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2013'07.06 (Sat)

関西コレクションズ 美の響演@大阪国立国際美術館

溜まった感想を片づけ中。アップする順番がめちゃくちゃだけど、これに行ったのは6月の頭。
大阪市近美(準備室)、国立国際(大阪)、兵庫県美、京都国立近美、滋賀県近美、和歌山県美の計6館のコレクション持ち寄り展。20世紀の欧米美術の流れを追う内容。
一応6館とも行ったことあるし、常設展示を見たりしてなんとなくそれぞれの美術館の特色はわかってるつもり。だいたいにおいて地元作家の保存紹介+αな感じで、そのαの部分に欧米の美術も含まれていたりするんだけど、どこの美術館にしろそれを目当てに行ったことがないから、今回の企画も個人的に微妙ではあった。好き好んで行っといてなんですが。
セザンヌのアレがトップバッター。すいません、タイトル憶えてない。三角形の構図がどうたらいうやつ。セザンヌはいまだに凄さがよくわからない。影響を受けてる人が多いのはよくわかるんだけど。単に好き嫌いの問題だろうか。
展示室に入る前にも作品はあった。和歌山県美で普段はエントランスに掛けてあるでっかいお目目が来てた。和歌山へ行くのは版画目当てなので、あそこの欧米コレクションはなんとなくしか記憶にない。2回しか行ったことないけど。海外に渡った日本人画家とかの方が印象に残ってるな。
序盤ではマックス・エルンストが好きなので嬉しかった。
京都近美のマティスは目玉なんだろうけど、個人的にあまり興味が…。晩年の切り絵風の作品の方が好き。あそこも欧米ものを持ってるっちゃー持ってるけどコレクションのほんの一部だし、欧米の名品をコレクションすることが目的でやってるわけじゃないから、あまり印象に残っていない。
兵庫県美の彫刻が幾つか来てた。兵庫県美で20世紀の欧米美術ってぴんとこなかったんだけど、彫刻があったか。見慣れた子たちが違う会場にいるのは変な感じ。いつもの場所は今どうなってるんだろうと思ったり。
コーネルの箱は正面からしか見えないようになってたのが残念。あれは手にとって眺めたいよなあと見るたび思う。無理な注文なのはわかってるけど。
滋賀県美は確かアメリカ美術のコレクション持ってたよな。と思ったらやっぱりその辺が少々。ここへは1回しか行ったことないけど、こんなの持ってるんだーと意外に思った記憶が。
オピーはかわいいっちゃーかわいいんだけど、だから何?と思ってしまうひねくれた私。ご本人に他意はないんだけど(どんな人か全然知らないし、そもそもあの絵柄以外の作風や思想を知らないし)、以前マネジメントだかなんだかしてるらしい人が、どっかのローカルな会社のチラシみたいのに対して絵柄をぱくられた!とか憤慨してるのを見たのが原因だったりする。あの絵柄って真似しようと思えばいくらでもできるし、影響力の大きい会社ならまだしもどこぞのローカルなチラシに対して心が狭いなあと。そんなことで文句言うのは「絵柄」が売りだからなのか?イラストレーターならわかるけど。
チラシにも出てた片足が水面から出てる絵はかわいかった。
全体を見ると、確かに6館選りすぐりなんだろうけど、大阪率が高かったような。
自分は19世紀なら西洋美術も好きだけど、話が20世紀に及ぶとどちらかというと日本の美術だったり、純粋美術より工芸とか写真とか商業美術に気持ちが傾くので、各館のコレクションでもそっち系が見たかったなーというのが正直なところ。
日本の美術も欧米の動向に影響されてるだろうし、そういうのを知る上では見とくのは悪くない展覧会だけどね。
20世紀以降の美術って、小難しい思想やら主張やらがあったりして、それが楽しめる場合もあれば、だから何?と思ってしまったり、そもそも鑑賞者に不快感を与えるのが目的というか、考えさせるのが目的なのがあったりもするので、総覧的に並べられても鑑賞し辛かったり、ファーストインパクトはあっても2度目3度目になるともういいやってなるものもあったりする。リアルタイムで見たら衝撃だったり発見があったりしたのかも?でも今更…みたいなのもあるし。あとは好みの問題で、好きだったら何度見ても楽しめるけど、って感じになっちゃうのかな。
フォンタナのキャンバス切り裂き絵画なんかもインパクト勝負ではあるけど、あれは「場を作る作品」みたいなところがあるから、何度目かでもそれなりに楽しめる気はする。
20世紀以降の欧米美術でも、もう少しテーマを絞って突っ込んだ内容だったら違う感想だったかも。
数年前に開催された大阪コレクションズを思い出したけど、あのときは3館共同企画で3館でそれぞれ別の企画をやってたから、同じコレクションを元にしていても切り口が違って面白かった。
次にまた似たようなことやるなら別のテーマでお願いしたいな。

