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2012'03.18 (Sun)

アンリ・ル・シダネル展~薔薇と静寂な風景~

美術館えきKYOTOで開催中の「アンリ・ル・シダネル展」に行ってきた。
シダネルを知ったのは、もう2年も前になるのか、「ベルギー近代絵画のあゆみ」という展覧会を見に行ったとき。(それ以前にもどこかで目にしている可能性はある。意識していないだけで。たぶんそんな作家や作品は多い。)たまたま帰省中に近くでやってたからという理由で寄ってみた展覧会で、当時の感想は微妙だったけど、今思うと面白い展覧会だったなと思う。
そこで見た「黄昏の白い庭」という作品が印象に残って、それ以来シダネルの名前を見ると反応するようになった。1年くらい前になるのかな?ひろしま美術館に行ったときにシダネルの絵を見つけて喜んでたっけ。
今回はシダネルの絵をまとめれ見られるチャンスということで、いそいそと出かけていったわけですが、シダネルについてはほとんど知らない状態で行って、結局何がわかったのかは微妙なところ。
初期から晩年まで、シダネルの人生を追った展覧会にはなってたんだけど、あまり踏み込んだ解説じゃなかったような。シダネルの絵も自己主張が激しいタイプじゃないし、穏やかで、控えめで、ふわっとしたイメージだけを抱いて終わってしまった感じ。展示の順序のせいもあるのかな?だいたい時代順だけど、ときどきテーマでまとめてたり、という構成で、時代の流れが断絶してしまってた部分もあって、章ごとの解説はそれなりに詳しかったけど、ちょっとぼやけてしまった気がする。(あくまで個人的な感想)
シダネルは印象派っぽくもあるけどちょっと違うのは、昼間の光ではなく、昼と夜の間、夜と昼の間の光を追求していたところだとか。昼と夜の間というのは黄昏時ってことかな。夜と昼の間というのはどういう意味?明け方の絵ってあったっけなあ。月明かりの下の絵がいくつかあったから、そのあたりを指すのだろうか。そんなところが世紀末的?私が惹かれたのはそういうところかも。昼の光、夜の闇、といったはっきりした区分じゃなくて、中間的なところに幻想を感じる(光と闇の対比も好きだけどね)。晩年になると筆致が粗くなる(点描の細かさが大きい)と書かれてて、確かにそうだったなあ。
今回は、ひろしま美術館の絵は来てたけど、ベルギーのあの絵はなかった。もう一度見れたらうれしかったんだけどな。
象徴主義系の絵がもっとあるなら見てみたかった、人物画も見たかった。女性が数人、輪になって踊ってる絵を見て、青木繁を思い出した。
気に入ったのは「階段」という絵。パステルと、リトグラフ(ドローイング?)の2種類。ベルギーのあの絵を思い出した。「月明かりの庭」という絵も綺麗だった。バラがいっぱい。
参考:http://twilog.org/muchaholic/date-120310
「薔薇」がキーワードなのか、京都展のメインビジュアルはひろしま美術館所蔵の薔薇の絵で、会場入り口にもベンチに薔薇(造花)がセッティングされてたりした。シダネルとは全然関係ない薔薇グッズもいっぱい売ってた。
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