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2010'08.23 (Mon)

ジミー・ウェッブ再訪~Jimmy Webb Revisited

ジミー・ウェッブの新作を買いました。
B003H093SKJust Across the River
Jimmy Webb
Koch Records 2010-06-29

by G-Tools

私はウェッブのファンだから豪華ゲスト目当てというわけではなかったけど、ゲストの名前を見たら好きな人が多かったのでゲストの歌いっぷりにも興味があったんだけど、聞いてみると意外やゲストはバックアップ程度の出っ張り具合で、ほぼメインはジミーさんのボーカルだった。
ウェッブの歌声という点では同じセルフカバー集だったTen Easy Piecesの方が好きだけど、今回はデュエットということで曲の解釈も少々変わっていたりして違う楽しみ方ができるところは面白い。なによりブックレットのコメントが楽しい。ぶっちゃけ歌よりも面白いかも(ひどいファンだ)。
ジミーさんはアルバムリリースに合わせて色んなところでインタビューを受けたらしく、記事になってるものがたくさん。当然のように英語なんだけど(日本語メディアでインタビューしたところあるんだろうか?あったら読みたいものだ)、面白くて読んでるうちにこのアルバムってバックストーリー込みで楽しむものかも…という気がしてきた。邪道かもしれないけどそういう入り込み方もあるよね。
解説を読んだ方が楽しめるので、日本語解説つきの国内盤がお勧めだけど、英語が読めるなら輸入盤でも十分かな。一応日本盤へのリンクも…。
B003NB99AAジャスト・アクロス・ザ・リヴァー
ジミー・ウェッブ ジミー・ウェッブ feat.J.D.サウザー ジミー・ウェッブ feat.リンダ・ロンシュタット ジミー・ウェッブ feat.ヴィンス・ギル ジミー・ウェッブ feat.ビリー・ジョエル ジミー・ウェッブ feat.ウィリー・ネルソン ジミー・ウェッブ feat.ルシンダ・ウィリアムス ジミー・ウェッブ feat.ジャクソン・ブラウン ジミー・ウェッブ feat.グレン・キャンベル ジミー・ウェッブ feat.マイケル・マクドナルド ジミー・ウェッブ feat.マーク・ノップラー
ビクターエンタテインメント 2010-07-28

by G-Tools

インタビューによると今作は自身のカントリーのルーツを意識したものになっているようで、発音も微妙にカントリー風になってるとか(意識してじっくり耳を傾けるとそんな気もする…かな?)。そして、最初からデュエットアルバムを考えていたわけではないとか、曲とゲストアーティストとの間には深い繋がりがあって意味のある選曲になっているとか(それぞれのアーティストとウェッブとの関係にも歴史がある)、興味深い内容が色々と。読んでからアルバムを聴きなおすと更に深みが増すので英語が苦にならない人は是非読みましょう。国内盤の解説(輸入盤にもついてくるウェッブ本人による英文ライナーの翻訳)でもある程度は説明されてるけど、より深く知りたいならぜひ!
ウェッブファンなら知ってることなのかも知れないけど、ウェッブは長いこと舞台恐怖症でシラフじゃ舞台に上がれなかったそうで。でも数年前にそれも克服して最近はライブも楽しめてるらしい。いいことだ。あと、昔はロックスターになりたいと思っていた、ビートルズやビーチボーイズみたいになりたい、エルトンやビリーみたいに歌いたいと思ってた、でも今はそんな風に思わない、有名プロデューサーを起用して大掛かりなレコーディングもしてきたけど、今はシンプルなのがいいと悟った(この辺はかなり適当な意訳)、みたいなことも。この「最近」がいつ頃からなのか謎なんだけど。それから、自分のアルバムは高価なデモトラックみたいなもので、それ自体はそれほど売れなくても業界人の間で話題になって誰か有名な歌手が取り上げてくれて結果的に曲が世間に広まる…的な自虐的なことを言ってたり。
私がジミー・ウェッブのことを知ったのはかれこれ3年前、2007年の夏のこと。経緯は以下参照。
http://ira.blog2.fc2.com/blog-entry-494.html
最初は喋りに好感を持ったというなんだか妙な出会いだったんだけど、今ではすっかりウェッブの曲のファンに。
私が持ってるウェッブのアルバムは古いものは「The Letters」のみ。あとは同じ頃の作品のダイジェスト版である「Archive & Live」を持ってるくらい。近作は「Ten Easy Pieces」と「Live and At Large」と「Cottonwood Farm」を持ってるくらいかな。
その程度でファンかよとコアなファンには怒られそうだけど、他に関連作品として、Art Garfunkelのアルバムを幾つか、リンダロンシュタット、カーリーサイモン、グレンキャンベル、リチャードハリス、5thディメンション、テルマヒューストン、スプリームス、マイケルファインスタイン、あとウェッブ曲集コンピを少々持っている。あ、ちょっと変則的なところで「Grateful」(John Bucchino)なんてアルバムもあったな。全部が全部ウェッブ目当てというわけでもないんだけどね。持ってるだけでろくに聴いてないのもあるし。
これをきっかけにしばらく聞いてなかったウェッブ曲集コンピを聞きなおしてるうちにジェニファー・ウォーンズやらジュディ・コリンズやらに興味が出てきて、また欲しいCDが増えてゆく…。

