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2013'07.29 (Mon)

菅井汲/松谷武判-print works

6月の話。
芦屋市立美術博物館で開催していた菅井汲/松谷武判展に行ってきた。行くまで気づいてなかったんだけど、版画がメインの展覧会だった。版画じゃない作品も少しだけ展示されてたけど。
菅井汲目当てだったけど意外と松谷武判が面白かった。
SWヘイターの工房で働いてたんだ。SWヘイターって人は以前、兵庫県美のコレクション展で見た。見たけどぴんとこなかったけど、きっと凄い人なのよね。まあともかく、ヘイターさんのところで銅版画をやってて、そこから独立してシルクスクリーンの工房を始めたとか。シルクスクリーンってところに時代を感じるなあ。
初期の作品でこれってまんま・・・では?(下ネタ)という作品もあったりして、もしかして、いやもしかしなくても、たぶん有名なアレもそうなのか?とか、色々思うことはあったわけですが。
鉛筆でひたすら画面を塗りこめるという作品が面白かった。壁だけじゃなくて床も使った作品も面白かった。
この展覧会の期間中に制作した作品も展示されていた。その現場を見てみたかった。
この人は一応「具体」にいた人だけど、その中では比較的若手で、いた期間も短かったらしい。だからなのか、具体の人よりはクールなイメージ。(具体はなんとなく暑苦しいイメージが・笑)
菅井汲はこの美術館のエントランスの吹き抜けの上方の壁に掛けてある作品が、ご本人からの寄贈品だったことを知った。へー。
絵画をユニット式にして好きに並べ替えして貰えるように、という思想が面白かった。
複製可能なことでオリジナルを消し去る、だっけ?解説の文章を忘れてしまって全然違うかもしれないけど、それに近いことを考えていたとか。
マルチプルって小難しい呼び名だけど、小さなクリスタルのオブジェもあった。オブジェというのも高尚な言い方だけど、何かの記念品みたいな置物的なもの、かわいかった。版画にしても限定部数発行とかじゃなくて幾らでも複製できて、それが人の生活を彩る、みたいなのが理想、とか言ってた。
この人がスピード狂だったという話は聞いたことあるけど、それが作品の発想に繋がってるという話が面白かった。
同じモチーフを使いまわしてるのは、2人に共通するところかな。全然作風は違うけど横尾忠則もそうだっけ。ふと思い出した。
以前、泉茂のときにも思ったけど、どこか作品を突き放して見るような感覚というのか、そういう気質とシルクスクリーンという技法がマッチするのか。長いキャリアの間には作風も変遷するし、考え方も変わるんだろうけど、なんとなく戦後世代(でいいのか?)のある時期には共通した何かを感じる。それを具体的には指摘できないんだけど。シルクスクリーンを好む人は、無機質性というのか、手の痕跡を消し去りたい欲というのか、そういうところがあるよなあと。

図書コーナーで展覧会とは全く関係ない本を読んできた。「グラフィックデザイン全史」というもの。分厚い本だし時間もそんなにないしでちょっとだけだけど、面白かった。ウジェーヌ・グラッセのこと、もっと知りたいなあ。(アマゾンのマケプレ価格がひどい…)
4473014827グラフィック・デザイン全史
フィリップ・B・メッグズ 藤田 治彦
淡交社 1996-09

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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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