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2009'05.10 (Sun)

視覚の魔術 - だまし絵

所用で名古屋に出かけたついでに名古屋市美術館で開催中のだまし絵展に行ってきた。
ゴールデンウィーク中の陽気のいい午後に行ったせいか、めちゃ混み。チケット売り場に行列が。それでも入場制限をかけるほどではなくて、中に入ったらそれなりに人は流れてた。チケットは割引サービスを諦めていいなら最寄のコンビニまで買いに行った方が早く入場できる。ということで私はそうした。
ひとくちに「だまし絵」といっても色んなパターンがあって、絵の中に絵があるみたいなものでもだまし絵になるんだね。キャンバスの上に額縁が描いてあって、その中から飛び出したように描かれている人物とか。壁に飾ったものを描いている絵とか、それをさらに壁に飾ることでそこに仮想的な空間が生まれるというのか(表現力が乏しくてすいません)。普通に立体的に書いてるだけといえばそれまでなんだけど、単に遠近法を駆使してリアルに描いてるだけじゃなくて、壁にかけられることで初めて「そうか!」と納得できるんだなーと、特に前半の展示作品についてはそう思うものが多かった。
アルチンボルドもだまし絵なんだなー。あの絵を再現した立体模型(本物の果物を使ってたのかどうかまでは確認してない)が期間限定で展示されてたらしい。私が行ったときは既に展示終了していて写真だけがあった。あと、見る角度によって2種類の絵が見えるやつ、あんな昔からあったんだー。今でもそういうグッズってたまに売ってるけど、実は原始的な手法だったのね。
横長の絵で、横から見たらちゃんとした絵に見えるという絵があったけど、あんまりよくわからなかった…。筒型の鏡に映すときちんとした絵に見えるやつはわかった。あれってどうやって描くんだろうと思ってたら、なるほど、ああすればいいのか…。意外と単純なのね。
日本のだまし絵としては影絵が楽しかった。あれって考えるの楽しいだろうなー。掛け軸の表装が絵になってるのは、そういうだまし方もあるのかと面白かった。猫が集まって猫になってるやつも好き。
シュルレアリスム絵画もだまし絵なのか…。ダリとかマグリットとか。ダブルイメージとか、リアルなようでありえない情景とか、気が付いたときにはっとする。そこが楽しい。
エッシャーのところは人がたかってて近寄って見るのには時間がかかりそうだったので遠くから眺めて終わり。エッシャー展は昔じっくり見たことがあるからいいかーと。
誰のなんて絵か忘れたけど、立体になってるのが面白かった。絵の前を行ったり来たりするときもちわるー。
最後の方には現代美術なだまし絵も。杉本博司の蝋人形写真もあったよ。ミニチュア模型を撮影した写真のように見える実物写真とか、壁にめり込んでる作品とか、立体感がなくなっちゃう作品とか、写真のようで写真でない絵とか、だまし方も時代とともに移り変わっていくのね。
あとで気づいたんだけど、これって神戸でもやるんじゃん。兵庫県立美術館で。
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