2017年07月 / 06月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫08月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Edit |  --:-- |  スポンサー広告   このページの上へ

2013'05.26 (Sun)

開館50周年記念特別展 交差する表現 工芸/デザイン/総合芸術

終わった展覧会ですが、先日、京都国立近代美術館で「交差する表現」展を見てきた。
50年を振り返る展示として、特に工芸に的を絞った内容。ここのコレクションは工芸に限ったものではないけど、今回は工芸を中心に並べていた。京近美へは頻繁に足を運んでいて、その中でも自分の興味が工芸方面に寄ってるからか、見覚えのある作品が多かった。
友禅染(だっけ?リストには何染めかまで書いてない)の掛け軸。かなりの大判。原画は展示期間が終わっていて原画のコピーパネルが掛けてあったけど、あれは実物大なのだろうか?原画よりも大きく作ってるのだろうか。これってどういう用途で作られたんだろう。輸出用という話だけど、どこに飾るのか。いわゆる日本画の掛け軸じゃなくて、布に染めることの意味とか、その大きさにする意味とか。
悲母観音の本図と綴織が並んでいた。額縁も凄かった。前に見た記憶があるんだけど、何で見たんだっけ?と思ったらモダニズムの展覧会だった。あれは凄すぎて笑えてくるというか、意味不明だよなー。(貶してるわけじゃない)
平安神宮の図面が出てたけど、それも上記展覧会で見たな。図面に人が立ってる絵が書き込まれてるのがかわいい。
浅井忠がいろいろ。浅井忠の工芸方面の作品も馴染みがあるけど、これに関してはあちこちで見てるからこことは限らないかな。JOBもセットで展示されるのは定番化しつつあるな。東京の国立近美工芸館だっけ?そのときもあったし、他でも見たような…。昔見たのは三重県美の所蔵品だったと思うけど、今回は大阪市寄託のサントリーコレクションのやつだった。浅井忠周辺の人たちもいろいろ。
夢二もいろいろ出てた。川西英コレクション展で見たなあ。
上野伊三郎+リチ展で見たリチさんのデザインも並んでた。
小出楢重のガラス絵だ!これも「工芸」寄りのものとして扱われるのか…。
民藝方面の人たちの作品もいろいろ。まだ民藝運動が盛んになる前のものもあったかな?スリップウェア好きなんだけど、ちょっとだけあった。

結果的に見たことある展覧会の振り返りみたいな形になったのが可笑しかった。京都モダニズムとかリチさんのとか、さほど乗り気でもなく思いつきで行ったような展覧会もあるのに、こんな風にまとまるなんて。
不満はキャプション。工芸系の展覧会なのに素材や技法が書いてないなんて!版画とか木版か銅版かリトグラフかとか、そういうところも気になるのにー。図録は買わなかったけどそっちには詳しいのだろうか。

3階の出口の手前に、過去の展覧会ポスターが大集合。足元から天井までびっしり。壮観。
私が足繁く通うようになったのはここ10年くらいのことだし、そうはいっても京都は近くないので年に1~2回くらいしか来てないけど、あれは行ったなあ、行こうと思ってたけど行かなかったなあ、昔こんなのやってたのか、行きたかった!などなど、ポスターを見てるだけでも楽しい。年まで書いてないものもあって、いつのなんだろう?と思ったり。ふと、こういうポスターにもデザイナーがいるはず、と思ったり。50年分全部ではないのかな?残ってないのもあるかもだし、工芸を優先的に選んでたら入らなかったものもあるだろうし。

普段コレクション展示室となっている4階では、たぶん、京近美的にエポックメイキング的な展覧会で収蔵した作品類を展示してたのかな。(ちゃんと解説を読みましょう。)区画ごとに「○年・○○展」とあって、コレクションが並んでいた。焼物、織物、ガラス、ジュエリー、などなど。この辺はさすがに古くて行ったことのないものばかり。日々のコレクション展で見ているものもあったけど、こういう経緯で集まったのか、と知るのも楽しい。
天井から黒い網が垂れてた。これ、カリフォルニアデザイン展で見たな。名前が日系人っぽい。ニードルワークもいろいろ。織物とか刺繍とか。風景画みたいなのを刺繍で描いてたり。金と銀と白の糸で作ったオブジェというのかなんというのか、綺麗だったな。色んな方向から眺めてしまった。以前、チラシが綺麗でいいなーと思いつつ行かなかった人間国宝の人の織物も綺麗だった。繊維系はやっぱり楽しい。
いつもの常設展だと写真コーナーがあるのに今回はなかったのが寂しい。「工芸」の括りからは外れるからだろうか。
エントランスのスターバー再現は最後に見た。リチさんのデザインって展示室で見たときはそれほどいいと思わなかったんだけど(可愛いとは思うけどきゅんとくるほどではない)、グッズになるとやたら可愛くてびっくり。スターバーの内装も可愛かったし。色合いがビビッドだったからかな。テキスタイルデザインの原画とかは色あせてるのか、それとも元はあんなもんだけど現代向けに色を調整してるのか。どっちにしても可愛い。

開館50周年記念展ってことで特設サイトの開設に力が入ってる。展覧会の概要とか背景がじっくり再確認できるのがいいね。もちろん図録の情報量にはかなわないだろうけど、今回は買ってないので。
http://www.momak.go.jp/50th/history/history.html
http://www.momak.go.jp/50th/exhibition/exhibition.html
京都に国立美術館を誘致する際に、「工芸」に焦点を当てたいと主張したとかなんとか。普段からコレクション展を見てれば工芸に力を入れていることはよくわかるけど、開館前から明確に意思を持ってそうしてたんだなあ。ちょっと脱線するけど国立美術館は大阪にもあって、あっちは現代美術系な気がする。東京はよく知らない。
兵庫県立美術館が日本で2番目の公立の近代美術館だというのに対して云々言ってるのはライバル心なのだろうか(笑)と思ったり。
今回はあまり気にして見てこなかったけど、お向かいに平安神宮が建ってる(というかむしろ、平安神宮の向かいにこの美術館を建設した)ことにも意味があるんだなあと、今更ながらに気づいた。
さらに近所にある並河さんの七宝資料館も行かないとー。
(しかし、京近美にはよく来てるのに、お向かいの市美には滅多に行かないなー。ときどきよさげな展覧会はあるんだけど(主に日本画とかコレクション展とか)、近美に比べると引きが弱くて…。近くないけど文博の方もご無沙汰。)
売店で、ネットで見て気になってた本を発見したので購入。積読がまた増えた。
4784216413京都 伝統工芸の近代
並木 誠士
思文閣出版 2012-08-15

by G-Tools


次回展も楽しみ!でも前売り買い損ねた。チラシも探したつもりだけど見かけなかった。(もう始まってるよ~)
関連記事

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

Edit |  13:36 |  アート  |  TB(0)  |  CM(0)   このページの上へ

Comment

コメントを投稿する


管理者だけに表示

このページの上へ

Trackback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
アクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。