せっかくなので曲解説っぽいことをしてみる。CDブックレットに書いてある内容を更に膨らませたようなインタビューが幾つか出てたのでそれらを参考に。単に自分用の覚書にしたいだけ。英語記事を参考にしてるけど間違ってたらすいません。

【More・・・】

1. Oklahoma Nights - with Vince Gill
なんとなくウェッブといえばご当地ソング?みたいなイメージがあるのか。実際に地名が入った曲はそれほど多くないらしいけど、たまたまヒットした曲に地名が入ってることが多いらしい(http://www.popmatters.com/pm/feature/127653-by-the-time-jimmy-webb-got-to-nashville/P0)。ヴィンスギルとのエピソードはあまりインタビューに出てこないんだけどオクラホマ繋がりってことらしい(http://www.huffingtonpost.com/mike-ragogna/emhuffpost-video-premiere_b_640371.html)。
2. Wichita Lineman with Billy Joel & Jerry Douglas
私はビリージョエルのファン。でもビリーとウェッブとの繋がりは全く考えたこともなかったなあ。考えてみれば歳も近いし繋がりはあって然るべきか。
歌手としてのキャリア(成功度)は当然ビリーの方が上だけど、ソングライターとして先に成功したのはウェッブの方。ビリーはなかなか芽が出なかった時期にウェッブの活躍を遠くで見ていていつかああなりたいと思っていたんだとか。ウェッブにとってもビリーは尊敬すべきソングライターで親しい友人でもあるとか。そしてこのデュエットが実現したわけだ。面白いなあ。そういう過去があってこの曲を歌うビリーがいる、その事実が曲に違う意味を持たせる。(http://www.popmatters.com/pm/feature/127653-by-the-time-jimmy-webb-got-to-nashville/P1
3. If You See Me Getting Smaller - with Willie Nelson
ウィリーネルソンとウェッブといえばハイウェイマン。だけどここでのデュエットは全然別の曲。ウェイロン・ジェニングス(Waylon Jennings)へのトリビュート。ウェッブはウィリーのソングライターとしての才能を褒め称えてる。ピカソみたいなもの?(http://www.knoxville.com/news/2010/jun/27/songwriting-master-looks-back-over-career/
4. Galveston - with Lucinda Williams
そもそもこのアルバムはデュエット主体になる予定ではなかったらしいけど、この曲は是非ルシンダウィリアムスと歌いたかったらしい(http://thequietus.com/articles/04508-jimmy-webb-interview-just-across-the-river)。もとは男性視点の歌だけど、女性の視点も織り交ぜながら新たな解釈を生むことができた素敵なデュエットかと。ルシンダは昔からこの曲が好きだったらしい(http://www.huffingtonpost.com/mike-ragogna/emhuffpost-video-premiere_b_640371.html)。インタビューによって微妙に言い回しが違うんだけど、どっちが先なんだろう。ルシンダが歌ってるのを見てデュエットを思いついたのか、デュエットがしたくてルシンダに声を掛けたのか。ルシンダの方から歌わせてと言ったのか(http://www.birdlandmusic.com/?p=1759)。
5. P.F. Sloane - with Jackson Browne
ジャクソンブラウンは昔からこの曲がお気に入りでよく歌ってるらしい。この曲をやるのに彼を呼ばなかったら傷つくだろう(笑)ということでデュエットしたそうな(http://www.birdlandmusic.com/?p=1759)。P.F.スローンって人のことはよく知らないんだけど実在の人物で、もともとウェッブと近しい関係にあったみたいね。でもこの曲を作るに当たって何の相談もせずにリリースしちゃったもんだから関係がぎくしゃくしてしまい今でも疎遠らしい。ウェッブ本人も反省しているようだけど、いつか仲直りできるんだろうか(http://www.knoxville.com/news/2010/jun/27/songwriting-master-looks-back-over-career/)。
6. By The Time I Get To Phoenix - with Glen Campbell
