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2009'11.17 (Tue)

手で見る造形

兵庫県立美術館のコレクション展(常設展示)を見てきた。今やってるのは新収蔵品紹介と小企画。いつもの小磯良平、金山平三もあるよ。
現在企画展示はやってなくて(神戸ビエンナーレはやってるけど)常設展示だけを見てきた。ここは常設展示室がかなり広いので、企画展示と一緒に見るとなかなか大変。企画展示とは別料金なので昔は敬遠してたんだけど興味の幅が広がってきてからは積極的に見るようにしてる。だって楽しいんだもん。
今回は毎年恒例の「手で見る造形」をやってた。私はこれで3回目かな?一昨年が初めての体験で楽しくて、去年もやってたから面白がって参加して、毎年やってるんだーということを知って、今年も行くぞーと思ってた。前回ここに来たのは日本の表現主義のときだったけどそのときはまだ始まってなくて、次の機会に…と思ってたら終了間近になってしまった。だまし絵展と一緒に…とも思ってたけど混雑してるという噂を聞いて結局行かなかったからなあ。(既に名古屋で見てるし)
たまたま行った日が関西美術の日とかで無料開放日になっててラッキー。神戸ビエンナーレは会場が幾つかに分かれててチケットは共通で、兵庫県美以外の会場まで行く気力がなかったから断念。おもしろそうかなーとは思ったんだけど、この会場のだけ見て他に行けないともったいないかなーと思って(貧乏性)。
とりあえずは新収蔵品を中心とした展示をつらつらと眺めた。横尾忠則のポスターが10枚くらい並んでたのが楽しかった。粟津潔のポスターも面白かった。
「コレイガイノスベテ」というのは空間ありきの作品だろうなー。一回こっきりのネタだとは思うけど(繰り返しは使えない)なるほどねーという感じ。
県立美術館だから県ゆかりの作家が多くて、関西圏の美術館にちょくちょく足を運んでるとだんだんこの人知ってる!って感じで愛着がわいてくるね。
各コーナーごとにテーマはあるんだけど、今回は時代別に並んでたのかな?現代に近くなるとなんだかよくわからない作品も出てくるわけですが…。こういうのってある程度その作家とか周辺事情に馴染んでくると楽しめたりするんだけど、まったく事情がわからなくて突然ぽんと目の前に出されてもよくわかんないことが多い。わかったら楽しめることもあるし今はただそういうものがあると認識するだけで今後のためになるかもしれないと思っておく。
2階の展示室は1階よりも少し古い時代が集めてあった?小磯と金山の部屋はいつもの通りで、もうひとつの展示室には藤島武二の絵があったけどちっこい。日本画で須磨とか明石のあたりの海の風景があって、私がこの辺で生まれ育ってたらもっと親近感を抱けるんだろうなあと思いつつ見てた。
絵画作品は毎回色んなものが見れて楽しいんだけど彫刻はそれほど数がないのかな。いつも置いてあるものが同じような…。展示替えするのが大変なのかもしれないけど。いつ見てもプランクーシのアレはどうやって静止しているのか謎だ…。支柱でも入ってんのかな。立体作品は好きだけど、普通の彫刻(人物彫刻の典型的なイメージのものとでも言ったらいいのか)ってまだよくわからない部分が多い。少女の像とか、どの辺をどう楽しめばいいのか…。糸を張ったやつとか抽象的なやつとかオブジェっぽいのは面白いと思うこともあるんだけどな。
さて、今回のお目当て小企画「美術の中のかたち-手で見る造形-」藤本由紀夫 shadow -exhibition obscura-コーナーは分けて感想を書いてみよう。
入り口のところに書いてあった文章を見てダイアログインザダークを思い出した。あのアトラクションは実際に体験したことはないんだけど面白そうだよなあ。
ちょっと暗めの空間に展示物がぽつぽつと。ひとつはガラス(アクリル?)板にオルゴールがたくさん貼り付けてある作品。ねじを回して楽しみます。オルゴールの中身がむき出し状態なので音は小さいんだけど(箱がないと共鳴しない)それは意図してのことなのかな?それぞれ違う曲が鳴るようになってるみたいで、耳を近づけて何の曲が鳴るのかな~と確かめてみたり、同時にたくさんの曲を鳴らすと何の曲が鳴ってるかわかんないなーと思ったり、その状態で特定の1曲に意識を向けてみたり、単純にねじを回すのが楽しかったり。透明な板にオルゴールがはめこまれてて、ねじと音が出る部分は板のむこうとこっちに分かれてて、ねじを回してもそのオルゴールの音が出る方向はガラスの向こう側にあるからよく聞こえなかったり、目の前のオルゴールの音を聴いてみたくても自分ではねじを回せなかったり。これひとつで色んなことに気づけるんだなーと思いながら遊んでました。
その次は彫刻が3つほど。ロダンだよね?手の形と人の形。よく彫刻はマッスがどうのって聞くけど実際に触ってみるとなんとなく実感できる気がする。小企画コーナーは照明が薄暗いこともあって細部がよく見えないんだけど、その分を触覚で補うという意図もあるのかな?べたべた触りまくってきました。
それから、部屋の隅っこに謎のオブジェが。ひとつはローラーみたいななにか。白い筒状のもので表面はゴムかビニールっぽい?これは触れないようになってたんだけどたぶん回転してたような…。もうひとつLED(7セグ)で文字が表示されたものもあった。あれは一体なんだったんだろう…。
あと、版画に裏からライトを当てて展示してた。ちゃんとそういう展示に合うような絵を選んでいるようで面白かった。行灯みたいできれいだったなー。
このコーナーの出口付近の角にはながーい筒が2本と椅子が。これ、たしか東京の現代美術館かどこかで見たような…。耳に当てると不思議な音がするんだよねー。あれって周囲の音を拾ってるんだろうか?共鳴してるんだと思うけど、場所が違うと聞こえ方も違うのか。今回は比較的静かだったかな。以前のほうが開けた空間で音が響きそうな周囲環境だった。
そして、次の展示コーナーへ向かう通路の両脇には時計のようなものがずらりと。時刻表示はないんだけど針がちくたく動いてる。それぞれの音は小さいんだけどたくさんあると結構な迫力だ。
そういえば小企画コーナーの手前に肖像画みたいなのがあって、なんだろ?と思ってたら、後でパンフを見たらデュシャンの作品だった。影絵みたいなやつ。これもやっぱり意味があったのかな?
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