ショップには各館から一押し?の図録が置いてあった。特に今回の展示とは関係なさそう。和歌山からは田中恭吉の「ひそめるもの」が置いてあったよ!
4947666609田中恭吉 ひそめるもの
和歌山県立近代美術館
玲風書房 2012-09

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企画展の後に見たコレクション展が楽しかったな。井田照一おもしろかった。この人の回顧展が1~2年前にあったとき、行こうか悩んで結局行かなかったんだよなー。行けばよかった。泉茂もあった!菅野聖子もあった!こういう関西ゆかりの作家を集めた共同企画も見てみたいなあ。
版画をコレクションの核にしてるところは多いんだし、そんな企画だって楽しそうなのに。
そんな風に思うのは少数だろうから、今回みたいな企画になるんだとは思うけど、結局欧米かよ、と思ってしまって面白くないわけです。それに日本にあるコレクションだけで欧米美術をさらうのはどうしても限定的になってしまうし。中途半端というか…。
特集展示として「ピカソの版画と陶芸」「塩見允枝子とフルクサス」もやっていた。ピカソの陶芸は何年か前にも見たような…。フルクサスは難しいなー。ちょっと面白いなと思う部分もあったけど。こういうのも「美術」なのか。そういやナムジュンパイクの作品が、作品に使われてるモニターの調子が悪くて展示中止になってた。機械を使った作品ってそういうことがあるんだよなあ。造形作品とかでメンテナンス大変そうだったり長持ちしそうにないものって難しいよなあと思う。絵画にもそういう面はあるけど、それ以上に脆そうだったり劣化しそうな素材って結構あるもんな。

ピカソを展示してた関係で、ショップにこんな本が置かれてた。短いコラムを集めたもの。その中にポスターがどうのという話があったので買ってみた。開高健って何してた人なのか全然知らないんだけど、以前NHKアーカイブスか何かでむかしの番組を放送してるときにこの人が釣りをしながら色々語ってるようなのをやってて、ナレーターがカイコウさんカイコウさん言ってたのが妙に印象に残っている。
4122018137ピカソはほんまに天才か―文学・映画・絵画… (中公文庫)
開高 健
中央公論社 1991-06

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別の本屋で見かけたこの本、泉茂とか井田照一についての記述があって気になってるんだけど、ごっついんだよなあ。井田照一単独の本も見かけたけど入門編にはちょっと…な感じだったし、泉茂の本なんて見かけたことないし(生前に出した作品集だっけ?堺で見た回顧展で展示されてたけど、でかかったし今でも入手可能なのか謎)、ちょうどいい感じの資料本があったら欲しいな。
4902078104関西現代版画史 (美学叢書 7)
奥村 泰彦 木村 秀樹 清水 佐保子 中谷 至宏 三木 哲夫 本江 邦夫 関西現代版画史編集委員会
美学出版 2007-11

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おまけ。美術館に行く途中で見かけた看板。グタイピナコテカ跡!
2013-06-02_145242.jpg
こんなところにあったのか…。今まで何度も通ってる道なのに今回初めて気づいた。ホテル建設中でした。
グタイピナコテカは、当時、中之島再開発のために閉館、取り壊されたらしいけど、ここの工事が始まる前ってなにが建ってたっけ?
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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