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2014'01.30 (Thu)

オディロン・ルドン 夢の起源

2013年10月初頭の話。岐阜県美術館で開催していたルドン展に行ってきた。
岐阜県美のルドンコレクション展は前にも見たことあるし、岐阜県美も何度か行ってるし、目新しいことはないのかな?と最初は思ってたけど、ボルドー美術館からもたくさん来てるらしいと知って、それなら…と行くことに。(他に近くに行く予定があったからというのもある。)
ルドンの影響源として、ブレスダンは有名だけど、今回は他に植物学者クラヴォーの植物画もあったり。
ブレスダンの絵も何度か見てるわけですが、善きサマリア人(かな?)がなんだか大きく感じて、よく見るとボルドー美術館所蔵となっていた。(いつも見てるのは岐阜県美のコレクション。)サイズ違いの版があるってことなのかな?
ロビー(ホール?)のワークショップコーナーに拡大パネルがあって、さらに細かく見ることもできて面白かった。
ルドンの絵は同じようなモチーフを繰り返し利用することがあって、今回もアポロンの絵が何枚か並んでて面白かった。
ルドンへの影響源ということで、当時の時代背景の説明もあって、なるほどと感心した。
ひとつは植物学で、これはアールヌーヴォーにもちょっと関連するよね。作品としての現れ方には随分と違うものがあるけれど…。ミュシャ的なパターン化された装飾もあるし、ガレ的な自然の表現もある。アーツアンドクラフツも植物と密接に関わってる。学術的な植物画も好きだし、ルドンみたいに幻想方向に突き抜けるのも面白いし、装飾として花開くのも楽しい。関心の持ち方は人それぞれなのかもしれないけど、自然科学や科学技術の発展という共通する背景があるんだとしたら面白い。
もうひとつ、世紀末には深海ブームがあったらしい。その解説を読んで、ルドンに捧げる仏陀の絵を思い出した。(常設展示室にあった。)仏陀といえば京都近美のアレもあったなあ。
これは土田麦僊旧蔵品で、もうひとつ、大原美術館所蔵の作品もほぼリアルタイムで日本に入ってきたルドン作品だとかで、それを一緒に見ることができるのは不思議な感じ。
深海ネタに戻ると、直接の関連は不明だけど、青木繁のわだつみのいろこの宮とか、レーピンのサトコとか、海中の図が思い浮かんだ。アールヌーヴォーは海とか水のモチーフも多いし、何か関連あるのかな?
ちなみにルドンと深海の関係は、海中の風景というよりは、海中生物の方に重点が置かれてたのかな?
それに対する賛美であれ、反動であれ、同時代の美術に影響を与えていたのかもしれないということを知ると、他の同時代の作家の絵に対しても見る目が変わったり、視野が広がるのが楽しいな。
と、ルドンの感想が少なめなことの言い訳をしてみたり。
ルドンの兄弟も画家だったり音楽家だったりしたということで、楽譜が展示されてたり演奏が流れてたり。絵は前にも見たことあったっけなあ?音楽は初めて。
ルドンの故郷としてペイルルバードという名前は何度も目にしてたけど、ボルドーという意識は全然なかった。生まれはボルドーで育ちはペイルルバードってことなのね。

コレクション展も見てきた。山本芳翠たくさん見れた。ルドンもあった。
ルドンの屏風(衝立っぽいやつ)も展示されてた。たしか象徴派展のときにも見たなあ。あのときはガラスケースの中だったけど今回は生身でどーん。大胆な…。
最後の方が地元の工芸コーナーになってて郡上紬と紋紗が面白かった。
郡上紬については又聞きだけど、身内の知り合いに郡上出身の人がいて、その人によると、おろしたては生地が硬いのでしばらくは寝巻きとして着用して、なじんできたら訪問着にしてたとかなんとか。
紋紗はあれが織って出した模様だなんて思えないくらいすごかった。何をどうしたらああなるんだ…。作家の土屋順紀という人はまだ50代なのに人間国宝になってるし、よっぽど凄い人なんだなあ。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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