ウェッブとグレンキャンベルは切っても切り離せない関係。でも今まで一緒に仕事をすることは山ほどあってもレコーディングで共演したことは一度もなかったんだとか。意外。たまたまこのアルバムの制作中にどこかのコンサートで一緒になって、せっかく一緒にいるんだからスタジオ入りしちゃえ!とプロデューサに提案されて実現したデュエットらしい(http://www.huffingtonpost.com/mike-ragogna/emhuffpost-video-premiere_b_640371.html)。ワンテイクだったのか(http://www.countryweekly.com/jimmy_webb_on_songwriting/news/4906)。このアルバムの主役はウェッブなんだけどウェッブ本人も認めるとおり、グレンの声が聞こえた瞬間に真打登場!と思ってしまう。さすが。
7. Cowboy Hall Of Fame
デュエットではないのでエピソードも特になし。
8. Where Words End - with Michael McDonald
これはアルバムの中では一番新しい曲。Johnny Riversに頼まれて作ったものらしい。彼の母親が亡くなったときにそのことをウェッブに語って聞かせてそれを元に作った曲なんだとか。そのあたりの詳しい話も語ってる(http://www.popmatters.com/pm/feature/127653-by-the-time-jimmy-webb-got-to-nashville/P1)。マイケルマクドナルドとは長年の知り合いなのかな?過去のウェッブのアルバムでもバックシンガーを務めてた。10代の頃から~ってのは本気なのか冗談なのか…(http://thequietus.com/articles/04508-jimmy-webb-interview-just-across-the-river)。おまけでジョニーさんのコメントがこのページの最後に。(http://www.popmatters.com/pm/feature/127653-by-the-time-jimmy-webb-got-to-nashville/P2
9. The Highwayman - with Mark Knopfler
ウェッブとマークノップラーとの出会いはTen Easy Piecesの頃なのね。いつか一緒に仕事しようと話していたけどなかなか実現せず、このたびようやく実現したらしい。(http://www.huffingtonpost.com/mike-ragogna/emhuffpost-video-premiere_b_640371.html)マークノップラーといえばビバリーヒルビリーズじゃなくてマネーフォーナッシング(このネタわかる人いるんだろうか…)しか知らないけど(ダイア・ストレーツだっけ)、そういえばチェットアトキンスに興味を持ったときにチェットさんと共演したアルバムを見かけたしカントリー寄りの人なんだろうか。
10. I Was Too Busy Loving You - with J.D. Souther
J.D.サウザーとのエピソードはなんとなく当て馬っぽいような(笑)当時サウザーの彼女だったのがリンダロンシュタットで、そこからウェッブとリンダの長い付き合いが始まったらしい。ところでこの曲いいね。
11. It Won't Bring Her Back
デュエットではないのでエピソードも特になし。
12. Do What You Gotta Do
この曲はウェッブがかなり若い頃作った曲らしい。(http://www.popmatters.com/pm/feature/127653-by-the-time-jimmy-webb-got-to-nashville/P0
13. All I Know - with Linda Ronstadt
リンダロンシュタットってリタイヤ宣言してたのか…知らなかった。ウェッブとリンダは旧知の仲で、リタイア宣言の直後くらいにプロデューサがリンダとのデュエットを勧めたけど、ウェッブはその状況で頼むのは…と躊躇して、結局ストレートに頼むのではなく曲を送ってみたらリンダの方から私にできることはあるのかしら?と言ってきてくれたらしい(超意訳)(http://www.popmatters.com/pm/feature/127653-by-the-time-jimmy-webb-got-to-nashville/P1)。その状況とこの曲がまたぴったり合うんだなあ。とっても綺麗で繊細なデュエット。vulnerabilityというキーワードがぴったり。この曲とは関係ないけどAdiosってリンダのアイデアも入ってるんだ(http://www.popentertainment.com/webb2010.htm)。

