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2013'10.12 (Sat)

挿絵と表紙絵からみる教科書の世界

お盆休みのちょっと前に、ふとした思い付きで、京都市学校歴史博物館というところへ行ってきた。
場所を大雑把にしか頭に入れずに行ったら迷った。道を一本間違えてて、行き過ぎてうろうろ…。
「挿絵」というキーワードに引っかかったんだけど、見終わってみると挿絵率は低かったような…。
「学校歴史博物館」なので、京都の学校(主に小学校?)の歴史を辿る常設展示室があって、それとは別に企画展示として、教科書の挿絵や表紙絵を紹介していた。
常設展示が案外面白くて、京都では全国的に小学校の制度が出来る前に小学校を始めてた(正確な表現じゃないかも)とか、またまたプライドの高い京都様だわ…と思ったり。(京都国立近美もそんなとこあるよね。別に嫌味ではなく感心している。)
さすが京都は違うぜと思ったのは、そんな小学校の出身者には名のある画家や工芸家がたくさんいて、母校に作品を寄贈しているということ。レプリカがあちこちに掲示されてたけど、あんな人、こんな人の作品が、小学校にあるなんて!いきなり魯山人の壷とかあるんだもんなあ。
常設展示のほうにも昔の教科書類が展示されていて、レプリカが手に取れるようになっていた。戦争の前後で墨で塗りつぶしたやつまであって、なかなかにヘビー。
京都だけなのか他の地方でもそうだったのか、小学校は区役所や警察、消防署などの役割も兼ねていたというのが面白かった。だから昔の小学校には緊急警報?用の鐘がついていたりする。ほとんどは残ってないらしいけど京都市内にひとつだけ残っているそうで、機会があったら探してみよう。
昔の学校は町民から寄付(強制?)を貰って運営してたそうで、かまどがひとつの単位として使われてたという話が面白かった。あと、学校のお金の出入りを記録した帳面で、糞尿を売って収入を得ていたという話が面白かった。どこでだったか最近そういう話を聞いたところだったので。(昔は人糞を肥料にしていたという話。)
昔のノートとして、紙だけじゃなくて黒板のちっちゃい版みたいなやつがあった。
古い話ばかりではなく比較的新しい内容もあった。給食の変遷についてとか。食品サンプルが展示されてた。こういうのって全国共通なのかなあ?私はアルミ食器→メラミンだったなあ。牛乳はビンからパックに変わった記憶が…。

企画展示では、教科書がいろいろと展示。
さるかに合戦が時代ごとに展示されてて、体は人間、頭の部分だけ動物になってる絵があった。前に絵本の展覧会で見たことがあったけど、シュールだよな…。それがある時期からはそういうスタイルじゃなくなるという説明があった。
教科書の歴史とは関係ないかもだけど、その背景とか気になるなー。
東郷青児や岩崎ちひろの絵が表紙の教科書もあった。
ドレミの歌がかわいかった。各音に対応するのは、どんぐり、レモン、みかん、歯、そらまめ、らっきょ、しいたけ、らしい。
常設展示じゃなくてこっちだったと思うけど、ランドセルが革じゃなくて竹の皮だっけな?そんな素材で出来たやつが展示されてた。(でも親の話とか聞くと戦後あたりの時代はまだランドセルは一般的じゃなかったっぽいけど…)

企画展示目当てのはずが、常設の方が盛りだくさんだったなあ。
建物も少し前まで小学校として使われてたものだから、卒業記念品が飾ってあったり、この学校自体の歴史の展示があったり、そういうのも楽しかったな。
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