や舞台や観光の広告。宝塚歌劇とか西宮球場とか有馬温泉や京都とか甲子園、香露園、芦屋浜の海水浴場とか宝塚花火大会とか。こういうローカルネタは楽しいねえ。阪神、阪急のお膝元ですから。電車の広告もあったよ。
映画のポスターはキネマ文字っていうらしい独特のタイポグラフィーが素敵。はっきり言って何書いてあるのかとっさに読めないんだけど、あの文字を見ているだけで楽しくなるよね。あれって大阪で発明されたという説があるの?
松竹座ニュースというのが面白かった。キュビズムの影響受けまくりだろーなイラストがいっぱい。キュビズムって難しく考えると理論とか色々あるんだろうけど、こうやって意味なんか無視してデザインとして楽しむのもありよね。
各コーナーを見ていて思ったのは、第2次世界大戦が近づいてくると広告にも戦時色が強くなってくるんだなということ。やわらかい、明るい雰囲気から、堅苦しい重い雰囲気になってくる。
てな感じでもともと好きなタイプの展覧会だったのでたっぷり楽しめた。
当然のように図録を買ったんだけど、会期のもっと早いうちに行っておけば図録購入のおまけにポスターが貰えたのに!既に品切れでした。残念。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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