上で紹介した逸話以外にも気になった内容をメモがてらリンク紹介。(Jimmy Webbの公式Facebookで紹介されてたものがほとんど)
音声です。頑張って聞き取れ。
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=128544514
これも音声インタビュー。30分くらいある。
http://beta.wnyc.org/shows/lopate/2010/jul/01/jimmy-webb-performs-live/
テレビに出て歌いました。
http://www.cbs.com/late_night/late_show/video/?play=true&pid=16ePkW3MZzWCjFc3F2yazoOcEpYbF07q
おまけ。ちょっと古いけど楽しいインタビュー。
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=128696937
かなりおまけ。1h34mごろにウェッブに関する言及が少しだけ。
http://www.youtube.com/watch?v=OWUFS73S7DI
NY Timesの記事。へーと思うことが色々あったので。主にアルコール関係。Kenny Rankinだー。
http://www.nytimes.com/2010/07/18/arts/music/18webb.html
おまけ。5th Dimensionが語る。
http://www.popmatters.com/pm/post/127450-the-magic-garden-revisited-marilyn-mccoo-billy-davis-jr.-on-jimmy-we
ただのソングライターに存在価値はない。シンガーソングライターになるか何者でもなくなるか。
http://www.knoxville.com/news/2010/jun/27/songwriting-master-looks-back-over-career/
発音のこととか。テープカッティングの話も面白い。Judy Collinsと、Arif Mardinとの思い出とか。Glen Campbellとの出会いとか。
http://www.huffingtonpost.com/mike-ragogna/emhuffpost-video-premiere_b_640371.html
ちょっと不思議な雰囲気のインタビュー。今どきのソングライティングについてとか。The personal IS universal...これだ!それに続く内容も興味深い。今はジャンルの壁がありすぎる。
http://thequietus.com/articles/04508-jimmy-webb-interview-just-across-the-river
BillyとWebbといえばこんなのがあったっけ。すっかり忘れてた。
http://www.billyjoel.com/news/jimmy-webb-billy-joel-podcast-series
キャリアを振り返ってみたり。相対性理論?
http://www.popentertainment.com/webb2010.htm
ちょっと古いインタビュー。高価なデモ云々。
http://www.elsewhere.co.nz/absoluteelsewhere/382/jimmy-webb-interviewed-2005-the-songwriters-songwriter/
これはいつなのかよくわからないけどここでも高価なデモ云々。
http://www.uncut.co.uk/music/jimmy_webb/interviews/416
アルバムプロモ用映像みたい。グレンが歌ってる!
http://www.youtube.com/watch?v=jBb5p1aQ2jw&fmt=18
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