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2011'03.21 (Mon)

ミュシャの制作の秘密と日本のアールヌーヴォーと与謝野晶子

先週の日曜日は、堺市文化館と博物館をはしごしてミュシャ&アールヌーヴォーな展覧会3本立て+αを楽しんできた。
まずは、堺市文化館アルフォンス・ミュシャ館で開催していた企画展「アルフォンス・ミュシャ生誕150年記念 知られざる制作の秘密 展」。
ミュシャ館は通年、堺市が所蔵するミュシャ作品を展示している施設(堺市文化館)。意外と地元の人も知らないのか、知っててもいつもやってるからと後回しにしてるのか、いつも人が少ない。流石に今回は大々的に宣伝しているせいか、割と人はたくさん入ってました。(宣伝してるのは博物館の方。間違えてこっちに来ちゃった人も結構いるらしい)
展示はミュシャの絵画の製作過程を追った内容。パリに出てきて芽が出なくて苦労してた頃は道往く人をスケッチしていたという話が興味深かった。挿絵の仕事が入るようになってからは(記憶が曖昧なので間違ってたらすいません)同じチェコから出てきてる画家仲間と交互にモデルをしあってたとか。その後、ポスターで一躍人気者になってからはモデルに苦労することもなかったんだろうね。初期のスケッチ類が並んでた後に、成功した頃のものが並んでた。ジスモンダの舞台装置のスケッチが展示されてた。これは博物館の方で聞いた話と繋がってくるけどここでは書かない。
比較的初期の仕事としてロリユー社のカレンダーがあるんだけど、今までレンドルコレクションの画集(講談社から出てるやつ)で見たことはあったけどあまりきちんと見てなくて、そんなにいいとも思ってなかったんだけど、今回実物を見たらとっても綺麗で細かいところまで凝っててすごくいいなと思った。もっと印刷のいい状態で画集が出てくれないかなー。レンドルコレクションは出た時期が古いこともあるのかもしれないけど細かいところにちょい不満がある。
ミュシャは四季をテーマにした装飾パネルを幾つも作ってるけど、かなり早い段階から各季節に対するこれというプランを持っていたという話も興味深かった。四季をテーマにした連作という形態も自然を擬人化するアイデアもミュシャ以前から存在していたけど、その中でミュシャ独自の表現として、たとえば冬の例を説明していた。
ココリコの挿絵はいつ見ても可愛い…。これは幾つかバラバラに載ってる本はあるんだけど、まとめた形で掲載した本があったらいいのになー。
あとなんかいろいろあったけど細かいことまで覚えてないや…。そのうち何かのきっかけで思い出すかもだけど、ひとまずブログに残せるのはこんなもん。
メディアのブレスレットは博物館の方に出張中なんだけど、展示ケースはそのままで中に不在の札が置いてあって、なんとなく可笑しかった。
展示室内に休憩用の椅子があったのでちょっと座ったら、参考資料みたいなの(昔のパンフとか)が置いてあって、なんとなく手を伸ばしたら…堺市の所蔵品カタログが!えー、いつの間に作ったの?と思ったら、大きく「非売品」と書いてあった。中を読んだら没後150周年展に合わせて作ったって書いてある…。誰のためのカタログなんだろ?研究機関向けに頒布したとかかなあ。図版は一部のみ大きく載せていて、巻末に超ミニサイズで全図版を掲載していた。リストの部分だけでもコピーさせて欲しいなあ。全部で460点だったかな?
その後、せっかくなんで下のフロアにある与謝野晶子文芸館も覗いてみた。エレベータの前に昔の企画展のポスターが置いてあって、ご自由にどうぞとなっていた。武二の明星のイラストが使われたポスターがあったので貰ってきた。みだれ髪のがあったらそれでもよかったんだけどなかった。もしかして貰われる率が高くてなくなっちゃってたのかな。
そして、続けて同じ建物の中のギャラリーでやっている堺市所蔵美術作品展 日本のアール・ヌーヴォー 「―版画、ポスター、挿絵を中心に―」を鑑賞。思ったより展示数が多くて充実してた。堺市の所蔵品だけじゃなかった。
前回ミュシャ館に来たときに展示されてた海外のポスターが幾つか展示されてた。そこは軽く流して。
挿絵や本の装丁コーナーが楽しかったな。与謝野晶子絡みで文芸館の方に展示されてるのを見たことあるものもあったけど、ともかく見てると楽しい。
装丁は藤島武二、杉浦非水、長原止水、中澤弘光、橋口五葉、山本鼎など。「吾輩は猫である」がかわいかった。
武二の白馬会の広告画(が掲載された「明星」が展示されてた)もかわいかったなあ。ミュシャの影響とかぱくりとかいわれるけど、そんなん関係なしに楽しくて好きだ。
化粧品関連の展示もかわいかった。なんなんでしょうね、化粧小物の可愛らしさは100年前から変わらない。
高島屋から幾つかポスターが来てた。前にどこで見たか忘れたけど北野恒富の歯磨とか神坂雪佳の平安美人なポスターとか。恒富の美人画はいいよね。雪佳のは「監修」ってことになってるらしい。このデザイン、前に見たときはミュシャっぽい!と思っただけだったけど、解説に十二単で古風なのに女性の顔かたちは鼻筋が通って西洋風だと書かれていた。なるほど…。小磯良平の神戸みなと祭のポスターもあった。真ん中の人って小磯本人かなあ?
浅井忠の絵葉書もあったよ。絵葉書は武二の三光があったり。非水の図案絵葉書とかもあった。あと、誰とも知れない人のものとか。
ちょっと意外なところで恩地幸四郎とか萬鉄五郎とかもあった。版画。純粋(?)な版画作品は少なめだったかな。メインはポスター、挿絵、絵葉書ってところ。
幾つか油彩もあった。日本画もあった。鏑木清方、島成園の絵と与謝野晶子の歌が並んでるところはなかなか。あと、堺市ゆかりの作家なのかな?あまりよく知らない人の作品も並んでた。
盛りだくさんだったので漏れがあるかもだけど、ひとまずここの感想は終わり。
この時点で1時半を過ぎていて、博物館での講演会が2時からというのに間に合うのか不安に思いつつ、とりあえず百舌鳥へ急いだ。
つづく。
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