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2013'10.13 (Sun)

兵庫と和歌山のコレクション

古い話をふたつ。
7月末に、兵庫県立美術館へ、コレクション展のみを見に行ってきた。
ミニ企画のひとつは大阪にあった現代美術画廊、信濃橋画廊のコレクションを一括寄贈されたお披露目。その画廊は2010年で閉廊したらしい。信濃橋と聞くと信濃橋洋画研究所を思い浮かべるんだけど、それとは全然違った。
現代美術には疎い自分ですが、以前から兵庫県美が持ってたコレクションで信濃橋画廊に展示されたものもあるという紹介があったりして、兵庫県美リピーター的にはとっつきやすい内容になっていた。
画廊の歴史を振り返るような感じで、特定の作家に偏らず色んな作品が並んでいたので、なかなか感想も書きにくいんだけど、現代美術(もう現代じゃないけど)に触れるいい機会になったかなーと思う。
新収蔵品の紹介として、泉茂と菅野聖子があった。元永定正もあったよ。泉茂は縁があってファンになったけど、この頃の作品はどう反応したらいいのか悩むなあ。システマティックな絵画制作というやつなのか。タイトルの付け方まで徹底的。
そして、毎年恒例の手で見る造形。毎年見てるわけじゃないけど過去に何度か見ている。前回はイマイチだったけど、今回は結構面白かった。
低めの温度で焼いたという壷がよかったな。ああいう複雑な構造は触りがいがある。
でっかい壷みたいなのがあったけど、触ってみたら軽い感触。張りぼてという表現は違うかもしれないけど、軽そうな素材だった。こういう触ってみて実感できるものがあるってのは面白い。

8月末には、和歌山県美のコレクション展を見てきた(コレクション展2013-夏と、瑛九:紙の上の仕事)。本当はコレクション展だけじゃなくて夏休み向けの企画展示も見たかったんだけど、暑かったり天気が悪かったりでずるずる先延ばしにしてるうちに会期末になってしまって、見れなかった。残念。
コレクション展だけでも十分なボリュームだったけどね。特にお目当てだった瑛九のミニ企画がよかった。
コレクション展は夏をイメージさせる作品がいろいろ。そういう中に田中恭吉や恩地孝四郎がしれっと入ってるのが嬉しい。川口軌外の大型作品もよかったな。
そういうテーマとは別に和歌山ゆかりの作家たちも。高井貞二が気になる。泉茂や瑛九の油彩画もあった。
瑛九のミニ企画は、フォトデッサン/ペーパーワーク、エッチング、リトグラフ、資料展示といったところ。ミニ冊子ももらえた。エッチングとかリトグラフはじっくり見てるといくら時間があっても足りない。
それにちなんでデモクラート美術家協会とかの瑛九周辺作家たちもいろいろと出ていた。一人当たりの点数は少ないけど、いろんな人の作品が見れて楽しかった。池田満寿夫の「月に吠える」にまた会えて嬉しかった。
最後に瑛九の版画研究の成果発表みたいなパネルがあった。これが結構面白かった。銅版画の原版を元に復刻版を摺ってみた、みたいな内容だったけど、オリジナルはニュアンスを出すために色々と工夫をしてるらしいことと、復刻版はあくまで線を忠実に再現することに主眼を置くからそういった味を排除してる、とか、版画も奥が深いなあと。
次のミニ企画が香山小鳥なんで、また来ないと!和歌山は遠いんだよ、本当に。でも、楽しそうな企画をやってくれるんだよなあ。今度は企画展示も逃さずに行きたい。
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